寧比曽岳(H21.12.6)

西三河の最高峰、寧比曽岳(1,120.6m)に登ってきた。本日もK君の車に乗せてもらって行くことにして、7時30分名鉄上小田井駅に集合。登山口伊勢神峠までは、上小田井から東名阪自動車道、猿投グリーン道路を経由すれば、1時間ちょっとで到着する。

旧伊勢神トンネル付近の駐車スペースを見つけて登山開始。登山といっても、大多賀峠まではほとんど平坦な道である。歩き始めて10分程度のところに伊勢神峠がある。ここには、伊勢神宮遥拝所があり、手を合わせた。その昔、飯田方面からお伊勢参りをする人たちがこの峠を越えてきたそうだ。

今は休業している「いこいの村愛知」を横に見ながら、うっそうとした樹林帯を通り、しばらくすると約1時間程度で大多賀峠に到着した。ここが本当の登山口のようで、ここまで車で来て登る人が多いようだ。12月のこんな寒い日でマイナーな山(山に失礼だけど)なのに10台程度の車が駐車している。

二十数段の鉄階段から始まっている。そこを越えると岩場もなく、枯葉がじゅうたんになっていて歩くにはやさしい道だ。寧比曽岳までは、ほとんど樹林帯のため眺めはよくないし、本日は霧が晴れないため視界は悪かった。東海自然歩道の標識が随所に立っているため、道に迷うことなく約50分で頂上に到着した。(10時50分)


           大多賀峠登山口                        寧比曽岳頂上

まだ、霧が晴れない。先着したグループがストーブ(ガスボンベ)で食事をしていた。すき焼きかな、いやごった煮っぽかった。頂上の標識にハム無線のアンテナを立てて「CQ、CQ」とやっている人もいた。それぞれみんな山を楽しんでいる。山が好きなんだねぇ。

我々も食事をすることにした。本日K君が新兵器を持参。ストーブ(ガスボンベ)だ。隣のグループに負けていないぞ。重いのにポリタンクに水3ℓも担いできている。ご相伴に預かることとし、「カップラーメン」を食べ、「とん汁」でおにぎりをいただき、最後に温かい「コーヒー」をいただくことができた。東屋の温度計が3℃を指していた。寒い山の中で温かいものをいただけるのは至極幸せな気分である。

食事が終わった頃やっと霧が晴れてきた。西の方向に豊田近辺の山々が現れた。遠くに能郷白山と思われる峰がかすかに見られた。天候がよければ、北に恵那山・中央アルプス、東北に南アルプス、西は伊吹山まで見渡せるそうだ。


           頂上案内板                          頂上から北西方面

約1時間頂上に滞在して、12時頃下山開始。大多賀峠に40分程度で下山し、旧伊勢神トンネル付近の車へ到着したのは13時45分頃だった。

 

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