緊急事態宣言が解除されたからといって、当然引続き気を付けなければならないが、一人でのウォーキングは迷惑を掛けることはほとんどないので1年ぶりに旧東海道を再開した。今回は江戸日本橋まで名古屋からの東行きを終わらせるつもりで出かけた。大磯宿から日本橋までの残り区間と都合で途中残っていた沼津〜三島間を歩いてきた。
2021.3.27(1日目)　沼津宿〜三島宿　&　大磯宿〜藤沢宿 朝一、6:20発の新幹線で出かけた。今回は、東方面を完了させることだ。まずは、都合で残っていた沼津〜三島間を歩くため、新幹線三島で下車。沼津に向かった。 8:30歩き始めた。駅から近いところに「川廓とおり」を歩く。往時を忍ばせる「玉砥石」や常夜灯などが残っている。
沼津宿川廓通り	玉砥石(沼津宿)
約6km歩き、三島宿に到着。靴があっていないのか、すでに足の皮がめくれて痛い。この先どうなるのか、思いやられる。三島駅から前回までに歩いている大磯へ電車で向かった。
常夜灯(沼津宿)	三島宿楽寿園
大磯駅には、11時30分頃到着したので、早速歩き始めた。この季節どこも桜が満開だ。松並木の中に桜が混じっていつもの光景とは違った色合いの写真が撮れるのがうれしい。
大磯駅	松並木と桜(大磯宿)
30分ほど歩くと、すぐに平塚宿にさしかかる。もう少し歩いて公園で昼食をとった。 江戸見附跡の標識があるが、宿場の入城門のような施設としてあったそうだ。江戸側が「江戸見附」、京都側が「上方見附」と説明されている。 平塚、茅ヶ崎と通過し、藤沢宿に到着したのは16時頃だった。今日はここまで。擦れた足が限界だった。
平塚宿道標	平塚宿の江戸見附跡
2021.3.28(2日目)　藤沢宿〜川崎宿 本日は、午後から天気が崩れるとの天気予報だったので、朝6時に出発した。日曜日の朝で静かな朝を気持ちよく歩いた。やはり松並木に桜が混じっている。いつもなら気が付かないのに、今だから目に入ってくる。
藤沢宿案内板	藤沢宿松並木と桜
藤沢宿を出発して2時間弱で戸塚宿に到着。この間はほぼ国道1号線を歩くので、見るところが すくなかったのが残念。 権太坂にさしかかった。かつて横浜に住んでいたころ、ジョギングのトレーニングコースで懐かしい。ここを越えると保土ヶ谷宿に入る。保土ヶ谷駅手前を北に折れると、旧道が残っている。東神奈川駅付近まで続いていた。
戸塚宿江戸方見附跡	保土ヶ谷宿案内板
保土ヶ谷宿から神奈川宿へ入るあたりから雨が降ってきた。それほど長くは続かなく、幸いにも、昼食で雨宿りしているうちに小降りになった。
神奈川宿の街並み	神奈川宿案内板
神奈川宿から川崎宿までも、ほぼ旧道が残されている。鶴見神社にもお参りした。鶴見川橋を越えるといよいよ本日の目的宿の川崎宿だ。鶴見川橋を渡ってしばらくすると、市場の一里塚がある。ここには桜の木が植えられていた。この時期よく目立つ。 川崎宿14時30分頃到着。本日はここまで。朝早く出発したので8時間以上歩いている。夕食は、電車で少し戻って銀行時代に一緒に仕事をしたYさんが横浜で営業しているお好みやさんで、美味しく頂いた。
鶴見川橋	市場一里塚(川崎宿)
2021.29(3日目)　川崎宿〜江戸日本橋 横浜のホテルを7時前に出発。川崎まで電車で行って、昨日の続きだ。本日はいよいよ日本橋を目指す。川崎宿を8時前に歩き始めた。ここからも旧街道を歩けるのがうれしい。 川崎宿を出発し、まもなく六郷橋にさしかかる。箱根駅伝でもよく耳にする橋だ。この橋を渡ればいよいよ東京都となる。江戸から出ていくときは、ここで江戸とお別れすることになる。
川崎宿交流館	六郷橋
品川宿にさしかかった。この辺りは、品川宿の街並みも旧街道として残っていて、随所に遺跡、史跡、神社仏閣も残っている。
六郷神社	鈴ヶ森刑場遺跡
品川宿に「品川寺」があった。初めて知った。弘法大師から続く、かなり歴史のあるお寺のようだ。今の品川の街と全く異なる旧街道は大発見。
品川寺	品川宿の街並み
ちょっとコースアウトして芝公園方面を歩いた。元勤務先の元本店前をとおり、増上寺に立ち寄ってみた。東京タワーと桜がインスタ映えする。 JRの線路をくぐると、懐かしの銀座だ。人のことはいえないが、コロナ禍大丈夫かなと思うほどの人が出ている。
東京タワーと桜	銀座4丁目
さらに京橋、ここにも元勤務先の本店があったが、建て替えしていて工事中だった。 ついに、日本橋到着。よく歩いたものだ。擦りむけた足の裏に感謝。13時20分だった。3日間で約80km歩いた。
日本橋到着	おつかれさまでした(足に対して)
とりあえず、名古屋の自宅から日本橋が徒歩でつながった。西は水口宿まで歩いているので、4月中には完歩したいと思う。
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