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10年ぐらい前までは寒狭川の解禁には毎年来ていたので、久しぶりの釣行である。最初に下寒狭の只持橋から川を見るが、橋下にあったガンガン瀬が完全に無くなり単なる平瀬になっていた。鮎の姿も見えず、釣人も誰一人いない、そう言えば途中の囮屋も殆ど閉まっていた様な気がする。未だ数年前に発生した冷水病から回復していないのであろうか。取り敢えずパスして中寒狭を見るが、やはり釣人が少ない。そのまま上寒狭まで走り、田峰交差点近くの囮屋で状況を聞くとそこそこ釣れているが上流部ではダイワマスターズの大会があり入川出来ないとの事であった。大会が開催されているぐらいならある程度は釣れるだろうと思い、日鑑札と囮を購入して、大会の区間の下の道路直ぐ下のポイント(水神渕?)に入川する。先行者は1名で話を聞くと朝早くから3匹との事であったので、その上から釣上がる事とした。始めは養殖囮を野鮎に代えるべく流れの緩い平瀬や瀬脇を攻めるが、なかなか掛らない。上から見た時は石は大きいがそれ程深くない様に見えたが、以外に瀬、トロ場とも深く簡単に移動できない。今日は朝から気温が高く暑かったので、たまたま今期初めてのウエットタイツを着用したのが幸いして、意を決して腰上のトロ場を上流へ移動する事が出来た。その対岸の深瀬を泳がせるとやっとアタリがあり、16cmが背掛かりで掛った。囮が代わったとたんに3匹連続し、アタリが遠のくと上流へ移動の繰り返しでぽつぽつと続いた。段々瀬の中ほどの大きなプール状の深トロ瀬で泳がせると良型混じりで、その上のガンガン瀬では驚異の良型6連チャンの入れ掛りである。やはり瀬での鮎釣りは勝負も早く、アタリも明確で掛った後の取り込みにも醍醐味が味わえる。最近ではない満足感を味わったが、よほどの竿抜けであったのであろう。その後もここぞと思われる深瀬のポイントではポツポツと掛り、釣れなくなると先ほどのプール状の深瀬に戻り泳がせ釣りで数を稼いだ。時間も3時近くなり上がる事とし、下流へ下りながら深瀬を探っていくと、今日の釣れるポイントが分かった為か、鮎の追いが良くなった為か解らないが、釣り上がった時には掛らなかったポイントでも掛る様になった。今日は兎に角深場で良く掛り、鮎の型、数とも大満足な1日であった。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針一角の6.5号3本錨、使用竿:バーサトル |