千畳敷(H21.1.1)



        ダイヤモンド富士

周りが徐々に明るくなってくる。
6時54分富士山頂上付近から最初の光が射し込んだ。
なんともいえない感動である。
あちらこちらからカメラのシャッター音がなっている。
どこかの団体が「万歳!万歳!」と声をあげている。

中央アルプス観光特別企画の限定予約に申込み、キャンセル待ちで連絡をもらったので参加してきた。前日12月31日午後から高速バスで駒ヶ根市まで行き、駒ヶ根駅前のホテルに泊まってこの日を待ったのだ。

一番心配したのは「天気」である。申し込みしても天気次第で中止になることもあるとの前置きで参加したのだ。日ごろの行いがいいのか?申し分のない天気だ。多少の雲はあるもののほとんど支障はなかった。

4時50分駒ヶ根駅前集合、5時出発でバスにて菅の台経由しらび平へ約50分。しらび平から千畳敷まではロープウェイで7分である。このロープウェイは日本一の標高差(950m)らしい。

ロープウェイを下りるとそこは銀世界である。氷点下15度程度だった。

頂上駅のホテルの外に出て、富士山のシルエットを見ながら待つこと20分程度だっただろうか、突然光が輝いた。最初の光だ。2009年の最初の光を富士山の向こうに拝むことができた。まさしくダイヤモンド富士である。頂上よりやや左に位置していたが、この位置もいいではないか。

約200〜300人の人が一斉にカメラのシャッターを押した。本当に素晴らしいの一言である。シャッターを押す手が冷気で痛くなった。

西側に出てみた。真っ白の木曽駒ケ岳の峰が迫っていた。駒ケ岳神社に手を合わせ、下山した。帰りも高速バスで約2時間30分程度。お昼過ぎには名古屋の自宅に帰ってきた。

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