KATOAYUの全国鮎友釣漫遊記

静岡県(2025年)



2025/6/6:西河内川

今年は6月1日の解禁日が日曜日と重なり混雑が予想されたのでパスして、2025年の初釣行は今日となった。藁科川は未だ数日前の雨の濁りが残っていた為、西河内川への釣行となった。
途中で年鑑札と囮を調達して、昨年も良い釣りができた内匠へ向かう。幸いにも先行者は無く、早々に釣支度をして川へ降りる。先ずは瀬尻の開きから始めるが、反応がなく、瀬肩へ移動。開始15分程で14cm程が腹掛かりで掛かる。傷は浅く囮交換をして養殖囮では入らなかった瀬を攻めるが、無反応。此処を諦めて本命の下流の瀬へ移動しようと囮を外して、囮缶へ移そうとした時につるりと手が滑って囮を放流する羽目に、又最初からのやり直しである。下流へ移動して始めると一流し目でやはり瀬肩で15cmが口掛りで釣れる。これは入れ掛かりかと期待するが、その後は全く反応なく、どんどん釣下る。するとやや開けたポイントで12〜15cmの小型ばかりがプチ入れ掛かり、4〜5匹掛かった後突然の強烈なアタリ。かなり良型かと思い慎重に下のトロ場まで下り引き抜くと、やや黒い魚体が飛んできた。よく見るとハッキリとしたパールマークの20cm程のあまごだった。使っていた囮が13cm程の小型だったので餌と間違えて飛びついたと思う。しかしこれを期にアタリがパタリと止まる。更に下流へ下りながら釣るとポツポツと掛かるがやはり小型中心であり、中には17cm程の型も混じった。午前中に何とかツ抜けを果たし、午後は再びプチ入れ掛かりがあったポイント周辺を丹念に探るが、飽きない程度にポツリポツリと掛かる程度でやはり12〜15cmの小型ばかりであった。
今日は水温が例年に比べ低く朝は14℃しかなかったので追いが悪く、掛かっても腹、口掛かりと続いたが、10時半を回った頃からポイントか水温の上昇なのかは判らないが、急にアタリが良くなって背掛が多くなった。又、掛かる時にはポイントへ入れた途端に掛かる事が多く、良いポイントで長く待っても掛からなかった。
使用仕掛:水中糸複合0.06号、ハリス0.8号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)


2025/6/30:藁科川

約3年ぶりの藁科川釣行である。上流部の地滑りが発生してから、雨後の濁りが続く状態が続いていたが、今年に成ってからは割と早く濁りが取れる様に成って来た。そこで久しぶりに以前は良く通っていた釜戸の上流の瀬に向かうと、何時崩れたか分らないが、左岸側の護岸が崩落して、仮の土のう積で補修され、釜戸のカーブの護岸は完全にコンクリートで補修され、瀬や淵は無くなっている様に見えた。それに伴ってか左岸側の流れは中央を直線的に下る100m以上の良い荒瀬に変わっていた。しかし養殖囮では入りそうも無かったので、先ずは瀬肩から泳がせで様子を探ると、10分程で15cmが掛かったが、生憎の腹掛かり、暫く囮缶で休ませ様と同じ養殖囮で瀬脇の緩やかなポイントを探って行くが反応は無い。30分程で対岸側で根掛で仕掛けを切る事になる。仕掛けを張りなおして、先程の天然囮で分流の緩やかなポイントを泳がせると16cm級が口掛かりで釣れた。囮を替えて直ぐ下流の深みへ泳がせると出し掛かりで14cm級が口掛かりで釣れたので、この分流で入れ掛かるのではと期待したが、続かなかった。本流との合流部付近を探ると、ポツポツと飽きない程で3匹釣れた。午前中は6匹が釣れたが、背掛かりは一匹のみで、後は口、腹掛かりばかりであった。石色は何処でも掛かりそうな位に良いのだが、全く追いが悪いのか、未だ石垢が薄いのか中々追いが無い。
午後も朝と同じポイントから始めるが中々アタリは無いので、段々と瀬の中を釣下って行くとポツリポツリと掛かり、中には今日最大の17cmも混じったが、やはり口掛かりばかりであった。何とかツ抜けをと頑張ったが、後一匹が掛からず、2時過ぎに納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.06号、ハリス0.8号、針スティング6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)


中河内川、西河内川

安倍川本流で掛かり始めたとの事で、以前偶に釣行していた竜西橋辺りで竿を出そうと何時もより早く自宅を出る。囮を購入する前に橋から川の状態を確認するが、全く食み跡が無く、鮎の気配も感じられないので、此処を諦めて支流へ向かうこととする。囮を購入して状況を確認すると、本流では中河内川との合流点下流付近で釣れており、20cm級も混じるとの事であった。取り敢えず今日は中河内で竿を出す事にして、玉川小裏へ向かう。以前に比べ此処の瀬は短くなったが、200m程上流の瀬が良さそうであったので、釣支度をして川へ下りる。先ずは瀬肩の浅瀬が綺麗に磨かれており、鮎の姿も確認できたので、此処で泳がせてみるが、全く反応は無い。そこで二本に別れた瀬の本流側を瀬頭から瀬尻まで探るが反応なし。次に分流側のざら瀬の瀬頭へ囮を入れると直ぐにアタリがあり、15cmの小型が掛かる。囮を替えて同じポイントへ入れると入れ掛かりで13cm、その後もパラパラと3匹続いたが、小型ばかり。上流の瀬へ向かう途中のざら瀬は青ノロが付き始めており、流れの有るポイントを探って行くと、少し型が上がって15cmが掛かるが続かない。右岸側の早瀬では15、6cm級が混じる様になり、5匹程追加した。本命の瀬では偶には16cmが混じるが、14〜15cmの小型ばかりであったが、入れ掛かりもあり結構楽しめたが、小型が多かったので、午後は移動を考える。
車へ戻り早めの昼食を取り、型の良い野鮎を3匹だけ囮缶へ移して、先ずは何時もの内匠のポイントへ向かう。幸いにも先行者は居ない様なので、川へ降りる。何時ものガンガン瀬は水量が少なく難なく囮が入る。直ぐにアタリがあり、15cmが掛かり、その後も瀬頭や瀬の棚でポツポツ掛かり、3匹程追加して下流へ移動する。下流部では同じポイントでの入れ掛かりは無かったが、ここぞと言う瀬では必ずアタリがあり、この日最大の19cm級は一匹のみであったが、全体的には15〜17cmが揃い、短時間で結構数を稼いだ。瀬の最下流部迄続ければ、まだまだ数は伸ばせそうで有ったが、疲れも出て3時過ぎには納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.06号、ハリス0.8号、針スティング6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)


2025/7/11:藁科川

今日は今季初の気田川への釣行を考えていたが、昨夜の雷雨での増水が心配で朝一にウェブカメラでチェックすると案の定まっ茶色、諦めて藁科川へ向かう。囮屋で様子を伺うと水が少なくなり、かなり厳しい、しかも午後になると水温が高くなり囮の管理に気を付けないと弱ってしまうとの事。天然囮を一匹サービスで頂いて何時もの釜戸の瀬へ向かう。やはり前回より5cm程減水しており、ガンガン瀬も何処へでも囮が入りそうであった。先ずは瀬肩から泳がせるが反って水量がなく鮎の気配はない。天然囮を付けたことだし、思い切って瀬頭へ入れる。すると一発で良いアタリがあり、囮ごろの17cmが背掛かりで釣れる。囮を替えて、直ぐ下流へ入れると、又も16cmが背掛。その後もポツポツと瀬の中頃までで4匹を追加。しかも前回と比べて全体的に型が良い、これはこの瀬だけでツ抜けは簡単に出来ると考えた途端にアタリが止まり、1時間程アタリなし。仕方なく分流へ移りチャラ瀬で一匹追加して、合流点付近を彼方此方探り、午前中に何とかツ抜けを達成し、早い昼食を取る。午後は如何しようかと考えて、暫く竿を出していない釜戸の瀬を見に行こうと思って立ち上がると、下流に釣人の姿が見える。諦めて再びこの瀬を今度は右岸側から釣下る事にした。これが正解で始めて直ぐに左岸側の辺地で良いアタリがあり、18cm級が掛かる。その後も同様に釣下るとポツポツと掛かり、結局2時間弱で午後もツ抜けを達成し、合計20匹となった。他にも囮に使えない程のビリが2匹掛かったが、余裕で放流した。
今日は昨日の雷雨の影響か朝方はカラッとした天気で割と涼しく、又昼前頃からは風が吹き、少し釣りづらかったものの、涼しく釣りが出来、釣果も思ったより上がったので満足な釣行となった。
使用仕掛:水中糸複合0.06号、ハリス0.8号、針スティング6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)


2025/8/5:藁科川

久しぶりの藁科川釣行である。何時もの釜戸の瀬へ向かうと、何時もの様に先行者なし、長い瀬は貸し切りである。前回の釣行後にかなりの増水で暫く釣りが出来なかったが、一週間程前から竿が入る様になった。その後は減水する一方で既に10cm以上の減水で、この瀬も何処へでも囮が入る状況であった。先ずは前回良かった瀬頭から始めようと、先ずは瀬肩に囮を入れ瀬肩へ誘導しようと思っていると、大したアタリも無く下流へ走る。引き抜くと17cm程の囮頃の鰓掛かりであった。少し出血していたが、元気に泳ぎそうであったが、余裕で引船で休ませる。未だ養殖囮も元気であったので、そのまま瀬頭へ囮を入れると直ぐに良いアタリがあって15cmが背掛かりで釣れる。その後は型が小さくなり13cm、囮交換もせず続けていたが、次も小型で、やむを得ず囮として使う。入れ掛かりまではいかないが、順調に追いがあるが、13〜15cmの小型ばかりである。瀬頭5m程の範囲で5、6匹掛かったが、その後アタリが止まり、釣下るが、瀬の中程はアタリなし。少し青ノロが多くなっており、釣りづらい。分流の合流点付近まで釣下ると、分流の水量が前回より増えており、青ノロも少なく綺麗であったので、囮を入れると一発で16cmが背掛で釣れる。次もほぼ入れ掛かりでアタリがあるが、何故か針掛かりしない。不思議に思って囮を引き寄せて点検すると掛け針が無い、痛恨のハリス切れである。気を取り直して掛け針を交換し、続けると小型がポツポツと掛かる。その後は本流の瀬尻の瀬で数匹掛けた後、釜戸のカーブ下の瀬へ移動しようと下って行くと、途中のトロ瀬の大石が気になって囮を泳がせると一発で18cmの良型が口掛かりで釣れる。その間に釣り人が下ってきて狙っていた瀬に入ってしまったので、やむを得ずこのトロ場で泳がせを続ける。すると次は19cmが背掛かりで掛かり、これを囮にすると直ぐに強烈にアタリで下流へ走られる。竿が伸されかけたがやや下りながら懸命に竿を立てて、引き抜こうとした途端に痛恨の高切れで、今季初の親子ドンブリである。仕掛けを張りなおして続けると、良型は掛からないが15〜17cmが良いペースで掛かる。その後先行者が移動したので、カーブ下の瀬へ移動して、瀬肩で一匹を追加したが、昼食抜きで1時過ぎまで頑張っていたので、休憩に戻る。昼食を取り、再開しようと考えたが、暑さの為か、午前中の満足感からか急激にやる気が無くなり納竿とした。釜戸のカーブ下の瀬は結構良い瀬になっており次回の楽しみとした。
使用仕掛:水中糸複合0.08号、ハリス0.8号、針スティング6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)


2025/8/21:中河内川

安倍川水系もお盆前の大雨からやっと回復し2週間以上ぶりの釣行である。未だ藁科川は濁りが残っており、西河内川か中河内川の何れかで竿を出そうと家を出る。囮屋さんで状況を聞くと西河内川は未だ垢付きが悪いが、中河内川は釣れ始めたとの事であり、取り敢えず囮を購入し上流へ向かう。先ずは西河内川へ車を走らせて何時もの内匠へ向かうと先行者が釣支度をして川へ下りる準備をしていた。本命の下流部の瀬は入れそうも無いので如何しようか迷ったが、取り敢えず支度をして何時も釣り始めるカーブ下の瀬で少し竿を出して見た。先ずは瀬の開きから始め、次に瀬落ちの白泡の切れ目に沈む石回りへ囮を入れると一発で追いがあり、良型が掛かり下へ走る。遣り取りをしていると石の間の小枝に絡まってしまう。それでも掛かり鮎は未だ掛かっているのが見えたので、急いで外しに行くが、タモで掬おうとしたした途端に逃げてしまう。気を取り直して瀬頭のやや流れの中へ囮を送ると直ぐにアタリがあり、17cmの囮頃が掛かる。これを囮に瀬肩の際を泳がせると強烈なアタリがあり、一気に下のガンガン瀬へ走る。何とか中段の弛みで止めて引き抜こうとしたが、抜けずに下流の瀬へ走られてしまう。何とか瀬の開き迄下ろうと耐えながら下るも途中で痛恨の高切れ、今季2回目の親子ドンブリ。仕掛けを張りなおして養殖囮で再開するも、その後アタリもなく、下には先行者が居て下れないので中河内川へ移動する。
奥原の堰堤下から始め、流れの筋にある磨かれている石回りを探って行くが、アタリは無い。近辺に先行者は居ないが、下流に釣り人が見えるので、既に釣下って竿が入っているかもしれない。少し下ると左岸側に分流があり、川幅は狭いが、水深もあり流れも早いので、もしやと思いつつ囮を入れると子気味良いアタリで16cmが掛かる。開始30分でやっと囮が変わったので、期待すると直ぐに2匹目、型もほぼ同じ、3匹目は少し時間が掛かったが、向こう岸の辺地の残り垢で掛かった。その後も下りながらの辺地狙いで入れ掛かりは無かったが、ポツポツと順調に掛かり、中には18cmを超える良型も混じる様になった。ツ抜けが出来た頃からはアタリも遠のいたが、その時には右岸がわの分流の大石裏周りを泳がせたると小型がポツリポツリと掛かった。再び右岸側に戻ったりとしながら数が伸びた。
使用仕掛:水中糸複合0.08号、ハリス0.8号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)


2025/8/26:安倍川

安倍川の本流で先週の終わりから釣れ始めたとの情報があり、早々に釣行した。8時前に囮屋へ到着すると、これまでに無い様な釣人の数、次から次へと囮を持って上流へ向かう。やはり皆さん情報を見て駆けつけたのだろう。本当は中河内川の合流点付近に入川しようと考えていたが、多分先行者が多くポイントが無いと諦める。竜西橋の上下は朝見た限りでは鮎の姿は確認できなかったが、石色はそれ程悪くなく、先行者は見えなかったので向かった。駐車場に着くと車が一台止まっているが、付近には先行者の姿は見えないので、すぐ裏の瀬へ入る事とした。瀬は二本に分かれており、その上の瀬肩の石は綺麗に磨かれているので鮎は居そうである。この瀬肩から始めたかったが、左岸側には大きな木が張り出しており、右岸側からしか竿が出せないので右岸側へ渡る必要があり、ポイントを荒らしてしまうので後の楽しみに取っておく。此処は後回しにして先ずは右の分流の瀬へ入る。結構な流れであるので先ずは中段の棚で囮換えを狙う。すると思惑通り5分程でアタリがあり、下流へ走る。最初の掛かり鮎であったので瀬尻の緩やかな所まで下り、慎重に引き抜くと17cm程の囮頃が背掛かりで釣れた。良い野鮎に代わったので、流れの有るポイントを狙っていると対岸側で根掛、川を渡り外したついでに左岸の分流に囮を入れると直ぐにアタリがあり、15cm程の小型が掛かる。囮缶に戻り、小型の野鮎を囮に元のポイントの下を探るとポツポツと18cmの良型混りで釣れる。その後瀬の下も探ってみるが殆どアタリなく、上流部を釣り上がると入れ掛かりも含めポツポツと掛かった。最上流部まで釣り上がったので、朝一で素通りした瀬肩を泳がせると良型4匹の入れ掛かりで、一匹目は引き抜きでスッポ抜けたが、後はタモに収めた。その後少し時間が掛かったが、堰堤の際あたりでポツポツと小型を追加した。その後左岸側の分流の瀬を狙ったが、2回のスッポ抜けバラシのみで数は伸びなかった。2匹目のバラシは特に引きが強く、全く姿が見えなかったが、針に鱗が残っていたのを見ると、アマゴかニジマスだろう。12時過ぎに此処で一旦車に戻り昼食とする。しかし、急に俄雨が降り出して30分程で上がったが、今日も雷雨注意報も出ている事もあり、これで納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.08号、ハリス0.8号、針一角、スティング6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)


2025/8/28:藁科川

藁科川でも釣れ始めたとの事で釣行した。今日は前回の釣行で竿が出せていない釜戸の瀬を主に攻めようと考えていた。先行者もなく何時でも入れると思い、先ずは何時もの上流の瀬で囮替えを狙う。瀬肩の泳がせから始めると10分程でアタリがあり16cmが口掛かりで釣れる。これを囮にほぼ入れ掛かりで同サイズが掛かり、もう数匹と思い瀬頭へ囮を入れると、何とこれが大正解で17〜18cmが怒涛の5連荘。もうこうなると最初の考えはすっかり忘れてこの瀬を釣り下がる事になる。1時間程で既にツ抜けを果たし、瀬の中盤の流れの早いポイントではややアタリが遠のいたが、それでもポツポツと掛かった。その時に対岸から釣人が川へ下りてきたので、目的の瀬へ入られるのではと心配したが、分流で釣り始めたので先ずは大丈夫そうなのでそのまま続ける。瀬の開きのやや流れが緩くなったポイントで泳がせると入れ掛かりは少ないものの、良型を含めて良いペースで掛かる。そうしていると分流の釣人は余り釣れないのか、下流へ下っていき目的としていた瀬に入られてしまった。仕方がないので暫くこのポイントを隈なく探り数匹を追加した。12時前に一旦昼食として、午後一番は試しに朝に入れ掛かったポイントに竿を入れてみたが、一匹が掛かったのみで続かない。仕方がないので囮缶の鮎が多く水温が上がって弱る恐れがあったので良型を囮として残しクーラーに入れる。因みに午前中の釣果は26匹であった。3匹の囮を持って下流へ移動するが、下の瀬の釣人は昼食にも上がって来ないので良く釣れているのかもしれないと思いつつ、その上のトロ瀬で泳がせを始める。するとやっと下の釣人が上がって来たので、話を聞くとそこそこ釣れたようであった。瀬が空いたので直ぐにでも行こうと思ったが、念のためにこのトロ瀬を釣下ってから瀬に入る事とする。すると一匹目に時間が掛かったが、囮が元気な物に代わると、ポツポツと掛かりだし、このトロ瀬で6匹を追加した。やっと目的の瀬へ到達してじっくり攻めようと思っていると俄かに雲が広がりポツポツと雨粒が落ち始める。これは今日も雷雨かと心配したが、直ぐに雨は止んだ。良さそうなポイントを探るがアタリは無く、先行者に抜かれたのだろう。30分程探り3時前になると今度こそ空全体が暗くなり本格的に雷雨の兆候が出てきたので、急いで仕掛けを畳んで帰り支度をしているとパラパラと本格的に雨粒が落ちてきた。急いで車へ戻ったが結構濡れてしまった。
使用仕掛:水中糸複合0.08号、ハリス0.8号、針スティング6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)



2025/9/3:藁科川

明日からの雨予報に続いて週末には台風の襲来予想、暫く友釣りが出来なくなる可能性がある。今日の内にと急遽釣行をした。偶には他の河川とも考えたが、午後には弱い雨も予想されるので近場の藁科川にして、今日こそは他のポイントを攻める事にして出発。何時もの囮屋で囮を購入し、先ずは何時もの釜戸の上の瀬で天然囮を取って、釜戸、福養橋下の瀬を攻め様と考えていたが、珍しく先行者の車が止まっている。よく見ると先行者が釜戸の瀬へ向かっていたので、仕方がなく直接福養橋下の瀬へ行こうと車で移動。車を橋の袂に止めて、以前良く通っていた囮屋さんの前の階段から川へ降りる。此処で竿を出すのは、上流の地滑りで藁科川全体が不調になり、此処の囮屋さんが閉店して以来の実に4年ぶりとなる。瀬は以前と比べて平坦になり、特に下部分は川幅が広くなった。その分砂地が多いが、大きな石が適度に散らばっており、良いポイントになっている。減水ぎみの今日は養殖囮でも何処へでも入りそうであったが、先ずは瀬頭下の中段の棚から始め、弛みの辺地を囮が上流へ泳いで行くと落ち込み際でアタリがあったが、ケラレテしまう。逆針を打ち直して、今度は流れの中へ入れると一発で追いがあり、17cmが背掛かりで釣れる。囮交換をして同じポイントのやや下流へ入れると、入れ掛かりで同型が掛かる。開始5分で天然囮が2匹も手に入ったので今日も大漁を期待したが、そうは問屋が卸さない。その後上流や下流の瀬を攻めるが、出だしの入れ掛かりは何だったのかと思うほど全く野鮎の反応がない。1時間程彼方此方の良さそうな瀬を攻めた後、下流の流れが緩やかなポイントで丁寧に囮を泳がせると、やっと良いアタリがあり16cmが背掛かりで釣れる。元気な囮に代わるとこのポイントで次々と16〜18cmが掛かる。今日は泡立ちのある瀬より、緩やかな瀬が良さそうであったので、同じ様なポイントを探って行くとポツポツと掛かった。瀬尻に近い所は大石で川が分かれており、左岸側の瀬を攻めると怒涛の5〜6連荘、しかも型が17〜20cmと良い。午前中の最後は瀬落ち上の棚へ入れると強烈なアタリ、瀬落ちへ入られ無い様に何とか持ち堪えて、引き抜くと何とか空中へ、しかし途端に空中バレ、この日最大と思われる大きな影は川へ戻って行った。此処で上流へ戻り昼食として、午後は午前中に攻めていない泡立ちの無い瀬を攻めようと大石周りのトロ瀬へ囮を入れると入れ掛かりで17cmが掛かるが、続かない。そこで今度は逆に早い瀬を攻めて行くとポツポツと追加できた。最後には入れ掛かりがあった瀬で3匹を追加して納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.08号、ハリス0.8号、針スティング、一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)


2025/9/16:西河内川

暫く釣りが出来なかった安倍川水系であったが、西河内川は連休前頃から釣人が入り始めているとの情報があったので、釣行した。囮を仕入れしつつ情報を聞くと、水槽には昨日西河内川で釣れた鮎が結構沢山泳いでいた。何時もの内匠のポイントへ向かうと、先行者が居なくて先ずは一安心、早々に釣支度をして川へ降りる。川の状態は未だ水は僅かに濁りが残り10cm程高いが、所々に残り垢があり、新垢が乗り始めている状況である。何時もの瀬落ちの開きで泳がせから始めると、5分も掛からずに15cm程の白い鮎が口掛かりで釣れる。囮が代わるとポツポツと2匹続いたが型は16〜17cm程である。ここで思い切って上のガンガン瀬の脇に入れると間髪を入れずに強烈なアタリで19cmが掛かる。その後も瀬脇、瀬頭の中で良型混りで4匹続いたが、何時も釣れる瀬肩では反応が無かった。下流の瀬へ移動する途中で、細い分流が気になったので少し囮を入れようと準備する時に引き船から一番の良型に逃げられるハプニング。それでも瀬頭で泳がせると一発で良いアタリ、しかし下流へ走られて倒れていた倒木の下へ潜られる。何とか引き出そうとするも痛恨のラインブレイク、親子ドンブリである。この分流の下流の辺地にも良く磨かれた石が点在していたが、上の木が覆いかぶさっており、諦める。本命の下流の瀬へ移動するが、水か高く思ったポイントへ囮を入れる事が出来ない。やや開けたポイントの辺地で16cmの小型が掛かったのを期に、ガンガン瀬へ囮を中心に探って行くと21cm混りで飽きない程度に掛かる。しかし良さそうなポイントではアタリは出ない。昼食後は最下流の瀬頭へ釣下るとやや時間がかかったものの囮頃が掛かったが、囮を替えようと袋ダモへ水を入れようと傾けた途端に飛び出してしまう。これで一気にやる気が失せたのと、最下流の瀬では掛かっても取り込みが出来ないと判断して1時前に納竿とした。
今日は色々と失敗が多く反省の日であったが、いずれにしても連休で大分釣人が入ったのか、良さそうなポイントでは殆どアタリが無く、竿が入り難そうなポイントに限られた。鮎の姿はまだまだ多く見られたので、少し水が下がれは面白いと思われた。
使用仕掛:水中糸複合0.08号、ハリス0.8号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)


2025/9/24:藁科川

3週間ぶりの藁科川釣行である。先週末から水が澄み始めて、ぼつぼつ釣れ始めた様で昨日の休日には結構数が出たとの事で今日はちょっと厳しいかも。何時もの釜戸の上の瀬へ向かう途中、何時もは通り過ぎる左岸側の分流の瀬肩がどうも気になって竿を出して見た。石は結構綺麗に見えたが、30分程アタリなく早々に切り上げる。何時もの瀬肩やや上の分流の分かれ目付近での泳がせを始めると、何と5分程で口掛かりながら17cmの囮頃が釣れ、その後にもほぼ入れ掛かりで15cmが掛かる。囮が野鮎に代わったので、瀬肩、瀬頭から始めて行くが、やはり昨日に散々攻められて場荒れなのか、全く反応がない。やはり今日はちょっと厳しいかと思いつつ、釣下ると中流部付近で待望のアタリ、18cmと型もよい。その後もポツポツと良型混りで掛かり、特に瀬の開き付近ではプチ入れ掛かりもあり、この瀬だけでツ抜けを達成。しかし根掛で仕掛けを失ったのを期にぱったりとアタリは止まってしまう。更に釣下り、前回釣れたトロ瀬は余り磨かれておらず、良さそうな石をピンポイントで狙い、何とか1匹が掛かった。釜戸の瀬では囮が入りやすい、瀬肩、瀬頭と言った囮が入り易いポイントでは全く反応なく、ガンガン瀬へ無理やり囮を入れると一発で18cmの背掛。その後も入れ掛かりを含め良型が4匹掛かったが、最後に入れ掛かりで良型のボウズハゼが掛かった所で昼食とする。午後も同じポイントで始めると、直ぐに17cmが掛かり期待したが、続かない。左岸側の浅瀬も探ってみたが、石が綺麗な割には追いが無かった。ここで上の瀬へ戻り、午前中に掛かった瀬の開きを中心に再度探るが、全く反応は無い。そこで午前中に他の釣人が入っていた分流側は下流部は攻めていなかったので、そこへ移動して、流心を攻めると直ぐにアタリがあり、17cmが掛かると、同じポイントでは2匹目は掛からないが、棚を替えていくとほぼアタリがある。しかし、ケラレ、スッポ抜け等でバラシが多い。中でも凄いアタリで下流の瀬の開き迄走られたが何とか止めて、引き抜くと、タモの数m手前で空中バレ、見た感じでは22〜23cm程の良型であった。それでも20cmの良型混りで5匹程を追加して、納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.08号、ハリス1.0号、針一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)


2025/9/26:西河内川

天気予報では来週の始めに雨が降るとの事で、又暫く川へ入れないどころか雨の量によっては今季の終了を迎えてしまう恐れもあり、急遽釣行した。何処へ行こうか悩んだが10日前にはやや高水であった西河内川が良いだろうと向かう。囮を仕入て中河内川を上って行く途中で郵便局裏の瀬が気になって覗いてみると、辺地の石が綺麗に磨かれていたので、試しに竿を出して見た。しかし30分程丁寧に探るもピクリともしないので、早々に切り上げて何時もの内匠へ向かう。後で知った情報では昨日にこの付近で結構数が出たとの事であったので完全に場荒れなのだろう。内匠付近でも釣れた情報があったので今日は苦戦が予想された。何時もの瀬の開きから始めるがアタリなく、瀬頭、瀬肩と探って行くと30分程で瀬肩で明確なアタリもなく囮が下へ流されたので、竿を立てると15cm程が鰓掛かりで出血、瀕死の状態。仕方がなくそのまま続けると直ぐに今度は明確なアタリで、17cmが背掛かりで釣れる。囮が元気な野鮎に代わったので期待するが続かない。そこで今日はさらに上流の瀬へ向かい、ポイントを探って行くが全く反応が無い。諦めて何時もの下流の瀬へ戻ろうとした時にやっと16cmが掛かる。しかし続かないので下流の瀬へ移動して、以前から良く掛かったポイントを重点に探って行くが、全く反応がない。1時間ほどして辺地を泳がせると何とか一匹目が掛かったが、やはり単発である。昼前にもう一匹追加したが、気配が無いので昼食とする。午後は一応最下流のガンガンの瀬頭まで探って早上がりにしようと決めて釣下る。やはりアタリは無く、最後に瀬頭の筋だけを攻めて終わりにしようと、先ずは入り易そうな泡立ちの切れるアタリに囮を入れると一発で良いアタリで16cmが口掛かりで釣れる。今度も単発だろうと期待せずに続けると何と4連荘、16〜17cmと小型であったが、まさかの入れ掛かりに驚いた。その後少し時間が空いたので、これで最後にしようと泡立ちの中へ囮を入れると強烈なアタリで20cmが掛かる。何とか引き抜き、これを囮にガンガンの棚へ入れると、又も強烈なアタリでガンガンへ入られそうになり、必死に堪えて引き抜くと又も19cmの良型であった。その後も彼方此方を探るがアタリは無く、1時過ぎに納竿とした。
午前中の釣は何だったのかと思うぐらい、午後の入れ掛かりと、30分程で6匹を吊り上げて、何とかツ抜けが出来た。やはり此処も結構釣人が入って場荒れなのだろうが、最後のポイントは完全に竿抜けであったのだろう。
使用仕掛:水中糸複合0.08号、ハリス1.0号、針一角、スティング7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)


2025/10/2:藁科川

今季の釣り納めになるかも知れないので、今日は今季好調に釣れた釜戸の瀬へ向かう。今日も貸し切りで先行者は無し、先ずは何時もの上の瀬の瀬肩での泳がせで囮替えを狙うと、1分も掛からずにコツンと小さなアタリ、竿を立てると小気味良い引きで17cmが背掛かりで釣れる。これを囮に16cmの遊び鮎が掛かり、瀬頭へ囮を入れるとやはり小型の口掛かり。その後やや時間が掛かり、瀬の中程からポツポツと飽きない程度に良型混りで掛かるが、何れもアタリが小さく鮎釣りにも秋の気配を感じた。何時も良く掛かった瀬の開きでは全くアタリが無いので、分流側へ移動して出会い付近を探ると流心でポンポンと3匹掛かったが続かない。そこで釜戸の瀬へ移動して瀬の流心を探るが、あまり反応がない。それでも最初の一匹が掛かり、元気な囮に代わると流心でポツポツと掛かった。昼食後も2匹程同じペースで掛かったが、3匹目からは突然に入れ掛かりモードに突入し、中でも囮を替えてから、手前から囮を泳がせると流心に入る前で掛かる事が2回続いた。型はそれ程大きくはなく、17〜18cmが主体であったが、多分群れ鮎がこの瀬へ入ってきたのだろう。30分程でこの入れ掛かりは終わってしまったが、トータル10匹程が掛かった。
その後はピタリとアタリが遠のいたので、福養橋の下の瀬へ移動、堰の下の瀬から始めるが、中々アタリは無い。其れでもやはり元気な囮に代わるとポツポツと掛かる様になり、前回良く掛かった下の瀬迄に小型が3匹掛か沙た。下の瀬を探るが反応が無いので、ここもダメかと思いつつ、最後に最下流のガンガン瀬の瀬頭へ入れると一発でアタリがあり、19cmが背掛かりで釣れる。この元気な囮でガンガンの棚を攻めるとポツポツと良型混りで4匹が掛かった。
今日は他の釣人が居なかったので、主なポイントを拾い釣りをしたが、何処も場荒れの為か良さそうに見えるポイントでは殆ど掛からず、ガンガンの瀬棚か、瀬脇の浅場等で追いが多かった。
使用仕掛:水中糸複合0.08号、ハリス1.0号、針スティング7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)