H25.5.5 武奈ケ岳

 
ゴールデンウィーク後半、日帰りで「武奈ヶ岳」に登ってきた。今回は、滋賀県栗東に住むK君の知り合い(K君の実家が栗東で中学校の同窓)と3人での山行だ。武奈ヶ岳は、琵琶湖の西側を南北に走る「比良山系」の最高峰で、日本二百名山にもかぞえられている。琵琶湖を望む展望の良い山として人気がある。

始発電車で出かけた。上小田井駅からK君の車で、名神高速道路経由、栗東に住むK君の友人をピックアップして、登山口へ。ゴールデンウィークの高速道路、渋滞を覚悟していたが、スムーズに通行できて、正面谷(大山口)の登山口には8時過ぎに到着した。

8時20分登山開始。今日のコースは、大山口〜カモシカ台〜北比良峠〜武奈ヶ岳〜コヤマノ岳〜中峠〜金糞峠〜青ガレ〜大山口 の計画だ。駐車場から少し登ると正面谷とダケ道の分岐があり、ダケ道の方面へ。高度を上げていくと、やがてカモシカ台に到着。(9時15分) そこからさらに40分ほど登って、北比良峠に到着。(10時)

北比良峠は、かつてロープウェイがあった頃の山頂駅だったようだ。現在は広場となっている。武奈ヶ岳の頂上付近が見えてきた。そして、琵琶湖方面、ちょっと霞んで見えにくいが、琵琶湖も望むこともできる。


北比良峠から武奈ヶ岳


北比良峠から琵琶湖を望む

北比良峠からは50mほど下っていて、一帯は湿地帯となっている。(八雲ヶ原) 北比良峠から約1時間でコヤマノ分岐、さらに20分程度で山頂に到着。(12時25分) 登り始めて3時間だった。

コヤマノ岳分岐から武奈ヶ岳

 
武奈ヶ岳山頂

山頂には多くの人が登ってきていて、賑わっている。天気も良く、風もほとんどないので、展望がよい。霞んでいなければ、遠く白山や御嶽山まで見えるようであるが、ちよっと残念。お湯を沸かして食事にした。

 

武奈ヶ岳山頂から蓬莱山方面


武奈ヶ岳頂上付近

12時25分下山開始。下山は、金糞峠経由としている。金糞峠13時30分到着。安藤広重の近江八景「比良の暮雪」はここから描かれたものと紹介があった。標高870mあるが、安藤広重も、雪山をここまで登ってきている。同じ場所から写真を撮ってみた。

 

金糞峠から琵琶湖を覗く
(右、安藤広重の絵画と同じ場所)

 
安藤広重 近江八景「比良の暮雪」
(びわこ大津観光協会HPから)

金糞峠からの下山道は、かなり急坂だ。標高差を稼ぐことはできるが、注意して下る必要がある。最後の青ガレと呼ばれる、ゴロゴロしたガレ場はかなり歩きづらい。

青ガレ

 
14時40分登山口到着。下山時間2時間25分要したことになる。登りがいのある山だった。
下山後、日帰り温泉「比良とぴあ」に入浴して本日の山旅を終了。

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