KATOAYUの全国鮎友釣漫遊記

中部


2009/7/14:寒狭川上流 (湯谷温泉泊)



10年ぐらい前までは寒狭川の解禁には毎年来ていたので、久しぶりの釣行である。最初に下寒狭の只持橋から川を見るが、橋下にあったガンガン瀬が完全に無くなり単なる平瀬になっていた。鮎の姿も見えず、釣人も誰一人いない、そう言えば途中の囮屋も殆ど閉まっていた様な気がする。未だ数年前に発生した冷水病から回復していないのであろうか。取り敢えずパスして中寒狭を見るが、やはり釣人が少ない。そのまま上寒狭まで走り、田峰交差点近くの囮屋で状況を聞くとそこそこ釣れているが上流部ではダイワマスターズの大会があり入川出来ないとの事であった。大会が開催されているぐらいならある程度は釣れるだろうと思い、日鑑札と囮を購入して、大会の区間の下の道路直ぐ下のポイント(水神渕?)に入川する。先行者は1名で話を聞くと朝早くから3匹との事であったので、その上から釣上がる事とした。始めは養殖囮を野鮎に代えるべく流れの緩い平瀬や瀬脇を攻めるが、なかなか掛らない。上から見た時は石は大きいがそれ程深くない様に見えたが、以外に瀬、トロ場とも深く簡単に移動できない。今日は朝から気温が高く暑かったので、たまたま今期初めてのウエットタイツを着用したのが幸いして、意を決して腰上のトロ場を上流へ移動する事が出来た。その対岸の深瀬を泳がせるとやっとアタリがあり、16cmが背掛かりで掛った。囮が代わったとたんに3匹連続し、アタリが遠のくと上流へ移動の繰り返しでぽつぽつと続いた。段々瀬の中ほどの大きなプール状の深トロ瀬で泳がせると良型混じりで、その上のガンガン瀬では驚異の良型6連チャンの入れ掛りである。やはり瀬での鮎釣りは勝負も早く、アタリも明確で掛った後の取り込みにも醍醐味が味わえる。最近ではない満足感を味わったが、よほどの竿抜けであったのであろう。その後もここぞと思われる深瀬のポイントではポツポツと掛り、釣れなくなると先ほどのプール状の深瀬に戻り泳がせ釣りで数を稼いだ。時間も3時近くなり上がる事とし、下流へ下りながら深瀬を探っていくと、今日の釣れるポイントが分かった為か、鮎の追いが良くなった為か解らないが、釣り上がった時には掛らなかったポイントでも掛る様になった。今日は兎に角深場で良く掛り、鮎の型、数とも大満足な1日であった。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針一角の6.5号3本錨、使用竿:バーサトル




2009/7/15:寒狭川上流 (白鷺温泉泊)



昨日の天気予報では明日は悪くなるとの事であったので、昨日の夢をもう一度か予定している矢作川へ行こうか迷ったが、朝の予報では明日も天気がよさそうで矢作川は明日に回し、条件の良かった寒狭川に決定した。昨日と同じ囮屋へ寄り、昨日のポイントへ急ぐが既に9時を回っており、入川場所の道路には車が多く止まっている。道路から川を覗くと昨日のポイントには既に釣人が入っており、上下流にも数人確認できた。上流部は昨日の大会で殆ど釣り切られていると思い、下流部へ移動する。小さな橋(市代橋?)から川を見ると橋下の渕付近の大石には良型の鮎が群れて苔を食んでいる。先行者は2名が橋の上下に入っているが、下のチャラ瀬には釣人が見当たらない。早々に支度をして川へ下り、下のチャラ瀬を目指して川の中を歩いて行くと、思いの他苔がのっていたのか、気がせいていたのか足を滑らせ前のめりに水の中に転倒した。全身ずぶ濡れになり脛を強打したが、その痛みより大事な竿が気になり早速点検する。一瞬2年前の記憶が蘇る。茨城県久慈川への釣行で納竿した後に川の端を歩いていた時に岩盤で滑り転倒、たたんでいた元竿を岩にぶつけてひびが入り、交換する破目に。この竿はどうも相性が悪いのかこの時で3回目の修理であった。今回は竿は大丈夫であったが、竿栓が飛んでしまっていた。脛の痛さもあったが他の釣人の手前我慢して、仕掛けをセットし、足もとの流れに囮を入れると直ぐにアタリがあり16cmが腹掛かりで釣れた。少しは泳ぎそうであったので囮を代えて直ぐ下の流れに入れると、又も直ぐに追いがあり掛るが15cmと型が落ちる。これなら入れ掛かりと期待するが、その後は続かない。川は一面綺麗に磨かれており、何処でも掛りそうな条件であるのでかえって迷ってしまう。こうなれば絨毯爆撃と考え、あちこち泳がせるが、追いは無い。それでも釣下る事50m程でやっと次の追いがあり、16cmが掛った後は泳がせでポツポツと掛り始めた。しかし全て15〜16cmと体長は物足りないが、その割には体高がある鮎である。中にはまるで鮎の現代病とも思われる鮒の様な体型をしたメタボなものも見られた。白波が立つ所では殆ど追いがなく、波っけが無いチャラ瀬でしか追わない。しかし数が伸びると共に型も少しは良くなり、18cmが幾つか混じるようになったが、だんだん追いが悪くなったのか口掛かりが多くなり、針をチラシに代えて針を尾びれより長くしても同じであった。下流の白波が立つ瀬辺りになると殆ど追いがなくなると共に小さな黒い虫が手の甲をチクチク刺す様になり、気になって泳がせに集中出来なくなった。時間も3時近くとなり納竿とした。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針一角の6.5号3本錨と管付ギアの回転チラシ、使用竿:バーサトル




2009/7/16:矢作川



宿泊した白鷺温泉は矢作川の支流である巴川河畔にあり直ぐ下も鮎釣り場であるが、丁度今日から簗かけ工事が始まっており釣が出来る状況ではなかった。更にその上流を見るが川相が余り良くなかったので、予定通り矢作川本流を目指して車を走らせた。矢作川はダムが多くなかなか入れそうな瀬が無く、瀬があっても殆ど釣人は見られなかった。笹戸橋の下流に長い瀬を見つけ、何人かの釣人が入っているのが確認出来た。橋の袂の雑貨やで囮と日鑑札を購入して、川への降り口を聞いて、大きな駐車場へ車を止める。こんなに広い駐車場があると言う事は状態が良い時には多くの釣人が押し掛けるのだろうと思われたが、この日は数台であり、先行者も両岸合わせて5人程度であった。支度をして川へ下りていくと、やや濁りがあり底石は完全には見えないが、余り綺麗には磨かれていない。今日は遅くとも2時頃までには上がる必要があり、時間もなく中でも川の中央にある磨かれている大石周りから始めた。30分程泳がせても何のアタリもなかったので、流芯を攻めるが平瀬は押しが強く養殖囮ではとても潜りそうもなく、背バリを打って底に潜らせるが、やはりアタリは無い。先行者も朝早くからあちこちを探ったがボウズと帰りの支度である。しかも監視員が来たので状況わ尋ねるた所、今年は冷水病が未だ回復しておらずこの辺りでは期待薄く、8月に入らないと無理ではとの返事。一気にやる気をなくして2匹目の囮に代えて流芯の大石周りを流すが、全くアタリなし。2時の予定を繰り上げて1時前には納竿とし、帰路に着いた。今期2度目のボウズである。今回は釣行前の情報入手が足りなかったと後で悔やんだ。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針檄の6.5号3本錨と管付ギアの回転チラシ、使用竿:バーサトル




2010/6/10:振草川



振草川への釣行は10数年ぶりである。静岡県側の大千瀬川出会いから入れそうな場所を探しながら上るが、既に8時を回っている事もあり、ここぞと言う場所には車が止まっている。通称プラント裏まで来てしまい川を覗くと、意外にも瀬の下の方には2名の先行者が居るが、1番上の岩盤のガンガン瀬は空いている。直ぐに近くの囮屋で日釣券と囮を購入して川へ下りる。岩盤の瀬を渡り右岸側から始めるも、辺地は垢腐れでヘドロ状になっており、流芯のみが狙いになる。岩盤の上の瀬には何とか囮が入るが、あまり磨かれておらず、アタリは無かった。岩盤瀬の下は押しが強く、とても養殖囮では入らないと思われたので、その下の平瀬で天然囮を取る事を考え、綺麗な石を中心に1時間ほど攻めるもアタリなし。下の釣人には泳がせ釣りでポツポツと掛かっていたので、やはり養殖囮では無理と判断し、場所替えを考え元の場所に戻る。最後にと岩盤瀬の瀬肩へヘロヘロの囮を入れると一発で追いがあり、振草特有の真っ黄色の18cmが背掛かりで掛かった。これを囮にして、この瀬を泳がせると4連チャンで良型が掛ったが、5匹目の底バレを最後にアタリが遠のいた。岩盤の上の瀬は来た時とあまり変わってなかったが、試しに天然囮で引いてみると直ぐに良いアタリで17cmが釣れる。ここでも同型が数匹掛かり、流石にもう終わりだろうと昼食にする。念のためにと一番上の絞り込みの下の深瀬へ囮を入れると又も一発で良型が掛かる。この後、この5m程の狭い場所で怒涛の数えきれない程の連チャン、たぶん15匹を超える入れ掛かりで、しかも21cmを含む良型ばかりである。その後は絞り込みの中でも良型数匹が掛かり、未だ粘れば数匹は釣れると思われたが、釣れた鮎の数と型に満足して納竿した。
垢の状態が悪い中この場所だけは鮎がギラギラと食んでおり、この場所だけでバラシを含めると25匹程掛かった事になる。たぶんガンガンの瀬で囮が入りにくい事と直ぐ下の川原に木が生えており攻めにい事であまり攻められていなかったのではと考えられる。
使用仕掛:水中糸0.07号新素材(付け糸フロロ0.3号)、ハリス1.2号、針一角の6.5号3本錨、使用竿:バーサトル




2010/7/26:宮川 (香肌峡温泉泊)



朝5時に自宅を出発して現地に9時頃到着したが、昼食の食料を売っている店が見当たらない。囮屋さんで聞くとコンビニは三瀬谷駅まで戻らないと無いとの事であったが,途中の酒屋さんでパンが売ってあるのを見つけて購入、かなりの時間を無駄にしてしまった。今後、遠征時は早めに調達をせねばと反省。再び囮屋へ引き返して状況を聞くと最近水が低くあまり良くないとの事であった。お勧めの場所を聞くと、数年前の大水で瀬が少なくなったが、やはり友釣専用区の地蔵から荒瀬が良いとのことであった。そこで川を見ながら上流へ上っていくと確かに地蔵から荒瀬に亘って深瀬のよいポイントが続いているが、先行者も多く、入る余地はなさそうだ。更にその上流もここはと思う瀬には既に先行者が入っている。岩井橋の上流にちょっとした瀬があり、先行者がいないと言う事は釣れないかもと思いつつ川へ降りる。 川へ入ると確かに水が低く、良い石が入っている瀬の上流部は浅く釣りにならない。ただ型の良い鮎が浅瀬を逃げ惑うのを見て、少し水が増えれば良いポイントになると思われた。囮を付けて流れの速くなっている瀬の中段を泳がせていると5分程で強烈なアタリで下流へ走った。慎重に少し下って引き抜くと思っていたより型が良く、22cmが背掛であった。これを囮にして又同じ型が掛かるととても水中糸が持たないと思い、引き舟に仕舞って、同じ養殖囮で続ける。しかし後が続かず、下の瀬、落ち込みなど1時間程攻めるが全く反応なし。瀬頭に戻り、泳がせるが既に囮が弱って泳がないので、思い切って先に釣れた22cmを囮として使う。すると大石裏で待望のアタリがあり、19cmが腹掛で釣れる。これはと期待して泳がせを続けるが駄目であった。昼食を取るのを境に移動を決めて、下流へ走る。すると半次郎橋の下流の道路下の際が綺麗に磨かれているのが気になり、川へ降りる。対岸には先行者が居るが邪魔にはならない辺地を泳がせる。すると30分程で掛かるが引き抜き途中で水中バレ。その次は又30分程で今度は背掛で17cmが掛かる。ここは石が小さいせいか小型が多いようだ。午後2時前になると雨がぱらつき出し、ゴロゴロと雷鳴が聞こえ始めたので、不本意ながら納竿とした。初めての宮川釣行であったが、水の透明度が兎に角すごく良く、川底まで丸見えで魚が住まないのではと思えるほどである。しかし囮屋さんの話でもあるようにやや川が荒れており、瀬が少なくなっているのが残念だ。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号の回転チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/7/27:大内山川 (勝浦温泉泊)



香肌峡温泉を朝8時過ぎに出て、昨日の失敗を繰り返さない様に取り敢えずはコンビニを探す。途中三瀬谷駅のコンビニで氷と食料を仕入れ、一路大内山川へ向かう。川を見ながら上流へ行くが、やはりこちらも水が少ない様である。上流に向かう程川が細くなり、江尻橋で再び下流へ引き返す。途中川を見るとトロ場には良型鮎の群れが多数見られたが、瀬で追っている姿は確認できない。それでも此処はという瀬には先行者があり竿を出していたが、釣れている様子は無かった。紀勢大橋の瀬を見ると良い石がびっしりと敷き詰められ、石の色も悪くないにも関らず、先行者は居ない。早々に近くの釣具屋へ行き、囮と鑑札を購入して、状況を聞くと、紀勢大橋の瀬はお盆を過ぎないと釣れないとの事で断念する。更に下流へ戻り、小広瀬橋の下に瀬があり、トロ瀬には鮎の姿も確認でき、先行者が無かったので入川を決める。しかしトロ場の石は綺麗に磨かれているが、瀬の石には虫の巣の様なものがいっぱい付いており釣れそうもない、良さそうな場所を選んで囮を引く。彼方此方攻めるが、全くアタリは無く時間ばかり過ぎる。その後下のガンガン瀬の落ち込み、その下の深瀬を泳がすが、痛恨の根掛かりで囮を失う。どうしようか迷ったが、綺麗に磨かれているトロ場で2匹目の囮を付けて泳がせ釣りをする。しかしやはりアタリは出ず、30分で諦め、昼にもなった事もあり移動する事とする。昼からは朝見た紀勢大橋の瀬を一か八かで攻める事とした。1時過ぎに川へ入り、瀬頭から始めるが、やはりピクリともアタリは無い。その後もガンガン瀬やその脇に囮を入れるも全く野鮎の反応は無かった。諦めつつガンガン瀬に囮を入れると又しても根掛かり。流れが速く外しに入れないので、竿を煽っていると痛恨の高切れ。心の糸も切れて今期初めてのボウズを受け入れ、納竿した。
今日の宿泊地である勝浦の温泉に浸かって英気を養い、明日からの和歌山での釣に備える事とした。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号の回転チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/8/23:益田川 (下呂温泉泊)



5時に自宅を出発し、途中食料購入、休憩を取りながら8時半には下呂に到着、川を見ながら上流を目指す。以前の益田川釣行は10年以上も前の事で、入川場所や釣果等全く記憶に無く、初めての場所と同じである。下呂上流から所々に釣人は見えるがそれ程多くない。釣専用区の最も下流部である岩崎橋を見ると川の石は割りと綺麗であったが、長い瀬に先行者は2人のみと少し寂しく、あまり釣れていないかと予感させる。釣ポイントを探している時間も無いので、橋の袂の囮屋さんで囮と日鑑札を購入、状況を確認するとあまり良い返事はなく、昨日の良い人で12匹との事。今日はツ抜けも厳しいかと覚悟する。橋の上流部はガンガン瀬で1人先行者がその落ち込みから開きに入っている。下流部は入り易そうな瀬が延々と続いており、200m程下流に先行者がいたが、橋下には十分入るスペースがあったので入川した。始めは橋から覗いたトロ瀬の沈み石に鮎が付いているのが見えたので其処から泳がせるが、全くの鮎の反応は無い。30分程泳がせていたが、鮎が弱って泳がなくなったのと、根がかりを外しに川の中に入ったのを機に右岸側の深瀬を攻める。中々アタリは無かったので思い切って木が覆いかぶさっているポイントに囮を入れると、ガツンとアタリがあり、目印が1m程下がって止まる。おかしいと思い竿を立てるが囮が浮いてこないので、根がかりかと思い竿を煽ると少し上流へ動く。まだこの時点では小石でも付いているかと思って寄せようと思うが流心から中々浮いてこない。其の内に下流へ急に走り出し、やっと野鮎が掛かっているのが理解できた。下流の石裏に溜めて引き抜くと思いの外大型で体高のある23cmが背掛りであった。囮にする勇気も無く引き舟に仕舞い、ヘロヘロに弱った囮をそのまま使う。下の釣人が下流へと下がっていったので、一緒に釣下るとその下の平瀬で囮ごろの18cmが掛かり、やっと囮を野鮎に代える事が出来た。囮が代わった途端に又も20cmを超える良型が掛かり、ポイントを変えながら下っていくとポツポツ飽きない程にアタリが続き、瀬の開きでは三連荘の入れ掛かりもあり楽しめた。それでも3時を過ぎたあたりからアタリが遠のき、又釣上がってくるとやはり同じ様なポイントで大きさ21cm程だが体高のある、重量では今日一番の鮎が釣れたところで納竿とした。今日は波立っている瀬では殆どアタリが無く、やや深い早瀬で良く追いがあった。
水中糸 0.07号新素材(付け糸0.4号)、ハリス1.2号、針一角7号3本錨、背針使用、バーサトル







2010/8/24:馬瀬川 (下呂温泉泊)



下呂温泉から30分程で川へ着いたが、川岸からみる馬瀬川の水は凄く綺麗で底石が良く見え、如何にも釣れそうな景色である。
惣島橋の囮屋で囮と日鑑札を購入、状況を聞くがあまり良くない。川相は素晴しく良く、辺地の石は垢ぐされであるが流芯は綺麗に磨かれている様で真っ黒である。唯この場所は砂地部分が多く、ポイント選びに苦労する。先行者は橋下に数名のみであり、橋上の瀬には誰もいなかったので入川を決める。橋の直ぐ上は深早瀬で養殖囮では入りそうも無いので、その上のガンガン瀬の下の早瀬に入る。如何にも掛かりそうだが中々アタリは無い。30分もすると2人の釣人が橋上の深瀬と直ぐ下の深瀬へ入ったので、動く事も出来ない。諦めて1時間程粘っていると直ぐ下の釣人が移動していったので、その後に入って深瀬を引くと強烈なアタリがあり下の瀬へ走る。20m程下って何とか辺地のトロ場に寄せて、引き抜く体制を整え、囮が水を切ったのでもう大丈夫と力を入れるが掛鮎は抜けない。更に力を入れるとフワァと軽くなり、痛恨の親子ドンブリである。昨日は20cm囮で23cmの掛鮎を抜いているので大丈夫と油断したのが失敗の元であった。良く考えると今日の竿はメガトルクに替えており何時ものバーサトルと同じ曲がり具合だけで掛かり鮎の大きさを判断してしまった。仕掛けを張りなおしながら、直ぐ後に下の釣人が掛けた鮎を見ていると25cmもありそうな大鮎であった。その後2匹目の養殖囮に登場ねがって、同じポイントを攻めるが全くアタリはなく、昼になってしまった。やっとこのポイントを諦め、ガンガン瀬の上流を見に行くと結構良さそうな段々瀬が続いている。一つ一つ丁寧に探っていくが、アタリは無く囮は弱るばかりである。ボウズが頭をよぎったが、最後にと絞込みの早瀬に囮を入れると、待望のアタリがあり、慎重に引き抜くと18cmの囮頃であったが腹掛りであった。腹腸が見える程傷口は大きかったが、何とか泳ぎそうであったので囮を交換して、同じ場所を攻めるがそれ切りであった。再び下の瀬も一応囮を引くが反応なし、橋下の瀬へ移動する。ここは砂地が多く石が出ているところを囮を引きながら下っていくと、途中でやっとアタリがあり、17cmが掛かる。しかし、やはりその後が続かず大物も期待できそうもなく、気持ちも続かなくなり納竿とした。
水中糸 0.07号新素材(付け糸0.4号)&0.4号フロロ、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ&一角7号3本錨、背針使用、メガトルクV




2010/8/25:吉田川 (郡上温泉泊)



今日は馬瀬下流、あるいはもう一度益田川とも思ったが、どちらもあまり期待できそうに思い、一掃早く長良川へ入る事に決めた。朝8時に下呂を出て9時過ぎには長良川の支流吉田川へ到着した。あまり釣人は多くないので、鶴佐橋上の囮屋で様子を聞くと、午前中はあまり掛からず、午後から数は期待できないが型が良い鮎が追い始めるので地元の釣人は午後からしか入らないとの事であった。時間も無く取り合えず日釣券と囮(3匹1000円)を購入して、川へ下りる。午後から追うから午前中は囮をあまり酷使せず、午後の為に温存する様にと囮屋さんから忠告を受けていたのでトロ瀬の泳がせ釣から始める。降り立った反対側の右岸側の石は綺麗で如何にも架かりそうな川相であるが、話通り全く追いは無い。1時間半ほど段々と釣下り瀬頭で囮を引くと待望のアタリがあったが、直ぐに底バレである。しかし瀬では追いがあるのではと期待して続けるがその後もアタリは無かく、今日も午前中はボウズである。午後一番2匹目の囮に変えて再び朝のトロ瀬を攻めると直ぐにアタリがあり、下へ走る。今度は慎重に竿を溜めていると又もすっぽ抜け。午後に追いが良くなるとの言葉を信じて、気を取り直して始めると程なくして掛かるが、今度は抜きの体制に入った途端にすっぽ抜け。その後アタリはなく3時を回ってしまった。この頃になると地元の釣人がポツポツはいり始め、最後の囮に期待をして午後一でバラしたトロ瀬を泳がせるといきなり目印が2m程走る強烈なアタリがあった。今度ばかりはバラス事は出来ないと慎重に下りながら、辺地へ寄せてタモへ吊るし入れた。21cm級の体高のある良型が背掛りであった。囮を代えて泳がせると又直ぐに追いがあり、同型が釣れた。今までの苦悩が嘘の様な展開である。しかしこの後が悪い、入れ掛りであったのに、又も二回連続のバラシである。これでアタリが遠のき、最後に上流のガンガン瀬の中にある大石に裏側へ囮を入れると強烈なアタリがあり、向こう側のトロ場へ潜ったまま浮いてこない。暫くやり取りをして慎重に下ってタモへ吊るしいれると23cm程の良型であった。囮に使うのは躊躇したが、この鮎に引き回された囮はグロッキーであったので、思い切って囮にする。今度は同じ石の上へ入れると前より更に強烈なアタリがあり、同様にトロへ潜る。前よりかなり長いやり取りと30m程下って、何とかタモ入れすることが出来て、25cmの良型であった。まだ掛かりそうであったが午後5時になった事もあり納竿とした。今日はバラシが多い一日でイライラが募ったが、最後に大型を手にした事で何とか満足できた。
水中糸 0.4号フロロ、ハリス1.2号、針アコーダ7.5号3本錨、背針使用、メガトルクV




2010/8/26:長良川本流郡上 (郡上温泉泊)



何時も藁科川で会うY氏も郡上へ入っていることで、昨日の夜に電話を入れると大和地区で竿を出しているとの事で今日の同行となった。長良川本流も午前中は追いが悪いとの事であったので、昨日の体験を生かして今日も囮を4匹購入して川へ入る。今日は囮に余裕があるので、結構早い瀬から始めるが全くあたりはなく、2時間ほどで2匹目の囮に交換して流れの弛みにある石周りを泳がせるとやっとアタリがあり、囮の後ろでヒラヒラしている掛かり鮎が見えていたが、しっかり針掛りする様に竿を立てて糸を張っていると、バレてしまう。アタリはこれきりであり、結局、今日も午前中はボウズである。昼食後、休ませてあった囮を一流しして駄目なら囮を3匹目に交換しようと思いつつ、朝さんざん攻めた深瀬に入れるとアタリがあり、今度はバラす事なく引抜き17cmが釣れる。この一匹が今日のハイライトの始まりであった。この野鮎を囮にすると昨日同様今までの釣が何だったのかの如く、脅威の6連荘であった。型も最初こそ小さかったが、後は全て20cm以上で半分は囮にするのも躊躇される23cmの良型であった。直ぐ下で釣っていたY氏には全くアタリがないとの事でこのポイントを譲るが、Y氏にはアタリはなく、その後私が竿を出しても鮎の追いはなかった。周りの場所でも掛かっている様子はなく、何故かこの場所のみ追いが始まり、それもほんの30分程で終わってしまった様だ。その後、釣下るとやはり瀬の深溝へ囮を入れるとポツポツと追いがあり、3匹の良型を追加した。最後に愛嬌で21cmの囮に14cmが掛かり、これで何とかツ抜けを達成した所で、今日はY氏が帰宅する為早仕舞いをするとの事で一緒に4時に納竿とした。
水中糸 0.4号フロロ、ハリス1.2号、針アコーダ7.5号3本錨、背針使用、メガトルクV




2010/8/27:長良川本流郡上 (関市泊)



今日はもう一日郡上で釣るか、板取川へ行くか迷ったが、結局昨日の入れ掛りが忘れられなくもう一日郡上で釣る事とした。同じ場所では数が期待できないので、上流部を見に行ったが、白鳥地区まで上ると川の水も細くなり、めっきり釣人も少なく釣れる感じはなかった。再び下流へ戻り昨日の囮屋で鑑札と囮を購入し、昨日より下流部へ入る事とした。相変わらず先行者は多く入る場所が限られる。この瀬は川が広がっており流れはそれ程速くない瀬である。丁度広い瀬の中ほどに入れるスペースがあったので瀬の中段から始める。昨日同様なかなかアタリは無く、又午前中は駄目かと思い始めるが、それでも周りの釣人には本当にポツリポツリと掛かっていた。1時間ほど彼方此方を攻めたがアタリは無く、一段上の瀬へ引き上げた時に待望のアタリがあり、今日は久し振りに最初のアタリをバラス事無く、19cm級をタモに納める事が出来た。囮が野鮎に替わったので直ぐに続くかと思ったがそれ程甘くはなかった。次が釣れたのは30分経ってからでやはり囮が変わると追いが良くなるのか、最初に狙っていた瀬であった。釣れた鮎は今日最大の21cmであった。囮を替えて送り出すと直ぐにアタリがあり、やっと昨日の再現かと期待したが、何と13、4cmのチビ鮎で水面を切って見えた途端にがっかりしてキャッチミスである。3匹目は最初に釣れた一段上の瀬の中程であった。この瀬には鮎がキラキラ苔を食んでいるのだが全然追う気配は無く、時間ばかり過ぎる。上下流に釣人が入っており動く事も出来ず、思い切って上流部の瀬頭へ移動した。ここは深さは股下程で流れも緩かったので泳がせると大石周りで直ぐにアタリがあり、18cm級が掛かる。囮を替えて直ぐ下を泳がせると又同型が釣れたので、期待をしたが後は続かなかった。少し下り瀬頭を引くとポツポツと同型が3匹掛かったが、結局大型のアタリは無かった。
次の日は板取川で竿を出すつもりで川へ向かったが、既に網漁が解禁になっていて、土曜日と言う事もあり下流部の釣り専用区は釣人で一杯であった。又、上流部はガラガラで既に友釣りは終了の感があり竿を出す事無く帰宅した。
水中糸 0.4号フロロ、ハリス1.2号、針アコーダ7.5号3本錨、背針使用、メガトルクV




2011/7/26:三面川 (高瀬温泉泊)



昨日川見をした岩沢橋下流のトロ瀬に向かうが、既に駐車場には数台の車が止まっており、10数人が竿を出していた。広い場所なので入れない事はないが、パスして取り合えず近くの囮屋で日釣券と囮を購入して、状況を聞く。昨日布部橋下流のトロ瀬では束釣した釣人がいるが、型は今年は全般的に小型が多いとの話であった。急瀬が少ない川なのでトロ瀬での泳がせ釣が基本のようである。橋に戻ると上流の瀬の上のトロ瀬はすいており、丁度川岸の道路わきに駐車スペースがあったので入川を決める。早々に仕度をして川へ入ると予想以上に水が20℃と冷たい。先ずは瀬頭の上のトロ瀬で押しがあまり利いていないポイントで泳がせを始めるがアタリはない。10分程でやや下り、押しが利いてくる所で泳がせるとコツンとしたアタリがあり、12、3cmが掛かる。囮にはやや小さいが囮を替えて同じポイントで続けるとあまり時間が掛からず、14cmが掛かる。その後も14〜16cmを主体にポツポツ掛かる。やはり囮を引いても追いが無く、泳がせると途端に追いが立つ様だ。しかし型に不満が残り、本当に下の瀬では掛からないのか試してみると、一発で17cmが掛かった。囮を替えて流れに入れると、入れ掛りで18cmが掛かり期待を持たせるが、その後は続かなかった。それでも、流れが早く、型の割には引きが強く、やはり瀬釣りは面白い。午前中で何とかツ抜けをして、昼食とトイレ休憩の後、場所替えも考えたが、他の釣人から聞いてもあまり良い情報もなく、雷雨注意報も出ている事もあり、此処で続けることとする。午後一番は瀬頭から始めると直ぐに16cm級が掛かり、その後は瀬の中で5〜6匹の入れ掛りが数回あったりと、型は物足りないものの数釣りを楽しんだ。
水中糸 0.07号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針6.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2011/7/27:荒川 (月岡温泉泊)



高瀬温泉下の囮屋で日釣券とおとりを購入して、一昨日下見をしておいた温泉橋の下の瀬に向かった。左岸側の先行者は1人のみ。ここの瀬は幅50m、長さ200m以上も続く瀬であるので問題なく入川出来る。先行者は瀬頭へ入っていたので瀬の中ほどへ入ったが、川へ下りると思ったより水量が多く流れはかなり速い。取り敢えず囮が替わるまでは流れの緩やかな瀬脇を攻めていると、15分程でアタリがあり、13cmと今日も小型のスタートである。囮を替えて同じ筋を攻めるとそれ程時間は掛からず15cmが掛かった。その後も入れ掛りは無いがポツポツと6匹が順調に掛かったが、何れも16cm以下の小型であった。この頃になると水位が5〜10cm弱減り、囮缶が半分ほど露出していたので、慌てて沈めなおす。水量が減ったので今までガンガン瀬であったポイントにも囮が入り易くなったので、今までより沖目を探ると5〜6匹が入れ掛りで釣れ、しかも18cmの良型交じりであった。その後はポツリポツリと掛かり午前中に何とか15匹が釣れたが、昼前になると急に雲行きが怪しくなり、遠くで雷鳴が聞こえたので、慌てて竿を畳み昼食休憩とする。車の中で昼食を取っているとザァーと雨が降ったが、雷は落ちなかった。一時間ほどで雨も上がり、日も差してきたので、再び川へ下りる。午前中と同じポイントを攻めると直ぐに10cm程のビリ鮎、その次は底バレ、次は又ビリ鮎と散々なリスタートである。先ほどの雨のせいか水位が5cmほど上がった為か元気な囮に替えても中々アタリは出ない。一時間ほど瀬を上下してやっと小型が掛かり、その後は又ポツポツと掛かる様になった。最後に瀬頭の深早瀬へ囮を入れると一発で17cmが掛かり、その後フィナーレの6連荘、しかも全て16〜18cmと今日の中では一番の良型揃いであった。未だ釣れそうであったが、宿のチェックイン時間もあったので納竿とした。ここの瀬では地元の釣人は全て大きな錘を使ってガンガン瀬の真ん中で結構数を釣っていた。
水中糸 0.07号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号チラシ、背針使用、競(ソリッド穂先)




2012/7/19:寒狭川中部



今日は寒狭川への釣行を考えて、自宅を6時に出る。新東名浜松いなさIC、国道257号、大海経由で約1時間半弱で下寒狭の只持橋へ到着。橋上から川を見ると、石が磨かれておらず、鮎の姿もあまり見えなかったので、此処をパスし中寒狭へ向かう。源氏橋あたりへ入ろうかと見ると、既に先行者がかなり入っていた。囮屋へ寄り、日釣券と囮2匹を購入して、話を聞くと、やっと中型中心ながら数が出だしたが、午後しかも夕方の方が追いが良いとの事。期待しつつ上流へ向かうと、隧道を抜けた先の駐車場所から川を覗くとトロ場の大石周りの至る所に鮎が群れて苔を食んでいる。早速に釣支度をして、川へ下りると、先行者は無し、長い瀬の遥か下の方に1名のみ。川の中央部へ渡り、右岸側の瀬を下流へ釣下る様に攻めるつもりである。先ずはトロから瀬にかかる流れの緩いポイントで野鮎に替えようと、良さそうなポイントを丁寧に攻めると、10分程でやっとアタリがあり、17cmと囮ごろながら頭掛かりで釣れる。何とか泳ぎそうであったので囮を替えて、同じ様な場所を攻めるが続かない。それでも又15分程で今度は16cmが口掛かりであった。3匹目も型は18cmと良かったが又も頭掛かり。1時間程で3匹と順調とは行かない出だしであったが、今年の釣行を考えると良い方である。しかし、この囮を深瀬の真中で根掛かりで失い、最悪のパターンかと思った途端、時間なのかポイントなのかは分からないが、10時前になるとポツポツ掛り始め、特にガンガン瀬の段の深瀬では入れ掛かりを含め、順調に数が伸びる。しかし相変わらず頭掛かり、腹掛かりが多く、背掛かりは半分も無い状態、アタリも瀬での引き釣りの割にはアタリが弱い。本格的な追いではないのだろうか。それでも午前中には15匹を超えて午後に期待して昼食とする。午後も瀬の段々の深瀬や、白泡の切れる辺りを中心に攻めると5連荘と言う入れ掛かりは無いものの、2連荘程がポツポツ続き数が伸びる。流れが早く、深いポイントでは19cmも混じり楽しめたが、流れに乗られてしまい、身切れバラシも結構多かった。根掛かりで3回仕掛けを張り替えるなどトラブルも多かったが、今期の貧果を考えると16〜18cmの中型ながら、初の数釣りも出来て満足する釣行であった。
水中糸 0.05号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.0号、針一角6.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2012/7/27:寒狭川中部



今日も先週良い思いをした寒狭川へ2匹目のドジョウを狙って同じポイントへ釣行した。9時前に川へ到着すると先行者は3名のグループが瀬の中程で竿を出していた。やむを得ず一番下へ入る事として、途中先行者に釣果を聞くと未だ一匹のみとの事、やはり二匹目のドジョウは居ないのか。仕掛けをセットして前回釣れた大石の下流を泳がせる事10分程で待望の一匹目が掛る。17cm程で背掛かりであった。そのすぐ後に監視員が見回りに来て、先行者の3人は上寒狭の鑑札であったので移動してもらったとの事。朝会った時に、どうも日釣券の色が違うと思っていたが、これでこの広い瀬を1人じめである。その後はポツリポツリと同型が掛るが、前回の様に入れ掛かりは無い。前回より水位が下がっている為、殆どのポイントへ囮が入れられる様になっているので、彼方此方を攻めて行くと、ポツポツと掛る様になった。しかも前回より全体的に型が良く、17〜18cmが殆どであり、やはり流れの強いポイントでは19cm級が混じった。午前中は15匹程掛かり、午後になると一時入れ掛かりも出る様になり、先週の再現である。アタリが遠くなる度に、ポイントを替えながら数を増やしていった。3時を回った頃に先行者が攻めていた瀬の中段へ移動して、流れの強いポイントを攻めると入れ掛かりである。先週同様に朝早くは追いが悪いのかも知れない。特にガンガン瀬の白泡の中を引くと今年最大の20cm級が背掛かりで掛り、急瀬に入られながらもなんとか引き抜きタモへ入れる。このポイントだけでも10匹程掛かり、まだまだ掛りそうであったが、暑さと連日のオリンピックサッカー観戦の寝不足もあり納竿とした。先週に続いて満足した釣行であった。それにしても上流のトロ場、一つ下の瀬には結構釣人が入っているにも関わらずこのポイントは人気が無いのか、何時も人が少ない様である。
水中糸 0.05号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.0号、針一角6.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2012/7/30:大入川 (夏焼温泉泊)



7時過ぎに石堂橋に到着、川を見ると岩盤の瀬に群鮎が見える、やや良型が時々追っているのも見える。早速にすぐ近くの囮屋で日釣券と囮を購入、状況を聞くと数はそれ程出ていないが、15匹程は釣る人がいるとの事であった。早速支度をして岩盤の深瀬で始めるがアタリはない。白泡の中を泳がすと待望のアタリがあり、17cmが腹掛かりで釣れた。囮を替えて最初の深瀬を泳がすとポツポツと16cmが続いて釣れた。30分で3匹と割と好調であったが、その後はアタリが止まってしまう。橋から見えた石を泳がすも掛かる気配はないので、橋の下へ移動して瀬を攻めると16cmが掛かり、この囮でやや早い瀬を攻めると入れ掛かりとはいかないが、ポツポツと良型が掛かるようになった。中でも流れの速い深瀬を引くと20cmが竿を絞った。平均して右岸側の岩盤瀬が良く、色の黄色い場所で追ってきた。結局午前中に楽にツ抜けを達成した。昼食後はどうするか迷ったが、朝の囮屋で聞いた支流の坂宇場川を見にいく事にする。しかし中平橋から見ると水量も少なく、石も磨かれていない。仕方が無く本流へ戻って、釣専用区の学校裏の瀬へ入る。此処は岩盤は少なく頭大の石が一面に入っているポイントで、深さはあまりないので釣り易いが、下流と同じ様に垢は乗り過ぎで、一部腐っている。午前中に釣った野鮎を囮にして石の間やや深さのあるところを泳がせるがアタリが無いので、数分でポイントを変えようと囮を水面まで引き上げると、野鮎が飛び出す様に背掛で掛かった。こんなに追って来るなら入れ掛かりになるのではと期待したが無駄であった。その後全くアタリは無く、下のガンガン瀬まで下り、大石裏の深瀬へ囮を入れると、強烈なアタリがあり、その下のガンガン瀬へ走るが、何とか持ちこたえて、引き抜きの体制に入る。しかし手前の大石が邪魔で掛かり鮎が見えない。そのまま引き抜くと最後に石の頭に鮎が当たり、空中バレである。気を取り直して同じポイントを攻めると今度は痛恨の根掛かりで仕掛けを切る。仕掛けを張り直して、その下の深瀬で泳がせると、20cmの良型が掛かる。それを囮にして同じポイントを泳がせると19cmが掛かったが、その後は続かなく、納竿とした。
水中糸 0.05号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.0号、針一角6.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2012/7/31:根羽川 (恵那峡湯元温泉泊)



9時過ぎに漁協へ到着したが、途中の川には釣り人の姿が見えない。漁協で日鑑札と囮を購入し、話を聴くと、ポツポツと釣れているとのこと。ポイントはやはり月瀬橋付近が良いとのことで、移動して、漁協の駐車場へ車を止める。準備して川へ降りるが、先行者はいない。石は全体的に汚く、垢は乗り過ぎて腐っている状態、やはり釣れる状況ではない。それでも分流 の平瀬が綺麗そうであったので始めるが、まったく追いは無かった。徐々に下流へ300m程を釣り下るが魚の気配はない。開始1時間で坊主を覚悟する。あきらめて橋へ戻る途中のトロ場には50匹ほどの鮎が群れて泳いで見るのが見えたので、鮎が全く居ない訳ではないが、やはり垢の状態が悪いのであろう。垢をはむ様子もないので、竿をださずに橋へ戻る。このまま帰ろうかと思ったが、橋の上流が気になったので囮を持って向かう。深瀬の中の石が何か気になったので竿を伸ばして2匹目の養殖鮎を繋ぎじっくりと攻める。岸のコンクリート壁ギリギリを泳がせると強烈なあたりがあり、橋の中の瀬へ入ろうとするのを竿を寝かせて貯めて、なんとか引き抜く。よく太った21cmの良型であった。これはと思い、この野鮎を囮にして同じところを泳がせるが続かない。昼食をとった後もう一度泳がせると10分程でまた同型が掛かる。その後は橋の下流の深瀬や上流のチャラ瀬を泳がせるがアタリは無く時間ばかりが過ぎる。坊主を逃れただけでも良しとして、3時で納竿とした。
水中糸 0.05号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.0号、針一角6.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2012/8/1:付知川 (東白川村泊)



9時前に島田橋に到着、先行者は橋の上下にかなり多い。田島橋を見に行くが、やや釣りにくそうなので、島田橋に引き返し、橋のたもとの囮屋で日釣券と囮2匹を購入し、状況を聞くと、ポツポツと釣れていて、型は大きい物は23cmぐらいの良型が掛かるとの事。橋を渡り、上流側へ 降りるが、先行者が橋に近いところに5人程いたので、200メートル程歩いて、長い瀬の中段に入った。最初は野鮎の囮を手に入れる為、流れの芯の脇を攻めるが、30分程掛けてもアタリは無かった。そこで芯へ入れるとすかさず強烈なアタリがあり、下流のガンガン瀬へ入るが、竿を貯めて耐えるが、中々浮いて来ない。何とか大石の裏の弛みへ寄せて、引き抜きタモへ入れると、22cmの良型が背掛りである。囮にするにはちょっと大きかったので、そのままの囮で続けようと思ったが、流石に散々引っ張り回された為完全にグロッキーで泳がない。早々と2匹目の養殖囮に登場願い同じようなポイントを攻めるとまたもや30分程でこんどは囮頃の17cmが口掛りである。これを囮にしてからはポツポツと良型混じりで4匹が掛かり、アタリが遠のいてからはガンガン瀬の大石の頭を引くと強烈なアタリがあり、下の淵まで一気に走ったが、余裕で引き抜くとまたもや22cmである。結局午前中は6匹で終わる。午後は同じポイントで始めると、すぐに囮ごろが背掛で掛かったが、下の瀬で根掛かり失ってしまう。そうすると何処を攻めても全くアタリはなくなってしまう。1時間以上アタリが無いまま時間が過ぎて、やっと3時過ぎになり、再びアタリが出始めて、中型中心にポツポツと4匹が掛かったが、良型が混じらなくなった事もあり、納竿とした。
水中糸 0.1号新素材(付け糸0.4号)、ハリス1.2号、針管付ギア2本チラシ&一角6.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2012/8/2:白川 (下呂温泉泊)



朝、中川地区まで川をみながら車を走らせるが、良さそうな瀬にはそこそこに釣人は入っている。全くつれない事は無い様である。引き返し五加地区へ来ると、神矢橋たもとへ来ると,囮3匹1000円の看板が目に入り、その囮屋で日釣券と囮3匹を購入して、状況を聞くと、垢グサレで余り良くないが、釣る人は15匹は釣って来ると。支度をして川へ降りると橋周りの先行者は2人であった。橋の直ぐ上の瀬から始めると、10分程で分流の合流点で追があり、21cmの良型が口掛りで釣れた。しかし引き抜くとき頭上の枝には注意していたにも関わらず、無事にタモへ入った途端に空中糸が枝に絡んでしまい、最初からトラブルである。仕方が無く仕掛けを切り、貼り直す。今日は何の躊躇も無く囮に使って、又10分程で白波の中で釣れたが、又も口掛りである。3匹目でやっと背掛りであり、30分で3匹と出だしは好調であった。しかしその後アタリは途絶えたと思った時、何と3人グループが狭いポイントに入って来て釣り始めるではないか。文句を言ってもこちらの気分が悪くなるだけなので、早速と対岸に渡り、上流部へ移動した。橋の上流部のガンガン瀬の頭へ囮を引くと一発でアタリがあり、19cmが口掛りである。此処でもう一匹追加したがやはり続かない。上流部の平瀬を探っていると、急にガツンとアタリがあり、直ぐにふっと軽くなってしまった、痛恨の高切れである。朝張り換えたばかりで、傷はなかったはずなので、多分石の角に擦れたので有ろう。午前中は4匹で終わる。一旦川から上がり、車に戻って昼食後、午後は橋の下流を目指す。こちらも良いポイントが連続しており、垢の状態が良ければ数は出るのだろう。1時間近く掛けて良さそうなポイントを探って行くが、全く反応は無い。諦めかけた時、白泡の切れ目で良いアタリがあり、20cmが腹掛かりである。何とか泳ぎそうであったので、囮を替えて、同じポイントを攻めると、今日初めての入れ掛かりで18cmが背掛かりで釣れる。これはと期待したがやはり3匹目は続かなかった。その後は下野橋近く迄釣り下がったが中型の空中バレのみで終わる。神矢橋へ戻る途中に最初に始めた深瀬のポイントを攻めるとそれ程時間が掛らず、19cmが掛ったがやはり続かず、納竿とした。
水中糸 0.1号新素材(付け糸0.4号)、ハリス1.2号、針管付ギア2本チラシ&一角6.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2012/8/3:益田川 (飛騨高山温泉泊)



場所を探す時間も無く、前回に釣行した岩崎橋に決めて車を走らせる。9時過ぎに到着して、囮屋で状況を聞くと数は少ないが良型が掛かるとの事であった。早速に日釣券と囮を購入して、川へ降りる。先行者は見えるだけで7、8名とかなり多い、けっこう釣れるかもと期待させられた。但し入川が遅いので既に釣られてしまっている可能性もある。流れがやや弱いポイントから始めると、5分も経たない内にアタリがあり、しめたと思ったが、引き抜いてびっくり16cmの小型であった。それでも野鮎に変わったので良しとして続けるが、その後はアタリはなく、前回良く釣れたやや浅い早瀬へ移動した。ここも既に先行者が攻めた後であったので、釣切られているのかなかなかアタリは出ない。他のポイントにも先行者が多く移動できない為、粘って攻めていると、30分程で待望のアタリがあり、それ程良型では無い様だが、中々抜けない。何とか引き抜きの体勢に入った途端に底バレしてしまう。気を取り直して同じポイントを攻めると直ぐに良いアタリがあり、下のガンガン瀬に下ろうとする。竿を寝かして貯めてやり取りして、引き抜くと21cmの良型が背掛かりで釣れた。やっと益田川らしい幅広の鮎の姿が見る事が出来た。これを囮にしてポツポツと中型が掛る様になり、4匹程釣れると、それを見ていた上下流の先行者が遠慮なく、同じ狭い瀬へ囮を入れてくる。朝一はここでは掛らず、やはり地合いかもしれないと思った。そんな状況の中で水中バレが二回続き、アタリが止まった。下流へ移動して、先行者が竿を出しそうもない、大石の間のガンガン瀬や、石裏の深瀬を攻めて行くと、ポツリポツリと良型が追い、引きを楽しむ釣りが出来た。最後に大石横のガンガン瀬の脇や開きで入れ掛かりを含め5匹が掛り楽しめた。ここでも15cmの小型が混じったが、後で囮屋で聞くと数日前に成魚放流をしたとの事であった。又8月後半には良型に育って楽しむ事が出来るだろう。
水中糸 0.1号新素材(付け糸0.4号)、ハリス1.2号、針管付ギア2本チラシ&一角7号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2012/8/9:寒狭川



解禁以来の釣友H氏との釣行である。この時期近場の河川は渇水で、あまり釣果が期待できない中、今期順調に釣果が出ている寒狭川に決定した。朝7時前に囮屋へ到着して、川を見ると、前回より減水はしているが、思ったほどの減水では無く、垢グサレも酷くは無い。日鑑札と囮を購入して、前回同様のポイントへ下りると、先行者1名が既に瀬の中頃で竿を出している。そこで瀬の下へ2人並んで入り、仕掛けをセットしながら、先行者の様子を見ていると、入れ掛かりの様に3〜4匹が掛っていた。逸る気持ちを落ち着かせながら囮を送り出すが、中々アタリは出ない。それでも前回で良く掛ったポイントを彼方此方攻めていると、30分程でやっとアタリがあり、腹掛かりながら20cmが釣れる。囮が変わるとポツポツと18cm級が掛り、30分で3匹と先ず先ずである。その後は苦戦してなかなか続かないので、前回は十分に攻めれなかった落ち込み上のガンガン瀬を攻める。今日は減水で殆どのポイントに囮が入れられる。すると又ポツポツと良型混じりで掛り始め、根掛かりで2匹を失うも、午前中に8匹とやや不満な数ながら、何とか囮が繋がった。午後は何処かへの移動を考え、H氏とも相談をしたが、何処へ行っても同じ様なものだろうと此処で粘る事にした。先行者が10時頃に移動していった事もあり、この瀬を2人で自由に移動して攻める事が出来た。しかし釣果は前回、前々回程伸びる事は無かったが、それでも直ぐにツ抜けを達成し、その後もポツポツ掛り、3度目の根掛かりで囮を失ったのを機に3時で納竿したが、14匹迄数を伸ばす事が出来た。型が一回り大きくなった事もあり、まずまずの釣果であった。その後、4時過ぎまでH氏の釣を見ていたが、前回良く掛った大石周りのポイントでポツポツ掛っていた。同行のH氏も親子ドンブリ、根掛かりを繰り返しながらほぼ同数の釣果であった。
寒狭川はお盆で網が入ると思っていたが、今日、監視員に話を聞いたところ、中寒狭では以前から全域で網は入らないとの事であった。今年は辺地のチャラにも鮎が見える事やトロ場には多くの群れ鮎がいるので、遅くまで楽しめるのではないかと思われる。8月末や9月になれば良型の入れ掛かりもあるかもしれないので、条件の良い時に又訪れたい。
水中糸 0.05号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針管付ギア2本チラシ&一角7号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2012/8/21:九頭竜川 (芦原温泉泊)



昨日の下見では下流域には好きな瀬がみつからなかったので、今日は上流部の勝山地区へ車を走らせたが約一時間掛かってしまった。小舟渡付近を見たが完全な垢グサレ状態で釣れそうもなく更に上流部の荒鹿橋の瀬へ入る事にする。土手の道路にある囮屋で日釣券と囮を購入して河川敷へ車を入れる。準備をして川へ降りると先行者は数え切れない程多いが、場所が広く全く気にならない。早瀬と早瀬の間でやや流れの緩やかなところから始める。石はやはり汚く、垢グサレ状態であった。良さそうなポイントを探っていくがアタリは中々出ない、周りの先行者も殆ど掛かっていない。少しづつ下がりながらポイントを探っていくと、約一時間後に絞り込みの頭付近でやっとアタリがあり、囮ごろの20cmが背掛で釣れた。囮が天然に替わったので、次を期待したがなかなか掛からない。それでも30分程で流れの緩やかな平瀬で泳がせると良いアタリがあり、21cmが背掛りである。これを囮にして先程の絞り込み脇の大石の横を泳がせると強烈なアタリがあり、下のガンガン瀬へ走り出したので、竿を寝かせて懸命に貯めて、徐々に上流へ引き上げてから、流れの緩やかな辺へ寄せてから引き抜きタモへ受ける。23cmの大型であった。今日の仕掛けでは囮には大き過ぎるので、曳舟に入れ、そのままの囮で続けると、こんどは割と早くアタリがあり、やはり良く引くので、しめしめと思いながら引き抜くと、タモへ入れてびっくり、何とウグイの20cm超えである。その後も忘れた頃にアタリがあると言った状態であり、竿を寝かせて貯めている間の底バレがあったりで、結局午前中は4匹で終わる。午後は気分転換の為に針を新品に交換してから始めると、直ぐにアタリがあり、22cmが掛かるが、やはり後が続かない。その後、又もウグイが掛かったり、底バレがあり、2時頃にはアタリが完全に止まってしまう。周りの釣り人も竿をたたむ人が多くなって、みるみる内に数人になってしまう。早く宿に着いても、やる事も無いのでそのまま続ける。其れでも3時を過ぎた頃に、朝始めたポイントから再び探っていくと、17cmの小型が掛かる。それを囮にすると直ぐにアタリがあり、20cm
級が掛かるが、口掛りの為引き抜きの時に空中バレしてしまう。これを最後に完全にアタリが止まってしまったので、納竿とした。今日は数は少なかったが、型が良く鮎とのやり取りを楽しめた。鮎はあちこちでヒラを打っているが、囮を追わない状態であったが、何かの変化で入れ掛かりになるのでは。
水中糸 0.07号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2012/8/22:足羽川 (庄川峡長崎温泉泊)



今日は夕方には富山に入る予定なので、釣はせいぜい2時までと限られる。短時間勝負なので小河川でと足羽川へ向かう。下流部に到着するが釣り人は全く見えない、川を覗くがハミ跡も無く、石は汚く釣れる感じはしない。九頭竜川の下流部が頭に浮かび、カーナビにセットして走り出した途端に釣り人の姿が見え始めた。時間の事もあり、この川で釣をする事に決めて、近くの囮屋を探す。下薪橋の袂の囮屋で囮と日釣券を購入し、上流部も車を走らせて見たが水位が低く良いポイントは見あたら無かった。戻って囮屋の駐車場に車を止めて、支度をして川へ降りる。やはり川の石は汚く鮎の気配は無く、今日は坊主を覚悟した。鉄橋の上流部のガンガン瀬の頭の流れが緩やかなポイントから始めるが、予想通りアタリは無かった。徐々にガンガン瀬の瀬頭へ下っていくと、瀬の真ん中で根掛かり、とても外せる流れではないので、仕掛けを切る。仕掛けを張り換えて、瀬の上流部のトロ場へ移動すると、結構鮎の姿が見えて、石をハンでいる。早々に二匹目の囮をつけて泳がせるが、中々上流部へ泳いで行かない。じっと辛抱していると、徐々に上へ移動し始めて、少し深いポイントへ囮が入った途端に目印が上流へ飛ぶ。良いアタリの割りには16cmと小型ながら背掛りである。多分まぐれ当たりと思いつつも、坊主を逃れて一安心であった。囮を野鮎に替えて、同じポイントを泳がせると直ぐにアタリがあり14cmが掛かる。泳がせ釣にはやや小さいので、そのままの囮で泳がせるていると、大石の横で良いアタリがあり、18cmとやや型が良くなった。この後もやや流れの速いポイントでポツポツと20cm混じりで掛かり、結局午前中で5匹とまあまあの釣果であった。午後も期待したがトロ場では1匹を追加したのみで、1時を回ったので、下りながら川をあがる場所までもどることにする。ガンガン瀬にも試しに囮を入れて見たが反応は無かった。最後にガンガン瀬とガンガン瀬の間の早瀬に囮を入れて、どうせ駄目だろうと、帰りの事を考えていると、突然の強烈なアタリがあり、下のガンガン瀬へ走り出し、竿を寝かせて貯めるが、まにあわず瀬に入られしまった。やむを得ず竿を立てて鮎に着いて20m程ガンガン瀬を下って、瀬脇に寄せて引き抜くと、痛恨の身切れである。囮が弱ってしまったので、交換して同じポイントを引くとまたもや強烈なアタリがあり、下へ走り出したが、今度は待ち構えていた事もあり、十分に貯めて上流部へ引き上げてから引き抜きタモへ入れた。22cmの体高のある鮎であった。もう一匹を期待して続けたが、納竿の時間となった。
水中糸 0.1号新素材(付け糸0.4号)、ハリス1.2号、針一角6.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2012/8/23:庄川 (山田温泉泊)



川へは9時前に着いたが、中々囮屋が見つからない、3匹千円の無人看板を見つけたが、鑑札は扱っていないとの事で、近くの床屋で購入し、話しを聞くと、下流部の方が型が良さそうとの事で下流部の中田大橋まで見に行った。所々に良さそうな瀬があったが、今度は又囮屋が中々みつからなかった。結局、最初の無人販売の囮屋に戻って購入する事にする。しかし今度は生け簀の葢を開けてびっくり、なんと囮が14〜15cm程のばかりであった。お金を箱に入れてしまっていたのでやむを得ず購入した。既に時間は10時前であった。直ぐに雄神橋の麓の公園に車を止めて、釣支度をし、川へ降りる。最初は瀬の頭付近の流れの緩やかなポイントから始める。先行者はポツポツと掛かっているようだが、小型が多い。あちこち探りながら徐々に下がって行くがアタリは出ない。一時間程で先行者を追い越して、橋の下のガンガン瀬の頭にある石裏のちょっとした弛みへ囮を入れると直ぐにアタリがあり、下のガンガン瀬へ走り出し、竿を立てて引き抜くと何とスッポ抜けであった。囮が益々弱ってしまい潜らないが、何とか同じポイントに入れると、又直ぐにアタリがあり、今度は何とか振り子抜きでタモへ入れたが、15cmの小型であった。囮を交換して同じポイントを攻めると、ほぼ入れ掛かりで次も掛かり、今度は何とか18cmと囮ごろであった。その後も小型中心に3匹が掛かるがアタリが遠のいたので、その回りを攻めると、直ぐにアタリがあるが、ガンガン瀬に入られ身切れバレが続く。アタリの半分程しか上げられない、バラシは全て身切れである、この時期でもまだ皮が柔らかいのだろうか。他にも珍しい親子丼を経験してしまった。20cm級の良型が掛かり、引き抜きの時に掛かり鮎は空中バレし、その反動で囮もハナカンから外れ、仕掛けだけが空中を舞っていた。結局、午前中は5匹しか引き船に残らなかった。午後は先行者が移動した為、その上の瀬を攻めるが、川下からの風が強くなって、引き抜きの時にも竿を煽られて、掛かり鮎が水面から飛び出してバレてしまう。しばらく休憩したが、風は弱まりそうも無く、少し上流部のトロ場へ移動、ここは風が土手の陰になって、少しは楽である。囮を繋いで泳がせると、直ぐにアタリがあり、16cmが掛かる、どうせまぐれ当たりだろうと思ったが、その通り続かない。その後は又瀬頭で一匹追加したが、アタリも遠いし、あまり型も期待できないので納竿とした。
水中糸 0.07号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2012/8/24:神通川 (飛騨市神岡泊)



8時過ぎに新婦大橋に着く。今日は前もって囮屋をネットで調べて行ったにも関わらず、少し迷って付近をぐるぐる回って探してしまった。どうもこちらの囮屋は少ない上に目立たず、ここも旗一本だけ立っている普通の農家であった。囮と日釣券を購入して、川へ降りる道を聞いて新婦大橋上へ降りる。流石に神通川でも一二を争うポイントで釣人の数も半端で無かったが、場所も広く、見える範囲でも楽に50人を超えている。何とか隙間を見つけて入ったポイントはちょうど瀬頭の上の流れの緩やかな所であった。周りの先行者は極たまに竿が曲がる程度であったので、今日も苦戦を覚悟した。流れは緩やかでも押しは強い、このポイントではアタリは出無かった。下の釣人が下ったので、ついて下るとちょうど瀬頭の流れが効くポイントになった。やや大石の脇に囮を入れると良いアタリがあり、20cmが背掛りである。始めて10分で幸先の良い出だしであった。流石に入れ掛になる事は無かったが、ポツポツと掛かり、出だし1時間で4匹と周りに比べ好調であった。その後も囮が完全に弱まり泳がなくなる前に次が掛かると言ったパターンを繰り返し、何とか囮が繋がって、午前中に何とかツ抜けはクリアした。昼になり釣人が昼食休憩で少なくなってから、入れ掛かりが始まり、30分程で6匹が掛かり、周りの数人も同様に釣れた。特に向かい側で大きな錘を使って、深瀬を攻めていた釣り人は20cmを超す良型ばかりを連発していた。しかし長くは続かず、昼食を終えて多くの釣り人が戻ってくる頃には完全に止まってしまった。すると突然後ろから声を掛けられ振り向くと、囮を売ってほしいとの事であった。多分先ほどの入れ掛かりを見ていて囮を沢山持っていると思われたのだろう。この時点では15匹は超えていたので、快く譲ると言ってもポケットに千円札を捻じ込まれてしまったので、引船から3匹を出して差し上げた。その後も忘れた頃に小型混じりでポツリポツリと掛かり、数が伸びる。3時前なり、そろそろ納竿しようと瀬を攻め上がっていくと、途中でもほぼ入れ掛かりで3匹を追加した。まだまだ釣れそうであったが、移動の事も考え3時過ぎに納竿とした。
水中糸 0.07号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2012/8/25:高原川



神岡の町並を外れた所で直ぐに囮屋を見つけて、囮と日釣券を購入し、状況を聞くとが、あまり良い返事は無かった。暫く雨が無く水位が下がり、鮎の追いは悪いと、又今日の正午から網入れが解禁になるとの事であった。今日は土曜日と言う事もあり、囮も売り切れ間近になる程釣人も多く、良いポイントを探している時間は無い。数河の橋下には先行者が少なかったので、河原近くへ車を止める。釣支度をして川へ下りると、先行者は一人で、かなり下の瀬を攻めている。河原で網入れの準備をしている人に話を聞くと、この場所は最近あまり釣れていないとの事であったが、取り敢えず午前中はここで遣る事とし、分流合流点の瀬から始める。合流点の本流側の良い瀬では全く反応なかったが、分流側の一寸した深瀬に入れると一発で追いがあり、16cmと小型ながら背掛かりで釣れる。囮を野鮎に替えて同じポイントへ入れると入れ掛かりで次が掛り、18cmが釣れる。更にその上流の落ち込みの白泡の中で少し時間は掛ったが20cmが掛った。この頃になると釣人が増えだし見える範囲でも5〜6人が下の瀬、トロ場に入り出した。しかし殆ど掛らない為か直ぐに移動の繰り返しであった。期待していなかったが、何と10分間で3匹と快調な出足であったが、ピタリとアタリは止まり、1時間程粘ったが追加は出来なかった。合流点下の落ち込み、トロ場と探るが反応なし。下の瀬の釣人も居なくなったのでそこへ移動したがアタリは無い。瀬の上のチャラ瀬で泳がせをやっている釣人は良いペースで掛けていたので、流れが緩いポイントが良いと思い、瀬の向う岸のトロ場を泳がせるとやっと一匹掛ったがその後は続かなかった。浅井田ダムの上流は網解禁が9月1日と聞いていたので、時間も11時となり早めに移動を決めて上流を目指す。岩井戸橋から見ると下流は釣人が多いが上流側は釣人が居なかったので、川へ下りて釣の準備をしていると、今から網入をすると言う。網入れが遅いのは橋までとの事であった。再び橋下流へ移動して、水が低くなったチャラ瀬を下りながら攻めていく。ここは高原川でも人気ポイントで、かなりの釣人が攻めた後なので苦労しそうであった。それでもチャラ瀬の泳がせ釣りで入れ掛かりの釣人もいて、少しは期待する。15分程で一匹目が掛ったが単発止まり。それから下の瀬で次が掛ったのが1時間後であった。その後も又時間が掛って21cmが掛るが続かない。何と無く気配を感じて後ろを振り向くと、真黒な動物が河原を走り、土手を登って行くのが見えた。すわ熊の出現かと焦ったが、土手で木の芽をつついている顔の白い姿が見え、カモシカと分かって一安心した。釣の方は周りも偶に誰かの竿が曲がる程度である。次に掛った鮎を痛恨のキャッチミスでバラしてしまい、それで完全にやる気が失せてしまい、長い帰り道の事も考え、流葉温泉で汗を流して帰途に着いた。
水中糸 0.07号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2012/8/29:寒狭川



8時前に何時もの囮屋で囮と日鑑札を購入し、状況を聞くと雨が降らないので追いは悪いが、良いポイントへ入った人はそれなりの釣果があり、大型は23cmを超えるとの事。取り敢えずいつものポイントへ向かうと駐車場所にはかなりの車が止まっている。川を覗くと6、7人の先行者が瀬では無く、チャラ瀬で泳がせ釣りをしている。トロ場には大きな鮎の塊が幾つも見える。やはり水が低いので群れ鮎になっているのだろう。支度をしているとその内何人かが泳がせを諦めて瀬へ移動している、泳がせもてもあまり釣れていない事が伺われた。早々に支度をして瀬の一番下へ入る。川の状態は思ったより悪くは無く、垢グサレも酷くは無かったので、前回も良く追った段々瀬を攻めるが野鮎の反応は無い。徐々に釣下って行き一番下の落ち込みの上の瀬まで下がる。ここもガンガン瀬であったが今日は普通の早瀬程度になっており、養殖囮でも何処へでも入れられる。10分程探った時、待望のアタリがあり、腹掛かりながら18cmが釣れる。引き舟が置いてあった元の場所へ戻り、泳がせていると直ぐに良いアタリがあり、22cmが背掛かりで釣れる。囮にはちょっと大きいのでそのままの囮で泳がせると割と早く3匹目が掛る。30分程で3匹と調子が良かったので20匹は楽勝かと思った途端、アタリが完全に止まってしまった。その後は瀬の下半分の彼方此方を上下して攻めるが、全く野鮎の反応は無くなった。次に釣れたのは2時間程してから、やはり下の瀬であった。囮が新しくなって、元気があると押しの強い深瀬でも泳がせると、割と追いが良い様で、ポツポツと掛る様になり、午前中に何とか8匹まで数を伸ばした。半分は20cmを超える良型である。午後も同じ様に瀬を上下して、大石の裏側等の水深があるポイントを泳がせるとポツポツ掛った。3時過ぎにエビになった囮を直そうと水中糸を掴んだ途端に、岩で傷が付いていたのか高切れで囮を失ってしまう。ここで上がろうかとも思ったが、気を取り直して仕掛けを張り直し、大きめな元気のある野鮎を鼻環に通して、深瀬を泳がせると一発で強烈なアタリがあり、瀬から浮いてこない。時間を掛けて浮かせて、引き抜くとかなりの大型であった。自宅で図ると24cmを少し超える152gの良型であった。しかしその後はアタリも無く4時で納竿とした。
今日は瀬の流れが速いポイントでは小型が多かったが、深瀬の泳がせでは良型が掛った。
水中糸 0.07号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2012/8/31:寒狭川



今期3回目の釣友H氏との釣行を何処にするか迷ったが、結局県内の川は候補に挙がる事なく、再び寒狭川へ決定した。囮屋で確認すると昨日の夕立で20cm程の増水があり、濁りも入ったとの事で、少しは群れ鮎が動いたのではと期待して何時ものポイントへ向かう。先行者は無く、川を見ると既に増水の影響は無く、水位は一昨日より数cmの増水だけであった。トロ場は少し泥被りであるが、瀬はあまり影響ない様だ。相変わらずトロ場には群れ鮎の塊があちこちで見られる。少しは瀬へ入ってくれている事を期待して竿を出すと、開始5分程でアタリがあり、18cmが背掛かりで釣れた。これは増水で鮎が動いて入れ掛かりになるかと期待させたが、その後アタリは無かった。前回同様、瀬を上下してここぞと言うポイントを探って行くがなかなかアタリは遠い。それでも1時間程で一匹目と同じポイントで20cmの2匹目が掛る。しかし、やはり続かず、午前中は5匹に終わり、20cmを超える良型は無かった。H氏と相談して午後は場所替えをする事として、11時過ぎに昼食を取り、下流部へ移動した。入ったのは島原橋であるが、ここは川幅一杯に川が広がっおいて、水が少ないのでチャラ瀬から平瀬になっている。辺地の流れが緩い所は完全に垢グサレで、流芯はそれ程でもないが石は汚い。少しでも深いポイントを泳がせるがアタリは出ない。ポイントを替えようと囮を引いた瞬間に強烈なアタリがあり、辺地の雑木の下へ潜られそうになるのを堪えて、引き出したが、今度は大石が邪魔をして中々引き抜けない。少し下がって石を避けて引き抜くと21cmを超える体高のある良型であったが、生憎の腹掛かりで、囮に使えなかった。しかも使っていた囮が弱ってしまい泳がないので、流れの弱いポイントでは無理と判断して、下のガンガン瀬へ移動して、落ち込みを無理やり引くと17cm程が背掛かりで掛る。これを囮に更に下の段々瀬中段の脇ででこの日一番の22cmが掛ったが、これを囮にしてさらなる大物を狙いガンガン瀬で狙っていると、痛恨の根掛かり。外しに入れる訳も無く、仕掛けを切る。他に狙うポイントも無く、チャラ瀬でも釣れそうも無く、納竿とした。
水中糸 0.3号フロロ、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2012/9/7:寒狭川



今期6回目の寒狭川である。近くで釣れそうな川が無く、結局、今期、比較的釣果が出る寒狭川へ通う事となる。しかし先週から釣果が落ちており、囮屋で確認するとやはり数は期待できないとの事。しかし場所により数をまとめてくる人があり、場所次第の様だ。何時ものポイントに入るが先行者は一人がトロ場での泳がせで攻めているのみである。やはり瀬の中には入っていない感じであるが、石は綺麗であるので鮎は居るのであろう。今日は水位もかなり低く、殆どが緩い瀬になっているので、以前から良く掛るポイントから攻めるがやはり野鮎の追いは無い。丹念に瀬の脇や、大石の弛みを泳がせで攻めていると、約一時間後に瀬の向う岸の脇でやっとアタリがあり、20cmながら体高のある野鮎が掛った。囮が野鮎に変わっても直ぐには二匹目は掛らなかったが、それでも又1時間程で同じ様なポイントで同型が掛る。次は割と早く瀬の中で掛ったが、良型ではなかったにも関わらず、引き抜きの途中で何と高切れしてしまった。おかしいと思い、良く調べて見ると、何と水中糸と鼻環仕掛けのジョイント部のすっぽ抜けであった。多分鼻環仕掛けの8の字結びが甘かったのであろう。気を取り直して仕掛けを張り直して、続けるが狂った循環は取り戻せず、最初の野鮎も元気がなくなってしまう。囮を2匹目の養殖囮に替えて、大淵への落ち込みで泳がせる。すると割と早く良いアタリがあり、20cmが掛ったので、囮を替えて、同じポイントで泳がせる。するとと強烈なアタリがあり、淵の中へ潜って中々浮いてこない。これはかな良型と判断して、時間を掛けて水面に浮かせて引き抜くと、思った程ではないが、23cmの体高のある良型であった。これを囮に更に良型を狙ったが、突然雲行きが怪しくなり、雨がポツポツと落ち始めた。携帯で雨雲を確認したがさほど大きくなかったのでそのまま続けるが、アタリは出なかった。昼過ぎになり再び雨足が強くなり、確認すると今度はかなり大きな雨雲が接近していたので、落雷の危険性も考え納竿とした。
今日は掛ったオス鮎を囮にしていると少し錆が出るようになったので、寒狭川もいよいよ終盤になった感がする。
水中糸 0.3号フロロ、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2013/6/10:板取川(長良川中央漁協管内) (谷汲温泉泊)



先週の天気予報では今週前半は良いとの事であったので、解禁間も無い岐阜西部地区へ釣行した。早朝に自宅を出発し、先ずは津保川へ向かう。8時前には漁協前へ到着して川を見ると、川の水が少なく川幅が狭くて水深も浅い。釣人も全く見えず、釣になりそうも無くパスして、長良川本流へ向かう。長良川中央漁協管内の武儀川も水位低くパス、長良川本流は流石に大きな流れであるが、釣人も少なく、話を聞いても釣れている様子は無かった。最後に板取川へ向かい、睦橋から川を見るとそこそこ水量はあり、川の状態も良さそうである。時間も10時前になっていたので、近くの囮屋で日釣券と囮を購入して、話を聞くと地元の慣れた釣人は結構掛けているとの事であった。囮屋から直ぐの瀬落ちの深瀬をポイントに決める。囮に鼻環を通して、先ずは流れの緩やかなポイントから泳がせを始めるがアタリは出ない。段々流れが利く上流のポイントへ移動して行くが、全く掛かる様子は無い。大きな石も点々として、その周りは頭程の石で埋め尽くされており、水深も結構ある。石も結構磨かれており、絶好のポイントだと思われたが、全く野鮎の追いは無い。最初に始めたポイントへ地元の釣人が入り、直ぐに一匹目を掛けた。その後も入れ掛かりは無いがポツリポツリ掛けていた様だ。しかし流れのあるポイントでは全くアタリは出ず、結局午前中2時間ボウズに終わる。午後は上流の瀬へ向かい、落ち込みの直ぐ上の棚へ囮を入れると、直ぐにアタリがあり、16cmが背掛かりで釣れる。こんなに簡単に釣れるとは午前中の釣りは何だったのかと、早くポイント移動を決断すべきだったと反省する。しかし、その後100m程上流へポイントを探って行くが、全くアタリは出ない。結局、朝のポイントへ戻ろうとすると、対岸から2名が入川し、泳がせを始める。やはり釣れるポイントは此処だけなのだろう。2匹目の新しい囮に替えて午前中と同じポイントで始めるが、やはりアタリは出ない。対岸の釣人が18cm級を連発する中、流の効いたポイントは毎日攻められて野鮎は抜かれているのだろうと思われた。これ以上ここで続けても無理と判断して早上がりとした。
水中糸 0.3号フロロ、ハリス0.8号、針一角6.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2013/6/11:根尾川 (長良川温泉泊)



昨日は早く根尾川へ到着していたので、根尾川のポイントを見て回ったが、どのポイントも釣れている様子は無く、今日も苦戦が予想された。それに加え、急に台風が近づいているとの事で明日以降の釣がどころか、今日の午後の天気さえ心配になって来た。
昨日見たポイントでは夕方でもポツポツ釣れていた、山口用水堰下流の瀬に決めて、宿を出発し、9時前に到着した。早々に支度をして、漁協事務所で日釣券と囮を購入。直ぐ前の長い瀬には昨日は10名程いた釣人も、今日は中程に先行者一名のみで、ここ最近如何に釣れていないかが伺われた。瀬頭に入ろうとしたら、他の釣人も同時に瀬頭へ向かう。私は上流のトロ場から対岸へ移動して、瀬頭を攻める事にした。石はびっしり敷き詰められていて、良いポイントであるが、減水の影響で垢が腐り始めている。トロ場では鮎が群れており、バシャバシャ良型が跳ねており、鮎の数は多いと思われたが、石に着いて様子は無かった。先ずは流れの弱いポイントでの泳がせ釣から始めるが全く追いは無い。段々瀬の中へポイントを移動するが同じである。この頃には釣人も5人程に増えていたが、誰一人竿を曲げる事は無かった。痺れを切らしてガンガン瀬の脇を探りながら下流へ攻めて行くが野鮎の追いは無かった。2時間程で今日もボウズを覚悟して、最初の瀬頭へ戻る。再び泳がせを始め、一寸した流れのヨレに囮入った途端にアタリがあり、15cmが一応背掛かりで釣れた。しかし、どう見ても追い星は無く、追って掛かったとは考えられなかった。囮を替えて同じポイントへ入れると、入れ掛かりでアタリがあり、更に小さい真白い13cmが掛る。丁度このポイントに群れ鮎がいた様である。続くかと期待したが、その後は又静かな状態に戻ってしまった。周りでも全く掛からず午前中のみでこのポイントを諦める。午後は数百m下流の瀬へ移動して、瀬を攻めるが全く野鮎の気配も無く、やる気も無くなり、ポイント移動も諦め2時で早上がりとした。
水中糸 0.06号複合(ダイレクト結束)、ハリス0.8号、針一角6.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2013/6/12:板取川 (神明温泉泊)



心配した台風も停滞して上がって来なくなり、雨の心配どころかカンカン照りの良い天気になった。今日こそはこの天気の様な良い釣りをと期待して、先週土曜日に解禁した板取川上流へ向かう。途中囮屋へ寄り、日鑑札と囮を購入して、話を聞くと地元のポイントを良く知っている釣人はそこそこ数を釣ってくるとの事であった。車が止めやすい入り易いポイントを聞くと高見地区の釣り専用区は駐車場も広く直ぐ下が釣り場との事で向かう。駐車場へ9時過ぎに到着すると先行者は見える限りでは2名のみ。しかも長い瀬で一番下と一番上流部にいて、瀬は全くのがら空きである。こんな良い瀬はやはり解禁以来攻められて場荒れで釣れないかと思いつつも、水が少ない中でも中程の深い瀬へポイントを決める。先ずは流れの緩やかなポイントで囮交換を狙うが、中々アタリは出ない。ここはというポイントを何度も攻めるが、アタリは無いのでやはり場荒れかと思われた。30分過ぎたあたりで大石前の深瀬へ囮を入れた途端に、凄いアタリで一気に下流へ下り、竿を伸されそうになったが、何とか堪えて、体勢を立て直して、引き抜くと18cmが背掛かりで釣れた。長さの割には体高のある囮ごろの鮎であった。丁度その時、上流の釣人が下って来て話を聞くと5匹が釣れて、内2匹が20cm越えの良型であったが、数が出ないとの事で、下の仲間の釣人と同じポイントで泳がせを始めた。囮を替えて同じポイントへ囮を入れると直ぐに16cmが釣れて期待を持たせる。囮が替わったので気持ちに余裕が出来たので、大石の間のガンガン瀬へ囮を入れると又直ぐに強烈なアタリがあり、下流へ走った。10m程下って引き抜くと21cmを超える良型が釣れる。その後はアタリが遠のき、11時過ぎになると2人の釣人もポイント移動してしまい、この長い瀬は貸し切りになってしまった。その後は下の淵迄拾い釣りをしながら下って行くと深瀬で20cmが掛り、囮を替えて送り出し出して、ポイントへ移動させようと竿を持ち上げた途端にラインが急に空中にふわりと漂い、何と高切れである。鮎が掛ってからの高切れではなくて未だ良かったが、数が伸びない中、常にラインの点検をしなければと反省。それでも気を取り直して仕掛けを張り直し、続けるとポツポツと良型が追った。しかし型が良すぎて引き抜き迄に時間が掛り、身切れバラシが3回と多発した。それでも何とか午前中に6匹となったので午後も此処で頑張る事にした。午後は針を7号にワンランク上げて、瀬の一番上から釣り下る事にして、囮を流れに入れると途端に良いアタリがあり、20cm級が掛る。此処からが今日のハイライトで20m程の瀬で何と良型の10連荘である。水が少ないと言っても結構な流れがある瀬なので、その場で引き抜く事が出来できずに、殆どが10m程下っての取り込みで、何回も川を上下して疲れたが、気持ち良い汗であった。その後16cm級の白い鮎が連続して掛ってからはアタリが遠のいたので、段々下りながら主なポイントを探って行くとポツポツと良型が囮を追った。針を7号に変えてからはバラシは少なくなり、午後は身切れバラシは一回のみであった。まだまだ釣れそうであったが、宿には5時に入る約束になっていた事と型と数に十分に満足したので、4時に納竿とした。
今日は淵には良型の鮎が跳ねてはいたが、瀬ではヒラを打つ訳では無く着いて居るかどうかは見ただけでは全く分か無かったが、午後には良型が良く追って、昨日までの鬱憤を晴らす形となった。
水中糸 0.06号複合(ダイレクト結束)、ハリス0.8号、針一角6.5号&7.0号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2013/6/13:板取川



今日は郡上まで走ろうかと考えていたが、昨日良く釣れた事と郡上が解禁以来あまり調子良くないとの話もあったので、2匹目のドジョウならぬ鮎を狙って、同じポイントへ釣行する事を決めた。8時過ぎに宿を出て、途中日釣券と囮を購入していると、地元の釣人が今年は上流部は水か少なくて全く釣れないとボヤいていた。下流で釣れた話をすると今日は下流部へ走ろうかと話をしていた。昨日の駐車場へ9時前に着くと車が既に3台止まっていたので川を見ると先行者が4人竿を出している。何とか入れそうであったので、支度をして川へ下りると、昨日最初に入ったポイントに2人、最下流の淵上に1人で、午後の入れ掛かりポイントに1人と言う状況であった。偶に下流部の釣人の竿は曲がっていたが、上流部の人には掛かっていない様であったので、昼までには空くのではと考え、昨日はあまり掛からなかった直ぐ下のポイントへ入る。そこで15分程やって見るが、やはり野鮎の追いは無かった。そうしている内に予想通り上流の瀬の釣人が移動したので、直ぐにそのポイントへ移動して、暫く我慢する事とした。それでも昨日掛かったポイントを彼方此方攻めていると30分程で待望の強烈なアタリがあり、15m下の落ち込みのまで走られたが、何とか引き抜くと21cm超の良型の背掛かりであった。しかしタモの中の鮎を見てビックリ、身が切れてもう少しで針が外れそうな状態で皮1枚で何とか耐えていた。昨日の夜、旅館で急遽7.5号の針を結んで使用した事が功を奏した様である。躊躇なく囮を交換して、掛かった直ぐ上のポイントへ入れると、間髪を入れずにアタリがあり20cmが掛る。これは今日は早い時間から地合いかと思い彼方此方を攻めるが、その後1時間以上アタリがピタリと止まってしまった。それでも11時を回る頃にはまたポツポツと掛かり始めたが、昨日に比べて型が一回り小さく16〜19cmである。やはり良型は昨日掛かってしまったのであろうか。午前中に何とかツ抜けをする事が出来たが流石にアタリが遠のいた。午後1時頃には下流部の釣人は淵上の1人を除いて上がってしまったので、下流へ移動すると直ぐに強烈なアタリがあり、なかなか浮いて来ない。やや無理をして浮かせようとすると痛恨の身切れバラシである。今日初めての身切れで感触から多分20cm超の良型であったので残念であったが気を取り直して、攻め直すとやや間をおいて17cm、続いて15cmとかかるが、やはり小型が多い。納竿の予定時間に近くなったので、最後にと昨日良型が掛った大石周りのポイントへ囮を入れると良いアタリで20cm級が上がり、それを囮に同型が入れ掛った。まだまだ掛かりそうで後ろ髪を引かれたが、明るい内に自宅へ帰るつもりでいたので、良型2連発で気持ち良いまま打ち止めとした。
水中糸 0.06号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2013/9/13:寒狭川



今年の寒狭川は解禁からあまり釣れないとの話を聞いていたので初の釣行である。先ずは中寒狭の源氏橋を見るが、釣人だけでなく鮎の姿も全く見つける事が出来なかった。昨年好釣であった上流の馬洗のトロ場も同様であった。中寒狭を諦めて、上寒狭の市代橋を見るとトロ場には良型の鮎が群れているが、追っている様子は無く釣れそうもない。更に上流部の水神渕を見るとやはりトロ場には鮎の姿は確認できるが、石に着いている鮎は確認できなかった。辺地は垢グサレだが瀬の石は割と綺麗に磨かれている様だし、時間も9時前になっていたので取り敢えず近くの囮屋で日釣券と囮を購入して入る事とする。先ずはなるべく綺麗そうな石がある瀬を中心に探って行くが、全くアタリは出ない。数100m上流まで釣り上がってガンガン瀬の上のトロ場に鮎の群れを見つけて、泳がせるが、既に囮も弱っており追われる事は無かった。中には石に着いている野鮎も居たが、囮を近づけると何処かへ逃げてしまう。1時間半程でこのポイントを諦めて、上流部の専用区を見に行くが、状況は同じであったので、朝良型鮎が見えた市代橋へ戻る。先ずは囮が元気な内にトロ場で泳がせるが、やはり追われる事は無く30分程で諦め、駄目元で下流の瀬へ移動する。やはり辺地は垢グサレであるが、流のあるポイントは割と綺麗に磨かれている。それ程水深が無い流れのある瀬へ囮を入れると一発で良いアタリがあり、野鮎が掛る。それ程走らないので小型化と思って引き抜くと20cmの良型の背掛かりである。囮を換えて少し下流へ入れると直ぐにアタリ、これも21cmの良型ながらあまり走らない。2匹続いたので期待するが、何時も通り終了、午後に期待して、昼食とする。午後は下流へどんどん釣下り、石が綺麗そうな流れがある瀬を中心に攻めて行くと、ポツリポツリと忘れた頃に掛かり、3時迄に4匹を追加した。最後に元気な野鮎を囮にしてトロ場を泳がせてみたが、やはり囮が近ずくと逃げてしまって掛かる事は無かった。
水中糸 0.07号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背針使用、小太刀(ソリッド穂先)




2014/7/24:寒狭川



昨年は寒狭川の不調の為釣行しなかったので、2年ぶりの釣行である。何時もの囮屋で情報を聞くと今年は既に23cm級が出ているとの事で仕掛けに注意した方が良いと忠告を受ける。何時もの馬洗に到着して、川の状態を確認すると垢グサレが始まっている為か、トロ場には数百匹の野鮎が群れが幾つも出来ている。8時前で先行者は無し、何時ものポイントへ急ぐが途中どうしても気になるポイントがあったので竿を出して見るが追いは無く、その間に狙っていたポイントへ次々と下流から釣り人が入った。止む無くこのポイントでじっくり攻める事とする。すると30分程で野鮎が掛ったが引き抜こうと溜めている途中で底バレである。次に一段下の大石の向こう側で掛ったが、やはり引き抜き中の空中バレでである。気を取り直して手前側の白泡の消えるポイントへ囮を入れると一気に下のガンガン瀬へ走った。竿を伸されない様に注意して、トロ場まで下りて引き抜くと22cmの良型であった。最初の一匹目がこの大きさでは、囮にするのには躊躇してしまう。二匹目の養殖囮を使って周りを攻めるが続かないので、上の段に戻り最初にバラしたポイントで18cmの囮頃が掛る。やはり続かないので最初に入ろうとしたポイントを見ると釣り人は一人に減っていたので移動を決める。先行者から竿2本分程離れて入るが、この先行者が竿一本もない程下ってくる。仕方がないので更に下ると、今度は自分の下の入る。如何にもここは自分の釣り場だと言わんばかりの行動に腹を立てつつのでは釣りに集中出来ず、鮎も掛らない。それでも30分程でやっと18cm程の囮頃が掛ると、先行者は移動していったので、落ち着いて良さそうなポイントを彼方此方探るとポツポツと良型が追った。昼前になりプチ入れ掛りになり楽しんでいると、先ほどの釣り人が戻ってきて二人で今度は対岸へ入り、上下に挟まれる形で身動き出来ない状態になった。すると下流の釣り人に2匹ほど掛ったが、直ぐに昼食へ行ったのか居なくなってしまった。まさかそのポイントが入れ掛りになるとは思っていなかったので、そのまま放置していると戻ってきた釣り人が再開して入れ掛りになった。まあここまではよくある話しで、少しでも竿を出さなかった自分に後悔するだけであった。しかしそのポイントが掛らなくなったその釣り人は私の直ぐ向かい迄上がってきて、しかも同じポイントへ囮を入れる。余程文句を言おうかと思ったが、こんな残念な釣り人には関わらないのが一番と考えて、ポイントを変える。その後暫くはイライラが収まらず釣りに集中できずに鮎も掛らなかったが、怒りが収まると共に鮎の追いもポツポツとあった。4時の納竿までに何とかツ抜けも出来て、13匹の釣果であったが、良型中心に16cmの一匹を除き全て18cm以上と満足した。マナーが無い釣り人に合わなけもっと気分よく帰れたのに残念である。
水中糸 0.07号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2014/7/28:益田川 (飛騨高山温泉泊)



今季初めての遠征釣行である。昨日は午前中に愛知県で用事を済ませてから、下呂温泉に宿泊した。その旅館の従業員の方と益田川のアユ釣り談義をした際に、何時も入る岩崎橋のもう少し下流に良いポイントがあるとの情報を頂いた。8時過ぎに紹介された囮屋へ到着して、日釣り券と囮を購入し、入川経路を聞くと簡単な道で踏み跡を辿れば川へ出ると教えていただいが、実際には中々分かりにくく、やっと川へ出たけれども先行者が数名既に竿を出していたので、更に上流を目指す。しかし河原は大石がゴロゴロでとても歩ける状態でない。再び土手へ戻り迂回して上流を目指して、大石の付近へ降りたが、ガンガン瀬でとても竿を出すのは難しそう。ガンガン瀬の上の棚は深くて流れも速いものの大石があり養殖囮でもなんとかなりそうであった。その20m程上流には先行者がいるが其所で竿を出す事とするが、入川に手間どり既に9時を少し過ぎてしまった。早々に支度をして囮を付けて流芯脇の大石下へ入れると、直ぐゴンとしたアタリがあり、そのまま動かない。根掛かと思い少し竿を立てると急に下へ向かって走り始めたので、下のガンガン瀬へ入られない様にやり取りをして引き抜くと、22cmの良型の背掛かりであった。最初から大きな野鮎で囮に使うには躊躇されたので、養殖囮もまだ元気であった事もあり、そのまま流れに入れる。すると又も入れ掛かりで良いアタリがあり21cmがかかる。しかし慌てて引き抜いた際にバランスを崩して、タモには掛り鮎だけは何とか入ったが、囮がタモの外へ外れ、鼻環周りの仕掛けが切れてしまった。悪いことにファスナーが開いていたポケットから鼻環周りの仕掛け入れがポトリと川へ、急流に流されてしまった。取り敢えずは他の仕掛け巻きに巻いてあった鼻環仕掛けを取り出して使用するが根掛が心配であった。今度は躊躇なく良型の野鮎を囮にして続けると、その後もほぼ入れ掛かりで良型2匹が掛かり、開始10分で4匹と怒涛の入れ掛かりであった。同じポイントてはアタリが遠のいたので、その上の絞り込みの白泡へ囮を入れると又もアタリがあり、23cmの良型であった。此処でも3匹の入れ掛かりであった。その後はアタリが遠のいたら上下の違うポイントへ入れるとアタリが続くと言った状況であった。昼前にガンガン瀬の頭へ囮を入れるとあっという間にガンガン瀬へ入られ竿を立てる間もなく高切れであった。此を機に昼食を取りに囮屋の駐車場へ戻る。昼食を取りながら、車の中で午後に備えて鼻環回りの仕掛けを急遽二組を作って、釣り場所へ戻る。午後も同じポイントを攻めると、ポツポツとアタリが出たが、午前中に比べると良型は少なくなり、20cm級主体に16〜18cmが混じるようになった。試しに下のガンガン瀬へ囮を入れると暫くして強烈なアタリがあり、竿が立てられない。やむなく20m程注意して下り、チョットした弛みで無理をして引き抜くと24cmの良型であった。このガンガン瀬も丹念に探れば良型が掛りそうであったが、少し疲れも出て、時間もない為諦めた。午後はペースが落ちたが、午後だけでもツ抜けを達成して、一日で良型中心に27匹と満足の釣行であった。
ただ残念なのは、こんな良型ばかりが掛るとは思っていなかったので、7号の針しか準備していなくて、掛っても底バレ、すっぽ抜けが多発した事である。それらが無ければ40匹も夢ではなかった。
水中糸 0.07号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2014/7/29:宮川 (八尾ゆめの森温泉泊)



以前から岐阜県に遠征した時には釣行したいと考えていたが、何時も増水で竿出しが出来なかった。今日は良さそうなポイントを探して高山市内から宮川沿いに下って来たものの、釣り人の姿は全く見えなかった。それでも国府町辺りまで来るとポツポツと釣り人が見え始めた。新広瀬橋の下流の囮屋で囮と日釣り券を購入して、広い駐車場があったのでそのまま入川しようかと考えていると、マイクロバスで静岡から遠征してきたと言う団体が来てしまった。仕方が無いので新広瀬橋の下流の瀬を攻めようと橋下まで移動して支度をしていると先ほどのグループの一名が歩いて来て、瀬へと入ってしまった。先行者が瀬尻の落ち込みに入ったので瀬頭へ向かう。川の状態は思った以上に悪く、垢グサレが進み、食み跡は殆ど見られない状態である。囮を付けて先ずは少し流れが緩いポイントから段々と早い流れへと攻めていくが全く野鮎の反応は無い。一時間もすると後方で「アッ」と言う声の後に物凄い音と共に農業用のトラクターが土手を滑り落ちてきた。どうも農家の方が運転を誤って、後ろ向きに落ちてしまった様だ。運転手は飛び下りて大事には成らなかったが、かなりの急斜面で一苦労していた。業者のトラックに付いたウインチで使ってやっとの事で引き上げたが、優に一時間はを経過していた。ずっとこれが気になり鮎釣りに集中出来なかった。この間に瀬尻の先行者がは瀬頭で掛けたようで、その後はガンガン瀬の左岸側で入れ掛りを満喫している。当方には全く気配が無いので落ち着いたガンガン瀬の右岸側へ移動して、先行者が攻めていた瀬尻の開きで囮を泳がせると、やっと念願のアタリがあり、20cmが掛る。その後は又静かな時間が過ぎ、ガンガン瀬の中ほどで二匹目が掛るものの、やはり後は続かない。昼食に車へ戻ると地元の釣り人が昼食の最中で、一緒に釣り談義をしながらの昼食となる。地元の釣り人は橋上流の平瀬で拾い釣りをして7匹掛けたとの事であった。一時間ほどの釣り談義をして重い腰を上げて午後の釣りに向かったが、何となく釣れる気配がしないまま、一時間程で納竿とした。
今日の反省としては、養殖囮では潜らない流れのあるポイントでも石の綺麗なポイントを優先して、一度攻めてみる必要があるとつくづく感じた。
水中糸 0.07号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2014/7/30:神通川 (八尾ゆめの森温泉泊)



2年ぶりの神通川である。昨日の夜に釣友から電話があり、長沢橋で良型が良く釣れていたとの情報があり、何処へ入るか迷ったが、ポイントが分かっている新婦橋に決める。近くの囮屋で日釣り券と囮を調達したが、物凄く込んでいて中々順番が回ってこない。と言うのも遠くからの釣り人も殆どが年券を購入し、その為には証明写真を添付する必要があった。準備していない人は免許証をコピーして使用していたので、囮屋のおばあさんも手間取ってしまっていた。やっと順番が回ってきて川へ着いたのは9時前に成ってしまった。川は既に釣り人が一杯であり、入る場所は中々無い。何とか隙間を見つけて瀬頭の20m程上流へ入る。瀬頭や瀬の中の先行者にはポツポツ掛っているが、上流部の深瀬では偶に竿が曲がる程度である。逸る気持ちを抑えて、竿を伸ばして仕掛けをセットし、養殖囮を付けて流れへ放つ。少しづづ泳がせて沖目を狙うが、野鮎の反応は無い。それでも30分程でやっとアタリがあり、野鮎が掛るが、16cmと小型の背掛りであった。何とか囮が変わったので、次を期待するが中々続かない。やはり30分程かかって20cmが釣れた。この頃になると右岸から腰まで立ち込んで釣っている4人程は入れ掛りが始まる。毎度の光景であるが、殆ど同じ筋で掛っている様である。此方からはポイントへは5m程届かず左岸側の釣り人には余り追いは無い。下流の釣り人が移動したので、少しづつ釣り下るとポツリポツリと良型混じりで掛るようになるが、一カ所で続かない。入れ掛りが一回有ったのみで全て単発である。それでも午前中に何とかツ抜けが出来たので、昼食とする。午後は早めに川へ戻ると何処へでも入れる状態であったので、朝に入ったポイントから徐々に釣り下る事とする。釣り始めて5分程でアタリがあり、またまた小型ながら背掛りで16cmが釣れる。幸先よく釣れたので期待したが、10cm程のビリ鮎が続けて掛り放流、次には良型が掛ったのでしめしめと思いつつ抜きの体制に入った途端にすっぽ抜けである。これで囮も完全に泳がなくなり、アタリは止まってしまう。一時間程粘ったが次は掛らなかった。この間も対岸の釣り人たちは入れ掛りが続いている。徐々に下流へ釣り下って行くと、やはり少し動くとアタリが出るという繰り返しで拾い釣りを続ける。午後はそれでも3連荘の入れ掛りもあり、何とかツ抜けを達成、午前との合計で20匹が釣れたので納竿とした。
水中糸 0.07号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2014/7/31:神通川



今日はホテルの都合で朝食が無いとの事でこれ幸いと早くチェックアウトを済ませて、7時半頃に昨日と同じ新婦橋に到着した。何処へ入ろうかと迷ったが、昨日の納竿時に隣に駐車していた釣り人が上のガンガン瀬で良型が入れ掛った話を聞いていたので、そちらへ向かう。今日は少し時間が早いせいもあるが、昨日に比べ先行者は少なく感じた。ガンガン瀬の落ち込みと、開きに二人の釣り人が竿を出していたが、瀬には誰も入っていない。しめしめと思いつつ、取り敢えずは緩やかなポイントで野鮎を数匹掛けた後にガンガン瀬を攻める心算である。竿を伸ばして養殖囮で枝瀬から始めるが思いの外アタリが遠く、最初の野鮎が掛るまで15分程かかった。しかも思っていたよりも遥かに型が小さく16cm程であった。それでも囮が野鮎に変わったので、次に期待してやや流れのあるポイントを攻めると直ぐに掛ったが、残念なことに底バレである。気を取り直して次を狙うが、中々掛らない。彼方此方を攻めてやっと掛るがやはり小型の17cmであった。それでも何とか2匹の野鮎が手に入ったので、ガンガン瀬へポイントを変える。囮が小さいために石裏や弛みを中心に攻めていくとポツポツト18〜20cmがに掛るが、良型は中々掛らない。有一の21cm級を直ぐに根掛で失い、昨日で良型は抜かれて仕舞ったかもと思いつつも続けていると、地合が来たのか、急に良型が掛るようになった。掛った時にはンガン瀬に走られないように慎重に竿を寝かして抑え込んで、下流へ下ってから引き抜く事を繰り返すので、疲れるが良型の鮎の引きを堪能する。その内に下へ入った釣り人が朝一に入った上流へ移動して入れ掛りを続けている。やはり朝一は追いが今一悪かったのだろうか又は単に腕の差なのだろうか。まあ此方も順調に数を伸ばせているのでそれ程気にはならなかった。アタリが遠のいたので段々と下流へ移動すると強烈なアタリで22cmが掛り、それを囮に23cmが掛ったが、流石に瀬では止めることが出来ずに落ち込み下の開き迄下り引き抜く。此処でも良型混じりで飽きない程にポツポツ掛ったが、不思議なことに良型以外は16〜17cmの中型で中間の18〜20cmは少なかった。
今日は帰宅する予定であり、昼食も取らずに2時迄頑張り、結構数も釣れたので、まだまだ掛りそうであったが、後ろ髪を引かれつつ納竿とした。この日もこの瀬の落ち込みの深瀬を錘を付けて釣っていた釣り人は良型を連発しており、釣果情報に50〜100匹の数が乗るのも頷けた。これ程多くの釣り人に毎日釣られ続けても釣れ続くこの川には一体どれ位の鮎が居るのだろうか感心する。
水中糸 0.07号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2014/8/7:寒狭川



今週末から台風の影響で暫く竿が出せない可能性が出てきたので、昨日に続いて釣行した。何処へ釣行しようか迷ったが、結局前回の釣行で良型が掛った寒狭川へ決めた。何時もの囮屋で囮と日釣り券を調達、何時ものポイントへ8時前に到着した。今日は先行者は誰も居ない、こんな日は貧果か大釣りのパターンであるが、大体は貧果の場合が多い。川の石の状態はそれ程悪くはないが、前回よりかなり減水しており、何時もの急瀬がトロ瀬になっているので養殖囮でも簡単にポイントへ入って行く。入れ掛りを期待して囮を送り出すが、全く野鮎が反応しない。考えられるポイントを攻め続け最後には瀬の落ち込みの白泡の中にある大石の周りを泳がせていると、いきなりアタリがあり下の深トロへ走る。油断をしていた所為もあるが穂先が水面に入る程まで走られたが、トロ場であるので落ち着いて竿を徐々に立てて、寄せて引き抜くと22cmの良型であった。開始してから1時間半が掛ってしまったが、やっと野鮎が手に入ったので次を期待して、又元の瀬に戻り再開する。腹掛りの野鮎ながら元気に泳ぎ、暫く瀬の中で泳がせていると囮の後方でヒラヒラと野鮎が絡んでいたが針掛りしないまま終わってしまった。その後は彼方此方を攻めて行くが、やはり野鮎の追いは無い。前回の釣行で追いがあった上流の大石周りへも移動してみたが全く鮎の気配は無かった。11時過ぎになっても釣り人増えず、やはり今日は駄目なのかと考えつつ又釣り下り始める。大石に挟まれた深瀬に囮を入れると直ぐに良いアタリがあり、21cmが背掛りで釣れた。引き船がある元の場所へ戻り、囮が変わっても今度も駄目だろうと期待せず再開する。すると如何した事か直ぐにアタリがあり、その後も2匹がプチ入れ掛りで釣れた。しかも全て20〜23cmの良型ばかりである。地合なのか鮎が下のトロ場から差してきたのか解らないが、先程までの追わない状況は何だったのかと考えてしまう。まあこれが鮎友釣りの面白さなのだろう。その後もポツポツと掛り、一匹を根掛で失ったが、結局午前中は6匹が船に残った。朝の状況では坊主も覚悟であったので上出来であった。午後もこの瀬には釣り人は誰も入らず、上流のチャラ瀬に数名だけであったので、自由に移動出来た。一カ所での入れ掛りは無かったものの、時には2匹程度の入れ掛りもありポツポツと釣れた。殆どが20cm以上の良型の為、目印が吹っ飛ぶアタリが何度もあり、いくら減水の時とは言えやり取りは大変で時には下流へ下ってからの引き抜きと、疲れたものの楽しめた。底バレ、すっぽ抜け等有りながら午後は10匹を釣り、合計16匹となり20cm以下は3匹のみであった。20cm以下と言っても最小が18cmが一匹と良型の引きを楽しんだ。まだまだ掛りそうであったが、良型とのやり取りでの疲れもあり、3時で納竿とした。
水中糸 0.07号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2014/8/19:寒狭川



台風の後の季節外れの長雨が続き、静岡県の河川も増水、濁りで暫く鮎釣りが出来なかった。安倍川、大井川水系は未だ暫く時間が掛りそうなので、前回の釣行で良型が掛った寒狭川へ釣行した。何時もの時間に川へ着くと、彼方此方に釣り人が入っているが、予想より水位が高い。囮屋さんで囮と日釣り券を購入して状況を聞くと昨夜に奥で雨があった様で、今朝は大分高水になったとの事。何時もの瀬は全てがガンガンになっており、とても入れそうもないが、大トロの下の何時もなら膝下程度のチャラ瀬が川幅全体が良い瀬に成っている。大トロの群れ鮎も未だ多く見られるが、以前よりは塊が小さくなり、分散している様だ。少しは瀬に入っているいる事を期待して川へ降りる事とした。先行者一名が居るが釣れている様子はない。取り敢えずは何時も水が流れていた筋を中心に泳がせで攻めていくと、5分程で良いアタリがあり、腹掛りながら20cmの囮頃の鮎が掛った。その後も入れ掛りとは成らないが3匹がポツポツと掛り、期待が膨らむ。しかしこれを見ていたかの様に次々と釣り人が入り、攻めようと思っていた筋にも入ってしまい、中々移動が儘ならなくなる。止むを得ずガンガン瀬の頭の平瀬へ囮を入れると一発でアタリがあり、此処では3匹が入れ掛りであった。今日は前回ほど良型ではないものの、ガンガン瀬へ入られない様にやり取りをしての引き抜きはスリリングであった。その後は深みの下のかけ上がりにある黒い石の周りでは泳がせで良型が連発するなど、午前中で15匹程が掛ったが、追いが悪いのか引き抜きの時にすっぽ抜けが多発した。12時過ぎに俄かに暗雲が広がり大粒の雨がポツポツ来たので、一旦車へ戻り昼食を取りながら様子を見る事とする。雨は殆ど降らずに済んだが、一応スマホで雨雲を確認してみると上流部にも雨が降る様な雨雲も無く、安心して午後の部を開始する。午後は掛け針のサイズを上げて、同じようなポイントを拾い釣りしながら攻めていくと入れ掛りは無いものの、ポツポツと良型混じりで掛り、ツ抜けを達成した。それでもすっぽ抜け、口掛りが多く、水温が下がって追いが悪かったと思われる。
前回より小型、痩せた鮎も混じったものの、水が多い分良型の鮎とのやり取りは面白かった。ほぼ2週間ぶりの鮎釣りで疲れたものの、満足な一日であった。
水中糸 0.07号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針一角7.0、7.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2014/9/3:寒狭川



学生時代の同窓会が愛知県三谷温泉であったので、本当はその前に竿を出したかったが、前日の雨で増水して竿が出せなかった。朝食を済ませゴルフ組と同時にホテルを出発して、10時過ぎに何時ものポイントへ到着。先行者は3人居るが、全員がトロ瀬の泳がせ釣りで、瀬には誰も居なかった。前回迄はトロ場で見られた多数の群れ鮎が殆ど見えなかったので、瀬に入ったのかと期待して川へ降りる。水は前回よりは低いが、それでも10cm程高く、瀬は未だ全体がガンガン瀬である。瀬へ入る前に、前回の釣行で良く掛ったポイントで竿を出して見るが、どうも石が汚く磨かれている形跡がない。暫くは泳がせてみたが、全く掛る様子は無く、1時間程で諦めて、瀬へ移動する。瀬の中の綺麗そうな石周りを中心に探って行くが全く反応は無い。長い瀬を何回も上下して行くが追いは無く、最後に何時もなら一匹くらい掛る落ち込みの大石周りを探るもアタリは無く、1時で納竿して湯谷温泉に入り、帰宅した。
あれ程いた鮎は何処へ行ったのであろうか、川の中を歩いても浅瀬を走る鮎は全く見られず、早くも下り始めたのだろうか。
水中糸 0.07号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背針使用、メガトルクV




2015/7/22:上寒狭川



明日の雨予報、その後の台風12号の動きでは又暫く釣りにならない事が予想されたので、今日こそは何処かに釣りに行きたいと情報収集する。しかし県下の河川は濁り又は垢付が悪く釣りになりそうもない。比較的回復が早い寒狭川の情報をネットで調べるもはっきりしない。もう自分で見に行くしかないと思い早朝5時過ぎに自宅を出る。寒狭川に架かる長篠橋から川を見るとやや水は多いが濁りは無く釣りが出来そうであった。先ずは何時もの中寒狭を目指すが、川沿いの257号線が土砂崩れで通行止め、どうも何時も行くポイント辺りの模様、仕方が無く迂回路を使って上寒狭を目指す。上寒狭川沿いに出るとこの辺りの水量もかなり高い。更に上流の囮屋さんに車を止めて、どうしようかと迷っていると、地元の釣人が「この程度の水なら入川できるよ」と声を掛けてきた。早々に囮と日釣り券を購入して、その釣人について少し上流のポイントへ向かう。駐車場所、入川経路を丁寧に教えていただいて川へ降りる。何時もより20cm程高いとの事であったが、何とか釣りにはなりそうであったので、先ずは流れの弱い深瀬から探るが、なかなかアタリは無い。それでも15分程で弱いアタリがあり16cmが腹掛りで釣れる。囮を替えて同じポイントを攻めるが続かないので、向こう岸に近いやや流れを引くとポツポツと掛り始めたが、15〜17cmと小型であり、しかも水温が低いせいか口、腹掛りばかりである。朝一は快晴であった空が9時前には俄かに曇り始め、10時前には霧雨から本降りに成ってしまった。ポツポツと掛っていた鮎の追いも雨と同時にアタリが遠くなり、途中根掛り囮を失う。その後に張り替えた0.2号のフロロで瀬を引いていると今日一番のアタリがあり、ガンガン瀬へ入られる。何とか途中の弛みで止めて引き抜く体制に入り、囮が水面を切ったので思い切って竿を立てると、掛り鮎が水面1m程上がった所で痛恨の親子ドンブリであった。11時と早かったが、これを機に車に戻り昼食と又0.07号の複合で仕掛けの作り直しをして午後に備えた。午後は濡れたシャツを着替えて、今季初の合羽を着て再開すると、直ぐに入れ掛りで2匹が掛る。その後もポツリポツリと掛り、瀬では18cm級も掛ったが、水が朝より更に10cm程増水し、朝に攻める事が出来たポイントにも囮が入らなくなる状況になったので3時前に納竿とした。今日は小型が中心であったが数はそこそこ釣れた事と、久しぶりの鮎釣りが出来た事だけでも満足であった。
水中糸 0.07号複合(ダイレクト結束)、ハリス0.8号、針楔6.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)




2015/7/30:中寒狭川



前回の土砂崩れが何時も行く囮屋より上流と確認できたので、取り敢えず囮屋へ向かう。囮屋で話を聞くと土砂崩れの通行止めの解除の目途は立たなくて困っているとの事であった。取り敢えず囮と日釣り券を購入して上流へ向かうとトンネルの手前で通行止め、結局何時もの馬洗のポイントへは入れなかった。通行止めの道路わきに車を止めて川へ降りると川幅一杯に水が流れており、左岸側はガンガン瀬、右岸側は大石が点在するトロ瀬に成っている。一見良さそうなトロ瀬であったが、既に垢グサレが起きており、釣れそうもなかった。しかし左岸側に入っている先行者が良いペースで良型を掛けているのを見て、此処に入る事に決める。逸る気持ちを抑えつつ、先ずはその中でもやや流れがある早瀬から始めると5分程で18cmが鰓掛りで釣れる。問題なく元気であったので囮を替えて少し横のトロ瀬を泳がせると、又も5分程で20cmの良型が掛る。これは自分も入れ掛りかと期待するが、後が続かず、周りの良さそうなポイントを彼方此方攻めるも一時間程アタリなし。上流のガンガン瀬へ移動すると良型が3匹入れ掛りで掛ったが、3匹目を引き抜きで失敗して痛恨のキャッチミス。囮だけがタモに入り掛り鮎はタモの外へ、これで中ハリスが切れて野鮎を自然放流したばかりでなく、仕掛けの修理に手間取り、入れ掛りは終了してしまう。再び下流へ釣り下りながら、ポイントを攻めていく22cmの良型が掛り、苦労して引き抜く。しかしこの一匹の追加だけで、結局午前中は5匹で終わる。午後も同じポイントで始めようと川へ戻ると、対岸の先行者は昼食に上がってポイントが開いていたので、左岸側のガンガン瀬から始める。午前中に散々攻められたポイントなので中々追いは無かったが、それでも対岸からは攻めにくそうなポイントを中心に探っていると、30分程で良いアタリがあり、20cm級が掛る。その後もポツリポツリと追いが有るが、流れが速くケラレ、掛っても身切れ多く数が伸びない。3時過ぎになると、又急に追いが良くなりパタパタと掛った。未だ少しは掛りそうであったが、疲れが出て4時で納竿とした。
今日は流れのある深瀬、ガンガン瀬で良く追いが有り、しかも良型が殆どであったのと、ずっと膝から腰下までの立ち込み釣りであったので中々下る事も出来ず、竿を立てて引き抜くにも苦労した。
水中糸 0.07号複合(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背針使用、競(ソリッド穂先)