H26.5.16〜5.18 開聞岳・高千穂峰・韓国岳・(桜島)


南九州の名山、3座登ってきた。「ミヤマキリシマ」を求めてこの時期を選んだ。今回、福岡に住むI君に声をかけたところ、Hさんも行きたいとのことで3人の山行となった。開聞岳・高千穂峰・韓国岳それぞれ個性のある山で、楽しい山行となった。

 
5/16(金) 開聞岳

早朝自宅を出発。中部国際空港から空路鹿児島空港へ。鹿児島空港9時25分定刻到着。福岡から車で来ていたHさん・I君と合流。早速、開聞岳に向かって出発だ。九州自動車道・指宿スカイラインを経由して登山口11時25分到着。

「薩摩富士」と呼ばれるだけあって、円すい形をした美しい山だ。日本百名山の中で、2番目に標高の低い山であるが、深田久弥さんがここを選んだ理由が来て見てわかる。

登山口で食事を済ませて、12時10分登り始めた。百名山で二番目に低い山とは言っても、標高差は750mほどあり、それほど簡単には頂上に立たせてくれない。7合目あたりからは、ゴツゴツとした岩の上を歩くことになるが、これがまた大変。

 

登山口から開聞岳

ここの登山道はおもしろい。最初北側から南に向かってしばらく登ってくるが、7合目付近から西に向かい、そして北に向かって、最後東にまいて、北側から頂上に到着する。要するにらせん状に360度回転した登山道である。円すい形の山であることが実感できた。 

 

2合目登山口

 

長崎鼻方面

頂上到着14時30分。この山の頂上からの眺めは、海を見下ろすことができるところに特徴がある。南に太平洋が広がる。長崎鼻へ続く海岸線に打ち寄せる波が、海と陸地の境界を作っている。大隅半島が見える。眼下に池田湖も見える。360度の展望だ。


 

頂上にて記念撮影

 
頂上標識

 

3人でお互い頂上写真を撮り合って、しばらく山頂からの眺めを楽しんだ。登山口への下山、16時40分。

この日は、鹿児島市内のホテルに宿泊。久しぶりに会ったHさん・I君と薩摩料理を食しながら、山の話、近況等語り合いながら夜を過ごした。

 
 

5/17(土) 高千穂峰・桜島

朝7時にホテルを出発。最初の目的地は桜島だ。ホテルから5分のところにフェリー乗り場があった。桜島まで約20分フェリーに乗れば到着だ。港に近づくにつれ、桜島が迫ってくる。

桜島はよく知られた活火山で、頂上まで登ることはできない。湯之平展望所まで歩いて登る計画だったが、道路と並行した歩道を歩いても、それほどおもしろくないだろうと、車で展望所まで行くことにした。

展望所からは、北岳・中岳・南岳を間近に眺められる。この日噴火はなかったが、日によっては、噴火による火山灰が降ってくるようだ。

 
桜島

桜島を後にして本日のメイン、高千穂峰の登山口に向かった。

高千穂峰の登山口である高千穂河原に10時10分到着。今回の山行で最もたのしみにしていた山だ。百名山ではないが、人気の山で多くの登山者が来ている。高千穂峰は、「天孫降臨」の地と伝えられていて、アマテラスの孫ニニギが降臨したとのこと。(古事記)

 
 
高千穂河原登山口


天孫降臨の地

 

ミヤマキリシマ三分咲き


ミヤマキリシマ2

さて、準備を整えて10時30分登り始めた。まずは、故宮址の蔡場(お祭りを行う場所)で手を合わせて安全祈願。

このあたり、ミヤマキリシマの群生地であるが、ちょっと時期が早かったかな。三分咲き程度だった。でも見られてよかった。これを見るためにこの季節に来たのだから。

登山道、初めは緩い坂で問題ないが、20分ほど登ったあたりから、砂に近い砂利を登ることになるが、足を取られて登りにくい。これは、最近大噴火した「新燃岳」の火山礫が堆積したものらしい。普通に登る時間の2割増し程度の時間を要するかと思われる。

 

40〜50分程度登ったところ、馬の背と呼ばれる噴火口の外輪に至る。直径400〜500mほどの火口あとだ。霧島連山の雄大さを感じる場所だ。

高千穂峰頂上到着12時5分。頂上には、天の逆鉾が立っていて、天孫降臨をうかがわせている。北西の方向に、明日登る「韓国岳」や「新燃岳」を眺めることができる。新燃岳からは、小さな噴煙が上がっていたが、もうほとんど治まっているように思えた。まだ、登山規制はされているようだが。

 

馬の背から噴火口


高千穂峰頂上

頂上で昼食にした。持ってきたおでんを温めて、九州の山々を見ながら食べる。至福の瞬間だ。13時下山を始めた。下りは逆にズルズル滑りながら下りていく。一歩で20cm以上余分に進む。頂上から約50分で駐車場に戻ってきた。

時間があるので、霧島神宮に立ち寄る。そして霧島温泉郷「林田温泉」につかり、予約していた民宿に宿泊。本日の予定を終了。

 

 

5/18(日) 韓国岳

3日目最後の日となった。天気予報によると午後から崩れるとのことだったので、予定よりも1時間30分程度早く、6時に出発した。

6時20分韓国岳の登山口である「えびの高原」に到着。駐車場のゲートは開いているが、まだ料金徴収の係りの人がいない。とりあえず駐車して、6時30分登山開始。20分ほど遊歩道を歩いたところに、登山届を提出するポストがあり、ここから本格的な登山道となる。


韓国岳を仰ぐ


これは山ツツジ?

登山道は整備されていて、比較的歩きやすい道だ。5合目で一息入れる。登ってきたえびの高原方面へ展望が開けている。南の方向に大浪池(火口湖)も見えてきた。

 
頂上から大浪池


韓国岳頂上

 

頂上到着、7時50分。駐車場から約1時間20分。頂上からは、今度は昨日と反対に、高千穂峰と新燃岳を臨む。大浪池が眼下に大きく広がる。頂上標識すぐ後ろは断崖絶壁となっていて、火口湖の壁となっている。ここもまた、直径500mはある火口跡となっている。

  
 
頂上から高千穂峰と新燃岳


韓国岳の火口跡

 

少し雨がぱらついてきたので、あわてて下山の体制に入った。が、すぐに止んで、そのあとは全く降られなかった。時間もあって天気もなんとか持ちそうなので、硫黄山も散策し、駐車場に戻って、えびのエコミュージアムセンターを見学。

本日は、霧島温泉郷「丸尾温泉」につかり、鹿児島空港に向かった。みんなで昼食をとった後、解散。夕方のフライトまで時間があるのでさつま揚げとビールで最後を締めた。

今回の山行、3座とも特徴のある山で、それぞれ楽しませてくれた。また、福岡に住む旧友とも一緒に山登りができたことをうれしく思っている。今度はもっとミヤマキリシマの時期に合わせて、行くことにしよう。

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