H28.5.7(土)〜5.8(日) イブネ

鈴鹿の奥座敷とか鈴鹿の秘境と呼ばれる「イブネ」「クラシ」にIさんとテントを背負って登ってきた。前日Iさんからお誘いがあり急遽の山行となった。さすがに日帰りは厳しいのでテント泊となる。標高はそれほどでもないが、鈴鹿の山はおもしろい。

H28.5.7(土) 

前日Iさんから山の会のメンバーにメールが届いた。帰宅後にメールを確認して行くことにしたので、バタバタで準備となった。3週連続の山行だ。

8時前自宅を車で出発。湾岸道・東名阪道経由で登山口のある朝明渓谷駐車場9時到着。Iさんと合流。9時20分頃出発した。昨日からの雨も止み、歩き始めはまだ霧がかかっていたが、天気予報ではよくなる方向だ。

車道から分かれて、朝明川にかかる吊橋をわたると登山口がある。「イブネ」「クラシ」への登山道は古くから歩かれている「千種道」というらしい。本日は、頂上までの予定だから、ゆっくり上ることができる。

三重県と滋賀県の県境、根の平峠10時35分到着。ここから北へは3月に登った「釈迦ヶ岳」方面、南へは「御在所岳」方面へと分岐する。我々の行く西方面は入る人が少なそうだ。

 
「イブネ」への登山口


 
上水晶谷付近


根の平峠からは、それほど勾配はないが、沢沿いに幾度も渡渉を行って進んでいく。「上水晶谷」に差し掛かる。渡りやすい石を選んで、靴を濡らせないよう渡る。なかなか楽しい。川は分水嶺を越えて滋賀県側へ流れる「神崎川」に変わっている。

さらに進んでいくと、鉱山跡がある。明治時代300人もの人が働いていたらしい。案内標識板には神社・小学校もあったと書かれている。茶碗のかけらも落ちていて、生活をしていたことを物語っている。

 
幾度も渡渉を行う

 
鉱山跡

13時40分杉峠に到着。下界の天気は回復しているに違いないが、ここ鈴鹿の山の中は、一向に霧が晴れない。杉峠からの展望も全くだ。頂上まで行っても展望がないのはわかっているので、「杉峠の頭」の手前の草原の中で、テントを張ることにした。(14時)鈴鹿の山は、指定されたテント場はないため、迷惑をかけないように張ることができる。

 
杉峠

 
杉峠近くでテント泊

テントを張って早速2人で宴会を始めた。担ぎ上げたビール・ワインと、Iさんの秘密兵器「テフロン加工」した鉄板(鉄板らしきもので軽い)で、Iさんが準備してきた肉や野菜の鉄板焼きだ。私一人ではこれほどの料理はやらない。おいしくいただいた。

Iさんこの辺りの山菜を採ってきた。鉄板で焼いてみようという。食べてみた。舌と唇がしびれて吐き出した。いやいや、下手に知らない山菜は食べるものではないことを学んだ。

 
厚揚げにチーズを乗せてネギを乗せる

 
名前の知らない山菜(?)

 
 
ねじれたブナの木

 
幻想的な森林

食事を終え、早めの就寝とした。しかしなかなか寝られない。夜通し強い風が吹き荒れ、「ゴーゴー」となりやまず、テントも時折強い風に吹き飛ばされそうになる。しかも気温が低く寒くて、睡眠時間、数時間となった。

H28.5.8(日)

5時頃起床した。昨日の霧も晴れて、視界は良くなった。雨乞岳、綿向山もしっかり眺められる。しかし寒い。テントの中でも10℃だ。ダウンを着てウインドブレーカーを着た。

朝食をとり、テント・荷物はそのままにして6時50分頃頂上に向かって出発。約45分で「イブネ」頂上に到着。(7時35分)頂上は広く、庭園のようになっている。何人かの人がテント泊をしていた。頂上から南側「御在所岳」「鎌ヶ岳」が展望できる。

 
イブネが見えてきた

 
イブネ頂上

 
頂上は広い

 
頂上から御在所岳

ここから15分ほどのところに「クラシ」と呼ばれるピークがある。Iさん膝の調子が悪いというので、一人で行ってみた。道を間違え15分のロスタイム。しかもピークに山名表示もないのでわからないまま帰ってきた。

 
登山道杉峠付近から雨乞岳

 
登山道杉峠付近から綿向山

さて、テントに戻り、準備を整えて下山開始。(9時45分)登ってきた道を下るが、昨日と違って気温がどんどん上がってきた。朝方あれほど寒かったのに、下山の経過とともに暑くなった。

 
8日の杉峠

 
根の平峠

駐車場到着13時20分。近くの「三休の湯」に立ち寄り汗を流した。

年度別登山口へ  山岳名登山口へ   番外編へ   トップページへ