今年の北海道は、昨年断念した「幌尻岳」の道路事情が悪いのでリベンジを来年以降として、利尻山を選んだ。せっかくの利尻島なので、隣の島「礼文島」もセットで観光も兼ねている。アクシデントもあり、あいにくの天候ではあったが、利尻山頂上を踏むことができたし、観光スポットはほとんど回ってきた。充実した北海道最北端の旅だった。 R1.8.22(木) 名古屋⇒利尻島 名古屋からの3人はセントレア発9:45、札幌経由利尻空港へ。の予定だったが、札幌へ到着すると、利尻行きは天候の影響で欠航であることを知らされた。なんと、出鼻をくじかれた気がしたが、稚内行の臨時便が出るという。やもを得ない、振替えてもらって稚内経由フェリーで利尻に入ることができた。 東京からのSさんは、もともと稚内からフェリーで利尻入りの予定だったので、フェリー乗り場で合流。一緒に宿(ペンション)からの送迎車に乗って、本日の行程を終了。ともあれ、利尻の宿に無事到着した。 R1.8.23(金) 利尻山往復 4時30分、やっと夜が明けるころ、ペンションの送迎で利尻山登山口へ。4時50分登山開始。すぐのところの東屋で朝食をとる。登山道は危険個所はなく、登りやすいとはいうものの、なにせ標高が低いところからのスタートだからそれなりの急登もある。利尻富士と言われる通りで、すそ野は傾斜も少ない。 |
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利尻山登山口 |
登山口付近 |
まだ、雨は降ってきていない。八合目までは眼下の展望もあった。鴛泊の町と日本海を見下ろすことができた。 |
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五合目 |
登山道からの展望 |
八合目長官山で休憩しているとき、心配していた雨が降ってきた。一時は登山道が小川と化して流れてくる。避難小屋で少し雨宿り。小降りになったので、再開。頂上を目指した。 |
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ここからが正念場(九合目) |
頂上方面はガス |
高山植物が豊富で、この季節もまだ多くの花が咲いていた。 |
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ヤマハハコ(?) |
イワギキョウ |
頂上到着9時55分。登山口から約5時間の登りだった。頂上にはお社が建ってある。展望がないので残念だ。天気が良ければ、四方の海が見えただろう。サハリン方面も見えるはずだ。寒いし、小雨も降っているので、10分ほどで下山することにした。 |
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トウゲブキ(?) |
頂上到着 |
登山口到着14時。下山時間約4時間。下山もけっこう長く感じた。宿泊していたペンションの送迎で、本日泊まる利尻島ファミリーキャンプ場に送ってもらった。キャンプ場近くの利尻温泉であったまった。 |
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R1.8.24(土) 予備日 利尻島観光 さて、本日は、予備日として1日設けていた。定期観光バスで島内を巡ることにしたが、午後からだ。スタートとなるフェリーふ頭までは路線バスで行き、定期観光バスの時間を待った。島内一周の定期観光バスは約2時間40分で巡ることができる。 オタトマリ沼、沓形岬などを巡って17時過ぎにフェリーふ頭に戻ってきた。本日は近くのペンションに宿泊。 |
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利尻島ファミリーキャンプ場 |
利尻島観光 オタトマリ沼 |
利尻島観光 沓形岬 |
利尻島ペシ岬展望台 |
R1.8.25(日) 利尻島⇒礼文島観光⇒稚内 本日は、礼文島観光。9時20分のフェリーで利尻島を後にして礼文島へ渡る。礼文島ではレンタカーを予約していた。レンタカー屋さんで、観光のポイントを教えてもらって、いざ出発。 澄海岬、礼文島最北端のスコトン岬、金田の岬と周る。スコトン岬で今回初のうに丼を食す。旨いものは旨い。 |
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洋上から礼文島 |
礼文島 澄海(すかい)岬 |
礼文島 スコトン岬 |
うに丼食べる |
香深方面へ帰ってきて、北のカナリアパーク(吉永小百合さん主演の映画のロケ地)へ。ここからの利尻島が素晴らしく、ロケ地に選ばれたようだが、本日は頂上方面がガスで隠れて残念。 桃岩、地蔵岩などの景勝地を巡って香深のフェリーふ頭に戻ってきた。約4時間程度だ。 |
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北のカナリアパーク |
北のカナリアパークから利尻島 |
礼文島 桃岩 |
礼文島 地蔵岩 |
R1.8.26(月) 稚内⇒札幌⇒名古屋 最終日、稚内のホテルから近くのレンタカーレンタカーを予約していた。稚内空港から札幌便は11時45分なので、午前中に日本最北端の地宗谷岬だけ見ていこうということだ。8時レンタカーで稚内を出発。40分ほどで宗谷岬到着。 大学時代一度自転車で訪れている。最北端の地の碑は45年前と変わっていなかった。懐かしく思い出す。そのほかに祈りの塔(大韓航空撃墜事件の慰霊)や間宮林蔵の立像が造られていた。 |
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日本最北端の地 宗谷岬 |
宗谷岬 祈りの塔 |
稚内空港から新千歳空港経由セントレアに帰ってきた。 冒頭にも書いたが、今回の北海道、天候には恵まれず、飛行機の欠航などのハプニングもあったが、利尻山の頂上も踏むことができたし、多くの観光スポットも巡ってきた。目的は達成できたので良しとしよう。かえって印象に残る山行と観光となった。 |
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