犀川&萌絵シリーズ

人物事典

(あ行〜さ行)

注意! 一部ネタバレがあります。全部読んでいない方は、ご注意ください

構成説明

本事典は、次のように構成されています。

人物名 (ふりがな)

主なプロフィール、その他

初登場:その人名が初めて登場した作品名、ページ数、行数が書かれています。

登場作品:その人名が登場した全ての作品が略称で書かれています。

 

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あ・か・さ・た・な・はま・や・ら・わ

あ行

荒井 正直 (あらい まさなお)

N大工学部土木工学科・大学院生。ひょうきんそうな容貌。関西弁でしゃべる。塾の講師のバイトをしている。舟見と同じテーマを研究。大型のバイクで通っている。喜多助教授のことを尊敬している。UNIXのアカウントネームは、panda。丸いメガネをしている。

初登場:「冷たい密室と博士たち」、P69、下段10行目

登場作品:「冷密」

市ノ瀬 里佳 (いちのせ りか)

N大工学部土木工学科・助手。極地研で研究している。メガネをかけており化粧は、全くしない。髪は無造作にピンで上げられている。1967年生まれ。岡山県出身。 1988年N大学卒業。1990年同大学院修士課程修了。1992年同大学院博士課程満了。専門は、浮遊構造の数値解析。1991年にドイツに10ヶ月間の留学経験あり。学部の3年で大学院に進学している。マンションに一人住まい。とにかく勤勉。UNIXのアカウントネームは、risu。

初登場:「冷たい密室と博士たち」、P44、下段4行目

登場作品:「冷密」

呉 (う)

N大学工学部建築学科大学院生。中国南京出身

初登場:「すべてがFになる」、P45、下段11行目

登場作品:「F」

遠藤 (えんどう)

愛知県警警察官。

初登場:「冷たい密室と博士たち」、P242、下段11行目

登場作品:「冷密」

小川 昌三 (おがわ しょうぞう)

N大極地研の守衛。初老の男性。片足が義足。話好きで陽気。

初登場:「冷たい密室と博士たち」、P127、下段16行目

登場作品:「冷密」

か行

片山 和樹 (かたやま かずき)

亮子の長男、N大学2年生、萌絵とは、同級生。12年前の天王寺博士の屋敷で起こった銅像消失事件の目撃者、そのとき小学4年生。小柄で細い体格の女性的な青年。長髪で顎の線が細い。

初登場:「笑わない数学者」

登場作品:「笑数」

片山 基生 (かたやま きせい)

建築家、40歳の時に三ツ星館を設計、その年の建築学会奨励賞を受賞。5年ほど前にガンでなくなる。「美しいと言う言葉は、人間が造ったものだけを形容するのだ」といっている。妻の亮子は、「子供みたいな人」といっている。亮子にぞっこんだった。

初登場:「笑わない数学者」

登場作品:「笑数」

片山 志保 (かたやま しほ)

亮子の長女、ファッションデザイナー。昔は、モデルをやっていた。デザイン学校の講師。髪が長く美人。細い顎のラインが和樹に似ている片山家で唯一の喫煙家。十二年前のオリオン像消失事件の時、中学3年だった。

初登場:「笑わない数学者」、P48、上段8行目

登場作品:「笑数」

片山 亮子 (かたやま りょうこ)

翔蔵の長女、基生の妻、彫刻家。三ツ星館のオリオン像の制作者。ほっそりとした中年の美人。和樹や志保とよく似ている。

初登場:「笑わない数学者」、P29、上段3行目

登場作品:「笑数」

川端 (かわばた)

N大学工学部建築学科・学生

初登場:「すべてがFになる」、P44、上段18行目

登場作品:「F」

木熊 京介 (きくま きょうすけ)

N大工学部土木工学科・教授、極地研で研究している。喜多の上役。体格の良い大柄なスポーツマンタイプ。髪も豊富で若々しい印象がある。表情は、理知的で眼光は鋭い。ダンディ。1940年生まれ。岡山県出身。1963年T大学卒業。1965年同大学院修了。専門分野の一番はじめは、土木工学、構造動力学、極地および海洋構造。1972年からイギリスに留学経験あり。妻と二人住まい。コンパ好きで1ヶ月に1度は、やる。UNIXのアカウントネームは、kuma。

初登場:「冷たい密室と博士たち」、P33,下段1行目

登場作品:「冷密」

喜多北斗 (きた ほくと)

N大工学部土木工学科・助教授、極地研で研究している。犀川の親友。中学から一緒。私立高校の時同じクラスだった。大学も大学院もK大工学部だった。犀川より1年早く助教授になる。長調の声が特徴。いつもネクタイをして大学に来る。長髪で背は高い。スポーツマン風。事実スポーツ万能で学生時代は、陸上部。肌は、日焼けしている。犀川のことを「創平」と呼ぶ。酒豪。黒いセダンにのっている。西瓜が好き。犀川とはどちらかが飛行機に乗るときは、必ずもう一人が車で空港まで送ることになっている。UNIXのアカウントネームは、fox。犀川へのお土産は、いつも日本のタバコ1カートン。

初登場:「冷たい密室と博士たち」、P15,上段6行目

登場作品:「冷密」「笑数」

北大路 智也 (きたおおじ ともや)

N大工学部土木工学科・大学院生。濃い髭を持っている体格のいい青年。愛想がない。柔道部。自転車で通っている。腕相撲が一番強い。下駄を履いていることがある。UNIXのアカウントネームは、tora。

初登場:「冷たい密室と博士たち」、P97、下段12行目

登場作品:「冷密」

儀同 世津子 (ぎどう せつこ)

婦人雑誌の記者、犀川創平の妹、パズル狂、ほっそりとした色白の美人、髪は、長くウェーブがかかっている。犀川のことを「創平君」と呼ぶ。犀川とは7つ違い。横浜に住んでいる。旦那はレスラーみたいに大きい。

初登場:「すべてがFになる」、P32、上段5行目

登場作品:「F」

国枝 桃子 (くにえだ ももこ)

N大学工学部建築学科・助手。背は高い、髪型はほとんど刈り上げに近く、服装も男性的。無口な性格。犀川助教授より4つ年下。萌絵が大学2年の時結婚して周囲を驚かせた。夫は、彼女より少し背の低い華奢な感じで、人の良さそうな、気の弱そうな人物で私立高校で数学の教師をしていて、メガネをかけている、女性的。

初登場:「すべてがFになる」、P23、上段17行目

登場作品:「F」「冷密」「笑数」

栗本 其志雄 (くりもと きしお)

四季の同居人、モデルは、生まれて間もなく亡くなった四季の双子の兄。

初登場:「すべてがFになる」P50、下段10行目

登場作品:「F」

さ行

犀川 創平 (さいかわ そうへい)

N大学工学部建築学科・助教授、西之園恭輔の最後の教え子、コーヒーとタバコが好き。コーヒーは、いつもブラック。けど、缶コーヒーは、ダメ。高校は、男子校。西瓜とあんこと黄粉が大の苦手。毎日時計の秒針を合わせるのが習慣。時間にはうるさく、講義に遅刻したことは一度もない。成績評価は、試験ではなく、生徒の質問の内容で決める。寝起きは、調子が悪い。お酒は、弱い。部屋には、テレビもラジオもない。音楽を聴くためのものは、ウォークマンしかない。クラシック音楽の守備範囲は、ベートーベンのシンフォニーのみ。新聞やTVは、見ない。メガネをしている。ひょろっとした体格。頭は、ぼさぼさ。地球の半径方向の距離に弱い(高所恐怖症)。小さい頃から無口で自分から話を切り出すのは、苦手。原始の人格というものが存在し彼の中で一番計算が速く、感情的。萌絵とは、13才離れている。食べ物に関しては、子供が好きなものはたいてい好物。逆に大人が好むようなものは、苦手。フルコースのような、凝った料理も苦手。愛車はシビック。建築生産史が専門。少年時代は、天体観測が大好きだった。子供の頃よく、那古野市立科学館でプラネタリウムを見ていた。メールでは、自分のことを「犀川」と言う。大学の自分の部屋には、飛行機の写真が貼ってある。隠し事は、大嫌い。意味なしジョークが得意。実家の隣がパン屋。ポーカーフェースだが、萌絵には通用しないことが多い。昔、三重県津市の国立M大学で非常勤講師の経験あり。萌絵が大学に入る1年ほど前に助手から助教授に昇格し自分の研究室を持った。天王寺博士の著書は、ほとんど読んでいる。左利きだがお箸は、右。生活は、夜型数あるスポーツやゲームの中で何とか一人前にプレーできるのは、ビリヤードの四つ玉だけ(でも弱い)。学生時代、京都に下宿しているとき、寺町今出川を上ったところの古本屋(和田書店)の2階の玉突場で喜多とよくビリヤードをやった。何でも数を数える癖がある。母が持っていた天体望遠鏡(オレンジ色の反射型。プロポーションがかわいらしい)を形見にしている。小学生の時、家庭教師を全員やめさせちゃって、代わりに塾に行かせられていた。

初登場:「すべてがFになる」、P17、上段11行目

登場作品:「F」「冷密」「笑数」

斉藤 (さいとう)

市内の私立大学・助手。増田がM2の時N大学のドクターコースにいた。UNIXのアカウントネームは、saiだった。

初登場:「冷たい密室と博士たち」、P168、下段13行目。

登場作品:「冷密」

佐々木 栖麻 (ささき すま)

四季の同居人、四季がアメリカにいたときの家政婦森川須磨がモデル。

初登場:「すべてがFになる」、P131、上段¥13行目

登場作品:「F」

芝池 (しばいけ)

愛知県警の刑事、

初登場:「すべてがFになる」、P248、下段8行目

登場作品:「F」

島田 文子 (しまだ あやこ)

真賀田研究所のプログラマ、やせた体格。丸いフチのないメガネをかけており長い髪を後ろで束ねている。自分の肩を時々叩く癖がある。アニメやプラモデルが好きで自分の部屋にも飾ってある。ガンダムのシャアが好き。萌絵とは、10才違い。高校の時弓道部だった。お酒には強い。

初登場:「すべてがFになる」、P76、下段6行目

登場作品:「F」

下柳 久志 (しもやなぎ ひさし)

N大工学部土木工学科大学院生。木熊研に所属。ひょろっとした長身。萌絵とは、漫研の先輩と後輩の関係にある。隠れ喜多研。彼女アリ。車で通っている。ロッククライミング、手品などもできる。多才。UNIXのアカウントネームは、yagi。

初登場:「冷たい密室と博士たち」、P43,上段1行目

登場作品:「冷密」

新藤 清二 (しんどう せいじ)

真賀田研究所の所長、左千朗の弟、医学部出身、大病院をいくつもかかえる新藤家に養子に行く。趣味は、ヘリコプター

初登場:「すべてがFになる」、P91、下段5行目

登場作品:「F」

新藤 裕見子 (しんどう ゆみこ)

清二の妻、上品な印象をもつ。

初登場:「すべてがFになる」、P140、下段8行目

登場作品:「F」

鈴木 彰 (すずき あきら)

天王寺家の使用人、12年前のオリオン像消失事件のあった日の翌日に行方不明。狩猟が趣味だった。

初登場:「笑わない数学者」、P131、上段2行目

登場作品:「笑数」

鈴木 君枝 (すずき きみえ)

彰の妻、家政婦。理知的な印象がある。化粧をほとんどしていない。もともとは、天王寺博士の雇われ秘書だった。天王寺博士が退官するときに事務員を辞めて家政婦になる。博士とは、20年近い付き合い。

初登場:「笑わない数学者」、P40、上段5行目

登場作品:「笑数」

鈴木 昇 (すずき のぼる)

君枝の長男、小さい頃角膜の病気で目が見えなかった。9歳の時に手術で視力が回復した。津市の高専に通っている。90ccのスクータを持っている。実は、天王寺翔蔵が父親。

初登場:「笑わない数学者」、P27、下段12行目

登場作品:「笑数」

鈴村 春江 (すずむら はるえ)

N大極地研の図書事務員。30代くらいの地味な感じの女性。司書担当事務官。 1965年うまれ。夫と小学生の息子の3人暮らし。

初登場:「冷たい密室と博士たち」、P70、下段9行目

登場作品:「冷密」

諏訪野 (すわの)

西之園家に30年以上仕える執事。上品で礼儀正しく夏でも黒のスーツに蝶ネクタイをつけている。

初登場:「すべてがFになる」、P44、下段14行目

登場作品:「F」「冷密」「笑数」

 

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