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地元の藁科川は河川状況が悪く、今年も解禁は迎えられ無かった。それどころか下手をすると昨年同様一度も竿を出せない公算が強い。
今年初の竿出しは昨年同様、解禁後一週間が経過した大千瀬川に釣行した。解禁後の状況は場所むらが大きいようで好ポイントに入った人はそこそこの釣果を上げているようだ。8時前に囮を持って何時もの鉄橋下の瀬へ向かうが、既に竿を畳んで場所替えで川から上がって来る釣人が数名いた。この時嫌な予感を感じたが、それが現実となる。鉄橋下のポイントは昨年より全体的に浅く平になり、流れの筋が無くなりポイントが分かり難い。良さそうなポイントを泳がせて行くが、野鮎の気配は感じられない。釣人はそれ程多くないので、自由に動き回りながら探って行くがアタリは全くない。周りの釣人も竿が立つ気配はなく殆ど掛からない。どんどん釣下り、2時間程で最初の囮が泳がなくなり、二匹目の囮に替えるが、坊主の言葉が頭によぎる。元気な囮で更に下流の流れがやや強い瀬を探って行くがやはりアタリはない。1時間程彼方此方を探っているとやっと小さなアタリがあったので、竿を立てると何か様子がおかしい。何と10cm程のハヤが飛んできた。これでハリスもパーマになり交換する羽目になる。11時も回ったので、今日は午前中で早上がりを考えて、上流部へ戻り、向こう岸の辺地を泳がせると小さなアタリがあり、又もハヤかと思いながら引き抜くと13cmのビリ鮎であった。何時もなら囮にはしないサイズだが、迷いもなく交換して泳がせると、同じポイントで直ぐにアタリがあったが、更に小さくなり12cm、どうも子鮎が群れているようだ。これも無理やり囮にして暫くすると今度はいいアタリがあり下流へ走る。今度こそはまともな鮎と確信して慎重に引き抜くと17cmと囮頃の鮎であったが、何と鼻環だけでなく掛け針を含めぐちゃぐちゃになった仕掛けを全部背負っていた。何ともあれまともな囮に交換できたので、次を期待するが、やはり続かない。12時を回ると下流部に居た釣人が全員上がってしまったので、吊橋迄釣下って納竿しようと考える。やはりアタリはなかったが、吊橋の直ぐ上の瀬の段差がある所でやっと良いアタリがあり、18cm程のまっ黄色の鮎であった。これはと期待したが、続くことは無く、13時で納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.06号、ハリス1.0号、針スティング6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先) |