H26.11.23〜11.24 四阿山・草津白根山

今回の3連休は、理由(わけ)あって群馬県の山を選んだ。群馬の山2座登ってきた。すでに山は冬を迎えているが、この連休は寒気がやや緩んで、天候に恵まれた山行となった。四阿山は、Sちゃんも前から登ってみたい山だったとのことで、お付き合いしてもらうこととなって2人で、草津白根山は単独となった。

H26.11.23(日) 四阿山

前日(11/22)長野県の上田市で合流。夜長野県北部を大きな地震が襲ったが、宿泊していた上田市は震度3だったようだ。それにしても地震・火山の噴火など我々の実の周りは危険がいっぱいだ。

8時に予約していたレンタカーで上田を出発。天気は上々と思いきや、登山口菅平牧場に近づくにつれて怪しくなってきた。到着したころは小雨さえ降ってくるではないか。雨雲はないとの情報だったがちょっと不安。その不安も、霧の中だったという話で、時間とともに解消された。

菅平牧場登山口から、まずは根子岳を目指す。(登山口出発9時) 登山口の標高が1590m、根子岳2207mだから620mの標高差だ。Sちゃん体重85kg、小生50kg、35kgのハンディがあるとか、ブツブツ言いながら、それでもコースタイム2時間10分のところを1時間50分で根子岳到着。 (10時50分到着)


菅平牧場登山口

 

雲海が素晴らしい

 
霧が晴れて、四阿山の雄大な姿が現れた。眼下に菅平高原が広がる。しばらく休憩して、今度は四阿山を目指す。ここ根子岳からは200m下って300m登り返すこととなる。根子岳までの登山道とは様相が一変して雪も多く付いているのでアイゼンを装着した。一旦下ってからの登り返しは、ちょっとしんどいが、やがて下山道との合流地点にたどり着く。


根子岳頂上

 
根子岳から四阿山を仰ぐ

四阿山頂上には、13時ちょうどに到着した。根子岳からは1時間55分だった。


 
四阿山信州側祠

 
上州側祠

頂上から、今度は根子岳を見下ろす。浅間山も姿を現した。明日登る予定の草津白根山も眺めることができた。四阿山は、山の姿が東屋(アズマヤ)に似ていることから、その名がついたようであるが、四河(四方向に流れる河)が四阿に変化した説もあるとのこと。(深田久弥) 早くから登られた山のようで、信州側と上州側の両方に祠が祀られていた。

 
HP初公開

 
四阿山頂上から根子岳

 
頂上から浅間山

 
 振り返り 左根子岳・右四阿山

簡単に食事を済ませて、13時25分下山開始。南側斜面のため、雪は少なかったが、霜柱の説けたあとはドロドロの土となっていて、滑りやすくなっている。注意しながら下山。中四阿を経由して菅平牧場の登山口に到着したのは、15時40分だった。Sちゃんととは、菅平牧場で別れて、嬬恋の民宿に向かった。


H26.11.24(月) 草津白根山

みんなが知ってる「草津白根山」、「えっ〜、知らねえの〜」

「白根」と名の付く山は全国にいくつもあるが、雪の多く付く山のようだ。草津白根山も冬は雪の多い山だろう。(初めてきたので外からみていないけど。) 今年6月レベル1(500m立ち入り禁止)からレベル2(1km以内立ち入りに禁止)に引き上げられた。

今回登った「本白根山」もロープウェイもこの規制から外れている。冬期通行止めとなるロープウェイまでの道路も、ロープウェイ営業日の休日だけ通行できる。

9時の営業開始を待って、ロープウェイに乗り込んだ。待っていたのは、登山者3人だけだ。約10分乗って山頂駅に到着。


   
 
白根火山ロープウェイ

 
雪の着いた登山道

さっそく歩き始めた。山頂駅の標高が2010m、最高地点が2150mだから標高差140mのトレッキングだ。今日はのんびりと行きますかということで、ロープウェイ山頂駅から時計回りに周回コースを選んだ。展望所には約1時間で到着。周回道には、けっこう雪がついていたが、アイゼンをつけるほどでもない。

北側から展望所へ向かう途中「鏡池」と呼ばれる火口湖がある。凍っていた。

 
鏡池

 
本白根山展望所(頂上)

 頂上から昨日登った四阿山、南の方向に浅間山が近くにそびえ、北関東の山々が連なる。残念ながら正直、こちら方面にはあまり来ていないので、その他の山の名前がわからない。

 
頂上から浅間山

 
頂上から四阿山方面

頂上展望所は風もきついので、記念撮影だけして下ることにした。現在入山禁止となっている釜池方面へは行けないので、約2時間で周回してきた。噴火口が見えないので実感できないが、硫黄の臭いがただよってくる。これまで、あまり気にしていなかったが、御嶽山の噴火以来、活火山は少し気になる。

12時頃にはロープウェイ麓駅に戻ってきた。

さて、本日の目的は、もう一つあった。そう、草津温泉でしょ〜。日本三名泉(下呂・有馬・草津)のうちの一つでもあり、草津は初めての訪問だったので、計画の一つに入れていたのだ。「大滝乃湯」に」入ってきた。

冒頭の理由(わけ)とは、
名古屋にある「飛騨」(タイガースファンの集まるお店)で知り合い、ナゴヤドーム、札幌、仙台、広島、米子、所沢などなど阪神タイガースの応援に行き、共に喜びを分かち合った仲で、そして私の山に付き合ってくれた友が突然の病気で今月亡くなった。御在所岳に登った。六甲山に登った。今年の3月比叡山に登った。一緒に登った。群馬県太田市の実家を訪ねてお線香をあげさせていただいた。ご冥福をお祈りします。

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