H30.10.5(金)〜10.8(月) 白神岳・八甲田山

 
今年も山の会、秋の山行は東北だ。またしても台風の影響で予定していた3つのうちの1つである「岩木山」へは登れなかったが、6人の仲間と世界遺産「白神岳」と百名山「八甲田山」に登ってきた。名山には名湯あり。温泉と紅葉を楽しみ、雨の日メニューで弘前城を楽しんできた。

H30.10.5(金) 

名古屋を7時20分の新幹線で出かけた。東京乗り換え新青森までまた東北新幹線。やや遅れて12時40分頃到着。5時間の新幹線はちょっと疲れる。予約していたレンタカーで本日の目的地「白神岳ガイドハウス白神山荘」へ向かう。山荘へ着く前に、「十二湖」と呼ばれる景勝地に立ち寄った。奥の方にある「青池」は池の色が他と違って青い。神秘的な池だ。
 
十二湖青池

 
ブナ林

H30.10.6(土) 白神岳

5時40分頃、白神山荘を出発。白神岳登山口まで車で10分ほどだ。天候はあまりよくない。時折小雨が降ってくる。天気予報ではそれほど悪くなかったのだけれど。少し林道を歩くとやがて登山道らしくなり、ブナなどの樹林帯を登っていく。小一時間ほど登ったところに二股分岐と呼ばれるところに到着。マテ山コースと二股コースに分かれるが、二股コースは通行止めとなっていた。台風の影響だろう。崩れているところがあるようだ。

 
登山口

 
登山道から日本海

途中振り返ると日本海が見下ろせる。二股分岐からマテ山分岐まで約1時間、白神岳山頂には、10時10分に到着した。天気が良ければ、日本海の海岸線がきれいに見えるのだが、残念。360度真っ白。

避難小屋で昼食にして休憩をとった。下山の時にはほぼ雨もやんで、明るくなった。日が差してくると紅葉が映えてくる。少し時期が早いかなという感じではあるが、山は赤や黄色に色づいていた。世界遺産白神岳ブナの原生林を楽しみながら歩いた。

この日は後発隊の3人と岩木山に近い百沢温泉「アソベの森いわき荘」で合流。翌日の天気を気にしながら就寝

 
白神岳頂上

 
紅葉のトンネルを歩く

H30.10.7(日) 岩木山神社・弘前城

台風は温帯低気圧に変わったようだったが、日本海側から接近してきていた。朝には雨がやんではいたが、強風の中計画していた百沢コースを登るのは少し危険だ。車で八合目まで行くことも考えたが、津軽岩木スカイラインは通行止めとなっていた。残念ではあるがこの日は登山を断念。百沢温泉に近い「岩木山神社」にお参りすることとした。歴史を感じる立派な神社だ。晴れていれば、拝殿の真後ろに岩木山が見えるそうだ。岩木山がご神体となっている。

 
アソベの森いわき荘のロッジ

 
岩木山神社

本日は観光の日となった。岩木山神社を後にして弘前城に向かった。弘前城のある公園はかなり広いが、お城自体は天守だけ移築されているので石垣の上にそびえるお城とは違って、少し興ざめした。しかし江戸時代に建造されたお城で現存されている数少ないお城であり、国の重要文化財に指定されているようだ。弘前公園内にある弘前城植物園と近くの藤田記念公園を見学。

 
弘前城

 
弘前城植物園

この日の宿は「酸ヶ湯温泉旅館」。実は4カ月前予約できなかったため、この旅館にある「千人風呂」にどうしても入りたいということで、近くの酸ヶ湯キャンプ場の常設テントを予約していた。ところが、台風でテントでは不安のため、もしや旅館の方もキャンセルがあるかもしれないと思い、3日前に連絡してみると案の定キャンセルが出ていて、泊まることができた。ラッキーだ。

酸ヶ湯温は混浴の千人風呂が有名でぜひ一度、機会があれば行きたかった温泉のうちの一つだった。願いが叶ってうれしい。

 
酸ヶ湯温泉1

 
酸ヶ湯温泉2

H30.10.8(月・祝) 八甲田山

台風も通り過ぎて、この日の天気予報は晴れだったが、山の天気はそういうわけにはいかなかった。ガスがかかっていて展望は期待できない。出発が少し遅れたこともあり、周回コースをやめて仙人岱経由で八甲田大岳の頂上を往復することにした。

酸ヶ湯温泉旅館に近い八甲田神社登山口7時30分出発。地獄湯ノ沢とよばれる硫黄の臭いのするところを通過。頂上到着10時だった。天気が良ければここからの展望もいいのだろうと思いながら悔しい思いだ。

 
八甲田大岳頂上

 
地獄湯ノ沢付近

下山時は晴れてきた。白神岳でもそうだったが、日が当たると紅葉が映える。登っているときはガスで見えなかった仙人岱あたりも下山時にはガスも晴れて紅葉がきれいだった。

 
 
仙人岱付近の紅葉1

 
仙人岱付近の紅葉2

下山後にもう一度酸ヶ湯温泉旅館のお風呂に入って汗を流し、新青森駅に向かった。新青森駅で打ち上げて今回の山行を締めくくった。
それにしても、今年は台風によくあたる。今回も予定の「岩木山」に登れなかったのは悔しい。またリベンジに行くから待ってろよ、と。、
 
年度別登山口へ  山岳名登山口へ   番外編へ   トップページへ