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前日は四万十川本流岸辺の十和温泉に宿泊したのだが、ここも一応釣り専用区に位置しているけども先日の台風で石が埋まって良いポイントが埋まってしまった。宿の主人は以前毎日川へ行っていたそうだが、体を壊して最近は全くやっていないとの事であった。そこでお勧めのポイントを聞くとやはり釣り専用区の昭和大橋下の瀬で、車で入川可能と。本流か支流へ入ろうかと迷っていたが、お勧めのポイントへ入る事とした。早々に勘定を済ませ、日釣り券も購入して、紹介して頂いた囮屋で囮も購入し、昭和大橋へ向かう。川へ降りると先行者が一人、丁度釣支度をして、これから始める所であった。話を伺うと昨日もポツポツとは掛って、大型は26cmあったとの事であった。広いポイントであるので是非一緒にやりましょうとのお勧めもあり、此処で竿を出す事とした。先ずは広い瀬の瀬頭にある大石裏の流れのやや緩いポイントから始める。直ぐにはアタリは出なかったが、15分程で強烈なアタリがあり、下流のガンガンへ走るのを何とか堪えてやり取りをするが、中々寄せられない。3、4分やり取りをしていたが、流心の向こう側の深瀬に入ったまま動かなくなってしまった。無理は出来ないのでそのまま動き出すのを待っていると、最後の一暴れで身切れで外れてしまった。最初から結構な大型だと思われ、後に釣れた24cm級の引きに比べれば格段に強く、確実に25cm越えの大型と思われ残念であった。気を取り直して、やや下のポイントへ囮を入れると又5分程でアタリがあり、今度はそれ程大型ではなさそうで難なく寄ってきたので、引き抜こうと竿を立てると又もやスッポ抜けのバラシである。その後はアタリがパッタリ無くなり、今日は出だしのバラシが響いて坊主も脳裏に浮かぶ。一時間程経って、大石の横の流心に囮を入れて引くとやっとアタリが出て、これも下のガンガンへ走るのを何とか瀬脇へ寄せて引き抜くと24cmの良型であった。何時もならこの大きさの野鮎は囮として使わないのだが、他に良い囮もなく、止むを得ず囮にして、今度は大石の上流を探っていると22cmの囮頃が掛る。その後はアタリも遠退き下の瀬で17cmが一匹掛っただけで後はケラレが2回続いて午前中は終了する。午後はケラレ対策として掛針を一段大きくすると同時に、瀬を攻める心算で仕掛けも大鮎対応の太仕掛けに交換した。午後は先ずはガンガン瀬の瀬頭から始めると30分程で期待よりはやや小型ではあったが、囮頃の18cmが背掛りで掛った。囮を交換して早い瀬を攻めるが、アタリは無く囮が弱るばかりである。すると手前の瀬脇のやや流れのない所に多くの鮎がヒラを打って苔を食んでいるのが見えたので、そこへ囮を静かに入れて泳がせていると直ぐに21cm越えが掛った。しかし直ぐに鮎は居なくなってしまい続くことは無かった。再び瀬の中を攻めていると良いアタリでガンガン瀬を囮を引っ張って上って行く。これは少しは良い型だと確信したが、太仕掛けの為、竿を立てて難なく引き抜くと24cmの良型であった。その後も忘れた頃にアタリがあると言う状況で入れ掛りは無かった。しかし後からやり難い対岸に入った釣り人は良型を次々と掛けており、20匹以上は掛けたと思われ、竿抜けに当たれば結構数は稼げると思われた。一緒に釣った先行者もほぼ同数を掛けたとの事であり、お礼を言って、次の仁淀川へ向かう為に納竿とした。
使用仕掛:午前-水中糸0.08号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背針使用、メガトルクV
:午後-水中糸0.15号複合(付け糸フロロ0.8号)、ハリス1.5号、針一角8.0号3本錨、背針使用、メガトルクV |