H30.10.29(日)〜10.29(月) 浅間山



8月下旬に噴火警戒レベルが2から1に下がったので、内側の外輪山「前掛山」まで登ることができるようになった。この機会、雪の降る前に登りたかったので、天候を見ながら行ってきた。浅間山は5、6年前に噴火しているが、今でも活発な火山活動をしている山で生きている山を体感した。山自体は男性的だが、姿は女性的で美しい。

H30.10.28(日)

名古屋から松本まで、朝一のしなの1号で出かけた。松本でレンタカーを借りて高峰高原へ。車のナビと標識を頼りに上田方面に行ったのだが、なんと美ヶ原へ行く道に入っていき、標高1800mを超える峠越えとなってしまった。他に上田方面への道はある。かなり時間をロスして高峰高原に12時過ぎに到着。

12時35分黒斑コース登山口から登って行った。表コースと中コースがあり、表コースを選択。登山口が標高1973mあるので、本日は標高差430mを登るだけだ。「トーミの頭」から浅間山の雄大で美しい姿が現れた。ここから「黒斑山」までは15分程度だ。14時5分頂上到着。約1時間30分の登りだった。

黒斑コース登山口

 
 
黒斑山頂上

それにしても、浅間山美しい。天気もいいので山が一段と映える。浅間山はここ外側の外輪山から見るのが、山全体を見渡せてでいい。

頂上でしばらく楽しみ、下山は中コースを選択。15時10分頃登山口に戻ってきた。本日は「浅間山荘キャンプ場」を予約している。高峰高原から車で30分ほど下ったところだ。(40数年前の「浅間山荘事件」の「浅間山荘」とは違う。)

キャンプ場の予約客は他にいなくて、おひとり様ボッチの貸し切りだった。日曜日でもあり、またこの寒さでは好きな人しか来ないよなあ、と。おひとり様ボッチのキャンプ場は今回2回目ではあるが、暗くなるにつれ、少し寂しくなった。早めに夕食をとって就寝。
 
黒斑山から浅間山

 
浅間山荘キャンプ場

H30.10.29(月)

7時浅間山荘登山口出発。30分ほど登ったところに一の鳥居があり、ここから不動滝コースと山側コースに分岐している。不動滝コースを選択。不動滝でちょっと一息。ここからすぐのところに二の鳥居があるが、崩壊していた。
 
 
浅間山荘登山口

 
不動滝

右に牙山(きっぱやま)を眺めながら急登の道を登ると、やがて火山館に到着。無人の休憩所となっている。ここまで1時間45分、すこしスタートが予定より遅かったので、やや早めに歩いた。さらに進むと「湯ノ平分岐」があり、昨日登った黒斑山方面、トーミの頭から下った道と合流。ここで腰を下ろしてしばらく休憩。
 
 
牙山(ぎっぱやま)

 
火山館

湯ノ平分岐からはしばらく樹林帯を歩くと、森林限界を超え、下界を眺めながらのほぼ直線のだらだらした登りとなる。最後の急登を登りきると外輪山の尾根に到着する。火口方面へは立入禁止の標識がある。外輪山を尾根伝いに20分登ると現在登ることのできる最高点の「前掛山」だ。

頂上付近は強風が吹き荒れていて、細身の小生飛ばされそうだ。気温も低く体感温度は氷点下。頂上に着いたときだけガスに覆われたが、強風にガスも吹き飛ばされてまた回復。
 
登山道から美しいスロープ

 
前掛山頂上

外輪山の尾根から北に田代湖・四阿山を確認できた。浅間山は2つの外輪山でできていることを歩いて体感することができる。尾根の右も左もカルデラになっている。

 
外輪山を歩く

 
頂上付近から四阿山

 
本峰火口方面(立入禁止)

 
黒斑山方面と外側のカルデラ

登山口に近いところは、紅葉も今がピークで楽しませてくれた。13時浅間山荘に到着。

 
下山途中の紅葉

 


冒頭にも記載したが、浅間山への山行は、噴火警戒レベルが下がるのを待っていた。また噴火する可能性もあり、「今でしょ」というわけで、今回単独で行ってきたが、ひとりもいいもんだ。自分の気の向くまま歩いて、気の向くまま休む。 楽しんできた。

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