H30.4.15(日) 生駒山

毎年恒例となった「甲子園」の翌日は、関西地区の山を登ることにしている。今年はアクセスのいい「生駒山」を選んだ。あいにく昨日の試合途中から降りだした雨は、やまない。テンションが上がらない。午後から止むとの天気予報を信じて、とりあえず何もしないわけにはいかないので、計画していた近鉄生駒線「元山上口」まで行くことにした。

8時頃鶴橋駅の近くに泊まっていたホテルを出発。元山上口駅には9時前に到着。まだ雨はやまない。登るかどうか迷ったが、ここまで来て登らないのも面白くないしで、雨具をつけて、傘をさして登っていった。

ガイド本と時々現れる標識を頼りにルートを確認しながら登っていく。途中「千光寺」で一休み。

 
近鉄生駒線元山上口駅

 
千光寺

雨はまだ降り続いている。このあたりは大峰山を開祖した「役ノ行者」が修行したところだそうだが、行場とか西の覗岩とかの名が残っている。

登り始めて1時間40分鳴川峠に到着。ここからは大阪府と奈良県の境を縦走路が走っている。大原山に到着、11時10分。昼食にした。ここまで登山者はいなかったが、大阪側から登ってきた人たちだろうか、10数人の団体や数人の登山者に出会った。

 
雨の登山道

 
大原山の東屋

食事を終えて、大原山の展望台に行ってみた。なんと、大阪の街がパノラマではないか。雨も止んで一大パノラマが広がっている。山の神様が「よう来た、よう来た」と言ってすばらしい眺めを見せてくれたようだ。これまでのテンションが一気に上がった。梅田あたりのビル群、あべのハルカス、京セラドームが確認できる。遠く六甲山、淡路島、明石海峡大橋までも確認できる。

 
大原山展望台から大阪市内を展望

 
寒いと思っていたら8℃

大原山の展望台を後にして、生駒山を目指した。途中少し道に迷ったが、携帯のマップを見て軌道修正。信貴生駒スカイラインの展望台からも大阪の街、反対側奈良県方面も展望が良かった。

 
信貴生駒スカイラインの展望台

 
展望台から奈良県側

13時10分生駒山上遊園地に到着。こんなところに遊園地というなかれ、けっこうなアトラクションがありそうだった。
さて、生駒山の頂上を探した。地図上ではこのあたりと遊具の係の人に尋ねてみた。「ここだよ」と誘導されたところは、なんとミニ蒸気機関車の周回している線路の中。思わず大笑い。

 
 
頂上は遊園地のミニ蒸気機関車の中

 
頂上標識

山上遊園地から宝山寺までの下りは、歩いてみた。石畳となっていて少し滑りやすい。約30分ほどかかった。宝山寺と言えば、40年前銀行の阿倍野支店時代、入社2年目から3年間、奈良県担当で毎月集金に来ていたお寺さんだ。懐かしく当時を思い出していた。

 
宝山寺

 
宝山寺からケーブルカーで下山

宝山寺からは、生駒駅までケーブルカーを利用した。14時過ぎに生駒駅到着、5時間の山旅を終えた。生駒駅から大和西大寺、大和八木経由名古屋へ帰ってきた。今回の山旅、雨で最初はまったくモチベーションが上がらなかったが、歩いているうちになかなか面白いこともあって、楽しい山旅となった。生駒山楽しませてくれた。

 
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