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このサイトについて

このサイトは、代表的な日本の歴史認識問題である南京事件と慰安婦問題、ならびにその関連テーマについて、筆者が調査したことをまとめたレポート群で構成されています。

これらの問題が存在することを肯定するグループ(主としていわゆる左派系)と否定するグループ(同右派系)、及び、その中間的なグループに分れて激しい議論が行われてきました。肯定派は否定派を独善的だと非難し、否定派は肯定派を自虐的だと攻撃しますが、このサイトではその両者の主張を紹介しています。筆者自身の分析や見解も記していますが、読者のみなさまに押しつけるものではなく、むしろ読者ご自身がそれぞれの主張の是非を考えられるようにすることを目的としています。

サイト構成図

サイト構成図(2020/6/1現在)

このサイトの特徴は次の2点です。

(1) 体系的・網羅的

ネットにおいて歴史認識の問題は数多く取り上げられていますが、問題の全体を体系的かつ網羅的に調査・分析したものはほとんどみかけません。ネットという性格上、的を絞った方が読者の興味をひきやすいのでそれはそれでよいと思いますが、ここでは事件の全貌を把握するために必要だと思ったことを体系的に整理しました。そのため、コンテンツの量が膨大になり、全部を読み切るのはとても大変なので、お忙しい方には、「第1章 概要」を読めば事件の大要がわかるようにしてあります。

(2) 科学的分析

歴史認識の問題には、肯定派も否定派も「事実が大事」と叫びながらも、最後の判断のところでそれぞれの立場や感情などに影響されています。最も信頼できるといわれている事件現場にいた人がその場で書いた日記や記録などを重視するのは無論ですが、可能なものについてはできるだけ定量的に分析しています。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。

〔Otto von Bismark(1815-1898)〕