H25.11.9 能郷白山

奥美濃の名峰「能郷白山」に登ってきた。今回は、山の会メンバーのYさんのリクエストではあるが、私にとっては、2年前K君と行ったが、体調不良で引き返した山で、リベンジとなった。前回能郷登山口から登っていったが、今回は岐阜県と福井県の県境、温見峠からの登山口を選択。

メンバーは、Yさん(東京)、Hさん(兵庫)、K君、私で4人の山行だ。YさんとHさんは、大学時代の山岳部仲間、HさんとK君は高校時代の山岳部仲間という繋がりで、今回の山行が決まった次第。ちなみにYさんは百名山はすべて登頂していて、二百名山、三百名山の登頂を目指している。

Yさんは東から、Hさんは西からの新幹線で、名古屋駅に集合。4人そろって8時20分出発。東海北陸道・東海環状自動車関広見インター経由国道157号を福井県に向かって走る。ここの国道、別名酷道といわれていて、主要道(?)ではあるが、林道のような国道で、狭くて危ない道として有名だ。

11時過ぎ県境の温見峠到着。登山口は少し広くなっていて、20台程度の車が駐車していた。11時15分登山口を出発。頂上まで、コースタイム2時間、標高差約600mと、いつもと比べるとちょっと楽勝。


温見峠

 
 
温見峠登山口

とはいっても、登り始めてすぐに急登か待ち受けている。1時間ほど我慢の登りを終えると、等高線は広くなって緩やかになる。高度を上げるに従って、頂付近を白く冠った白山の姿が現れてきた。北アルプスの山々も遠望できた。



登山道から白山遠望


能郷谷

頂上到着12時50分。山頂には一等三角点があるが頂上標識がない。めずらしい山だ。能郷白山を登っているのだから、わからないわけないでしょう。ということで、立ててないのか、だれかが持っていったのかしれないが(それはない)、ちょっと記念写真にほしいところだけどね。白山に遠慮して控え目な山だ。

 
頂上三角点

 
頂上お社(熊野白山権現社)

 
頂上付近

 
頂上で昼食をとり、13時50分下山開始。登ってきた登山道を下る。登山口到着15時05分。下山時間1時間15分。本日の宿、「国民宿舎パークホテル九頭竜」に向かった。

石川県生まれ、旧制福井中学に通った深田久弥氏は、ふるさとの山から一つだけ日本百名山を選びたかったようで、「荒島岳」の項で、『選ぶとしたら「能郷白山」か「荒島岳」か。』と書いている。少しだけの差で、荒島岳に軍配が上がったようであるが、能郷白山も負けないだけの気品はあると思う。

追記
翌日、近くの「鷲ケ岳」(三百名山)を予定していたが、雨のため断念。郡上八幡の観光に変更。これはこれで、雨が降らなければ行けないところで、これまた楽し。
 
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