KATOAYUの全国鮎友釣漫遊記

静岡県(2018年)



2018/6/1:藁科川



今年の解禁を何処で迎えるか悩んだが、何処の情報もあまり良くなかったので、釣友H氏と相談して一番近い藁科川で竿を出す事にした。前日の雨のこともあったので、当日はゆっくりと出かけたにも関わらず、6時前に川へ到着すると今日が解禁日かと疑いたくなるほど釣人の姿が少なかった。ひょっとして昨日の雨で川が濁ったのかと一瞬頭を過ったが、良く観察しても濁りがある様子も見られない。取り敢えず何時もの囮屋で年券と囮を調達して、状況を確認するとこの時期で既に垢ぐされが酷く釣りに成らないと嘆いていた。上流部か下流部なら何とか釣りに成るのではとの事であったので、先ずは冨戸里橋の下流へ向かうが、この時間でも何処へでも入りたい放題であった。川へ下りるが此処もやはり垢ぐされが酷く、鮎の気配は感じられず、竿を出す事を諦めた。上流部へ向かうと八幡辺りからは釣り人がポツポツと見られる様になり、鍵穴には結構釣り人が入っていた。やや上流の瀬へ下りると垢ぐされは殆ど見られ無かったが、この時間で釣り人が居ないと言う不安に駆られながらも竿を出す事とする。早々に支度をして、鼻環に囮を通して何とか今季の解禁を迎える事が出来た。良さそうなポイントを順に探って行くが、アタリが全く無いだけでなく、野鮎の姿はチラリとも見えない。一時間もすると下流部からの移動からか次々と入って来て全く移動が出来なくなってしまった。H氏と相談して移動を決断する。やはり上流部程川の状態は良い様で、坂ノ上には多くの釣人が入っていた。更に上流の日向でやっと今日初めて野鮎を掛けた釣り人を見ることが出来た。如何いう訳か良い瀬が空いていたので、2人で入る。開始15分程でH氏が最初の一匹を掛けたので、この瀬にも鮎がいる事が確認できた。更に集中して向こう岸の辺地を泳がせると15分程で待望のアタリがあり、やっと16cm級が鰓掛りで釣れる。鰓蓋だけに掛っていたので野鮎は無事であったので、囮を換えて今度は流れのややあるポイントを攻める。すると10分程で良いアタリがあり、17cmが背掛りで釣れたので、一瞬次も続くかと期待したが何処を探っても全くアタリは出なかった。一時間程粘ったがアタリもなく11時で昼食とする。H氏も3匹掛けて2匹取り込んだとの事。昼食後は300m程上流の瀬が空いていたので、其処で1時間程粘ったがアタリもなく、周りの釣人にも掛る気配もなかったので納竿とした。
何れにしても川の状態が悪いので、鮎が見えなかっただけなのか気になるところである。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針環付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2018/6/19:藁科川



藁科川の釣果が少しづつ良くなってきたとの情報があり、明日からやや多い雨量がまとまると予想されていたので、夕方から天気が悪くなるとの予報の中釣行した。何時もの囮屋で囮を調達し、釜戸へ向かうと先行者が瀬尻で竿を出していたので、瀬上の泳がせから始める。石は全体的に綺麗になっていて、先日までの垢ぐされは嘘のように野鮎が至る所でヒラを打っている。養殖囮は初めは中々泳がなかったが、暫く辛抱して待っていると、10分程で泳ぎだして自分から向こう岸のトロ瀬へ入って行った。すると5分もしない内に良いアタリがあり野鮎が掛った。慎重に引き抜くと17cmの囮頃が口掛りであった。囮を野鮎に交換して同じポイントへ送り込もうとすると、手前で野鮎に終われたがケラレて針掛りしなかった。逆針を打ち直して、再び同じポイントへ送り込むと入れ掛りで同型が背掛りで釣れた。その後は入れ掛りは無いものの、ポイントを変えながら6匹が掛ったが、7匹目をすっぽ抜けでバラした後はアタリが遠のいてしまう。そこで今度は瀬の中へポイントを変えて探ると13cmの小型が掛り、これを囮に16cmが掛ったので、再び瀬頭で泳がせると16〜17cmが追うが、どうも先日の成魚放流物の様で何となく掛った後の引きが弱い。12時前になったので昼食にしようと車へ戻る途中に何となく気になったガンガン瀬の下の瀬へ囮を入れると一発で反応があり、目印が数m吹っ飛んで追星がはっきりした19cmが背掛りで釣れる。その横の筋でも掛るが17cm程であった。久しぶりに午前中だけでツ抜けを達成したので、昼食に戻り、午後は橋下の瀬を狙う事とした。昼食を済ませて、囮屋さんに確認すると今日は誰も瀬には竿を出していないとの事であったので、瀬の一番下から竿を出す。石の状態はあまり綺麗でなく、やはり期待できないかと思いつつ、大石の前で泳がせていると15分程で念願のアタリがあり、16cm程の白い鮎が掛る。次を期待したが、直ぐに根掛で仕掛けを切る羽目になる。気を取り直して仕掛けを張り直して、一番元気な野鮎を囮にガンガン瀬へ入れると一発で19cmの真っ黄色な野鮎が釣れる。その後もガンガン瀬で18cm級の良型を2匹追加し、追いが無くなってからは流れの早いポイントを中心に探って行くと、ポツポツと16〜17cmを5匹を追加した所で予報通り霧雨が落ち始めたので、3時過ぎに納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2018/6/26:藁科川



先日の増水から回復したものの、未だ幾らか高水の藁科川へ釣行した。今季初めての雛壇から鏡岩辺りで竿を出す事にして、何時もの囮屋で囮を購入して雛壇へ到着すると、上流部に先行者が3名さおを出している。雛壇下流部は誰も居なかったので、雛壇前の瀬から釣り下る事とした。濁りは無いものの流心は垢飛びで期待できそうもないので、先ずは瀬脇の茶色の石が多いポイントから泳がせる。中々アタリが無いのでやや下流部の流れの中へ囮を誘導すると、アタリもなく竿が下へ引っ張られる。慎重に竿を立てると中型が腹掛りで掛っていたので、更に慎重に引き抜こうとするとスッポ抜けでバレてしまう。その後本流では期待できないと思い、分流側へポイント変更して、流心にある大石周りを泳がせていると囮が石前を横切った瞬間に良いアタリがあり、下流へ走られる。少し下りながら慎重に引き抜くと17cmの追星ははっきりしているがやや細身の鮎が背掛りで釣れた。一時間弱かかってやっと囮が替わったので先ずは一安心。次も分流側を泳がせると15cm、その次は更に小さい14cmの真っ白な鮎がポツリポツリと掛る。やはり未だ垢が薄く追いが悪い様だ。次にやっと16cmが掛るが、分流と本流の合流点迄釣り下ってしまったので、仕方が無く本流の瀬へ思い切って囮をいれてみる。すると白波の強いポイントで良いアタリがあり、17cmの追星のはっきりした鮎が掛り、囮を換えてやや上流部へ囮を入れると入れ掛りで20cmのやや細いものの黄色い鮎が掛る。状態の良い鮎が続いたのでこれは入れ掛りが続くかと期待したが2本のみで終わってしまい、後は何処へ囮を入れても反応は無く昼食とする。午後は瀬でも追い始めるのではと期待して、朝に始めた瀬から再び釣り下る事とした。釣り始めるとものの5分もしない内に瀬頭で12cmが掛るが後が続かない。やや下流の辺地で16cmがやはり単発、その後アタリ無く上流部へ移動する。雛壇上のトロ瀬を泳がせるものの、鮎の姿は多いが追いは無く、やっと大石裏で17cmが掛るが続かない。更に鏡岩周りへ移動して探ると午前中にいた先行者も移動して誰も居ないので、彼方此方探ってやはりポツリポツリと2匹が掛るが後が続かない。その下のガンガン瀬も空いたので試しに囮を入れて見ると強烈なアタリで下流へ走る。これは良型かと期待したが、17cmの幅広の鮎であった。これも単発で続かず時間も3時を回ったので納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2018/7/3:藁科川



連日のサッカーW杯のテレビ観戦に続いて、今日早朝の日本戦を見て寝ずの釣行となった。頭がボーとする中暑さも加わって準備しているだけで汗だくである。今日は前回調子が良かった釜戸へ向かうと先行者が瀬上のトロ瀬で竿を出していたので、瀬の中程から竿を出す。先ずは瀬脇の流れの緩い所で泳が背から始めるが、石の状態が良さそうなポイントでも中々アタリは出ない。30分程で泳がせを諦めて瀬の中心へ囮を入れた途端にアタリがあり、小型の養殖囮を上流へ引っ張っていく。慎重に抜き上げると21cmの良型が背掛りで釣れる。囮にはやや大きすぎると思ったが、囮を換えて先ずは養殖囮では反応が無かった瀬脇で泳がせると直ぐにアタリがあり落込みへ走られ何とか堪えて引き抜こうとすると底バレ。その後はやはり反応は無く、この囮ならどの瀬にも入るので次は瀬の中を探るがやはり駄目である。それではと瀬尻のガンガンの落込みへ囮を入れると今度は囮頃の18cmが鼻掛りで釣れる。昨日まででやり易いポイントの野鮎は殆ど釣り切られているようで、今日はやり難い流れの早い瀬を探る事とする。するとポツンポツンと良型が掛る様になったが、ケラレ、底バレ、すっぽ抜けが連発して数が伸びない。しかも午前中の最後にはガンガン瀬の中にある大石横で掛った良型鮎を少し下ってやっとタモへ入れたにもかかわらず、囮替えするために袋ダモへ水を入れようとした瞬間に鮎が飛び出て行ってしまった。午後は福養橋下の瀬へ移動して瀬頭から始める。此処も石の状態は良さそうであるが、良さそうなポイントでも全くアタリは無い。段々と下りガンガン瀬へ入って行くとやはりアタリが出始めてポツリポツリと掛り始め、良型を中心に5、6匹をタモへ納める。しかし此処でも底バレ、すっぽ抜けが多発し数が伸びない。しかも下流へポイント移動しようと囮を引船に入れた途端に蓋が開き数匹が逃亡してしまう。下流の瀬でも他の釣人が囮を入れない様なガンガン瀬へ囮を入れると結構アタリがあり、3匹を掛け、納竿の3時前にも良型が掛り、瀬の最下流部まで下って引き抜こうとした途端に又してもスッポ抜けである。まだまだ掛りそうであったが、納竿とした。それにしても今日は底バレ、スッポ抜けに加えて、野鮎を取り逃がすと言ったミスが多い日であった。タラレバであるが、上手く行けば20匹は釣れたであろう。又次回からは針の大きさを上げる必要があるかもしれない。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2018/7/23:藁科川



久しぶりの藁科川釣行である。何時もより遅く10時前に囮屋に着くと福養橋下の瀬には3人程先行者がいたので、釜戸の瀬へ向かう。此処には先行者は誰もいなかったので、先ずは瀬頭の上のトロ瀬での泳がせから始める。直ぐにでも掛りそうに石は綺麗に磨かれているが中々アタリは無い。それでも丁寧に泳がせていると15分程でコツンとアタリがあり、その後に下流へ走ったので、慎重に遣り取りをして引き抜くと19cmの良型が背掛りで釣れる。囮を換えて同じポイントへ送ると入れ掛りで17cmが掛ったので、囮を換え様と思ったが、掛り傷も浅く出血もないのに何故か全く泳がない。止むを得ず同じ囮で続けるが、泳がせではアタリが出なくなったので、瀬の中へ入れると一発で掛ったが引き抜きでスッポ抜け。それでも程なくして再び瀬の中で18cmが掛る。良い囮に換ったので上流の深早瀬へ移動して、泳がせるが痛恨の根掛で仕掛けを切る羽目に。気を取り直して再び最初に釣れた野鮎で瀬頭を攻めるが、悪循環に陥った流れは変わらない。そこで思い切ってガンガン瀬へ囮を入れると一発で追いが有って囮が換る。その後は深トロで小型が3匹掛るも、瀬で掛った良型のスッポ抜け等あり数が伸びない。今日は流れある強い瀬の方が追いが良い様であったが単発で連荘は無かった。午後もこの瀬を攻める事として昼食にする。午後一番に元気そうな野鮎を囮にしてガンガン瀬へ入れると数分で良いアタリで18cm級が掛り、その後も急に連荘が続き5、6匹が上がる。全て17〜19cmであるが追星はそれ程明瞭ではなく、縄張り鮎ではなく差し鮎と思われる。その後も強瀬や深早瀬を行き来したが次々と追いが有り、20cmの良型を含め数が伸びる。しかし途中で曳船の蓋が開いているのに気が付いて慌てて閉めたが、何匹逃走したのだろう。それでも最終的には20匹が残り満足のいく一日であった。又午後は針の大きさを7.5号に上げた事も影響してか、これだけのアタリの有った中でバレはたった一匹で済んだ。やはりバレの多い時には針の選択も重要な事を思い知らされた。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8、1.2号、針一角6.5、7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2018/7/25:藁科川



前回に良い思いをした事と今週末に台風が来て又暫く竿出しが出来ない恐れが出てきたことから再び藁科川へ釣行した。9時前に到着したが川には先行者は誰もいない。前回良かった釜戸へ直行しようと思っていたが、橋下の瀬が気になって試しに竿入れをして見ることにした。先ずは瀬尻の流れが緩やかなポイントを選んで泳がせるが追いは無い。川石の状態は遠くで見た感じより悪くあまり磨かれていなくて一部青ノロが出始めていた。15分程で緩いポイントを諦めてガンガン瀬の白泡の切れ目へ囮を入れると一発で強烈なアタリがあり、下流へ走る。慎重に下りながら遣り取りして、引き抜くと21cmの良型の背掛りであった。一匹目の囮としては大き過ぎるが躊躇なく囮替えをして瀬の中を攻めるが、アタリは続かない。そこで瀬尻の開きで泳がせると17cmが掛り、次も直ぐにアタリがあったのでこれは入れ掛りかと期待したが12cm程のビリ鮎であった。囮としては使えず放流した。その後はアタリ無く、再びガンガン瀬へ移動して攻めるが、暫くして向こう岸の深場で根掛、止むを得ず仕掛けを切る。仕掛けを張り直し最初の野鮎で続けるもアタリ無く、瀬の上流部には数人の釣行者があり、此処を諦める。釜戸へ移動して前回良かった瀬、瀬頭上のトロ瀬等をやって見るが全く野鮎の反応は無く1時間程が過ぎる。そこで深トロで泳がせると気を売れ綱アタリがあり、深場へ潜ったまま浮いて来ない。暫く遣り取りしていると少しづつ浮いて来て何とか魚体が確認できたが何と30cm程ある。多分白い魚体からヤマメかニジマスと思われたが寄せようと思った瞬間にバレてしまった。その後再び瀬へ移動して続けると、何とか昼前に14、15cmの小型が2匹続けて掛り、前回の入れ掛りかと期待したが続かなかった。午後も柳の木の下のドジョウを狙って瀬を攻めると、30分程は全く音沙汰なかったが、15cm程の小型が掛ったのを皮切りにして4匹の入れ掛り、やはり午後に追いが立つようであった。しかし今日は14〜15cmの小型ばかりで5匹目にやっと16cmを超える物が掛り始めると17〜19cmが5匹程入れ掛りではないものの良いペースで掛った。その後はペースが落ちてポツンポツンとなり、再び小型になってしまった。この頃になると怪しい雲行きになり、ポツポツと雨が落ち始めたので、納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2018/7/27:藁科川



今日も9時前に到着すると、橋下の瀬には誰もいないが、それに目もくれず釜戸の瀬へ一目散。しかし釜戸の瀬には先行者が一名竿を出しているのが見える。如何しようか迷ったが、取り敢えず瀬に向かうと先行者は瀬頭の上のトロ瀬で竿を出していたので、狙っていた瀬尻のガンガン瀬には問題なく入れた。今日はここで一日粘り午後の入れ掛りを待つ事とする。少し水が減ってきており、養殖囮でも入る様になってきていたので、初めからガンガン瀬へ入れるが野鮎は居ない様である。15分程瀬の中を探ったが、アタリが無いので上流の瀬へ囮を入れると一発でアタリがあり、19cmが背掛りで釣れる。囮を交換して同じ瀬へ放すと勝手に泳いで行ったかと思うと直ぐにアタリがあり、16cmの遊び鮎が掛る。未だ囮が全く元気なので、そのまま続けるがアタリは続かない。再びガンガン瀬へ野鮎囮を入れるがやはりアタリは無い。次に下流の深瀬で泳がせると17cmが掛り、これを囮に大石周りへ入れると先日と同じ様に凄いアタリで一気に深場へ潜って行く。又先日と同じニジマスかと思い慎重に遣り取りしていると徐々に浮いてくると良型の21cmの鮎の背掛りであった。午前中はこの深トロでポツポツとアタリがあり、囮が代わるたびにガンガン瀬を試したが全く反応は無かった。それでも何とか午前中に7匹が掛り午後の入れ掛りに期待する。午後は朝一で掛ったポイントへ囮を入れると5分程で18cmの囮頃が掛り、これでガンガン瀬を攻めると入れ掛りで良いアタリがあり、下流へ走る。これは入れ掛りの始まりかと竿を立てて引き抜くと、何と空中でバレてしまう。これが循環の途切れなのかアタリが途切れてしまう。それでも30分程で16cm程の小型が掛ったが後が続かない。それでも今日は深瀬へ移動するとやはりポツリポツリと良型混じりで掛る。結局今日はガンガン瀬での入れ掛りは数匹で終了、それでも他の人が竿を出さない様なポイントを狙って、午後も根掛で一匹失うものの7匹が掛り、合計14匹で終了とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2018/7/27:藁科川



先日の台風の影響でかなり濁りが入ったので、一週間程度は友釣りは不可能と思っていたが、昨日のライブカメラでも既に澄んでいる様であった。未だ川の水は10cm程高い様であるが、思い切って釣行して見た。何時もの様に9時前に囮屋へ到着するとやはり高水の為か、石垢が飛んでしまっている為か、川には誰も先行者はいない。囮屋で確認すると昨日も誰も入川していないとの事、こう言う時は全く釣れないか、ポイントに当たれば入れ掛りの可能性もかなりある。早々に支度をして川へ下りると全くの白川ではなく、特に辺地や石裏の石垢は結構残っていたが、やはり流れのあるポイントの垢はかなり薄い様である。ここ最近釣れている瀬へ行くと流石に今日は流れが速く養殖囮では入らない。先ずは浅瀬の石垢が残っていそうなポイントから始めると、予想に反して直ぐにアタリがあり15cm程の遊び鮎が釣れる。今日の高水では囮に出来るか微妙であったが、養殖囮よりは泳ぐのではと交換した。流石に小型でも野鮎だけあり結構流れの中にも入って行く。しかし、水温が低い為かやはり垢が薄いのか野鮎の反応は無い。30分程て瀬頭へ移動するがここも反応なし。思い切って更に上流のチャラ瀬へ移動すると結構野鮎の姿が確認できたので、ここで泳がせる。最初のポイントで反応なかったので、上の段へ囮を引き上げようとした瞬間にアタリがあり、17cmの囮頃が背掛りで釣れる。やっと囮が代わったので次を期待するが反応なし。本流の辺地を探りながら釣り上がり、大石裏を泳がせると強烈なアタリがあり、19cmが掛る。更に上流の大石が点在するガンガン瀬へ入れると20cmが掛るが後は続かない。昼前になり左岸側の分流へ移動して探ると17、18cmが4匹程良いペースで掛ったが、ポイントは狭く、後は続かない。午後はこの良型野鮎を囮に再び朝のガンガン瀬を狙う事とした。午後一番に19cmの元気な囮をガンガン瀬へ入れるが反応は無く、その上流の瀬が朝より綺麗に磨かれている様な気がしたので囮を送り込むと一発で反応があり、一気に下流へ走った。慎重に下りながらトロ瀬で無事引き抜きタモへ納める。その後も入れ掛りは無いがポツリポツリと2匹が掛り、アタリが遠のくと下流の深瀬の大石周りで3匹が掛る。その後根掛で1匹ロスするも、3時前になると15、16cmの小型ばかりであったがガンガン瀬で3匹程入れ掛りになり、更に期待したが、良型は出なかった。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2018/8/2:藁科川



何時もの様に9時前に到着すると今日も川には先行者はいない。何時もの様に先ずは釜戸の瀬へ向かうと流心にも垢が着き始めて、如何にも釣れそうな状態であったが、昨日に漁協組合の大会があり多くの釣人が参加しているので活性のある鮎は殆ど釣られてしまっていると考えられ、苦戦を覚悟して川へ下りる。今日は水もほぼ平水に戻り、いつもの瀬尻のガンガン瀬へも養殖囮で攻めることが出来そうであったので、先ずはここから始めるがアタリは無い。そこでその上の瀬を泳がせると直ぐにアタリがあり、囮が下流へ引かれたので、今日も幸先よく囮が代わったと思いつつ竿を立てるが、針掛りせずケラレてしまう。気を取り直して続けると続けてのケラレてしまい、その後アタリは無かった。30分程でこのポイントを諦めて、瀬の中程に移動して段々瀬の落込み上流を泳がせると、直ぐにアタリがあり、下のガンガンへ入られない様に遣り取りしながら引き抜くと20cmの良型の背掛りである。囮が野鮎に代わり瀬の中を攻めると直ぐに19cmが続き、その後も良いペースで良型ばかり3匹が瀬で掛った。瀬頭の上のトロ瀬で16cmが掛ったのを最後にアタリは遠のき、更に上流の深瀬に移動して囮を入れると一発で掛るが後が続かない。その後は更に上流の瀬や前回良く掛った左岸側を攻めるが一匹のみで終わる。午後は前回迄までのパターンでガンガン瀬の入れ掛りを狙う心算であったが、先行者が一名竿を出していたので諦めて橋下の瀬へ移動して、瀬頭の向こう岸にある木陰の下の攻めにくそうなポイントを泳がせると5分程で良いアタリがあり、18cmの囮頃が掛り、これを囮に瀬を攻めると入れ掛りで同型が続き、その後も良いペースで20cmを超える良型を含めて5、6匹が掛った。特に22cmの今季最大が向こう岸の泳がせで掛かった時は下のガンガン瀬に入られ万事休すかと思った瞬間に奇跡的に自分で囮を引っ張って上流へ上がっ来て何とか持ちこたえた。手前の岸に寄せて引き抜こうとすると再び瀬へ潜るといった繰り返しで、何とかタモへ納めた。その後も瀬でアタリが無くなると再び木陰の下を泳がせて、囮が代わって元気なうちにガンガン瀬を攻めるパターンで数が伸びる。3時前になり掛り鮎に16cm程の小型が多くなったので満足して納竿とした。
昨日の釣り大会の後でもあり、今日は最初場荒れで苦戦を覚悟して始めたが、何とか瀬の中で良型混じりで掛った。しかしどの瀬でも掛る訳でなく限られたポイントで纏まって釣れた一日であった。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2018/8/3:藁科川



今週の中頃には又も台風の影響で釣りが出来なくなる可能性があり、早々に釣行した。何時もの様に9時前に到着すると以外にも今日は彼方此方に釣り人が多く、同じ様に考えている釣人が多いのかもしれない。前回好調であった橋下の瀬頭には先行者の二人組が入っており、釜戸の瀬へ向かうと上流には先行者が2名程見えるが、何時もの瀬尻のガンガンには誰もいない。今日は養殖囮でも何処へでも入る程大分減水していたが、先ずは前回掛った一段上の瀬へ囮を入れる。すると、囮が流れに馴染んだかと思った瞬間にコツッとした小さなアタリが有ったが、囮には何の変化もなくそのまま泳いでいる様であった。逆さ針でも外れているかもしれないと一度手元へ寄せ様と竿を立てると急に下流へ走り始め、何と野鮎が掛ったままじっとしていた様であった。下流りガンガン瀬の下で慎重に引き抜くと20cmの背掛りであった。今日も出だし快調でしめしめと思いつつ囮交換をして、同じポイントを泳がせると又も入れ掛りでアタリがあり、今度は下流へ走る。慎重に遣り取りして引き抜こうとすると何とすっぽ抜け、掛りが浅かったかと気を取り直して、逆さ針を付け直そうとすると掛針が無く、鼻環下で切れていた。それ程良型の野鮎ではなかったので鼻環周りの仕掛けに傷が出来ていたのだろうか残念である。何時も使いかけの仕掛けを使う場合は水中糸の傷はチェックしているが、まさか鼻環仕掛けに傷があったとは思わなかった。仕掛けを張り直して再開するが、循環が途切れたのか、偶々2匹だけしか居なかったのか、その後はこの瀬やガンガン瀬では全くアタリは無くなってしまった。その後下流の深瀬で泳がせるとポツリポツリと2匹が掛ったが、後が続かず、前回良く追った中段へ移動する。しかしケラレが一回有っただけで掛からない。更に瀬頭の上のトロ瀬で泳がせようと思っていると上流から釣り下ってきた釣り人が向こう岸の泳がせポイントへ川を渡って行ってしまい万事休す。手前を泳がせて何とか16cmが掛ったが続かず、更に上流へ釣り上がる。しかし左岸側の分流で一匹が掛ったのみで午前中は終わってしまう。午後はどうするか考えたが、暫く行っていない雛壇前の様子を見に向かう。途中今迄に実績がある瀬やトロ場にも竿を出したが全く反応は無く時間ばかり過ぎる。下流の瀬は川幅が広くなり全体的に浅くなって、水量が少ない時は良いポイントが少なくなっている。水温も高くなり、囮缶を漬けておいた場所が浅かったのか、一時間程で囮が弱ってしまい、交換しようにも泳がない。こんなポイントでは囮が泳がなければ釣れる気配もなく、2時で早上りとした。今年の藁科川では解禁日を除いて全てツ抜けをしていたがそれも途絶えてしまった。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2018/8/10:藁科川



心配した台風13号の影響は全く無く、雨も殆ど降らなかったが、水位は前回の釣行後の夜間の夕立の影響で前回とほぼ同様のやや減水であった。本当は適度の雨で一度川石が洗われるのを期待したが期待外れであった。何時もの様に9時前に囮屋へ到着すると橋下の瀬には先行者が一名、それではと釜戸の瀬へ向かうと何時もの瀬尻の瀬にはやはり先行者がいた。仕方が無く瀬の中段で竿を出す事とするが、川の石は明らかに前回より垢ぐされが進んでおり鮎の気配は無い。先ずは瀬落ち上の棚で泳がせると15分程でケラレがあり、何とか野鮎は居るようだ。その後14cm程の遊び鮎が掛ったので囮にしようと思ったが、掛り鮎の割には針が大きい為か傷が深く泳ぎそうもない。その後瀬頭へ移動して瀬脇で囮を泳がせながら、先ずは写真を撮ろうとスマホを出して構えた時にアタリがあり流心へ引っ張られる。慌ててスマホを仕舞い慎重に遣り取りしながら引き抜くと17cm程の口掛りであった。囮を交換して瀬で続けると程なくして19cmの良型が掛るが後は続かない。それでもトロ瀬を泳がせたり瀬の中を引いたりと彼方此方を攻めるとポツリポツリと野鮎が追ってくる。16cmの小型を囮にして最初の瀬落ち上で泳がせると良いアタリがあり、ガンガンへ入られそうになったので竿を立てて堪えると急に軽くなる。今期初の高切れであったが、囮は小型で掛り鮎もそれ程大きくなかったので岩の角に擦れた為と思われた。気を取り直して仕掛けを張り直して続けると、やはり入れ掛りは無いものの一カ所で一匹の拾い釣りとなる。ケラレや底バレが多く数は伸びないが昼前になんとか7匹を釣り上げ、今日はツ抜けを達成できそうであった。午後はどうも瀬尻が空きそうもないので、橋下の瀬へ移動を考えて昼食をしようと車へ戻ると、橋下の瀬頭が空いている。昼食を済ませて瀬頭で竿を出すが、全くアタリ無く、一時間弱で諦めて再び釜戸へ向かう。すると瀬尻のポイントが空いていたので、ここから始める事にする。午前中に散々攻められているのでそれぼ度期待せずに、先ずはガンガン上の瀬へ囮を沈めると一発でアタリがあり、17cmが背掛りで釣れる。これを囮にするとほぼ入れ掛りでアタリがあり、良型の予感。慎重に竿を立てて引き抜こうとするとすっぽ抜けてしまう。良く見ると逆さ針から下が無くなってしまている。再び仕掛けを直して始めるとやはり午前中と同様にポツリポツリと掛るが入れ掛りは無い。3時前には連続して引き抜きのスッポ抜けがあり、今日の追いの弱さを痛感する。今日は口、腹掛りが多く、背掛りは3、4匹であり、又ケラレも多く、針の種類を少し増やす必要があるのかもしれない。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2018/8/13:藁科川



今日は午後からは雷雨の予報が出ているので、午前中の勝負である。何時もの様に9時前に囮屋に到着すると橋下の瀬には3人グループの先行者あり、釜戸の瀬へ向かう。こちらには誰も先行者がいなかったので、先ずは実績のある瀬尻の一段上の瀬から始める。しかし中々アタリは出ず、15分程で瀬尻へ囮を入れるものの、こちらも今迄の様に直ぐにはアタリは無く、彼方此方を隈なく攻めて行くと15分程でやっとアタリがあり、17cmの囮頃が口掛りで釣れる。囮が野鮎に変わったので次を期待するが続かないので、下の深瀬等も丁寧に探るがアタリは無い。30分程で諦めて上流へ移動しながら、途中のチャラ瀬を泳がせていくと19cmが背掛りで釣れる。その後は中段の瀬の中、瀬頭の泳がせでも全く反応は無く、更に上流の左岸の絞り込みへ囮を入れると一発反応があり、19cmが掛るがやはり続かない。再び瀬頭へ戻り泳がせていると向こう岸の大石前で良いアタリがあったがケラレてしまう。続けているとコツンとしたアタリがあり、引き抜くと何と鼻環だけでなく掛け針を付けたままの16cm程の鮎が背掛りで釣れた。今までにも鼻環を付けた鮎が釣れたことは何度かあったが、鼻環周りの仕掛けを付けたままの物は初めてである。初めは仕掛けが絡んで釣れたのかと思ったが、掛け針が背中に掛っていたことを考えればちゃんと追って掛ったのであろう。その後は中段の瀬落ち上で一匹を追加して午前中は何とか5匹になった。午後は再び瀬尻の瀬での入れ掛りを期待して続けることとする。昼食後に釜戸の瀬へ戻ると釣り人は誰も居ないものの、昼前から増えた川遊びの子供達が深瀬ゃトロ場で泳ぎ始め、釣りは瀬でしか竿を出せない状態になっている。瀬尻の瀬で何時もの入れ掛りを期待したが全く野鮎の追いは無いばかりか、天気予報通り30分過ぎた頃から暗雲が空を覆い始める。それでも何とか白泡の中で17cm程の鮎が掛って、さあこれからと言う時にポツリと大粒の雨が落ち始めたか思った途端に、ゴロゴロと雷鳴も鳴り始める。慌てて仕掛けを畳んでいると急に土砂降りになり、ずぶ濡れになり、車の中で着替える羽目になる。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)


2018/8/17:藁科川



何時もの様に9時前に到着したが、今日は増水後にもかかわらず誰も釣人は見えない。何方へ入ろうか迷ったが、先ずは釜戸の瀬へ向かう。何時もの瀬尻から始めるが、全くアタリは無く、下の深瀬を探った後、一つ上の瀬、中段と段々と上流へ釣り上がる。何時もなら実績があるポイントを探って行くと何処かでアタリが出る所であるが、今日は全く反応が無い。更に上流の分流左岸も探るが鮎は見えるにも係わらず全く追いは無い。諦めて下流へ戻りつつ本流を釣り下って行くと、瀬尻の白泡の中で突然のアタリ、しかも型が良さそうである。もうアタリは無いものと決めていた所に急なアタリで下流へ走られた為に、遣り取りに余裕が無く焦って竿を立てるのが精一杯である。その内に石に巻かれて急に軽くなり、囮だけが飛んで来る。スッポ抜けかと思って仕掛けを確かめると、鼻環周りが切れていた。2時間掛かってやっと掛けた野鮎がさようなら、そして何とか騙しだまし使っていた養殖囮が完全に弱ってしまった。仕方が無く元の瀬に戻り、仕掛けを張り直して、2匹目の養殖囮で再スタート。今度こそボウズ覚悟の釣であるが、やはりアタリは無い。今度は下流へ下りながら、深瀬、トロ瀬を泳がせていくと、大石の前で何とかアタリがあり、17cmが釣れた。これを囮に瀬を攻めるがやはり追いは無く、再びトロ瀬で泳がせると14cmの遊び鮎が掛るが瀬では使えそうもない。結局午前中はこの2匹のみで終了、午後はどうするか迷ったが、もう一度瀬での入れ掛りを期待して攻める事とした。午後も瀬の中を中心に攻めるが、中々アタリは無い。それでも執拗に攻めていると30分程で白泡の中でやっと反応があり、18cmが口掛りで釣れる。囮が元気な野鮎に代わっても次は続かず、再び30分程経った後に16cmが尻掛りである。その後は何処を攻めてもアタリは無く、早上りを考える。それでもと試しに橋下の瀬へ移動して瀬頭で泳がせると15分程でアタリがあり、15cmが釣れるが、生憎の腹掛りで囮になりそうもない。そのままの囮で続けるがアタリは無く、ガンガンの瀬へ入れるが、潜らない。それではと一番元気な囮に変えてガンガン瀬へ無理矢理潜らせると一発反応で良いアタリがある。ガンガン瀬を下って行くが何とか途中の弛みへ寄せて引き抜くと、20cmの良型が口掛りで釣れる。元気な囮に変わったので、ガンガン瀬で続くかと期待したが後は続かず納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2018/8/22:藁科川



一昨日は家を出ようとした途端の俄雨で釣行断念、昨日は安倍川本流を目指して向かうも新静岡インターを出た途端に雨が降り始め、少し待てば止みそうな雲行きであったが、既に川に濁りが入り始めている様であったので、竿を出さずに引き返す。今日は久しぶりの青空で雨の心配はなさそうであるが、再び暑さがぶり返して、釣り支度をしている間に全身から汗が噴き出す始末。早々に川へ下りて水につかると川の水が冷たくて気持ちよい。今日も釜戸の瀬から始めるが、何時もの瀬尻の瀬では全くアタリ無く、15分程で中段へ移動する。中段の棚で泳がせると10分程で17cmが背掛りで釣れ、囮交換して更に同じポイントで16cmが続く。しかし後が続かず、元気な囮で瀬の中も攻めて見るが全く反応は無い。瀬頭でも泳がせたり、瀬の中を引いたりしたが反応は無い。そこで更に上流の左岸の絞り込みへ囮を入れると、一発反応で今日最大の20cmが口掛りで釣れる。その後は続かず、本流側を釣り上がるが、最上流までアタリ無い。それではと今度は左岸分流のチャラ瀬を釣り下ると、大石周りで良いアタリがあり、石に巻かれそうになったが何とか回避して引き抜きの体勢。しかし、良く見ると完全に腹掛り、大丈夫かと思いつつ竿を立てると囮だけが飛んで来る。気を取り直して同じポイントを泳がせると直ぐにアタリ、今度は17cmの背掛り、囮代えをして泳がせるがケラレ、底バレが頻発し、釣果は伸びない。昼前になり再び本流を釣り下る事として、向こう岸の浅瀬を泳がせると16、17cmがプチ入れ掛り。最後に瀬の落込みの白泡へ入れると一発反応で、囮を3m程下流へ引っ張る凄いアタリ、しかし針掛りせず、又ケラレかと囮を点検すると逆さ針のハリス止めから下が無い。原因は使用している瞬間接着剤の劣化なのか、最近どうもこの逆さ針の仕掛けにトラブルが多い。昼食には少し早いが、今日は何とか午前中に7匹が釣れたので、休憩とする。午後は最下流の瀬から始めると、朝には反応が無かった瀬で10分程で17cmが掛り、囮が代わると2匹が続いた。やはりこの瀬は午後の方が追いが良い様だが、原因は朝は山陰になり陽が射さないので日当たりかもしれない。しかし30分もすると、上流部で俄雨でもあったのか、徐々に川が濁り始め30分程で柳色まで濁り、膝下以上の深さの底石が見えなくとアタリは遠のいてしまう。止むを得ず午前に少し掛った上流のチャラ瀬へ移動して泳がせると、ポツポツとアタリが続き、濁りが消えて来ると本流で再び小型中心のプチ入れ掛りがあり、数が伸びて久しぶりのツ抜けを達成できた。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2018/8/30:大千瀬川



一週間ぶりの釣行、久しぶりの遠征である。先日の台風で藁科川が増水して未だ暫くは釣行は無理の様であり、釣行可能な河川の情報を探すと、興津川、狩野川、大千瀬川、中部天竜があった。中では大千瀬川が釣れ始めているとの事で決定し、6時前に家を出る。しかし久しぶりの釣行で新東名の降りるインターを間違えて寒狭川へ行く時に使用する新城インター迄行ってしまった。間違えたついでに寒狭川での釣行も考えたが、ネット情報では未だ高水で大変そうである。急いで新東名で引佐インターまで引き返し再び何時もの囮屋へ着いたのは8時になってしまった。囮屋で確認するとやや高水だが釣れ始め、ポイントによっては結構数も出ているとの事であった。何処へ入るか悩んだが高水でも入り易いし、時期的にも下流部の竹やぶ裏に決めて車を走らせる。するとやはり同じ考えの釣人が多く、既に10人程が竿を出しており、時々竿を曲げている姿が確認できた。はやる気持ちを抑えながら釣り支度をして川へ下りると、昨年までとはずいぶん川の状態が変わっており、石が砂で埋まってしまってポイントが狭くなっていた。良さそうなポイントには既に先行者が入っており、先ずは砂地の中に大石がある深瀬で泳がせから始めるが、アタリは無い。上流へ釣り上がりちょっとした瀬の中にある二つの大石の間へ囮を入れると一発で追いが有り、18cmの囮頃が釣れたが、生憎の腹掛りであった。30分でやっと囮が代わり、何とか泳ぎそうであったので囮を交換して、同じポイントのすぐ横で泳がせると、今度は5分程で追いが有り、17cmが掛る。しかし、又もや鰓掛りで、今度こそは全く泳がず、同じ囮で再開するが、アタリは途絶えてしまう。再び元のトロ瀬へ戻り、泳がせると忘れた頃にアタリがある状態で何とか2匹を追加したが、既に11時を回っており、このままではとてもツ抜け出来そうもなく、午後の為に上流のポイントを探しに行くことを決意する。100m程の上流にある広がった踝から膝下程度のザラ瀬が気になり、試しにと一番深そうな流れへ囮を入れて少しづつ上流へ引き上げると良いアタリで18cmが背掛りで釣れたが、偶々だろうと思いつつ、やや上流へ入れると今度は一発反応で19cmが口掛りで釣れる。それでも何時ものパターンで続かないと思いつつ瀬尻へ入れると又もや入れ掛りで17cmが続いた。こうなると本気になって瀬の彼方此方を攻めると同じポイントでは続かないが、少しずらせば何処でも追いが有ると言った状態で1時間程で10数匹が入れ掛りで釣れ、上下流に他の釣人も居たので昼食で上がる訳にもいかず、結局3時迄このポイントで釣り続けた。最初は右岸側で釣っていたが、アタリが遠のくと今度は広いザラ瀬を左岸側へ移動しながら囮を入れていくと此処はと言うポイントで追いが有り、数を増やす。最後には最初に掛った瀬尻でポツポツと3匹が掛り、型はそれ程大きくはないが、17〜20cmの鮎が20匹程この瀬で掛った。もう少し丁寧に探れは釣れそうであったが、3時を回ったので納竿とした。たぶん今までチャラチャラの瀬である為に釣人の渡り場になっており、水が増えても竿抜けに成っていた可能性があるが、残り垢なのか新垢が着き始めたのかははっきりしなかった。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針キメラ7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2018/9/18:藁科川



やっと藁科川が澄み始めて何とか友釣りが出来る状態まで回復してきた。しかし未だ水量は多く、垢も薄いと思われたが、今週末から再び雨が続く予報に我慢できず、ほぼ一か月ぶりの藁科川へ釣行した。何時もの囮屋へ10時前に到着すると水位情報で見た水位よりかなり水が多い様に感じる。実際に囮を仕入れて釜戸の瀬へ向かうが、何時も攻めていた瀬はとても囮が入りそうもなく、手前の何時もならチャラ瀬でもかなり水量があり、取り敢えずはこの瀬から始める。しかし一時間程粘るが全く野鮎の反応は無い。この瀬では何処も囮が入りそうもなく辺地もあまり石が磨かれているポイントが無かったので、上流へ移動する。やはり何時もならチャラ瀬のポイントで始めようと囮をタモへ移そうとした時に手が滑って未使用の囮を放流するというハプニング。残った元気のない囮で始めるが、中々泳がず、流れのないポイントでは掛りそうもない。そこで本流の辺地の石が磨かれていそうなポイントをゆっくり上流へ引いているといきなり良いアタリがあり、18cmの囮頃の野鮎が背掛りで釣れる。何とか坊主のピンチを脱して囮換えが出来たので、続けて辺地を泳がせると程なく17cmが続いた。これで安心して根掛を恐れずこれはと思うポイントを探って行く。すると直ぐに深瀬で最盛期に出る様な強烈なアタリで目印が吹っ飛ぶ。慎重に遣り取りして引き抜くと22cmの良型であったが、垢が未だ薄いのか痩せている。囮には少し大きいが、躊躇なくこれを囮にして、更に深場、早瀬を探って行くが続かない。15分程で深早瀬で痛恨の根掛と言うより、水中糸が石に絡んだ様で全く外れそうもなく、泣く泣く仕掛けを切る。やはり深場は垢が薄い様で反応は無いので、再び仕掛けを張り直して、主に浅場の石色の良いポイントを探って行くと、ポツリポツリと飽きない程度にアタリがあり、数匹を追加した。その後は何時も攻める左岸側の浅瀬を遣りたいが、本流は深く渡れないので、一旦下流へ釣下り、そこから左岸側へ移動して上流へ上る。このポイントは水が出た後も垢が残るのか、垢付が速いのか、水が出た後は割と実績があるので期待しながら始める。本命の良い石が連なるポイントへ囮を入れると直ぐに18cmが掛り、次も入れ掛りで17cmが続いた。しかし、次は良いアタリで下流へ走ったが底バレで外れると後が続かない。何とか粘って泳がせて18cmを追加しただけで納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針キメラ7.5号or一角3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2018/9/28:藁科川



水位が下がると再び雨が降ると言った繰り返しで10日間ぶりの釣行である。昨日の明け方に降った雨の影響が残り、未だ15cm程の高水で、柳色の濁りも残っていたので、水位が下がるのを待つ心算で、朝は行くのをためらっていた。しかし、あまりにも天気が良かったのと、週末には次の台風が来て、雨の降り方によっては今季の鮎釣りが終わってしまうと思い、急いで支度をして川へ向かう。12時前に何時もの囮屋へ到着すると、同じ考えの釣人が多く、久しぶりに川が賑わっていた。早い昼食を済ませ、釣り支度をして囮を買おうとすると、何と囮切れ。囮屋によると10人程のグループが釣り大会を開催しており、明日からの天気を考えると追加で囮を仕入れる訳にもいかないとの事であった。止むを得ず車で少し上流の囮屋へ向かい囮を一匹だけ購入し、これで釣れなければ今日は終わりとするつもりである。川へ下りると未だ石は泥を被っていて、所々の辺地の石が少し磨かれている状態であった。前回よりも高水であり、瀬にはとても囮が入りそうもない。辺地の浅瀬を泳がせるが、全く反応は無い。段々と根掛を覚悟に深場を探るがやはり反応は無い。1時間程でこのポイントを諦めて、下の瀬へ移動する。此処でも浅瀬を泳がせるが反応は無く、やや流れのあるポイントへ囮を入れるとアタリがあり、向こう岸へ向かう流れに乗って走られてしまう。何とか竿を立てて堪え、徐々に下り、大石の裏側で止めて引き抜こうとすると、何とスッポ抜けでバラしてしまう。元々弱っていた囮が引っ張りまわされたので、更に弱くなり、泳がなくなってしまう。仕方が無く一発勝負で白泡の中を攻めて行くと、万事休すの根掛。仕掛けを切り納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)