KATOAYUの全国鮎友釣漫遊記

静岡県(2014年)


2014/6/1:気田川



今年の解禁を何処で迎えるか迷ったが、藁科川は解禁日が日曜日と重なり混雑が予想された事と数日前の下見で未だ高水の影響もあったが、主だったポイントを見た限りでは鮎の姿は見られなかったので今年もパスをした。釣友H氏と相談の結果、気田川に決定し、朝4時前に自宅出発、途中食料などを仕入れながら5時過ぎに気田川へ到着。何処に入るか迷ったが、前評判の良い熊切川は混んでいる事が予想されたので、いつも竿を出している宮川橋下の瀬に決定した。近くの囮屋で鑑札と囮を調達し、河原へ車を止めると、既に先行者が5〜6名が橋下の瀬で竿を出している。良く見ると昨年までとは流れがかなり変わっており、瀬が三本に分かれてしまっている。更に下の瀬にも先行者が多く居たので、やむを得ず先行者が少ない真中の瀬に6時前に入る。周りの先行者は未だ囮が野鮎に変わっていない様である。それでも30分程すると右岸の瀬に入った先行者の竿がポツポツ曲がるようになって来たが、真中の瀬にはアタリが無い。やっとアタリが出たのはほぼ1時間が経ってからである。向う岸寄りの石色が良いポイントを泳がせているとモゾモゾとしたアタリの後で下へ引かれたので竿を立てると16cmが一応背掛かりで釣れた。囮が野鮎に替わったので、入れ掛かりを期待して、同じポイントを泳がせると直ぐにビリビリとしたアタリがあり12cmの小型が口掛かりで釣れる。囮が元気であったのでそのまま続けると暫くして今度は良いアタリで上流へ囮が引かれたので、竿を立てて取り込みに入るが水面を切る寸前で底バレてしまった。気を取り直して再開すると又も良いアタリがあり、14cmが釣れたが、生憎の脳天直撃で即死である。これで囮も弱ってしまい、循環も途切れたのかアタリが遠のいてしまった。その後は彼方此方を引いたり泳がせたりしても全く野鮎の反応は無い。やむを得ず下のガンガン瀬の白泡の中へ囮を沈めると直ぐにアタリがあり、慎重に瀬尻の弛み迄下り引き抜くと17cmと本日最大であった。この瀬で入れ掛かりを期待したが、続かずその後はポツリポツリと小型が数匹掛かったのみである。最後は根掛かりで囮を失ったのを機にポイント移動を考えたが釣人が多く移動できない。下の瀬で何とかスペースを見つけて竿を出したが、釣れる気配が無く、30分程で諦め早い昼食とした。12時過ぎに他の釣人が昼食で上がって来たので変わってポイントへ入る。この瀬も昨年と比べると砂で埋まってしまい、平らな平凡な瀬になってしまった。アタリが無いまま時間が過ぎたが、釣人が少なくなって自由にポイントを移動できる様になった途端にアタリが出始めて、17cmを含めて6匹がポツポツと掛かった。しかし最後に高切れで囮を失った途端に気力が失せて、納竿とした。
使用仕掛:水中糸フロロ0.2号、ハリス0.8号、針楔6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2014/6/2:藁科川



解禁2日目は平日の事もあり空いていると思い藁科川へ釣行した。何時もの囮屋で昨日の解禁の様子を聞くとあまり良くなかったようであり、奈良間付近では数、型とも今一であったと。今日は何処へでも入れそうであったので、先ずは雛壇へと向かう。このポイントは農業用水の引き込み口が変わった事もあり、昨年と流れが少し変わったが、返って流の中の石は多くなった様な気がする。先行者は雛壇より下流には結構多かったが、上流側は2、3人であったので上流を目指して、鏡岩の下流の平瀬に入った。早々に囮を繋ぎ向う岸の大石前を中心に攻めていると、10分程で良いアタリがあり、15cmが背掛かりで釣れる。幸先良く釣れたので期待が膨らみ、同じポイントを攻めると又直ぐにアタリがあったので益々期待が膨らむが、上げて見ると何と12cm程の小型であった。気を取り直してそのままの囮で再開すると暫くして下の大石前で良いアタリがあったが、引き抜きの寸前で底バレである。その後アタリは遠のいたが石色が良いポイント周りを執拗に攻めるとポツリポツリと4匹が掛かったが、小型ばかりで15cmを超える型は少ない。鏡岩前の深瀬も攻めて見たが全く野鮎の追いは無かった。橋下の瀬尻が空いていたのでポイント移動して始めると、直ぐに15cm級が掛かり、この野鮎を囮にして流芯へ入れると入れ掛かりで13cmが掛った。これは完全に竿抜けではと期待して続けるもそれ以降アタリはピタリと止まってしまった。石の色も綺麗に食んであり、如何にも掛かりそうな石ばかりであるのに全く追いが無い。周りの釣人にも掛かる様子は無かったので、雛壇に戻り昼食とした。午後は雛壇下の良さそうな瀬を中心に囮を泳がせたが、全くアタリは無く1時間程で諦めて納竿とした。その後、湯の島温泉に浸かりに行こうと上流のポイントを見ながら車を走らせたが、何処のポイントも竿が曲がる姿は見られなかった。
使用仕掛:水中糸フロロ0.2号、ハリス0.8号、針楔6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2014/6/9:藁科川



何時もの様に9時過ぎに雛壇に到着すると上下流に先行者は誰もいない。解禁一週間後のこの時間で先行者ゼロでは今日の釣果だけでなく、今後の釣果も心配である。それを物語る様に数日前の雨で濁りが出たが、未だに辺地の石が磨かれておらず、鮎の少なさが伺われた。何処でも竿を出せる状況であったが、あまり綺麗に磨かれている辺地の石が無く迷った結果、前回の釣行で最初に掛った鏡岩の下の平瀬で竿を出した。しかし全くアタリはなく30分程で諦めて、福養橋下の瀬尻へ移動した。何でも昨日の大会に参加した釣り人が18匹掛けたとの事であったが、対岸の先行者に掛っている様子も無く、早場荒れで昨日釣られてしまった様だ。それでも流心の石の色は悪くないので、囮を付けて竿を出していると10分程でよいアタリがあり、17cmが背掛で釣れる。偶々まぐれと思いつつも少し期待して、囮を野鮎に変えて流心に送り出すと、ほぼ入れ掛で16cmが釣れた。その後もあまり間を置かずにポツポツと3匹が掛り、これは昨日の再現かと色気を出した途端にアタリが止まった。その後少し間を置いて2匹が又入れ掛で釣れたが、これで完全にアタリがなくなり、何処を攻めても野鮎の反応は無かった。結局40分程で7匹が釣れたが、全て背掛で型も前回より良く、追いも良かった。しかしやはり鮎が少ないのか長くは続かず、数も出なかった。昼食に雛壇に戻り、午後は下流の瀬を釣り下ったが、中々追いはなくやっと掛ったのが12cmと小型であった。さらに下流へ下って行くとやや深い強い流れの中で良いアタリがあり、今日最大の18cmが掛ったが、後が続かない。しかもこの囮をガンガン瀬の中で根掛りで失い、納竿とした。
使用仕掛:水中糸フロロ0.2号、ハリス0.8号、針一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2014/6/19:藁科川



今日は何時もより遅く10時前に雛壇に到着したが、良型が釣れ始めたとの情報のせいなのか先行者が割と多く、入るポイントが決まらない。川を上流へ歩いていくが、水も細く竿を出す気にもならない。結局福養橋の下流の瀬尻が空いていたので、竿を出すことにした。石の色は良さそうだが、先行者にも掛っている様子はない。囮を付けて良さそうなポイントを丹念に攻めていくが、全く野鮎の反応は無い。一時間ほど粘ったが、掛る気配もなく、周りの釣り人にも掛らないので諦めてポイント移動を決めた。雛壇へ戻る途中には釣り人も多く他に竿を出すポイントも無いので上流部のポイントを車で見に行く事とする。しかし八幡の分岐を過ぎてからの藁科川本流は水が少なく釣りになりそうもない。結局小島付近まで上ったが諦めて下流へ引き返す。新東名橋から川を見ると入るポイントが有りそうであったので、ゆっくり昼食をとり一時前から再開する。橋下の瀬には先行者がいたので今日の釣果を聞くとポツポツと何とかツ抜けしたとの事であった。その下の瀬にポイントを決めて、向こう岸の石周りを攻めると5分程で良いアタリがあり、16cmの囮頃の野鮎が背掛で釣れた。午前中の苦戦が嘘のような出だしである、やはり鮎釣りはポイントが第一であると再考させられた。しかし、その後に直ぐに掛った小型を空中バレで落とすと、再び沈黙の世界に入る。仕方なく彼方此方攻め歩いていくと下流の大石裏を泳がせるとやっと17cmが釣れたので、元気な囮で早瀬の白波の中を引くとグリグリとしたアタリで18cmが頭掛りであった。何とか泳ぎそうであったので、囮を変えて同じポイントへ入れると直ぐにアタリがあり、16cmが又も口掛りであった。これは地合到来かと期待したが、後は又も沈黙が到来したので、下流へ釣り下る。下の瀬頭で16cmが掛るが続かない。更に下流のガンガン瀬の釣り人が竿を畳んだので、その後に入り、瀬の深みへ囮を入れるとガツンとアタリがあり、瀬の下まで下ってから引き抜いたのは18cmの良型であった。しかしやはり後が続かず、その瀬頭の浅瀬で泳がせているとこの日最小の13cmが掛った。その後もアタリは遠く期待できなかったので納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)
 
 
 
 
 
 

2014/6/24:中河内川



安倍川本流でやっと釣れ始めたとの情報があり、何時もの竜西橋へ入るつもりで釣行した。囮を購入して、何時もの橋上の駐車場へ車を止めたが、今年は川の流れが何時もの年とは反対に右岸側へ移ってしまっている。殆ど川を横切る羽目になってしまって、釣りを始める前に一汗かいてしまった。肝心の川の状態は辺地の石がやっと磨かれ始めた状態で未だ友釣りには早いようだ。少しでも石が綺麗なポイントで竿を出したが、全く釣れる気配もなく30分程で諦めて、西河内川へ向かう。しかし、上助橋を過ぎた辺りで舗装工事の為時間通行止めがあり、12時迄通行できない。止むを得ず中河内川へ向かう事として、奥原地区の瀬に入る。先行者はドブ釣りの3名が堰堤下で竿を出していたが、良く見ると其の内の一人は焼津港の釣り仲間のK氏であった。釣果を聞くと小型ながら数は結構釣れているとの事であった。早々に堰堤下の平瀬から始めると直ぐにアタリがあり13cmの小型ながら背掛りである。水が少なく流れが弱いのでこれでも何とか囮になるので囮を変えて続けると直ぐに小型が追ってくる。少しづつ下りながら良さそうな背を引くと順調に掛るが、偶に15、6cmが混じる程度で小型ばかりである。しかし追い星もはっきりとしており、鰭も黄色の縄張り鮎である。10〜12cmのビリ鮎も結構かかったが、小型すぎて空中バレが多かった。まだまだ釣れそうであったので午後を如何しようか迷ったが、余りにも小型ばかりであったので、ポイント移動を決めて、通行可能な時間の内に上流へ向かった。しかし西河内川の方が水量が少なく、ポイントに苦労しそうであったので、再び下流へ引き返す。玉川小裏の瀬を見ると先行者は一名のみで、下流の瀬が空いていたので、竿を出す事とする。養殖囮の未使用があったので、囮にして大石周りを泳がせること一分程でよいアタリがあり、17cmの囮頃が背掛りで釣れた。囮を変えて近くのポイントへ入れると入れ掛りである。その後も2匹が周りのポイントで掛ったが、アタリが遠のいたので、下の瀬へ移動すると、又5匹程が19cmの良型混じりでバタバタと掛った。しかし暫くするとやはりアタリが無くなってしまう。その後は拾い釣りを決めて下流へ釣り下った。良さそうなポイントで数匹が掛るが、数は出ない。それでも新しいポイントへ囮を入れると良い感じで追って、殆どが背掛りで掛ってくる。4時前になると急に雲行きが怪しくなり、遠くで雷鳴も轟く様になったので、慌てて納竿とした。西河内川は小型の鮎が辺地で群れており、藁科川より鮎の数ははるかに多く感じるので、梅雨明け頃が面白そうである。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2014/6/27:気田川



先日の雨で少しは水量が増えて状況が変わった事を期待して、解禁以来の気田川へ釣行した。何時もの宮川橋下へ8時前に入川、先行者なし。この時間で先行者が居ないのは未だ釣れていないのではと嫌な予感。川へ入ってみると泥被りの石は少ないものの、全体的に石が曇っている。何処も同じような状態であったので、先ずは解禁時に竿を出した真ん中のガンガン瀬の上で泳がせから始める。しかし野鮎の反応は全く無く、直ぐに右岸の瀬へ移動して、大石周りを中心に探るがやはりアタリはない。30分ほど粘ったが鮎の気配がなかったので、諦めかけた途端に石裏の弛みで待望のアタリがあり、これはと思い慎重にやり取りして抜き上げる。が飛んで来た魚の色が黒味が強く、何とハヤの15cm程が背掛りであった。これで囮もグロッキーで泳ぎが悪くなり益々ピンチである。少し流れがあるポイントを選んで囮を沈めるが、全くアタリはなかったので、下の瀬へ移動を決めた。何時もなら人気があり誰かが入っている瀬も今日は未だ誰も居ない。瀬頭の流れがやや緩いポイントで2匹目の囮を使って始めると、5分も経たない内にアタリがあり、13cm程のビリ鮎が掛る。とても囮にはならないのでそののまま続けるが、鮎の追いはない。段々と流れのある瀬に下り、瀬肩にある大石の弛みで泳がせると良いアタリがあり、下流へ走る。今度こそはと慎重に引き抜くと、鮎が一匹だけ飛んで来た。又バラシてしまったかと思い、タモの中を見ると何と16cmの掛り鮎であった。囮の鼻環がスッポ抜けてしまっていた。何年ぶりかの事であるが、掛り鮎をバラすよりは良かったと諦めて、囮として鼻環を通す。少し流れのある筋を通すと更によいアタリで18cmが口掛りで釣れた。しかし囮を付け変えようと思うと逆さ針が折れていた。今日は朝から色々とトラブル続きである。仕掛けを変えて釣れた野鮎に鼻環を付けようと良く見ると、追い星はハッキリしているが何となく魚体が緑がかっている。どうも可笑しいと思い、後で地元の釣り人に確認すると数日前に成魚放流をした様だ。同じところでは後が続かず、より流れのあるポイント、ガンガン瀬も探るが全く掛らない。再び瀬頭へ戻ると又ビリ鮎が掛るが、囮サイズは掛らない。今日はこれまでかと諦めつつ少し上流の大きい石が幾つか入っているポイントを泳がせていると16cmの野鮎が掛り、この後に同じポイントでプチ入れ掛りがあり、19cmの成魚放流物を含め5匹が掛ったが、全て口、頭掛りであった。何とか午前中にツ抜け出来たので車に戻り昼食として、午後は橋下の瀬を攻めるつもりであったが、3人の釣り人が丁度入ったところで、昼食を取りながら見ていたが、誰の竿も曲がらなかった。再び午前中のポイントへ戻り始めるが、全くアタリなし。一時間程してからやっと18cmが又しても口掛り、その後15cmが掛ったのみで納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針一角7.0号又は楔6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2014/7/4:藁科川



昨日は川底の石を洗うぐらいの雨量を期待したが、大した事はなく終わってしまった。朝の福養橋のライブカメラで確認すると濁りは無く、水位が多少上がっていたので、鮎の活性が上がっていることを期待して藁科川へ釣行した。しかし10時前に何時もの囮屋へ到着すると期待とは反対に釣り人は皆無、川の石色も明らかに汚い。そこで囮を仕入れて、先日の釣行で多くの野鮎が見られた新東名橋下へ引き返した。先行者は一名が橋の直ぐ下の瀬で竿を出しているが、後は周りには見られない。先行者に話を聞くと始めたばかりで未だ掛っていないとの事であったので、その下の瀬へ入る。ガンガン瀬の上の平瀬から始めるが、やや押しが強く養殖囮が落ち着かない。そこで大石裏の弛みを利用して、囮を泳がせて底に潜らせてから大石の脇へ引き上げる操作を繰り返していると結構良いアタリで野鮎が掛る。開始15分程で17cmの囮ごろの野鮎が得られたので、もしやと期待したが、儚い夢であった。野鮎は元気よくどこでも潜って行くが、野鮎からの反応は全くなく、ガンガン瀬の下へ移動する。彼方此方を攻めてやっと16cmが掛るがやはり後が続かない。更に下の瀬へ移動して、瀬頭のトロ瀬で泳がせるが、全く反応は無い。周りでは大小の野鮎の跳ねは多く、足元で走る鮎も多いが、全く追いっ気がない。やむなく再び上の瀬へ戻り、絞り込みの脇で18cmが掛るが続かない。その後二番目のポイントで粘っていると雲が少し切れて、薄日が差すした途端にポツリポツリと14〜16cmの小型が3匹掛る。しかし、日が陰るとやはり続かず2時で早上りとした。
使用仕掛:水中糸フロロ0.2号、ハリス1.2号、針環付ギア7.5号チラシ、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2014/7/22:中部天竜



梅雨明けを迎え本格的な鮎シーズンに突入した中部天竜に釣行した。先日来の雨で水位も回復して釣果の回復も期待されたが、余り釣果は伸びていない様だ。実際に9時前にB型鉄橋下流に到着したが、先行者は5名程と少なく、何処でも入れる状態であった。川の状態も垢グサレで、辺地には青ゴケも出ていて、苦戦が予想された。取り敢えずやや流れの緩やかな中間部から始めたが、予想通り彼方此方を攻めてみるもアタリがない。1時間程経って、大石に囲まれた深みでやっとアタリがあり、下流のガンガンへ入ろうとするのを堪えて、引き抜いて何とかタモへ入れたが、バランスを崩して大転倒。しこたま膝を石で打ち激痛が走るが、他の釣り人の手前何もなかったように立ち上がる。膝上位の水の中での事であったので全身ずぶ濡れとなったが、掛り鮎はしっかりタモに残っていた。19cmの口掛りであった。痛みを我慢して囮を付け変えてポイントへ送り出すとほぼ入れ掛りで18cmが背掛りで釣れる。この後もポツポツと2匹が掛り、30分も掛らずに4匹が釣れたが、その後は又沈黙の時間が始まる。釣り人が少ない事もあってポイント移動は自由に出来るため、同じようなポイントを探っていくものの野鮎は全く反応しない。段々釣り下がって落ち込み上のガンガン瀬の頭でやっと2匹が掛り、一息付くも続かない。既に時間は12時を回っていたので落ち込みの瀬を残して、車へ戻り昼食を取る。昼食後ポイントへ戻ると何と他の釣り人が入っていた。しかも入れ掛りで、次々と良型鮎を引き抜いている。昼食前に少しでも竿を入れていればと反省する。止むを得ずガンガン瀬の頭へ入って初めると以外にも直ぐにアタリがあり、ガンガン瀬へ走られてしまったが、20m程下の渕で何とか引き抜くと21cmの良型であった。この瀬で囮に使う勇気はなく、引き船に仕舞い、他の野鮎を囮にして再開すると結構良いペースで掛り始める。しかしガンガン瀬へ入られて、無理に引き抜こうとして身切れに依るバレも多く、掛った割には数が伸びない。少しづづ上流へと釣り上がると午前中に攻めても全く反応しなかったポイントでもポツポツとアタリが出るようになり、明らかに野鮎の活性は上がっていた様だ。結局、午後だけでもツ抜けを達成した事に満足して納竿とした。
使用仕掛:水中糸フロロ0.25号、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2014/7/25:藁科川



久しぶりに藁科川へ釣行した。何時ものように9時前に福養橋へ到着すると、下の瀬には先行者はなし。今日は釜戸の瀬へ入ろうかと思っていたが、急遽下の瀬へ入る事に決定。早々に支度をして川へ降り、竿を出すと、対岸へ他の釣り人が2人入り支度を始める。取り敢えず鮎が着いていれば直ぐに追いそうなポイントを次々と攻めて、瀬尻まで釣り下る。川の石は綺麗に磨かれていて、いかにも釣れそうだが、中々アタリは出ない。最初のポイントへ戻り、今度は少し時間を掛けて、泳がせ気味に囮を操作する。すると大石の下流で良いアタリがあり、18cmの囮頃が背掛りで釣れる。囮を交換して同じポイントへ泳がせると石の側面で入れ掛りで、17cmが口掛りで釣れた。対岸の釣り人にも掛り始めた途端に、更に釣り人が3、4人増えて、止む無く上のガンガン瀬へ囮を入れると間髪を入れずに良型3匹がポンポンと掛ったが、その後一匹を身切れでバラした後はアタリが止まってしまった。しかし身動きが取れなくなり、良型囮を根掛で失ったのを機に下流へ移動を決めた。未だお昼には時間もあるのに見える範囲では数人の釣り人しか見えないので、良さそうなポイントを探って行く事に決める。しかし中々アタリは無く、釣り人が居ないのも頷ける。それでも絞り込みの下の開きで泳がせているとキラリ野鮎の追いがあったが、針がかりしなかった。逆さ針を付け直して同じ場所を泳がせると、今度はきっちりと針掛りして17cmの痩せた鮎が掛る。ここではもう一匹小型が掛るが続かない。更に下流へ下り、雛壇上の石周りで泳がせるとやはり小型の追いがあり、数匹を追加した。雛壇前でもチョットした流れを泳がせたり、引いたりしながら数匹を追加したが、やはり16〜17cmの小型が中心であった。2時を回ったのでそろそろ納竿しようと思い福養橋下の瀬へ戻ると、午前中に掛ったガンガン瀬が空いていたので、試しにと竿を出すと数分で良いアタリがあり、21cmの良型が背掛りで掛る。直ぐに囮を替えて、送り出すと入れ掛りで19cmが掛る。しかし他の釣り人が散々攻めたであろう瀬ではこれが限界であった。それでも最後に良い思いをしたので納竿とした。
使用仕掛:水中糸フロロ0.25号、ハリス1.2号、針環付ギア7.5号チラシ&一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2014/8/6:藁科川



久しぶりに藁科川へ釣行しようと考え、何気なくネットで川の状況を調べていたら何時も釣行する辺りで大会があるとの事で藁科川をパスして中河内川へ釣行した。途中安倍川本流を見るが、水位は低いものの未だやや濃い柳色であり、暫く友釣りは無理の様である。中河内川と西河内川の合流点で囮を調達するが、両河川とも水量が少なく、苦労しそうであったので前回釣行した玉川小裏へ向かう。9時過ぎで先行者は無いが、少し川相が変わっており、前回釣れた瀬が殆ど小石で埋まっていた。駐車場の直ぐ下は変わっておらず良い石が入っている。風がやや強いものの石色も良かったので此処から始めると10分程で良いアタリがあり、21cmの良型が背掛りで釣れる。囮が野鮎に変わったので期待すると期待通りにほぼ入れ掛りで次が掛る。しかし急に上流からの風が強くなり竿が立てられない。風が弱まる迄下竿で暫く待っていると、痛恨の底バレである。気を取り直して続けるが、やはりアタリは続かなかった。ポイントも狭く30分程で諦めて下流へ移動するが、下流の方が流れが完全に変わっていた。ぶっつけ迄ダラダラ続いていた瀬が無くなり、途中から真っ直ぐのガンガン瀬に成っていた。途中の小石は真っ白で垢は無く瀬の縁だけに垢が着いている状態であったので、辺地を中心に囮を入れるが全く追いは無い。ガンガン瀬も追いは無く、開きの大石周りでやっと追いがあったが、針掛りが浅く、竿を立てるまでもなく底バレである。11時を回ったので元のポイントへ戻ると釣り人が入っており、2匹掛ったとの事であった。
他にポイントも無く此処を諦めて、藁科川へ向かう。11時を回ったので大会は終わっているので何処へでも入れるかと思ったが、上手な釣り人が攻めた後では釣果が期待できなかったので、大会エリアはパスして、新東名下へ入る。先行者が2名いたが掛っている様子は無い。下の瀬から徐々に釣り下って行くが、最初のアタリをまたもやバラシてしまう。どうも追いが弱く針掛りしない様である。先行者が釣り下って行ったので、段々下って絞り込みの一本瀬へ囮を入れると良いアタリで18cmが釣れる。その後は入れ掛りはないもののポツリポツリと追いがあり、17〜19cmが3匹掛った。風も強く他のポイントを攻める元気もなく3時で納竿とした。
使用仕掛:水中糸フロロ0.25号、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)
新東名下はポイント写真なし


2014/8/21:興津川

ポイント写真はスマホ電池切れの為撮影できず
藁科川への釣行を考えて、ネットのライブカメラで川の状態を確認すると未だ笹濁りの様であったので、2年ぶりの興津川へ釣行した。上流部ではかなり釣れている様であったので、中流部でも幾らかは釣れるだろうと何時も釣行する但沼の囮屋へ向かう。しかし、囮屋に着いた途端に釣れないよの一言、夕方か曇になると少しは追う様だ。最近は一日粘ってもツ抜けすれば良い方だとの事だったが、川へ降りてみると石色は流心から辺地迄真っ黒に磨かれているようで、何処でも追いが有りそうであった。先行者と言うか同時に3人が入ったが、ガンガン瀬の上へ入る。石が余りにも綺麗なので何処へ囮を入れるか迷うほどであるが、取り敢えずは良さそうなポイントへ囮を泳がせたり、引いたり色々やって見るが囮屋の言う通り野鮎の反応は全くない。他の釣り人の竿も全く曲がる気配もない。それでも一時間以上経った時、向こう岸の辺地の大石の下流を泳がせているとやっと小さなアタリがあり、16cmが背掛りで釣れる。囮が変わると入れ掛りとは成らないものの、ポツリポツリと掛るようになったが、型が何れも小型であった。根掛で一番の大型と言っても18cmを失って、結局午前中は5匹で終わり、午後はポイント移動も考えたが、雲が出始めたので囮屋の話を信じて少し粘る事とする。午後は他の釣り人が居なくなったので、囮屋の下から釣り下る事とする。根掛を外しに向こう岸へ渡ったのを機に左岸側から竿を出す。やはり中々追いは無く時間が過ぎる。やはり一時間程でやっと一匹目が掛り、囮が変わると午前中と同じ様にポツリポツリと掛ったが、やはり小型中心であった。ポイントは流れのある所でも自由に泳がせた時に追いが有った様に感じた。何とかツ抜けも出来たのと、どうも良型は期待できそうもなかったので3時で納竿とした。
使用仕掛:水中糸フロロ0.25号、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2014/8/22:藁科川



藁科川は昨日の段階ではまだ少し早いかと思われたが、又明日の天気予報が雨であり、濁りが出て釣りが出てしまう恐れがあるので久しぶりに釣行した。何時もの囮屋で話を聞くと前日に瀬に入った人は2匹を掛けたとの事なので、鮎が追い始めているのだろう。先行者は誰も居なかったので、福養橋の下の瀬に入って川を見ると、瀬脇の石は未だ泥被りであったが、瀬の開きの石は結構きれいであった。養殖囮を付けて始めるが、この養殖囮の泳ぎがおかしく全く潜らない。流れが早いせいもあったが10分程でこの囮を諦め、2匹目の囮に変えると何の問題もなく早瀬に入る。5分程で川の底でキラリと光った途端に竿先にガツンとアタリがあり、瀬を下って行く。一匹目であるので慎重に瀬の開きの脇まで誘導して引き抜くと、頭掛りながら21cmの良型であった。何とか泳ぐので囮を掛り鮎に変えて、流心の沈み石周りを引いていると、又5分程で良いアタリで2匹目が掛る。30分で良型2匹と出だしが好調であり、今日はこの瀬を独り占めで大漁を期待させる。しかしこの後は全くアタリが無くなり、徐々に他の釣り人も入り始めたが竿は曲がらない。対岸に入った釣り人が辺地で2匹掛けたが後が続かないようで直ぐに納竿してしまった。1時間程粘ったが囮が弱ったので、最初の野鮎に交換して深みを攻めると痛恨の根掛である。この高水では外しに入れず、仕掛けを切る。これを機にこのポイントを諦め、下流へ移動した。鏡岩の絞り込みへ囮を入れると直ぐに掛るものの、底バレである。更に下流の大石裏で泳がせると良いアタリで19cm、それを囮に対岸側の辺地を泳がせるとほぼ入れ掛りで、21cmが掛る。その後は更に釣り下るが全く野鮎の追いは無い。雛壇下流の瀬の辺地の小石底の泳がせで19cmが掛るが、後が続かないので15時で納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2014/8/27:藁科川



未だ水も高く水色も良くないが、又明日から雨が降るとの事で急遽釣行した。状況が良くないのか10時前なのに先行者は数人、釜戸の瀬には人影が見えなかったので入る。此処は今年初めて入るが、川相が随分変わった。カーブ下の瀬は真っ直ぐなガンガンに成り、ポイントが少なくなったが、カーブ上の何時もはチャラ瀬が長い良い瀬に成っている。上部には2人の先行者が見えたので、下に入る。辺地の石は泥被りが多く、流心の底は未だ見えない程の濁りであり、流れの中にある比較的綺麗そうな石を中心に探って行く。しかしアタリは全くなく、時間ばかり過ぎる。それでも瀬を上下して1時間半程経った時にやっとアタリがあり、竿先が下流へ引かれる。一匹目であるので慎重に、少し下って竿を立てて引き抜きの体制に入った途端に底バレである。気を取り直して始めると又直ぐにアタリがあり、しめたと思い引き抜くと今までで最大の15cmは有りそうなボウズハゼであった。今日の釣果を物語るようであった。その後は30分程で再びアタリがあり、やっと16cmと小型ながら囮が変わった。しかし囮が野鮎に変わって、泳ぎが良くなってもアタリは無かった。それどころか流れてきたゴミで水中糸が傷つき、高切れで有一の囮を失ってしまう。再び養殖囮で始めるが、当然アタリは出ない。瀬を諦めて、カーブのガンガン瀬上にある渕の泳がせると一発で20cmが掛り、これを囮に同じポイントで19cmと続いたので期待したが、後は続かなかった。次にガンガン瀬へ囮を入れると、根掛で囮を失い、更に下流へ移動。野鮎囮が元気なくなったので、2匹目の養殖囮に変えて、大石裏を泳がせると、19cmが掛るが、後が続かず納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2014/9/16:藁科川



久しぶりの釣行で何処へ行くか迷ったが、取り敢えずはホームグランドの藁科川へ向かった。9時半過ぎに何時もの囮屋に着き話を聞くと三連休は釣り人も多く入り、そこそこ釣れたとの事であったので今日の苦戦を覚悟する。雛壇に車を止めて支度をすると、先行者が一名大石周りの泳がせで入っていたので、鏡岩との中間点の落ち込み付近に入る。辺地の石はほぼ綺麗に磨かれており、何処でも掛りそうな気配はあったので、取り敢えずは流れの緩やかなポイントで泳がせる。しかしやはり昨日に追いっ気のある鮎は抜かれて仕舞っている様で全く追われる気配が無かった。試しにと落ち込みの泡が消える辺りに囮を誘導すると、直ぐにゴリゴリとしたアタリがあり、囮頃の19cmが背掛りで釣れる。30分程で良い野鮎に変わったので、次を期待したが続かなかった。それでも落ち込みの開き辺りを泳がせると急にコツンとアタリがあり、囮が急に横へ逃げる泳ぎをしたので、引き寄せて見ると逆さ針が外れている。逆さ針を付け直して同じポイントへ囮を入れて、暫く泳がせていると、急にゴンとアタリがあり、向こう岸へ走られた。慌てて竿を立てるとフワァと負荷が無くなる。何と高切れである。水中糸が空中糸との結び目近くで切れていた。今日下ろしたばかりの0.25号のフロロ仕掛けで、しかもそれ程の負荷が掛ったとも考えられず、傷があったとしか考えられない。気を取り直して複合糸で張り直して、養殖囮で仕切り直しである。又緩やかな流れのポイントで泳がせていると今度は15分程でアタリがあり、17cmが掛る。その後は主に辺地のポイントを泳がせて2匹を追加したが、親子ドンブリが響いて結局午前中は3匹に終わる。午後になると何処も釣れないのか結構いた釣り人も殆ど居なくなったので、雛壇下流まで釣り下って、瀬を引いたり、チャラ瀬を泳がせたりしたが、ケラレとバラシがあったのみで、追加出来なかった。又元のポイントへ戻って泳がせて数匹を追加して、最後に試しにと落ち込みの白泡の中で入れ掛りを含めて数匹を追加して納竿とした。
今日釣れた鮎は型は17〜19cmとそこそこであったが、全体的に未だ痩せており、追い星も薄かった。
使用仕掛:水中糸フロロ0.25&複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2014/9/18:気田川



久しぶりの気田川釣行である。9時前に何時もの橋に到着すると、橋の上下のトロ瀬にはエサ釣りの釣り人が数名竿を出しているが、友釣りは誰も居ない。支度をして川を見るが、白波が立つような瀬は全く磨かれておらず、チャラ瀬の石は割と綺麗であった。先ずは橋下のチャラ瀬での泳がせから始めるが、全く追われる様子は無い。30分程でこの瀬は諦めて、下流の深トロ瀬へ移動する。深場の大石は磨かれていたので、周りを泳がせるがやはりアタリは無い。更に下り何時もの竹藪前の瀬へ来ると数人が竿を出しており、開いている間で竿を出すが、掛りそうもなかったので、瀬の一番下へ移動する。瀬の開きの向こう岸にある石裏へ囮を入れると待望のアタリがあり、慎重に引き抜き17cmの野鮎が上がる。囮を野鮎に替えて同じポイントを探るが、続かず、少し上流の石を攻めると又直ぐに16cmと小型ながら釣れた。これは向こう岸の辺地が竿抜けと考えて攻めるも後は続かなかった。先ほどの竹藪前が空いたので、移動して向こう岸の辺地を泳がせると一発でアタリがある、18cmが掛る。しかしやはり後が続かず、30分程して15cmが掛るが、根掛で仕掛けを切る。気を取り直して辺地を泳がせるとポツポツと3匹連続したが、昼食に一旦車へ戻る。午後も同じポイントで始めると、直ぐに向こう岸の辺地でこの日一番の19cmが掛り、気を良くして続けていたが、急に声もかけずに上流からカヌーが一隻下ってきた。慌てて竿を立てるが間に合わず、水中糸がオールに掛りプツンと切れてしまう。カヌーの若者は謝りもせず、下って行ってしまった。数が釣れている時でもがっかりなのに、釣れていない時は尚更である。仕掛けを張り直して再開すると割と早く次の一匹が掛ったが、やはり続かないので上流のガンガン瀬へ移動する。大木がおおい被さっているし、流石に瀬には囮が入らないので、竿抜けに成っていると考えて、向こう岸の辺地を囮を引くと一発でアタリがあり、17cmの小型が掛る。上部の木を避けながら下流へ下ってから引き抜く。囮を替えて続けると直ぐ上で又アタリがあり、同型が掛ったが、流石に後は続かなかった。2時を回った頃に曇っていた空からポツポツと雨粒が落ち始めた。釣れている時ならば我慢できる程度であったが、今日の状況では入れ掛りは期待できず納竿とした。
使用仕掛:水中糸フロロ0.25&複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2014/9/22:大井川



台風の影響で暫く鮎釣りが出来なくなる、或は今シーズンの釣りが終わってしまう可能性もあるので、その前にと釣行した。大井川の年券は購入済みであったが、購入した日の午前中にしか竿を出していなかった。その日は13〜17cmの小型が5匹と貧果であり、その後は釣行出来ずにいた。10時前に何時もの釣り場に到着すると、先行者は数名が上流の瀬やテトラ前のトロ場で竿を出していたが、その下流のトロ場とガンガン瀬には誰も居なかった。どちらに入ろうかと悩んだが、どうせ瀬は前日までに相当攻められているし、この時期はトロ場だと確信してトロ場を選択する。先ずは膝下程度の水深のポイントで泳がせるが、養殖囮は中々沖へ泳いで行かない。此処はじっと我慢と言い聞かせて待っていると、10分程経つとやっと沖へ泳ぎたす。上流の黒い石付近へ泳いで行った時に良いアタリがあり、16cmと小型ながら早い囮交換に成功した。流石に野鮎囮は直ぐに沖へ泳いで行き数分で次が掛る。今度は18cmと囮頃である。此処から入れ掛りが続き、時には沖へ出る手前の足元数メートル先で掛ることもあった。開始30分程で数回のケラレと一回のバラシを含めて10回ほどアタリがあったが、取り込みは6匹と上々の出だしであった。下流に入った釣り人も瀬頭や瀬の中で順調に掛けていたが、この時点ではトロ場を選んだのは大正解で、周りには誰も居ないし、今日はツ抜けどころか爆釣を予感した。しかし、この後ピタリとアタリが止まり、音沙汰なしに、ポイントを移動したり、囮を替えたりしても全く野鮎の追いは見られなくなってしまった。それどころかこの日最大の鮎を囮替えの時に逃げられる始末。午前中は向こう岸の辺地でやっと一匹追加したのみで終わってしまう。午後は下流の釣り人も移動したので、広くポイントを探りながら釣り下って行くが、やはり向こう岸の辺地で一匹掛っただけである。午前中掛っていた瀬頭や瀬の中も全く反応は無く、3時に納竿とした。
釣り始めの入れ掛りは何だったのだろうか、たまたま地合に当たっただけなのかと思う程その後は静かであった。少しアタリが遠のくとこの時期の野鮎は直ぐに泳がなくなってしまうのに、入れ掛りが続くとついつい泳がせ方が雑になっていた反省点はある。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2014/9/30:大井川



先週の台風崩れの大雨でかなりの出水に成ったが、その割には早く濁りが取れた大井川へ釣行した。しかし10時前に囮屋へ到着すると釣り人は誰もおらず、囮屋の親父さんに確認すると垢が完全に飛んでおり全く釣れないよと言われてしまう。今日も苦戦を覚悟する。何時ものポイントへ到着すると先行者一人が先日の釣行でプチ入れ掛りがあった場所へ入っていたので、その下のガンガン瀬上の岸寄りの足首程の鏡で泳がせから始める。今日の囮は元気が良く直ぐに泳いで行き、良さそうなポイントへ入るが野鮎の追いは無い。かなり上流へ行ってしまったのでそろそろ引き戻そうと考えていると、良いアタリがある。アタリの割には小型の16cmの背掛りであった。それでも開始20分程で野鮎に変わったので期待しつつ同じポイントを泳がせると15分程でやや流れのあるポイントで17cmが掛る。しかしその後は全く反応が無くなり、彼方此方とポイントを変えるが同じである。その内に上流のポイントが空いたので移動するが、前回に比べて全体に砂が入ってしまい浅くなり、トロでは無く平瀬へと変わっていた。これでは完全に垢が流れていると考え向こう岸の辺地を中心に泳がせる。辺地よりやや流心側にある大石周りを泳がせていると強烈なアタリで下流へ走る。何とか竿を立てようとするが立てられず、止む無く20m程下ってやっと野鮎の走りを止めた。しかし引き抜きの体制に入った途端に痛恨のすっぽ抜けでバラシてしまう。姿は見られなかったがあの引きからして23cmは超える良型であったと思われる。やはり無理をせず引き寄せるべきであったと反省する。結局このバラシが尾を引き、後はアタリが無く午前中は2匹で終了。午後はゆっくり休んで1時過ぎから朝と同じポイントで泳がせを始めると、30分程で一匹目の19cmが掛るが、やはり後が続かず3時で納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)