○ L'Arc〜en〜Ciel BOX ○

(2000/01/18)

but_007.gif (971 バイト) flower (L'Arc〜en〜Ciel)

 ラルクを聴くようになったのは、ラルクフリークな友達がいまして、それで「聴いてみようかな」という気分になったのがきっかけです。このflowerが収録されているアルバム「True」を買ったのは、本当に最近なのです。ジャケットにうつっている「hydeがワイシャツにネクタイで寝ている」写真がちょっと格好いいのですね。このアルバムは、どこかに出かけるときは、必ず聴いていてそれである時、気にかかったのが4曲目でした。

胸が 痛くて 痛くて 壊れそうだから かなわぬ想いなら せめて 枯れたい!

 この歌詞が好きなんですよね。特に最後の「枯れたい!」という部分が大好きです。思いっきり感情が伝わってくる、そんな気がします。歌詞をそのまま読んでいってもぐっと胸が詰まらされる思いで、前半部分なんて身にしみるほど分かってしまいます。「君に会いたいのになかなか会えなくてやるせない。会えると分かったらその日がとにかく早く来るようにと寝ることで、長い時間をすっとばしたい」こういうことが言いたかったっじゃないかなって。後半になるともっと悲しみの色が増しています。もうそのままでは、読んでいられない。だから曲に乗せて少しでも悲しみを紛らわせようとしているのだろうと。曲自体は、前奏部分がちょっともの悲しさを感じさせますが、その後はテンポが良くって好きです。他にもラルクの曲は、好きなのがちらほらとあるのですが、それは、また今度。      (99/04/09)

 

but_007.gif (971 バイト) Promised land (L'Arc〜en〜Ciel)

 「天国」という意味なんですよ。このタイトル。他には、「希望の土地」という意味もありました。でも、歌詞をよんでみると、とてもそんな幸せな雰囲気は、感じられず、むしろ現実の厳しさというものがひしひしと伝わってくるそんな感じです。この曲が好きになったのは、

しぼりたての涙

 この言葉に惹かれたからです。初め聞いたときは、もうゾクゾクしました。「しぼりたての涙ってどんな味がするのだろう?」「きっとグレープフルーツジュースのように苦く、酸っぱいのだろう」とかね。曲としては、イントロの部分が大好きです。まるで悪魔の足音のよう。そして、最後の「蜜の味がするかい?」って部分は、「さぁ、これがあなたの望んだ天国なんだよ。満足した?」って訊かれているような錯覚に陥ります。でもそれは、決して望んでいた結果では、ないのです。ちょっと人を嘲笑するかのような悪魔的な曲、是非聴いてみてくださいね。(99/04/23)

 

but_007.gif (971 バイト) Blurry Eyes (L'Arc〜en〜Ciel)

 これが収録されている「Tierra」のジャケットには、髪の長いhydeがうつっています。もうなんか、大航海時代に出てくる貴族のような風貌をしていて。初め見たとき「ひょっとしてhyde?」って目を疑いました。つまり、目がblurryだから一目で判断出来なかったのではないかと。そんなんことは、さておき、この曲の好きな部分は、

Why do you stare at the sky with your blurry eyes?

 ちょっと、この質問をされたらすぐに自分の答えは、出ないでしょう。それだけ意味深い質問だったんですよね。「そんな曇った目で空を見てどうするの?」「もっと素直になって澄んだ瞳で空を見ようよ」、そんな風に言っているようにさえ思えてしまう。そして、ここのフレーズが好きなもう一つの理由は、この部分の曲の転調が絶妙であることです。まるで、小川のせせらぎのようなメロディ。もう、この部分だけを聴くために何度もリピートをしてしまう日もあります。雲一つない晴れの日にこれを聴きながら散歩に出かけてみたいですね。さて、そのとき空を見上げたらどのように映るのでしょう。(99/04/27)

 

but_007.gif (971 バイト) 花葬 (L'Arc〜en〜Ciel)

 「花葬」は、ダ・ヴィンチ6月号で「姑獲鳥の夏」のテーマ曲として選ばれています。まぁ、それで僕もシングルを買おうかなという気分になったのです。それまでは、シングルは、割高だからアルバムで満足しようと思っていたのですけどね。これを聞いてアルバムに未収録のシングルも、買わないといけないなぁと思ったのでした(笑)それくらいインパクトがあります。一発が大きいのではなくって、何度も聞いていくとずしっと来る衝撃がありますね。タイトルの「花葬」からも連想されるように「死」というものをひしひしと感じさせられるのです。

gravity is on the increase as a time goes by

my body returns to the earth

 この一文から始まるkenの詩が好きです。曲の間に語られるのですが、誰が語っているのかまだ分かっていません。.kenなのかなぁ。歌詞のところには、ちゃんと訳も載せられていますが、これは、英語で読んだ方が断然雰囲気が出ます。それからこの「花葬」には、「1014MIX」というヴァージョンが、「禁恋」のc/wとして収録されています。こっちは、こっちでまたいい味を出しているんですよ。地の底からhydeが歌っているという感じです。「死んでもなお歌い続けるhyde」のイメージが離れないです。「1014MIX」の方が、さらに「死」というものを感じさせてくれます。ちょっと怖いくらい。小説「リング」にぴったりではないかと思っていますけどね。

 僕は、主に、ノリノいい曲、楽しい曲が好きなのですが、これは、別格となっています。悲しいさがあるけど、寂しくないから聴けてしまうのです。(99/05/09)

 

but_007.gif (971 バイト) Pieces (L'Arc〜en〜Ciel)

 発売日が僕の誕生日であったこともあって、聴く前から注目していました。はじめ聴いたときは、凄く切ない感じがしました。でもなんだか暖かい、優しいそんな曲です。出だしの部分は、なんだかのどかな心境にさせてくれます。その後の「泣かないで、泣かないで〜♪」では、泣かないでとお願いされてしまうから逆に泣けてしまうのです。

うららかなこの季節愛する人と今 感じているかな?

 この後のメロディが僕は、大好きです!空に舞い上がる感じがなんとも言えないですね。それもゆっくりを上がるのではなくって、逆バンジーのように一気に昇天するような感じなんんですよ。ワープした感じにも似ているかもしれないです。このメロディを境に次の世代に引き継ぐみたいなのもありかな。他には、「歳月は夜を夢に変えるみたいだから目をこらして さぁ!」の部分もぐっときます。いつにも増して詩的なフレーズが多くて歌詞を読んでいてもゾクゾクしてしまう。「私のかけら」なんてもう・・・!(以下略)全体的な曲の感じとしては、フワフワと空を飛んでいる感じ、ユラユラと海を漂っている感じなんですよね。その中で色々アクセントが入っていてそれが心地よい。人生というモノがまさにそういうものではないのかな。

 ということでしばらくの間は、この曲に浸っていそうです。もう、極上の誕生日プレゼント!(99/06/03)

 

but_007.gif (971 バイト) Driver's High (L'Arc〜en〜Ciel)

 エンジンがかかる音からスタートするこの曲。イニDをちょっと思い出させてくれます。ずっと首を横に縦に振っていたくなるのですよ。もう脳味噌がシェークになろうが降り続けたい!!って感じ。僕が車を運転している時に感じる気持ちをそのまま表してくれています。「不思議なほどハイな気分」「アドレナリンをずっと流して」いるんですよ。高速道路とか走っている時は、つねにそんな気分です。

駆け抜けてよ時間切れまで生まれつきのスピード狂なのさ

Woh! Clash! Into the rolling morning

Flash! I'm in the coolest driver's high

来世でまた会おう Yeah!

 英語の部分を一気に歌いきってくれるのが好きです。でも自分なりに訳してみると「朝日を見て、今まで高ぶっていた気分が、冷めちゃった」になるんですよね。本当にこれでいいのかなぁと思ってしまいます。でも、この曲を聴いて北海道のまっすぐな道を走ってみたいです。もう、アクセルベタ踏みで、信号も無視してみたいぞ!・・・危ない危ない(99/07/05)

 

but_007.gif (971 バイト) 死の灰 (L'Arc〜en〜Ciel)

 花葬のように死というものを連想させられる曲です。花葬は、外人墓地をイメージさせられるのに対して「死の灰」は、原爆の被害にあった街、隕石衝突を受けた街というイメージですね。生命の存在を感じさせない、あるのは無機質ながれきの山。そんな場所に残された「無数の異なる神より選ばれし者」に対して死神がささやきかけているような歌だとおもいます。

死の灰か何か?運命の時に救われるか賭けようぜ

最後に笑うのは誰か

 この歌詞がとっても印象深いです。この後に「それは、私だ」と死神が言っているような気がするんですよね。冒頭にも書きましたが、死を連想させられるのです。だけれど、怖いとか悲しいとかそんな感情は出てこないんですよ。むしろ、何もかもふりだしに戻されて「さて、どうしたものかな」という感じに近いです。あ、孤独感は感じさせられますね。独りで聴くのがあっている曲かもしれないです。アルバム「ray」のなかでは、3番目くらいに好きな曲です。(99/07/13)

 

but_007.gif (971 バイト) It's the end (L'Arc〜en〜Ciel)

 この曲は、「グランディア」というゲームのCMに使われています。アルバムだとちょうど「死の灰」の次なんですよ。前の曲のイメージを引きずっていて「廃墟の街をあとにした旅人」のための歌のイメージがあります。

さぁ そのトランクに大好きな物を

全部詰め込んだら

ここから降りてそのままあなた

どこかに消え失せて

 出だしのこの部分に惹かれてしまいますね。「トランクに大好きな物を全部詰め込む」というところが好きです。あとは、「転がる車輪に引かれた花束を乗せて」という部分も切なくて良いです。この曲も孤独を強く感じさせられます。「ray」が静かなイメージが有るのは、「死の灰」とこの曲が初めに来ていてそのインパクトが強いためでしょう。それくらい力のある曲なのです。

 ちなみにライブでは、hydeが生でタンバリンを演奏してくれて素敵でした。(笑)(99/07/13)

 

but_007.gif (971 バイト) NEO UNIVERSE (L'Arc〜en〜Ciel)

 2000年になって初めて聞いた曲がこれです。ライブで、ですけど。ライブの時は、それほど注目していなかったのですが、CDで改めて聞くとドンドン引き込まれていってしまいます。聞けば聞くほど胸が高鳴ってきてしまうのです。そのうち涙目になってきます。音楽でここまで感情を動かされたのは、久しぶりですね。このまま聞き続けるとやばいと思い今は、演奏を止めているくらい(笑)イメージとしては、「雷雲から太陽の光が射し込めてくる」「純白」「空をかけてゆく天馬」という感じかな。好きな歌詞はこれですね

あなたは風のように優しく

鳥のように自由に

この世界をはばたく

恐がらずに neo universe

 「つまらない過去に縛られずに、未来に向かおう」って言われている様な気がするのです。「鳥のように自由に」という部分が特に好き。自由な気持ち、自由な考えを大切にしたいな。(2000/01/18)


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