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毎年恒例となった忘年登山。今年は、京都の火伏せの神の宿る山「愛宕山」に登ってきた。東京組4人、名古屋組5人、特別参加の関西組3人の総勢12人での登山だ。(翌日はフリーのため単独で貴船山) 半年ほど前から計画していた今回のプラン、SNちゃんの企画で今年最後の紅葉と京都の町を楽しんできた。 H27.12.5(土) 愛宕山 京都では、「東の比叡、西の愛宕」と称されると言われる親しみのある山だそうだ。火伏の神様で、京都の各家には「火の用心」の護符が張られていると聞いている。 午前9時30分、嵯峨嵐山に集合。4台のタクシーに分乗して、愛宕山登山口のある清滝へ。準備を整えて9時50分登り始めた。表参道と呼ばれるここからの登山道は、古くから登られた道で石段も多く、信仰の雰囲気がただよっている。1/40、2/40…と標識が立てられていて、どれだけ登ってきたか、あとどのくらい登るのかがわかりやすい。 |
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愛宕山登山口 |
登山道 |
途中、数回の休憩をしながらも40/40の黒門に12時過ぎに到着。やっと頂上かと思いきや、拝殿のある本殿までは最後の急な石段を登らなくてはならない。 |
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黒門 |
最後の石段 |
本殿から石段を下った社務所の近くで昼食にした。気温は2℃だ。3人で持ってきたストーブでお湯を沸かし、ホットウイスキー、コーヒー、カップラーメンで体を温める。体がすこし温まったところで、下山にかかる。下りは、月輪寺(つきのわでら)を経由する道を予定していた。少し下ったところに京都の街を眺めることのできる絶好のホイントがあった。頂上付近は、杉の木の隙間から少し見えていたものの、ここからは良く見ることができた。 |
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愛宕神社本殿 |
愛宕山から京都市街 |
月輪寺を経由して、錦雲峡・高雄方面への分岐に3時30分頃到着。予定では高雄から帰路につく予定だったが、清滝の登山口が近いので、予定変更。清滝に戻ってきた。迎えのタクシーに乗って地下鉄「太秦天神川」へ。そして本日の宿「和順会館」へ17時頃入った 本日は、これでおしまいではない。忘年会も兼ねている。荷物を置いて「祇園」の街へ。祇園としてはリーズナブルなお値段のお店で、今年1年無事山へ登れたことに感謝して「乾杯」。京の料理に舌鼓。 この後、「二次会グループ」と「知恩院ライトアップグループ」に分かれた。私は「知恩院ライトアップグループ」を選択。明るい時の紅葉もいいと思うが、ライトアップされた幻想的な世界もいいものだ。夜の京都を楽しんだ。 |
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知恩院 |
ライトアップ1 |
ライトアップ2 |
ライトアップ3 |
H27.12.6(日) 貴船山 本日は、フリーで思い思いの京都を楽しもうということになっていた。せっかく京都に来ているのだから、もっともっと色々とお寺・神社を巡りたい気もあったが、貴船山を選んだ。 7時に食事を取り、7時45分に一人出かけた。京阪電車の祇園四条駅から出町柳へ、出町柳から叡電に乗り換えて「二の瀬」で下車。登山口を何とか見つけて登り始めた。昨日とずいぶんと違って、登山者はほとんどいない。先に来ていた2人組が道に迷って下ってきた。私も初めての山だから自慢げに教えられないが、下調べしてきているし、地図もあるので教えられた。 |
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登山口付近 |
道一杯に敷き詰められたもみじ |
それにしても人はいない。静かな山歩きだ。自分の足音だけが聞こえてくる。時々カラスの声だ。標識もところどころにあって迷うようなところはないが、頂上を通り過ごしてしまっていた。ケルンがあって、道の最高地点となっていたので、頂上と思いこんでしまったのだ。頂上はこの道を外れたところだったようだ。 |
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二ノ瀬尾根への分岐 |
頂上付近のケルン |
滝谷峠までは、ある程度整備された道だったが、ここからの貴船神社方面への下山道は全く手が入っていない。荒地となっている。沢からの水が登山道にしみてきている。大きな樹木が倒れている。 |
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滝谷峠 |
荒れた下山道 |
しばらく荒れた道と戦って、平坦な道に出た。そして車道にでると、しばらくして貴船神社「奥の院」に到着。(11時50分) さらに15分ほど下ったところに本殿がある。 貴船神社から鞍馬寺を抜けて叡電鞍馬駅へ行く予定だったが、山を越えて1時間30分かかること、(昔痛めた脚が痛くなってちょっと引きづりながら歩いていた。)と、入山料300円かかることで、30分で行ける貴船口駅へ向かうことにした。 |
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貴船神社奥の院 |
貴船神社本殿 |
京都の友人N君と出町柳駅で14時に待ち合わせていた。商店街のそば屋で一杯やりながらの歓談。昨日からの山登りを締めくくった。 (追記) さすがに京都のガイド(ボランティア)をやっているN君、愛宕山のことを教えてもらった。明智光秀が本能寺の変の前に愛宕山へ登ったという話は登っているときに出ていたが、この時よんだ有名な詩があると。(恥ずかしながら知りませんでした。) 「ときは今、あめが下しる五月哉(さつきかな)」 「とき」は「土岐」とかけて、「あめが下しる」は「天下」とかけている。土岐氏の末裔である光秀がまさに今天下を治める5月になった。ということだそうだ。 |
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