KATOAYUの全国鮎友釣漫遊記

近畿


2010/7/28:古座川 (月の瀬温泉泊)

今日は昼過ぎから雨の予報だったので、泊まった勝浦をなるべく早く出発して古座川を目指す。途中の串本町を走っていると突然の土砂降り、今日は駄目かと諦めながら更に進む。しかし古座川を上る道路は全く濡れていない。どうやら朝からの夕立であった様だ。入川するポイントを探しながら上流を目指すが、トロ場が多くなかなか良い場所が見つからない。瀬を探しながら上流部へ来て三尾川橋から川を覗くと、良い瀬があり、その上の瀬頭には鮎の姿も見える。更によい事には先行者も居ないので、早速近くの囮屋へ向かい囮と鑑札を購入。状況を聞くと上のトロ場で数は少ないが良い型の鮎が掛かるとの事、昨日釣れたと言う鮎が水槽で泳いでいたが、25cmはある見事な物も混じっていた。10時前に川へ下りて、囮屋の薦め通り瀬上の鏡で30分程泳がせるが全く反応がない。余りにも流れが無く浅いので、養殖囮では無理と判断して、少し流れのある瀬頭へ移動。すると30分程で待望のアタリがあり、口掛かりながら16cmが釣れた。囮が野鮎に替わったので再び鏡トロを泳がせるが、やはり反応は無い。その内に釣人が1人瀬の中程下に入ってポツポツ掛け始めた。やはり瀬の方が追いが早い様で再び瀬頭から下へ釣下る事とした。ポツポツ掛かるが小型ばかりである。やはり小型ばかりなのか数が出なかったのか1時間もすると下流の釣人は竿を畳み、移動してしまった。私は雨が降り出す昼までと決めていたので、ここで粘る事とする。昼食を済ませ、先行者が攻めたであろうガンガン瀬の向う辺地を泳がせると強烈なアタリで瀬の中へ潜り浮いてこない。慎重にやり取りして抜きにかかった時に痛恨の身切れ。引きからして楽に20cmは超えていたと思われるが残念であった。しかしその後も辺地をじっくり探ると20cmの良型混じりでポツポツ掛かり始めた。良型を囮にしてガンガン瀬も攻めてみると20cmを超える大型は出なかったが、17〜18cmがポツポツ追った。その後瀬での追いが無くなったので、瀬尻から落ち込みを攻めるとやはり小型が数匹掛かった。その後も瀬で続けるが小型を2匹連続空中バレ、それに続き根掛かりで囮を失う。仕掛けを張り直して続けるも、途中パラパラ来た雨も本格的になって来たので納竿した。昼過ぎまでで終了と思って始めたが何とか4時まで出来た事に満足であった。身支度を終えて車で今日の宿泊地へ向かう僅か15分程で途中から土砂降りとなり、この雨が朝方まで続く事となった。
それにしても今日は天気も曇天で水温が朝から全く上がら無かった為か、チラシ針を使用していたにも関わらず、水中バレ、空中バレが6、7匹続いた。釣れた場合でも口、頭掛かりが多く、相当追いが悪かったと思われる。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号回転チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル90


2010/7/31:大塔川 (川湯温泉泊)

28日夕方からの大雨で和歌山県内の川は大増水で何処も友釣りが出来なかったので、29日はゆっくりと串本観光、30日は熊野川流域で出来そうな川を探した。何処も濁りが強い中、高田川と北山川は笹濁り程度まで回復していたが、何れも水はかなり高く苦労しそうであったので釣行を諦めて、瀞峡観光とした。その後、宿泊している川湯温泉へ戻るとホテルの露天風呂が昨日は水がかぶっていたが、朝には水位が1m位下がり、昼過ぎには既に入浴できる迄回復していた。そこで近辺の四村川、大塔川のポイントを探して回り、中でも高水でも入れそうな場所として大塔川の上流部の監視小屋前で明日は竿を出す事とした。
本当であれば今日は朝ゆっくりして帰宅する予定であったが、澄み始めた熊野川支流の大塔川で昼過ぎまで釣をしてから帰宅する事とした。朝食を一番で済ませ、昨日確認しておいた鑑札販売所へ向かうと囮を置いてない事に気が付き、急遽本流の出会いまで走り、囮と鑑札を購入して昨日探しておいたポイントの監視小屋へ向かう。8時過ぎに到着したが、既に先行者が3名が竿を出していた。瀬の一番上に入り、釣り始める。どうやら左岸側が出水前に水が流れていたと思われる岩盤であり、そこを中心に攻めるが、アタリは無い。岩盤にも所々ハミが見られるが、本ハミではない。30分程で直ぐ下の釣人が上がったので、徐々に釣下って行く。ガンガン瀬の中にある大石の裏側へ囮を入れると直ぐにアタリがあり、16cmが掛かる。慎重に引き抜き、囮を替えて同じ場所に入れると又直ぐに先ほどより良いアタリがあり、下のガンガンへ走られたので、竿を溜めていると痛恨のバラシ。下の釣人が釣下がったので、一緒に釣下がるが、当然アタリは無い。それでも下流の二つの大石前の瀬近くでポツポツと3匹掛かった。その後根掛かりで一匹ロスして、昼食とした。時間が無いので30分程で川へ戻り、先ほどの少し上の石裏の泳がせると直ぐに18cm級が掛かる。囮を替えて午前中に掛かった大石前へ移動すると、水が朝より下がった事と囮が良い事で楽に潜って行く。すると直ぐに同型が掛かり、その後も4連チャンで掛る。どうも水温が上がって来たのと減水して追いが良くなったのではないかと思われる。予定の2時になったがポツポツ掛かるので中々きりが付かず、2時半過ぎに、釣り上がりながら戻る。その間にも良さそうなポイントでポツポツ小型が追い釣が出来るので更に遅くなる。最終的には3時過ぎまで釣をしていて、途中で日帰り温泉に入って、帰宅したのは10時を回っていた。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号回転チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル90


2016/8/2:日置川(白浜温泉泊)

昨日、ダム下流域を見て回ったが、良い瀬が見当たらず、鮎の姿も見えなかったので、今日は上流域の近露に入った。囮屋で状況を聞くと、渇水で鮎が小さく、魚は多いが追いが悪いとの事であった。取敢えず囮と日釣券を買って入川し易い北野橋のたもとから入る。川へ降りて観察すると石の垢は完全に垢ぐされであったので、なるべく流れのあるポイントか深場を狙うしかない様だ。チャラ瀬やトロ場には多くの鮎が見えたので、此処で竿を出す事とする。釣り支度をして先ずは瀬の上流から囮を入れると二筋目でアタリがあり囮頃の17cmが釣れる。囮を野鮎に替えて少し下流の筋を攻めると、又もアタリがあり18cmの良型が釣れる。苦戦の予想を裏切っての連チャンに気を良くして続けるが、後はアタリが遠のいた。瀬尻の落ち込みに良い深瀬があり良い石もあったが、やはり追いが無い。更に下のチャラやトロ場には多くの鮎が見えたので、此処で泳がせると、反応は見られれるが、針掛かり迄には至らない。早々にここを諦めて更に下の瀬へ移動すると、やっとアタリがあり、針掛かりするが、引き抜きでスッポ抜けである。それでも次もアタリがありなんとかタモに収まる。最初の鮎からほぼ1時間かかってしまった。その後もポツリポツリとアタリがあり囮が繋がる。昼食に車に戻り、午後は朝一に攻めた瀬から始めると、直ぐにアタリがあったが、又も引き抜く際のスッポ抜けである。次も直ぐに掛かり17cmが釣れたが後は続かない。そこで午前中に追いがあった瀬でへ移動すると、ポツリポツリとは掛かりるが、多くは望め無い。更に下の平瀬へ移動して泳がせると、良いアタリがあり19cmが釣れた。此を囮にして向こう岸のヤブ陰を泳がせると又も強烈なアタリがあり、囮を上流へ引っ張って行く。なんとか引き抜くと、これも19cmと良型であった。さあここから泳がせで良型の連チャンかと気合いを入れると同時に遠くでゴロゴロと雷鳴が。山の上に真っ暗な雲が近づいて来た。慌て竿を畳み車へ戻り、着替えをしていると、直ぐ近くの山にでも落ちたのか凄い雷鳴があった。しかし着替えを終えた頃にはポツポツと降り始めた雨もすっかり上がってしまい、空にも明るさが戻っていた。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針一角、てっぺん7号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)


2016/8/3:富田川(竜神温泉泊)

前夜にネットで調べると鑑札の販売店は結構あったが、囮の販売は2店しかない。そこで上流部の囮屋へ向かい、日釣券と囮を購入する。天然鮎の囮が入っているとの事で、迷わず選択すると、19〜20cmの良型であった。又、お勧めのポイントを聞くと、地図を書いて入川場所迄も丁寧に教えて頂けた。地図通りに車を走らせると、駐車場の直ぐ下が釣ポイントと絶好な場所であった。先行者の車が一台止まっていたが、見えたる範囲には姿は無い。早々に支度をして川へ降りる。囮を付けて、へちは垢腐れであったので、成るべく流芯を探ろうと、誘導しようとすると、一発で追いがあり、17cmが背掛かりであった。囮を替えて次の流芯へ入れると又もアタリがあり、16cmが掛かったが、残念な事に腹掛かりで即死であった。それでも開始5分で2匹と絶好調であったので、てっきり竿抜けかと期待し、囮をそのままにして続けたが、その後パタリとアタリが止まってしまった。それでも段々と釣下がって行くと、30分程で瀬の中段の深瀬で良いアタリがあり18cm級が掛かり、その後はポツリポツリと良型混じりが竿を曲げた。5匹程でアタリが遠のいたので、最初から気になっていた瀬上の深瀬へ移動して泳がせを始める。すると程なく17cmが掛かり、続けて3匹程同型が掛かったが、やはりアタリがなくなる。更に上流の平瀬で泳がせると又も2匹が入れ掛かったが、丁度昼となり、午後の楽しみに敢えてポイントを温存した、これも貸切状態の余裕であった。午前中は楽々ツ抜けを果たし15匹であった。午後は午前中に温存したポイントから始める予定であったが、更に上流のガンガン瀬から釣下がる事にする。瀬の最上部の大石下の白泡へ囮を入れると直ぐにアタリがあり下流に走らたが、竿を立てると直ぐにバレてしまう。逆さ針を打ち直して、少し下流を引いていると、コツンとアタリがあり14cmの小型掛かる。この流れでは無理かと思いつつ、白泡のあちこちに入れるていると、強烈なアタリがあり下流へ走る。少し下流へ下り引き抜くと、20cmの良型であった。これを囮にして段々瀬を探って行くと、瀬の巾が狭いので、一ヵ所で一匹しか掛からないが、良型が3匹続いた。その後は午前中に釣り残したポイントへ釣下がって行くと、ポツポツと飽きない程度にアタリがあり17〜18cmが掛かった。釣り続ければまだ掛かりそうであったが、空模様も悪くなり3時で納竿とした。川の状態はそれ程良い様には見えなかったが、鮎の数が多く、何よりも釣人が少ないのが幸いして29匹と数が纏まり、型も比較的よく16cm以下の小型は5匹のみであった。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針一角、てっぺん7号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)


2016/8/4:日高川(清水温泉泊)

昨日富田川から龍神温泉に向かって車を走らせると途中から突然の夕立があり、宿で温泉に浸かっている間も続いていたため今日の釣りを心配したが、朝は良い天気で安心して温泉下の囮屋へ向かう。此処で入川予定していた広井原を聞くと、直ぐ裏にも良いポイントがあると聞いたので、丁度車も止める駐車場もあった事もあったので、急遽此処で竿を出す事にする。先ずは良い瀬の最上部から始めると、5分程で今日も幸先良く17cmが掛かった。囮を替えて直ぐ下の大石裏を泳がせると又も入れ掛かり、18cmが腹掛かりながらタモに収まる。今日も出だしは好調であったが、やはり2匹で止まってしまい一時間程アタリが出ない。それでも瀬の隅々を探って行くとなんとか腹掛かりながら次が掛かった。その後はもう一匹が掛かっただけで後が続かないので、瀬の上の深瀬で泳がせると程なく小型がポツポツ掛かるが、やはり続かない。更に上流の急瀬を引いて小型を掛けて、此を囮にして向こう岸の分流の深みを泳がせると強烈なアタリがあり囮を上流へ引っ張って行く。なんとか引き抜くと今日一番の良型21cmが上がる。良い囮が入ってこの急瀬で何匹掛かるか楽しみにして続けるが、泳ぎが悪く中々押しの強い瀬の中には入らない。やむなく囮を替えて白泡の中を引くと良いアタリで掛かりるが、スッポ抜けであった。次も直ぐにアタリがあったが、ケラレて針掛かりしない。11時を回った頃から俄に雲が広がり暗くなると全くアタリが遠のいてしまう。12時前に昼食を仕入れに近くのコンビニへ走り、再び囮屋へ戻り昼食を取る。川へ戻った頃から更に空は暗くなり今にも雨が落ちてきそうであった。アタリがも無いまま一時間もしない内にポツポツ降り始めたので、竿を畳み始めるとザーと落ちてきた。急いで車へ戻り着替えを始めると、空は少し明るくなったがこの頃毎日夕立があり、鮎のアタリも無いので、そのまま次の龍神温泉へ向かう。途中の雨も大したことも無く、まだまだ釣りが続けられたかと後悔していたが、途中に立ち寄ったドライブインで龍神は凄い夕立だと聞かされ早上がりに納得した。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針てっぺん7号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)


2016/8/5:有田川(根来温泉泊)

昨日は早くに有田川へ到着したので、川の上流から二川ダム下流部まで見て回ったが、下流部はダム水特有の水質でどうも釣りをする気にはならなかった。上流部にはそこそこ釣人が入っており、そこそこ釣果はあるのだろうが、見ている限りではそれ程釣れている感じはしなかった。
今日は取り敢えず上流部へ車を走らせて、中流域の囮屋で話を聞くと、川の状態が悪く中々追わないが、掛る鮎は大きいとの事であった。又午前よりは午後の方が追いが良い様で地元の釣人は午後を狙って川へ入るとの事であった。ここも駐車場があったので、囮と日釣り券を購入して川へ向かう。上(?)下(ダットの瀬?)の瀬には一名づつの先行者がいたが、十分のスペースがあったので上流の瀬の間で始める事とする。見るからに石の状態は悪く、完全な垢ぐされで、鮎が着いている様な石は見られない。今日は天気が良く朝からジリジリと太陽が痛い程背中に照り付け、支度をしているだけで汗が噴き出る。取り敢えず流れの弱いポイントから泳がせるが鮎の気配は感じられない。しかも囮の状態も悪くそれ程囮を酷使した訳でもないのに囮の腹に婚姻色が出始めて全く動きが悪くなってい待った。この時期にこの囮は無いだろうと思いつつ、我慢をして続けるが、掛る鮎は居ない。瀬の落ち込みの深トロには良型の鮎が群れていたので、囮を入れて泳がせるが、こんな弱った囮には見向きもしない。30分程でこの瀬を諦め下の瀬で囮を引いてみるが、やはり追われる気配が無い。一時間程でこの囮を諦めて場所移動を決める。今度は瀬の上の小砂利の平瀬の向こう岸寄りに良い色の石が並んでいたので、二匹目の囮に変えて、そこへ泳がせると岸側の石に向かう手前の砂利底でキラリと鮎が反転するのが見えた途端に下流へ囮が引かれる。慌てて竿を立てるが下のガンガン瀬へ向かい走るので止めるので精いっぱい。十分な体勢に成る前に慌てて引き抜くと、自分の右側へ鮎が飛んで来たので、タモを出すが囮だけタモへ入り掛り鮎はタモの外へ。鮎がらくに20cm越えと大きかった為に、中ハリスが切れて野鮎は川へ帰って行ってしまった。これで万事休す、囮鮎も一気に弱ってしまい、やはり婚姻色がでて途端に泳がなくなる。暫く続けたがアタリが続く事は無かった。囮を買い直して続ける気力もなくなり、暑さに負けて納竿する事とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針てっぺん7号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)



2016/8/6:紀ノ川

紀ノ川にも囮屋が全体で3店しかなく、上流部の支流にある囮屋へ向かう。囮屋に到着すると大阪から電車で釣りに見えたH氏から声を掛けられた。H氏はここで囮を購入して支流で竿を出す予定であったが、支流の水量が少なく釣りに成らないので本流へ行きたいので車に乗せてほしいとの事であった。私も本流で竿を出す予定であったので、気軽に了解すると、お礼にと囮代を出させて下さいとの話であった。丁重にお断りしたが、どうしてもとの事であったので、お言葉に甘える。しかし、いざ囮を購入する段階で囮が3匹しか居ないとの事で最終的に二人で3匹の囮を持って本流へ向かう。3軒しかない囮屋でこの調子では紀ノ川での友釣りも最近あまり期待できないと思われた。橋本橋の袂に土手から車で降りる道があるとの事でそこへ向かう。いざ川へ降りると紀ノ川も垢ぐされが酷く鮎の気配はなく、今日の釣も厳しいと思われた。先行者が一名、瀬尻で釣りをしていたが、瀬頭上の平瀬で2人が並んで竿を出す事とした。しかし、彼方此方を泳がせるが中々アタリは無く、時間が過ぎる。今日は帰静する日なので、せいぜい2時頃迄しか竿を出せないので、色々なポイントを探るが同じであった。シビレを切らしてガンガン瀬へ下り瀬脇に帰る囮を無理矢理沈めると、ガツンとしたアタリがあったが、針掛りせずケラレてしまう。昼前になったので元のポイントへ戻るとH氏は何とか一匹掛り、その後も良型をバラシてしまったとの事であった。車へ戻り昼食を済ませてから、午後の部を二匹目の囮を使って同じポイントで始める。より丁寧に彼方此方を泳がせると30分程でやっとアタリがあり、下へ走る。ガンガンへ入られない様に注意をして慎重に引き抜くと20cmが頭掛であった。何とかお情けの一匹を手にしたので、囮を野鮎に替えて次に期待したが、中々追いは無い。其の内に俄かに暗くなり、遠くで雷鳴が響き始める。早々に中断して車へ戻ると雨もポツポツ落ち始めたので、H氏と話をして納竿とした。着替えてH氏を駅に送る頃には本降りに成り始め、しかも帰る途中の和歌山県北部は前も見えない程の土砂降りの夕立であった事を考えると本当にタイミングよく上がったと安堵する。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針てっぺん7号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)


2022/8/3:愛知川上流(高島市泊)

9時過ぎに漁協に到着して状況を伺うと水位が低く、いまいち釣果は出てないとのことであった、何とかツ抜けぐらいの釣果は出ているようだ。ポイントは川遊びが多いので上流部の方がよいとの事。日釣券と囮を購入して上流部へ車を走らせる。神崎川と合流点の駐車場に車を止め、川へ降りる。完全に渓流のポイントである。流れが細いので流心部へ囮を入れると一発でアタリがあり15p程の小型がかかる。囮を変えて同じポイントへ入れると又直ぐにアタリがあり今度は16p程が背掛かりで掛かる。これは入れ掛りかと思ったが後は続かずポイントを探っていく。するとポツリポツリと小型が掛かり30分程で3匹が掛かったた。その後は段々瀬を釣り下るがいかにも掛かりそうなポイントでも全く野鮎の反応はない。釣り初めたポイントより良さそうなのに掛からないので、多分先行者があり、釣られた後なのだろう。根掛かりで仕掛けを切る羽目になり、最後にと瀬の開きの深瀬へ囮を入れると明確なアタリはないが、下流へ引っ張って行く。どう見ても鮎の引きでは無くただ重い、何とか引き抜くと25cm程のイワナであった。午前中はこれで終わり午後は下流へ移動することとした。
午後は竿を短い物に変えて黄和田橋の上流に入ると先行者が一人竿を出していたので、昼食を取りながら見ているとポツポツと掛かる様だ。昼食が終わる頃には先行者も上がってしまったので、此処で竿を出して見る。すると向こう岸の辺地でアタリがあり、16cmが掛かり、囮を替えて送り出すと入れがかりで17cmが掛かり、これは入れ掛かりかと期待するも又もアタリが続かなかった。それでも周りを泳がせて探るとポツリポツリと飽きないペースでアタリがあり、一時間程で4匹を追加した。しかし後が続かず、瀬へ移動して続けるが、此処でも流れの速いポイントでは全く反応が無く、やはり場荒れなのだろう。
使用仕掛:水中糸複合0.08号、ハリス1.0号、針楔7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)、午後小太刀


2022/8/4:安曇川朽木(京都大原温泉泊)

8時過ぎに囮屋に到着し、状況を聞くとまあまあ釣れていると、ポイントを聞くと直ぐ近くの水管橋の瀬が良いのではとのアドバイスに従って囮と日釣り券を購入して川へ向かう。釣り支度をして川へ降りると先行者は無く、先ず瀬頭の緩やかなところから始めると、5分程でアタリがあり、15cm程の小型が背掛かりで釣れた。囮を替えて続けるもビリ鮎の3連発、今日はこれとの戦いかと思いつつ、段々と流心を探って行くと良いアタリがあり、17cmが掛かり、これは入れ掛かりかと期待させる。しかし後が続かず暫くアタリが遠のき、下流の速い瀬へ下るとポツリポツリと釣れ始め、10時を回った頃から良く追うよになり、朝イチに攻めたポイントでも掛かった。早々にツ抜けを達成し、さあこれからと言うところで根掛かり、仕掛けを切る。するとアタリがピタリと遠のき、瀬落ちへ移動。瀬落ちを暫く泳がせていると、急に強烈なアタリがあり、下流へ走られる。今までは小型中心に釣れていたので、鮎でないと思いつつ慎重に下流へ下り引き抜くと、21cmを越える良型の尻尾掛かりであった。その後はもう一匹を追加して昼食を取る。午後も同じ瀬から始めると、囮が流心に入ると直ぐにアタリがあり、17cmが背掛かり、囮を替えると入れ掛かりで同型、さらにもう一匹を追加したが後が続かなかった。再び瀬尻へ移動して開きを探ってもアタリは無い。更に下って行くと下の瀬迄のトロ瀬の石がやけに綺麗に磨かれている様なので泳がせると、ポツポツと良いペースで釣れた。その後は下の瀬頭まで釣り下るとポツリポツリと掛かり午後もツ抜けを達成。こんな事なら早くこの瀬へ移動して、瀬を全て竿を出すべきだったと後悔した。鮎の魚影は噂通りかなり濃い様で、まだまだ掛かりそうだったが、3時で納竿とした。

使用仕掛:水中糸複合0.08号、ハリス1.0号、針楔7.0、6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)


2022/8/5:上桂川(美山町泊)

朝から降っていた雨も上がり、上桂川の上流部花脊に10時前に到着すると、川の流れは細そうだが石が綺麗そうなので、オトリと日釣り券を購入してすぐ裏の瀬に入川する。しかし今にも降りだしそうな中、先ずは瀬頭の白泡の中へ囮を泳がせていると5分ほどでガツンとアタリがあったが、竿が曲がらない。囮を引き寄せてみるとなんと掛針が無くなっている。ハリス止めからのすっぽ抜けである。仕掛けを直していると突然のどしゃ降り、急いでカッパを着て続けるが、先程のアタリは何だったかと思う程アタリは無い。段々と少しでも流れのあるポイントを探って行くが、あまり大きな水が出ていない様で石の間に小枝が多く根掛かりの連発で釣りにならない。一時間程で諦めて下流へ下る事とする。
川を見ながら下って行くと、殿橋の下流には多くの釣り人がいて、上がってきた釣り人に状況を聞くと午前中で良型を7匹程との事であった。時間も無いので此処で竿を出す事とする。弱りかけた囮では泳がせも出来ないので、割と流れが効いたポイントを中心に探っていると、30分程で良いアタリがあったが、竿が曲がらない。不思議に思って囮を引き寄せると、今度は逆さ針ごと無くなっている。仕掛けを張り替えて続けると、程無くアタリがあり、良型が掛かった。慎重に溜めて引き抜こうとすると、なんと今度はスッポ抜けでバラしてしまう。気を取り直してより流れの速いポイントへ囮と送り込むと、良いアタリで20cmが背掛かりで釣れた。これを囮に替えて今まで散々攻めた手前の流れへ入れると、間髪を入れず強烈なアタリがあり、流心へ走られる。何とか竿とした立てて持ちこたえて強引に引き抜くと22cm程とそれほど大きくは無かったが、体高のある良型であった。此れを囮にして、あちこちを泳がせたり、流心を引いたりしたが全く反応はなかった。午後3時過ぎに納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.08号、ハリス1.0号、針楔7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)


2022/8/6:美山川(あやべ温泉泊)


昨日の夕方に通りかかった時には上流で夕立があった様で、かなり水が高く茶色く濁っていたので、今日釣りが出来るか心配したが、朝、川へ着くとほぼ平水に戻り、濁りも完全に無くなっていた。上流部の友釣り専用区へ到着し、近くのおとり屋で囮と日釣券を購入して、10時過ぎにすぐ裏の川ヘ入る。先行者は数人いるが一番空いているやや白泡の立つ瀬へ入る。先行者も釣れている様子は全くなく、川の状態もあまり良くなく苦戦しそうであった。流れに変化のあるポイントを中心に探っていくが、中々アタリは出ない。それでも30分程で良いアタリがあり、いきなり下流へ走られる。少し下りながら思い切って引き抜くと、思いがけない良型で23cmが口掛かりで釣れた。最初からの良型で囮にするには躊躇したが、思い切って囮を替えて周りを探るが全くアタリは無い。仕方が無く下の白泡が立つ大石横へ囮を入れると強烈なアタリがあり、下流へ走った瞬間に無念の水中糸切れ、ラインが石に擦れた様である。これで又振り出しに戻ってしまったので、仕掛けを張り替えて、養殖囮からの再スタートする。それでも今度は15分程で上流の白泡の下流へ囮を誘導すると良いアタリで囮頃の20cmが背掛かりで釣れた。此れを囮に流れに変化があるポイントを中心に探って行くと、ポツポツと20〜22cmの良型が5匹掛かった。アタリが遠のいた12時過ぎに昼食として、午後も同じポイントで始めるが、全くアタリは無い。1時間程たった時にやっとアタリがあり、あまり大きくなかったので簡単に引き抜くが、囮のみがタモに入り、掛かり鮎はタモの外へポロリ、久々のキャッチミスでバラしてしまう。此れが運の尽きでこの後は何処を探っても野鮎の反応は無い。最後に下流瀬が空いていたので移動して続けるがやはりアタリは無く、3時で納竿とした。ただこの日の失敗は未だ続いてしまった。釣果写真を撮ろうと囮缶の鮎をタモへ移す際に、水切りをしようと傾けた瞬間に蓋が開いており、慌てて閉めるものの鮎が二匹飛び出してしまった。
使用仕掛:水中糸複合0.08号、ハリス1.0号、針楔7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)



2023/7/19:名張川(東吉野村漁協)

朝 自宅を出るのが遅れ 広瀬橋に11時前に到着する。 橋の袂の囮屋で状況を聞くと 垢ぐされと減水でかなり厳しい状況とのこと。ポイントを聞いていると地元の釣人が今から入るから一緒に案内するよ との事でお言葉に甘える事とした 又囮屋さんも天然鮎を2匹サービスしてくれて、至れり尽くせりであった。 いずれにしても垢グサレが酷く、又水温が27度もあり囮が直ぐに弱りそうなので慎重に泳がせ釣りから始める。当たりが無いので徐々に立ちこみ流心へ入れていくと、コツンと当たりがあり ビリ鮎が掛かるが、ビリ過ぎて囮になりそうもない。石裏の泡立ちへ 囮を入れると良い アタリがあり 16cm 級の真黄色の野鮎が掛かる。囮が野鮎に 変わったのでガンガン瀬の瀬肩へ泳がせると一発で強烈な当たりがあり 一気に ガンガン 瀬へ走る。 瀬尻まで下って引き抜くと18cmの良型の背掛りであった。この 元気 な囮で再び 同じ瀬肩を泳がせると やはり一発でかかり 下の瀬へ走る。 再び 瀬尻で引き抜くと 20cm の良型であった。小型を1匹追加するとアタリがなくなり瀬の中へ移動する。 ここはすでに攻められた後なのか 小型が2匹掛かったのみである。 段々と釣り 下り 瀬尻の泳がせを始めるとポツポツとアタリがあり 16〜18cm級を数匹追加した。12時を過ぎたので昼食にしようと思ったが他の釣り人が釣り下ってきたので、この瀬だけは釣り切ろうと続け数匹追加した後、囮を移動する為に竿を立てながら中層を引いた途端に、強烈な当たりがあり下流へ走ったので、慌てて竿を立てると何と中ハリスが切れてしまう。長く使用した仕掛けなのでどこかに傷があったのだろう。ここで切り良く昼食とする。 午後は同じ ポイントから釣下ると5分程で囮が代わり、その後もポツポツと良型まじりで掛かる。 特に少し深いトロ瀬で上飛ばしで泳がせると、何と4連チャンで良型がかかる。 中には足元から上流へ泳がせると泳いでいかないので可怪しいと思い竿を立てると、もう既にに掛かっている時もあった。 しかし弱い囮が掛かると上へ泳がず、ポイントで引釣りをしても全く掛からなかった 。 さらに下流に釣り下り、数匹を追加したが段々アタリが遠のき、あちこちを探るもアタリはなかった。 最後に念のためにと再び上流の瀬へ戻りの中へ入れると良いアタリがあり 18cm 級を追加したが、その後はアタリは無く3時を回った事もあり納竿とした。 最初は川の状況も良くなく苦戦も覚悟したが、 終わってみれば良い釣果が得られ、これも囮屋さん、地元の釣人のお陰であり、感謝感謝である。
使用仕掛:水中糸複合0.08号、ハリス1.0号、針スティング6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)


2023/7/20:高見川(宇陀市泊)

昨夜の夕立で増水、濁りが心配されたが川に着いて見てみると 多少 増水している様だが 濁りは見られない。 高瀬橋の袂の囮屋で日釣り券と囮を買いながら状況を聞くと最近はあまり良くないようだ。昨日の夕立で朝方は20cm ほどの増水があり濁っていたが 、現在はほとんど 濁りはないとのことある。囮屋の前の 瀬が開いていたので そこに入ることとして釣り支度をしていると、同時に他の2人の釣人が同じ瀬に入る事になったので 私は瀬肩に向かった。 まずは手前側の緩いポイントから始め、徐々に流れのある 流心へ 攻めていくが 全く野鮎の反応はない。 そのうちに 根掛かりで瀬の中へ入ることになり、このポイントを諦める。 試しに 上流のトロ瀬を見に行くと無数の良型の鮎が群れているが全く苔を食んでいる様子はない。その内に 同時に瀬に入った釣り人が移動したのでその後に入るする。野鮎の姿はたまには見られるが やはり 石についているのは確認できない。彼方此方を泳がせたり、引いたりしてみたが やはり 全く反応はない。 1時間ほどでこのポイントを諦め 、移動を決断し、上流を見に行くわが、結構な釣人が入っており竿を出せる隙間はなかった。しかも殆んど竿が立つ様子はない。 次に下流を見に行き、御幸橋の上流のガンガン瀬が開いていたので 、そこに入ることにする。さすがにガンガン瀬には養殖囮では入りそうもないので、先ずは瀬肩から始めるが、やはり ここでも魚の気配はない。昼食にしようか迷っていた時、下流から上がってきた釣人に話を聞く。小型が3匹釣れたが、やはりあまり釣れる様子は無いよと話をしていた時 急にアタリがあり竿が下流に持っていかれる。ガンガン瀬に入られないように慎重に 竿 を立てて 引き抜くと何と21cm の良型の背掛かりであった。 良い野鮎が手に入ったので、急瀬の中やトロ瀬と考えられるポイントを彼方此方責めるが全く反応はなかった。 ここで昼食とし 午後も同じ ポイントから始めていると1時前頃には周りにいた釣り人がほとんど竿を畳んで帰ってしまった。更に1時間程彼方此方を探ったが 全く掛かる気がせず2時過ぎに納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.08号、ハリス1.0号、針スティング6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)


2023/7/21:天ノ川(天川村泊)

バンガロー村の中にある囮屋で日釣券と囮を購入し、キャンプ場に車を停めて川へ降りる。 川はかなりの 減水でほとんど流れがないのでどこからでも対岸へ渡る事ができた。 渡る途中では遊び鮎がうじゃうじゃと泳いでいるのが見えた。少し下流へ行くと 普段ならガンガン瀬であると思われる所が今日は普通の瀬に成っている。 ここにも鮎の姿が結構見えたのでも、ここの瀬尻から始める事とする。これぐらいの瀬であれば養殖囮でもどこでも入れることが出来たが、先ずは瀬尻の緩やかなところから段々と上流へ釣上がっていくと、中程にやや 絞り込まれた早い瀬があり、そこへ囮を引き上げると一発で強烈な当たりがあり下流へ走る。 竿をを立てて 引き抜こうとするがなかなか上がってこない。 何とか引き抜くと 21cm もある良型の背掛であった。これを囮に同じ ポイントを探っていくとすぐに17cm級の囮頃の鮎が掛かった。 この囮で 試しに瀬尻下のトロ瀬で泳がせ釣をすると、出し掛かりで18cm級の口掛であった。しばらくアタリが遠のいたので瀬の一番上部にある棚の深みで泳がせ釣をすると良型が2匹掛かった。その後は瀬の中で小型が数匹掛かったが、アタリが無くなった。減水で小さな瀬であるので、中々数は出ない。その後はトロ瀬での泳がせ釣や、上流のチャラ瀬等を探ったが、アタリはない。鮎は幾らでもいるが、何せ水量がなく鮎が警戒して人影で逃げてしまう。仕方がなく今度は下流へ移動してポイントを探しに行くと、朝に居た釣人が何処かに移動して瀬が開いていたのでここで竿を出す。チャラ瀬ではアタリが出なかったが、段々瀬の棚で囮が変わると、チャラ瀬でも小型が掛かった。ここも先行者に釣切られていると思われ良型は掛からなかった。再び元の瀬のトロ場に戻り、大岩で食んでいるポイントで泳がせるが、囮と一緒になって泳いでいるだけで掛かることは無かった。3時前に竿を畳み、キャンプ場へ戻り着替えているとポツリポツリと雨が落ち始めた。
使用仕掛:水中糸複合0.08号、ハリス1.0号、針スティング6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)


2023/7/22:上湯川(十津川支流) (十津川温泉泊)

十津川では鮎釣りが出来る支流が多くて何処へ入ろうか迷っていたが、宿で同宿した釣人から上湯川が良いのではとアドバイスを受けたので、取り敢えず上湯川へ向かった。温泉の入り口にある囮屋で日釣券と囮を購入し、ポイントを聞くと今日は土曜日で上流部には既にかなりの釣人が入っており、簡単に入れる場所は空いていないのではとの事であった。 そこで下流部の野猿というポイントが車で河原まで降りられ トイレもあるとの事でそこに行くことにした。 先行者は誰もおらず釣り支度をして川へ降りると川の石は赤茶色で垢の乗りすぎで魚の気配はない。 少し上流の瀬へ行くと少し薄い茶色の部分が流心にあったので試しに竿を出したが 全く反応はない。 30分ほどで諦めて300m程下流にある吊橋へ向かう。吊橋付近が良いと聞いていたが、上流の瀬も垢は腐りかけていてとても竿を出す気にはならず、吊り橋の下流へ行く。するとどういう訳か50m程しか離れていないにも関わらず、ここは明らかに石の色が違い、ピカピカに磨かれている訳ではないが、石の色は薄く、垢ののり過ぎもない。 試しに竿を出そうと囮をつけて瀬頭から始めると一流し目からアタリがあり16cmが背掛りで釣れる。直ぐに囮を交換して付近を探ると割とすぐに再び17cmが掛る。これはと期待するが後が続かず、かなり広い瀬にも関わらず2匹だけで終わってしまう。仕方がなく分流の右岸下の急瀬の頭に囮を入れると強烈な当たりがあり瀬尻まで走られるが、そこで竿を立てて引き抜くと 21cmの良型であった。囮にするのを一瞬迷ったが、気を取り直して囮にして、少し下のポイントを探るとまたも強烈な当たりで20cm級が掛かる。 結局この急瀬では5匹程が掛かり、アタリは止まる。ここで一服しようと後ろに手を回すとボトルホルダーにお茶が入っていないのに気がつく。 この暑さでは飲み物がないと熱中症の危険があるので、かなり遠いが車に戻りお茶を取りに行き、序でにトイレを済ませすっきりして、再び ポイントに戻る。 再び 急瀬から始めたがアタリが無いので、急瀬の下の岩盤のぶっつけに試しに 囮を入れてみると 一発で良型が掛かる。 これを繰り返して4匹程の良型をタモに納める。次に分流の合流点まで下り 泡立ちのあるポイントを攻めると 良型が掛りかなり下流まで下らされる。 ここでも2匹を上げるが後は続かない。 今度は分流の左岸側を攻める為に上流に戻り瀬頭から始めると直ぐに 17cm級の囮頃が掛り、これを囮にポツリポツリとアタリが続く。 特に中流部の流心では 21cmの囮に21cmが掛るという面白い釣りが出来た。下流に下りながら流れの撚れを中心に責めていくと飽きない程で良型混じりで釣れた。 3時前になると下流からの風が強くなり一時は竿も立てられないほどの強風となり、アタリも遠のいたので納竿とした。今日は鮎の型の割には針が小さかったので引き抜きの時のすっぽ抜けが多発した。多分5匹程あったと思うので、7号しか持っていなかったが早く針を交換すべきであったと反省した。
使用仕掛:水中糸複合0.08号、ハリス1.0号、針スティング&一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)