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南九州の名山、3座登ってきた。「ミヤマキリシマ」を求めてこの時期を選んだ。今回、福岡に住むI君に声をかけたところ、Hさんも行きたいとのことで3人の山行となった。開聞岳・高千穂峰・韓国岳それぞれ個性のある山で、楽しい山行となった。 |
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5/16(金) 開聞岳 早朝自宅を出発。中部国際空港から空路鹿児島空港へ。鹿児島空港9時25分定刻到着。福岡から車で来ていたHさん・I君と合流。早速、開聞岳に向かって出発だ。九州自動車道・指宿スカイラインを経由して登山口11時25分到着。 「薩摩富士」と呼ばれるだけあって、円すい形をした美しい山だ。日本百名山の中で、2番目に標高の低い山であるが、深田久弥さんがここを選んだ理由が来て見てわかる。 登山口で食事を済ませて、12時10分登り始めた。百名山で二番目に低い山とは言っても、標高差は750mほどあり、それほど簡単には頂上に立たせてくれない。7合目あたりからは、ゴツゴツとした岩の上を歩くことになるが、これがまた大変。 |
登山口から開聞岳 |
ここの登山道はおもしろい。最初北側から南に向かってしばらく登ってくるが、7合目付近から西に向かい、そして北に向かって、最後東にまいて、北側から頂上に到着する。要するにらせん状に360度回転した登山道である。円すい形の山であることが実感できた。 |
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2合目登山口 |
長崎鼻方面 |
頂上到着14時30分。この山の頂上からの眺めは、海を見下ろすことができるところに特徴がある。南に太平洋が広がる。長崎鼻へ続く海岸線に打ち寄せる波が、海と陸地の境界を作っている。大隅半島が見える。眼下に池田湖も見える。360度の展望だ。 |
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頂上にて記念撮影 |
頂上標識 |
3人でお互い頂上写真を撮り合って、しばらく山頂からの眺めを楽しんだ。 この日は、鹿児島市内のホテルに宿泊。久しぶりに会ったHさん・I君と薩摩料理を食しながら、山の話、近況等語り合いながら夜を過ごした。 |
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5/17(土) 高千穂峰・桜島 朝7時にホテルを出発。最初の目的地は桜島だ。ホテルから5分のところにフェリー乗り場があった。桜島まで約20分フェリーに乗れば到着だ。港に近づくにつれ、桜島が迫ってくる。 桜島はよく知られた活火山で、頂上まで登ることはできない。湯之平展望所まで歩いて登る計画だったが、道路と並行した歩道を歩いても、それほどおもしろくないだろうと、車で展望所まで行くことにした。 展望所からは、北岳・中岳・南岳を間近に眺められる。この日噴火はなかったが、日によっては、噴火による火山灰が降ってくるようだ。 |
桜島 |
桜島を後にして本日のメイン、高千穂峰の登山口に向かった。 高千穂峰の登山口である高千穂河原に10時10分到着。今回の山行で最もたのしみにしていた山だ。百名山ではないが、人気の山で多くの登山者が来ている。 |
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高千穂河原登山口 |
天孫降臨の地 |
ミヤマキリシマ三分咲き |
ミヤマキリシマ2 |
さて、準備を整えて10時30分登り始めた。まずは、故宮址の蔡場(お祭りを行う場所)で手を合わせて安全祈願。 このあたり、ミヤマキリシマの群生地であるが、ちょっと時期が早かったかな。三分咲き程度だった。でも見られてよかった。これを見るためにこの季節に来たのだから。 登山道、初めは緩い坂で問題ないが、20分ほど登ったあたりから、砂に近い砂利を登ることになるが、足を取られて登りにくい。これは、最近大噴火した「新燃岳」の火山礫が堆積したものらしい。普通に登る時間の2割増し程度の時間を要するかと思われる。 |
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40〜50分程度登ったところ、馬の背と呼ばれる噴火口の外輪に至る。直径400〜500mほどの火口あとだ。霧島連山の雄大さを感じる場所だ。 高千穂峰頂上到着12時5分。頂上には、天の逆鉾が立っていて、天孫降臨をうかがわせている。北西の方向に、明日登る「韓国岳」や「新燃岳」を眺めることができる。新燃岳からは、小さな噴煙が上がっていたが、もうほとんど治まっているように思えた。まだ、登山規制はされているようだが。 |
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馬の背から噴火口 |
高千穂峰頂上 |
頂上で昼食にした。持ってきたおでんを温めて、九州の山々を見ながら食べる。至福の瞬間だ。 |
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時間があるので、霧島神宮に立ち寄る。そして霧島温泉郷「林田温泉」につかり、予約していた民宿に宿泊。本日の予定を終了。 |
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5/18(日) 韓国岳 3日目最後の日となった。天気予報によると午後から崩れるとのことだったので、予定よりも1時間30分程度早く、6時に出発した。 6時20分韓国岳の登山口である「えびの高原」に到着。駐車場のゲートは開いているが、まだ料金徴収の係りの人がいない。とりあえず駐車して、6時30分登山開始。20分ほど遊歩道を歩いたところに、登山届を提出するポストがあり、ここから本格的な登山道となる。 |
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韓国岳を仰ぐ |
これは山ツツジ? |
登山道は整備されていて、比較的歩きやすい道だ。5合目で一息入れる。登ってきたえびの高原方面へ展望が開けている。南の方向に大浪池(火口湖)も見えてきた。
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頂上から大浪池 |
韓国岳頂上 |
頂上到着、7時50分。駐車場から約1時間20分。頂上からは、今度は昨日と反対に、高千穂峰と新燃岳を臨む。大浪池が眼下に大きく広がる。頂上標識すぐ後ろは断崖絶壁となっていて、火口湖の壁となっている。ここもまた、直径500mはある火口跡となっている。 |
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頂上から高千穂峰と新燃岳 |
韓国岳の火口跡 |
少し雨がぱらついてきたので、あわてて下山の体制に入った。が、すぐに止んで、そのあとは全く降られなかった。時間もあって天気もなんとか持ちそうなので、硫黄山も散策し、駐車場に戻って、えびのエコミュージアムセンターを見学。 本日は、霧島温泉郷「丸尾温泉」につかり、鹿児島空港に向かった。みんなで昼食をとった後、解散。夕方のフライトまで時間があるのでさつま揚げとビールで最後を締めた。 |
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