H26.5.4 恵那山  


今年のゴールデンウィークは、山の会のメンバー6人(東京から2人)で恵那山に登ってきた。恵那山は、中央道「恵那山トンネル」で有名であるが、中津川方面から眺める「恵那山」は、堂々とした立派な威厳をもった山だ。私自身は2回目の恵那山だ。登山ルートは、いくつかあるが、どのルートも登山口へのアプローチに苦労する。前回同様、広河原登山口を選択した。

前日の宿泊先「馬籠宿白木屋」さんで5時30分に朝食を済ませ6時過ぎに出発した。広河原登山口の駐車場へは7時過ぎに到着。すでに40〜50台の車がきている。7時25分駐車場を出発。約30分林道を歩くと、登山口がある。

一息入れているとなんと、河原の上流方面に熊が歩いているではないか。だれかの、「熊だ。」の声に、びっくり。100mほどの至近距離だったろうか。冬眠から目覚めて餌を探して下りてきたのか。カメラを準備しかけたが、一瞬でまた山の方へ姿を消したので納めることができなかった。、それにしても、熊に遭遇するのは、初めてだ。

 
広河原登山口にかかる橋

 
木々の間から南アルプス

登り始めてすぐに急登だ。しばらくがまんの登りを続けていくと、すこし緩やかになる。1750m付近から雪道になる。この季節まだ、雪は残っている。しかし、これが幸いして、夏道では通らない眺めのいい尾根道を通るため、得した気分だ。白く輝く御嶽山が近くに迫り、南アルプスも美しい。

 
1750m付近から雪道を歩く

 
尾根道から南アルプス方面

11時10分頂上到着。登山口から約3時間10分だった。頂上は周りを木々で覆われているため、ここからの展望はできない。もうひとつのピークが1m高くて、眺めがいいとのことであったが、ここから往復30分かかりそうなので、昼食タイムにした。

天気も良く、風もほとんどないので、雪の上で昼食をとった。


 
白く輝く御嶽山

 
恵那山頂上

山頂での記念撮影をした後、12時過ぎ下山開始。下りは、アイゼンを装着。登ってきた登山道をくだっていった。広河原登山口到着14時15分。駐車場到着14時45分だった。

帰り「月川温泉」を計画していたが、「はなもも」の観光客でごった返していて、断念した。ここの「はなもも」川沿いに数キロにわたって咲いていて見ごたえがある。「はなもも」を初めてみたが、見事だ。車を運転していて、また駐車するようなスペースもなかったので、写真がないのが残念。

恵那山は、頂上からの展望が良くないので、「百名山」として、疑問をもつ人もいるようだが、今回のように尾根道からの展望は、けっこういい眺めだったし、それなりの風格をもった山だと思う。また、他のルートからも眺めの良いところはありそうだ。

熊との遭遇、南アルプスの眺め、記憶に残る山旅となった。


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