2023.9.2(土)〜9.5(火) 幌尻岳

 
日本百名山の中でも最難関の「幌尻岳」 に登ってきた。山自体もそうではあるが、アプローチが厳しい。5年前別ルート(額平川ルート)から登る予定でふもとの山荘まで行ったのだが、台風のため断念、3年前・2年前はコロナのため山小屋が使えず、昨年は林道が崩壊していて通行できなかった。今回は、4回目のリベンジだ。

2023.9.2(土) 1日目

朝5時30分に自宅を出発。新千歳空港行7:20発のフライトだ。ほぼ定刻通り9時過ぎ到着。東京から参加の人の便が遅れたが、10時30分ごろレンタカーで、本日の宿泊地イドンナップ山荘に向かった。途中、苫小牧のモンベル(山道具の店)とスーパーマーケットに立ち寄り、ガスや食料を調達。

新冠までは、高速道路と舗装道路だが、林道に入ると急に悪路となる。約38kmを時速15km〜25km、2時間程度かけて16時前に到着した。管理人のいない避難小屋だ。山荘周りには、エゾシカが多く、歓迎を受けた。

イドンナップ山荘

 

エゾシカ

2023.9.3(日) 2日目

本日は、一般車は通行できない林道を19km、2つ目の避難小屋「新冠ポロシリ山荘」まで歩くことにしている。天気も良く北海道とは思えない暑さだ。7:30イドンナップ山荘を出発。途中新冠ダムの展望地などがあるが、ひたすら歩く。
新冠ポロシリ山荘に到着したのは。13:25頃だった。約6時間の林道を歩いて、翌日の幌尻岳に備えて休養を取った。

 

新冠ダム

 

新冠ポロシリ山荘

2023.9.4(月) 3日目

いよいよ、3日目にして登頂の日を迎えた。朝4時起床。朝食を済ませて、5時過ぎ出発。このルートは、渡渉はほとんどないが、登頂に時間を要する。老人(私)と病み上がりの2人のメンバーだから時間がかかることを覚悟していた。ほぼ直登の登山道で、かなりの体力を消耗する。

天気は、昨日ほどよくないが、雨は降っていない。11時前、頂上に到着。最難関の幌尻岳、何回もリベンジを試みた幌尻岳、やっと頂上に立つことができた。3人で登頂の喜びをかみしめた。

陽希コース中間点

 

幌尻岳頂上


頂上にて

 

頂上記念碑

頂上付近は、ガスがでていて、視界はなかった。残念。記念撮影をして、行動食で昼食をとり、40分ほどの頂上を楽しんだ後下山。


頂上にいたホシガラス

 

登山道にシマリス

新冠ポロシリ山荘に戻ってきたのは、15:20だった。下りはコースタイムより早いペースだった。本日も新冠ポロシリ山荘に泊まる。

2023.9.5(火) 4日目

本日は、来た林道19kmを歩き、車の林道38kmの悪路を戻り、新千歳空港まで帰る予定としている。東京から来たOさんは本日帰宅。2人は翌日予備日をとっていた。
空港には、15:30頃到着。レンタカーを返却して、今回の山行を打ち上げた。久しぶりのビールがうまい。4日間電波の届かないエリアでの生活から日常に戻った。
 
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