KATOAYUの全国鮎友釣漫遊記

静岡県(2025年)



2025/6/6:西河内川

今年は6月1日の解禁日が日曜日と重なり混雑が予想されたのでパスして、2025年の初釣行は今日となった。藁科川は未だ数日前の雨の濁りが残っていた為、西河内川への釣行となった。
途中で年鑑札と囮を調達して、昨年も良い釣りができた内匠へ向かう。幸いにも先行者は無く、早々に釣支度をして川へ降りる。先ずは瀬尻の開きから始めるが、反応がなく、瀬肩へ移動。開始15分程で14cm程が腹掛かりで掛かる。傷は浅く囮交換をして養殖囮では入らなかった瀬を攻めるが、無反応。此処を諦めて本命の下流の瀬へ移動しようと囮を外して、囮缶へ移そうとした時につるりと手が滑って囮を放流する羽目に、又最初からのやり直しである。下流へ移動して始めると一流し目でやはり瀬肩で15cmが口掛りで釣れる。これは入れ掛かりかと期待するが、その後は全く反応なく、どんどん釣下る。するとやや開けたポイントで12〜15cmの小型ばかりがプチ入れ掛かり、4〜5匹掛かった後突然の強烈なアタリ。かなり良型かと思い慎重に下のトロ場まで下り引き抜くと、やや黒い魚体が飛んできた。よく見るとハッキリとしたパールマークの20cm程のあまごだった。使っていた囮が13cm程の小型だったので餌と間違えて飛びついたと思う。しかしこれを期にアタリがパタリと止まる。更に下流へ下りながら釣るとポツポツと掛かるがやはり小型中心であり、中には17cm程の型も混じった。午前中に何とかツ抜けを果たし、午後は再びプチ入れ掛かりがあったポイント周辺を丹念に探るが、飽きない程度にポツリポツリと掛かる程度でやはり12〜15cmの小型ばかりであった。
今日は水温が例年に比べ低く朝は14℃しかなかったので追いが悪く、掛かっても腹、口掛かりと続いたが、10時半を回った頃からポイントか水温の上昇なのかは判らないが、急にアタリが良くなって背掛が多くなった。又、掛かる時にはポイントへ入れた途端に掛かる事が多く、良いポイントで長く待っても掛からなかった。
使用仕掛:水中糸複合0.06号、ハリス0.8号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)


2025/6/30:藁科川

約3年ぶりの藁科川釣行である。上流部の地滑りが発生してから、雨後の濁りが続く状態が続いていたが、今年に成ってからは割と早く濁りが取れる様に成って来た。そこで久しぶりに以前は良く通っていた釜戸の上流の瀬に向かうと、何時崩れたか分らないが、左岸側の護岸が崩落して、仮の土のう積で補修され、釜戸のカーブの護岸は完全にコンクリートで補修され、瀬や淵は無くなっている様に見えた。それに伴ってか左岸側の流れは中央を直線的に下る100m以上の良い荒瀬に変わっていた。しかし養殖囮では入りそうも無かったので、先ずは瀬肩から泳がせで様子を探ると、10分程で15cmが掛かったが、生憎の腹掛かり、暫く囮缶で休ませ様と同じ養殖囮で瀬脇の緩やかなポイントを探って行くが反応は無い。30分程で対岸側で根掛で仕掛けを切る事になる。仕掛けを張りなおして、先程の天然囮で分流の緩やかなポイントを泳がせると16cm級が口掛かりで釣れた。囮を替えて直ぐ下流の深みへ泳がせると出し掛かりで14cm級が口掛かりで釣れたので、この分流で入れ掛かるのではと期待したが、続かなかった。本流との合流部付近を探ると、ポツポツと飽きない程で3匹釣れた。午前中は6匹が釣れたが、背掛かりは一匹のみで、後は口、腹掛かりばかりであった。石色は何処でも掛かりそうな位に良いのだが、全く追いが悪いのか、未だ石垢が薄いのか中々追いが無い。
午後も朝と同じポイントから始めるが中々アタリは無いので、段々と瀬の中を釣下って行くとポツリポツリと掛かり、中には今日最大の17cmも混じったが、やはり口掛かりばかりであった。何とかツ抜けをと頑張ったが、後一匹が掛からず、2時過ぎに納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.06号、ハリス0.8号、針スティング6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)


中河内川、西河内川

安倍川本流で掛かり始めたとの事で、以前偶に釣行していた竜西橋辺りで竿を出そうと何時もより早く自宅を出る。囮を購入する前に橋から川の状態を確認するが、全く食み跡が無く、鮎の気配も感じられないので、此処を諦めて支流へ向かうこととする。囮を購入して状況を確認すると、本流では中河内川との合流点下流付近で釣れており、20cm級も混じるとの事であった。取り敢えず今日は中河内で竿を出す事にして、玉川小裏へ向かう。以前に比べ此処の瀬は短くなったが、200m程上流の瀬が良さそうであったので、釣支度をして川へ下りる。先ずは瀬肩の浅瀬が綺麗に磨かれており、鮎の姿も確認できたので、此処で泳がせてみるが、全く反応は無い。そこで二本に別れた瀬の本流側を瀬頭から瀬尻まで探るが反応なし。次に分流側のざら瀬の瀬頭へ囮を入れると直ぐにアタリがあり、15cmの小型が掛かる。囮を替えて同じポイントへ入れると入れ掛かりで13cm、その後もパラパラと3匹続いたが、小型ばかり。上流の瀬へ向かう途中のざら瀬は青ノロが付き始めており、流れの有るポイントを探って行くと、少し型が上がって15cmが掛かるが続かない。右岸側の早瀬では15、6cm級が混じる様になり、5匹程追加した。本命の瀬では偶には16cmが混じるが、14〜15cmの小型ばかりであったが、入れ掛かりもあり結構楽しめたが、小型が多かったので、午後は移動を考える。
車へ戻り早めの昼食を取り、型の良い野鮎を3匹だけ囮缶へ移して、先ずは何時もの内匠のポイントへ向かう。幸いにも先行者は居ない様なので、川へ降りる。何時ものガンガン瀬は水量が少なく難なく囮が入る。直ぐにアタリがあり、15cmが掛かり、その後も瀬頭や瀬の棚でポツポツ掛かり、3匹程追加して下流へ移動する。下流部では同じポイントでの入れ掛かりは無かったが、ここぞと言う瀬では必ずアタリがあり、この日最大の19cm級は一匹のみであったが、全体的には15〜17cmが揃い、短時間で結構数を稼いだ。瀬の最下流部迄続ければ、まだまだ数は伸ばせそうで有ったが、疲れも出て3時過ぎには納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.06号、ハリス0.8号、針スティング6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)