Dr.遠藤のピジョンセミナー



  7.シーズン・オフのメンテナンスとその方法  今春作出された若鳩の舎外
   
  若鳩も鳩舎になれ、舎外して楽しみな時期だと思う。 この時期に大切な事は、餌をたっぷりと
 
  食べさせて十分な発育を促す事である。
 
 
  運動は基礎体力をつけるための程度なので強制舎外などは絶対にしない事である。
 
  梅雨の季節は日照時間も短く、鳩舎内もカビが発生しやすいので、通風、除湿、清掃を心掛けないと、
 
  若鳩は自然現象から受けるストレスによって簡単に病気等に感染しやすく、せっかくの期待の持てる
 
  素質のある若鳩を駄目にしてしまう事になる。
 
  この時期の管理が秋季の成績を決定する大きなポイントである。
 
  ヨードチンキ、重クロム酸カリなどの体内消毒薬を用いて感染から守ってやる事が大切である。
 
 
  選手鳩、若鳩を問わず、あまり極端な管理の変更、飼料・副食物の変更は得策でないので、変更を
 
  する場合が徐々に変える様にする事が重要である。
 
  新鮮な水、太陽の光、きれいな空気、バランスのとれた飼料、体内を円滑に動かす為の補助的飼料を
 
  十分に与えて、充実した若鳩、選手鳩を作って欲しい。

 
                                           
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