H30.4.28〜30 蝶ヶ岳 

ゴールデンウィーク前半は、「槍ヶ岳・穂高連峰の展望台残雪の蝶ヶ岳」に登ってきた。前日上高地の開山祭が行われたところで、釜トンネルも4/17に開通したばかりだ。氷壁の宿「徳澤園」に宿泊し、1年でもなかなかない晴天に恵まれて、北アルプスの絶景を楽しんできた。

H30.4.28(土)

東京組2人は松本経由で上高地入り、名古屋組3人はK君の車で高山経由上高地入りだ。12時30分上高地バスターミナルで合流。雲一つない快晴だ。上高地からは穂高連峰がきれいに眺められた。本日は宿泊先の「徳澤園」まで2時間ほぼフラットな道を歩くだけとなっている。河童橋を渡って梓川の右岸を歩く。

嘉門次小屋で岩魚の塩焼きをいただくことも計画していた。囲炉裏で焼いたあつあつの岩魚は丸ごと食べることができる。おいしい。


上高地河童橋付近から穂高連峰(奥穂高岳)

 
 
嘉門次小屋の岩魚

15時25分「氷壁の宿徳澤園」に到着。一度この徳澤園に宿泊してみたかったので、無理言って計画に入れさせてもらった。言うまでもなく、井上靖の小説「氷壁」の舞台となった宿で、老舗の宿(山小屋)だ。建物内部もクラシカルで昔の面影がただよっている。

 
宿泊した氷壁の宿 徳澤園

 
徳澤園から明神岳・前穂高岳

H30.4.29(日)

朝7時からの朝食を済ませ、7時40分出発。登山口は徳澤園のすぐ隣にある。長塀山を経由して蝶ヶ岳を目指すコースだ。いきなり急登から始まる。樹林帯の中を歩くので、展望はない。標高2000m付近から雪が現れた。アイゼンを装着する。

長塀山到着11時40分、ここまで登山口から4時間を要したことになる。さすがに北アルプス、簡単には登らせてくれない。長塀山から蝶ヶ岳までは約1時間で到着できる予定なので、昼食をゆっくりとることにした。

 
蝶ヶ岳登山口

 
雪の登山道

約45分の昼食時間をとり、12時25分長塀山を出発。13時妖精の池通過。13時25分蝶ヶ岳頂上直下の雪田に到着。槍ヶ岳・穂高連峰の展望台だ。数年前7月に来た時も感動の絶景だったが、いつ来ても、ここからの展望は美しい。

13時50分蝶ヶ岳頂上到着。槍ヶ岳・穂高連峰をはじめ御嶽山、乗鞍岳、そして東の方向には八ヶ岳、南アルプス方面も眺められる。最高の天気で最高の眺めだ。パノラマモードで撮ってみた。(下の写真) 写真のとおりではあるが、実際に見るのとはまったく違う。感動する。

 
槍ヶ岳

 
奥穂高岳・涸沢岳・北穂高岳

 
穂高連峰・槍ヶ岳パノラマ

 
大キレットに沈む夕日

 
H30.4.30(月)

朝4時過ぎには目が覚めた。ご来光を拝むため多くの人が早くから外に出ていた。気温は0℃程度だろうか。寒い。5時過ぎ、東の空から赤いご来光が現れた。ご来光は何度も拝んできたが、いつもなんとも言えない神々しさを感じる。

西側に回ってみた。槍ヶ岳・穂高連峰が赤く染まっている。モルゲンロートだ。昼間見る槍ヶ岳・穂高連峰と、また違った顔をしている。
 
モルゲンロート槍ヶ岳

 
モルゲンロート穂高連峰

絶景を楽しんだ後、食事をとり、6時30分下山開始した。下山は横尾方面だ。常念岳への分岐あたりからまた樹林帯に入るため、アイゼンを装着。
標高1900m付近でアイゼンを外したが、その後も時折雪が残っていて、結局横尾到着の少し前まで雪は残っていた。

横尾到着9時20分、下りは2時間50分だった。横尾からは上高地まで3時間歩き今回の山行を終えた。

これほどの天気に恵まれたのも珍しく、ぞんぶんに北アルプスの絶景を楽しむことができた。山っていいもんだ。

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