H25.10.5〜10.6 雨飾山

山の会の仲間8人で、長野県と新潟県の県境にある「雨飾山(1963m)」に登ってきた。地元の人以外で「雨飾山」を知っている人は、相当な山好きの人だろう。山の名前の由来は、山頂に祭壇を祭り、雨乞い祈願したことだそうだ。なんとも美しい名前だ。10月だというのに、真夏日を記録するこの暑さの中、なかなか手ごたえのある山だった。 

今回は、山の会のメンバー東京組5人、名古屋組3人で白馬に集合。登山の楽しみともう一つ、前日にキャンプ場でバーベキューを楽しもうという計画だ。

10/5(土) 1日目

東京組は長野新幹線で長野へ、名古屋組は特急しなので松本へ入り、それぞれレンタカーで白馬のスーパーマーケットに集合。バーベキューの食材等の買い出しのためだ。

買い出しを終えて、「雨飾高原キャンプ場」に向かった。白馬から40分程度でキャンプ場に到着。このキャンプ場、雨飾山の登山口となっていて、登山者用のキャンプサイトとオートキャンプのサイトを併設していて、設備も整っている。今回は、バーベキューを楽しむために、オートキャンプサイトを予約していた。

到着後、受付を済ませて、早速レンタルの5人用テントと、会長Sさんと私のテントを設営。設営後、夕食までの時間、近くの景勝スポット「鎌池」を散策した。紅葉には少し早かったが、静かな湖畔を1周してみた。ブナに囲まれた神秘的な池だ。

 
テントを設営

 
鎌池

さて、16時頃からバーベキューの準備に取りかかったが、本日はこれだけではない。コック長SNちゃんの作る回鍋肉がある。SNちゃんの料理の腕前は相当なものだ。隠し味にSNちゃんの住む岡崎の八丁味噌を使った回鍋肉は、天下一品。美味しくいただいた。


BBQの食材

 
めっちゃ美味い回鍋肉

バーベキュー、回鍋肉、飯盒ごはん、具だくさん焼きそば、炭火であぶったかつおのたたき、特製サラダ。キャンプでこれほどの豪華な食事は、どこにも負けないだろう。満腹御礼でテントの床についた。



10/6(日) 2日目

5時30分起床。各自持参の朝食をとって、6時25分、雨飾山頂上を目指して出発だ。天気予報では、「曇り」だったが、予報が良い方に外れて、晴れてきた。

登山口から15分程は、小さな沢沿いの湿地帯を歩くが、その湿地帯を終わると、かなりの急登となっている。天気は良いが、気温も高い。10月とは思えない気温でかなりの汗をかく。標高1500m付近から「荒菅沢」に向かって100mほど下っている。

荒菅沢で一休み。真っ青な空をバックに、切り立つ雨飾山を見上げる。さて、ここからまた、笹平まで急登の連続だ。急登と暑さと闘いながら、笹平には9時15分に到着。日本海が見えた。糸魚川方面から東に海岸線が確認できる。目指す山頂も見えてきた。

 
荒菅沢から雨飾山

 
笹平へ梯子を登る

頂上へは、最後の急登が待っている。笹平から約30分、9時45分に頂上到着。登山口から3時間20分だった。あいにく到着直前からガスが出てきて、西側白馬方面は、全く眺望はない。東側焼山方面は時折、ガスが薄くなって見え隠れする。雨飾山は本日雲で飾られていた。

 
笹平から頂上方面

 
頂上標識

約30分頂上付近で昼食タイムとして休憩し、10時15分下山開始。登ってきた登山道を下っていく。キャンプ場登山口へは、13時ちょうどに到着した。

 
頂上から妙義山方面

 
頂上付近から荒菅沢を見下ろす

今回の山旅は、キャンプでバーベキューを楽しみ、登山も楽しもう、という欲張りなプランだったが、会長Sさんの音頭で楽しい山旅ができた。登山には、みんなで楽しく登る登山、単独で登る登山、色々と趣向を変えてみると、それぞれの良さが比較できる。次から次へと日本国中「山ほどある山」を登る計画が尽きない。

 
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