KATOAYUの全国鮎友釣漫遊記

静岡県(2017年)


2017/6/1:藁科川



昨年の解禁の事もあり、今年は混雑する解禁をパスしようかと考えていたが、釣友のH氏から休暇を取ったので是非釣行しようと誘いがあった。それでは久しぶりに藁科川へと、朝4時に迎えの約束をした。しかし前日になって天気予報が悪く、結構の雨が降るのではと考えられたので、様子を見ながらの釣行となった。結局は7時に自宅を出る頃には雨も上がっており、雨量も大したことは無く釣には全く影響はナカッタである。8時前に何時もの福養橋に到着すると、やはり雨の予報が影響したのか、水量が少なく川の状況が良くないのか例年に比べて人出は少ないように感じた。麓の囮屋で年券と囮を購入して、上流部へ向かう。人出は少なく、何処へでも入川出来そうであったが、川が細いので瀬を外すと直ぐに水深のないチャラ瀬ばかりである。寺島の発電所より上流は更に川が細くなり、入川は難しいと判断して戻ることにした。冨戸里橋下流は人も多いが、未だ入れるスペースはあったが、駐車が出来ない。水見色出会いの駐車スペースは空いていると判断して、下流部から入る事とした。釣り支度をしていると、再び霧雨が降り出す。カッパを着て川へ降りるがやはり水量が少ない、しかもここは川が二分しており、更に川が細い。上流へ行くつもりで右岸側のチャラ瀬を見て見ると辺地の石が磨かれている様であったので、取り敢えず竿を出す事とする。水温は雨が降ったばかりの解禁時期としては高く20℃もあった。今季初の囮を付けて何でもないチャラ瀬を泳がせると直ぐにビリビリとアタリがあり、12cm程のチビ鮎が掛った。未だ囮が元気であったので、そのまま次のポイントへ囮を入れると、暫くして良いアタリで、16cmの囮頃が掛る。囮交換をして同じポイントへ送り込むと直ぐにアタリがあったが、ケラレのみ、これは入れ掛りかと期待したが、これでアタリは止まってしまった。その後は下流の瀬の上のチャラ瀬へ移動すると、雨が止み、日が照り始めるとポツポツとアタリがあり、4匹が掛り、この調子でいけば午前中にはツ抜け出来ると思った途端にアタリが止まり、午前中は結局6匹止まり。早めの昼食を取り、午後は取水口の上流部へ移動すると、明らかに全体の石が綺麗に磨かれて、如何にも釣れそうな状態であった。道理で釣り人が集中して、あまり動かなかった理由が分かった気がした。しかし、流石に午後に成ると一通り釣れた後なのか、彼方此方を探るも小型が3匹掛ったのみであった。実際に朝から此処に入った釣り人に話を聞くと20匹程度かかり、18cm越も数匹混じったとの事である。やはり渇水で放流鮎が散らばっていない様で水が出るまでは放流地点を中心に釣行する必要がある様である。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針環付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2017/6/9:藁科川



解禁後はどこの河川も渇水で釣果が伸びず、釣行の意欲も湧かなかった。梅雨に入りやっと雨が降り、若干水位が上がったので藁科川の様子を見に行った。何時もの様に8時過ぎに何時もの福養橋に到着するが、釣り人の姿は無かった。何処にでも入川可能であったが、取り敢えず釜戸の瀬へ入る事とした。囮を購入して釜戸の瀬へ行くと、先行者は釜戸の瀬の遥か上流部に一名のみで、今日は未だ誰も竿は入れていない様であった。この瀬は昨年と余り変わっておらず、攻めるポイントは分かっているので、取り敢えずは瀬の中段で竿を出す。石の色もそれ程悪くないが、色々のポイントに囮を入れてもなかなかアタリは出ない。そこで瀬上部のトロ瀬へ移動して、囮を泳がせる。此処には鮎が垢を食んでいるのが見えたので、丁寧に攻めると、程なくして小さなアタリで、16cmが口掛りで釣れた。囮を野鮎に換えて同じポイントへ送ると、即反応があり、囮が1m程引っ手繰られるアタリがあった。竿を立てるが、針掛りせず、ケラレてしまった。その後は全くアタリが無くなり、瀬の中段へ戻るがやはりアタリは無い。下段でも駄目なら、福養橋下の瀬へ移動しようと考えて、下段の瀬や瀬落ちを攻める。すると瀬落ちでやっとアタリがあり、囮が替わる。その後もポツリポツリと15〜17cmが3匹掛ったが、入れ掛りに成る事は無く午前のは5匹で終わる。午後は橋下へ移動を決めて昼食を取りに車へ戻る。昼食後に橋下の瀬へ向かうと、午前中はそこそこ居た釣り人は誰も姿が見えず、何処へでも入れる状況であった。そこで、この瀬で最も実績がある下流部で竿を出す。先ずは大石の下の撚れで囮を泳がせると数分で良いアタリがあり、17cmの囮頃が背掛りで釣れる。その後も泳がせ中心に彼方此方を攻めて行くと、飽きない程度にポツポツとアタリがあり、14〜18cmが一時間程て5匹が掛る。一通り攻めると流石にアタリが遠のき、瀬落ちや中段の瀬を攻めたりして何とか数匹を追加して3時に納竿とした。
昨日の雨で数cm程水位が上がっただけで、全く渇水は解決していない。鮎も姿は見えるが、群れて追いっ気は無く、偶に間違って釣れると言う状況である。釣れる野鮎も追い星は薄く、今日釣れた鮎では2匹程だけが黄色かったのみである。又昨日に行った成魚放流物が数匹混じっていた。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2017/6/15:藁科川



静岡県内のみならず近県の河川も軒並み渇水で釣果は期待できないので、藁科川で今季未だ竿を出していない雛壇から鏡岩のポイントを確認する為に釣行した。10時に福養橋に到着したが、見渡す限り釣行者ゼロ、如何に釣果が出ていないかを物語っていた。囮を購入して、雛壇へ向かう。此処も先行者が下流の駐車場付近に一名と何処へでも入りたい放題。何時もなら良い瀬である直ぐ下流の瀬も水位が低くチャラ瀬に成っていた。辺地にはやはり砂虫が多く釣りに成らないので、先ずは流心から始めて徐々に釣り下るが、全く追われる気配は無い。30分程で諦めて、上流のトロ瀬へ移動すると野鮎の姿は確認できるが、やはり野鮎の追いは無い。徐々に上流へ釣り上がり、アタリが無いまま、鏡岩の付近まで来ると、大岩周りのトロには群れ鮎が苔を食む訳でもなく泳いでいる。囮を一緒に泳がせるが、掛る気配もないので、鏡岩上流のチャラ瀬で囮を泳がせていると、追われた気配もなく囮が下流へ流れていく。竿を立てるとやっと野鮎が走り始めて14cmの小型が背掛りで釣れる。これを囮にしてトロ場を泳がせると直ぐに17cmが掛るが次が続かず、午前中は2匹で終了。昼食後は再び雛壇上流のトロ瀬を攻める心算で、未使用の養殖囮を付けようとすると手が滑って自然放流してしまった。止むを得ず疲れた野鮎を着けてトロ場を泳がせると、予想に反して囮の後ろで野鮎がクネクネした泳ぎをしたかと思った途端に針掛り、しかし竿を立てると外れてしまう。その後はアタリ無く、又午前中に掛った鏡岩で泳がせる。中々アタリは無かったが、一時間ほど粘って何とか17cmが口掛りで釣れた。しかし囮が良い野鮎に代わっても続く気配もなく、3時前に納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2017/7/3:藁科川



約20日ぶりの釣行である。先日の増水後、水位は下がったが日差しが少なく、中々新垢が着かず、釣果は上がっていない。それでも今日は先行者が多く、彼方此方に入川者が見えた。その中で橋下の何時もの瀬には釣り人が見えなかったので、早々に囮を購入して支度をして川へ降りると、既に先行者が入ったしまった。やむを得ず釜戸の瀬へ向かうが、こちらにも先行者が瀬の下段に入っていたので、瀬の上段へ入る。前回よりかなり水深があり、石の色も良く期待して大石周りの泳がせから始める。すると開始5分程で幸先よくコツンとアタリがあり、針掛りする。しかし13cm程の小型、無理すれば囮にはなったが、未だ養殖囮が元気よく替えずに同じポイントで釣りを続ける。しかしアタリは無く、上流の深瀬へ移動した途端に痛恨の根掛。水深があり外しに入れないため、仕掛けを切る。早々に養殖囮が一匹となりピンチに、仕掛けを張り直して、止むを得ず先ほどの小型天然アユを囮に使う。なるべく流れの緩やかなポイントを彼方此方泳がせていると、大石の裏でキラリと野鮎が反転したかと思うと、良いアタリが出て16cmが背掛りで釣れる。この囮ごろの野鮎を使って、先行者が移動した瀬の中段を攻める。すると程なく瀬の中で17cmが掛り、これを囮にもう一度深瀬を泳がせる。暫くアタリが無いまま、再び最も深いポイントで根掛してしまう。その後は中段で小型2匹がポツリポツリと掛ったが、後が続かず、午後は橋下の瀬を攻める心算で昼食とする。昼食後、瀬へ戻ると瀬頭と瀬尻には未だ先行者が居た為、中段に入る。中段のガンガン瀬上の棚へ囮を入れると良いアタリで17cmが掛る。その後はやはりポツリポツリと掛るが小型ばかりである。何時もの瀬尻が空いたので、移動して彼方此方を攻めるが、やはり小型を2匹追加して納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2017/7/11:安倍川



今期初めて安倍川本流の状況を見に行った。何時もの竜西橋から見ると上下に良い瀬が出来ている。早々に囮を購入して、河原へ向かうが、車では橋の近くまで入れない。仕方がないので手前100mで止めて釣り支度をしていると、川見をしてきた釣り人がハミ跡が全く見えないと言う。橋から見た感じでは良さそうであり、やたら車が多く止まっていたので、先行者が多いのかと思ったが、全てエサ釣りの様である。その釣人を信じてポイントを中河内川の玉川小の裏へ変更する。このポイントは少し瀬が無くなり釣り場が狭くなっていたが、時間も10時前になってしまったので取り敢えず竿を出してみる。流れが緩やかな鏡には小型の鮎の群れが見えるが、ここも辺地はやはり砂虫が多く釣に成らないので瀬から始める。良さそうな瀬でも全く野鮎の反応は無く、試しにガンガンへも入れるが全く反応は無い。諦めかけた時微かにアタリがあり、囮が下流へ流れたので竿を立てるととても囮にならないだろうと思われる12、3cmが飛んで来た。しかしタモへ入る前に空中バレしてしまう。その後は鮎が掛る気配が無く一時間で此処を諦める。
もっと上流とも考えたが、この時間では空いているポイントは少ないと思い、もう一度竜西橋へ戻る事とした。すると橋の下流には先行者が居たが、上流には見当たらない。但し上流は左岸側にだけに垢がある状態であったので、右岸側から立ち込んで流心の向こう側を攻めて行く。如何にも掛りそうなポイントでもアタリは無く、やはり駄目かと思い始めた時、良いアタリがあり17cmが背掛りで掛る。囮が野鮎に変わったので次を期待したが、全く続かない。12時前になり、そろそろ昼食にしようと考えた途端に痛恨の根掛。手前の流心はそこそこ深く流れもあるので、外しに入れず、やむを得ず仕掛けを切る。折角の野鮎を失ってしまったので、午後は期待できそうもなかったが、何とか気を取り直して橋下流から始める事とした。下流は垢が乗っている大石が多く、川一面すごく良い状態であった。朝会った釣人は何処を見てハミ跡が無いと言ったのだろうか不思議である。かなりくたびれた養殖囮で彼方此方を探る事10分程度で良いアタリがあり、18cmが掛る。その後も入れ掛りはないもののポツリポツリと追いが有り、一時間程で14〜17cmを4匹掛けたが、アタリが遠のいてしまった。2時を過ぎた頃になると雲行きも悪くなり、雨が来そうになってきたので、納竿とした。帰り支度をして少し車を走らせると雨が落ちてきたので、丁度良い納竿であった。
それにしても今日は他人の言葉を信じ、ポイントを変えて失敗してしまったが、朝から入ればもう少し良い釣果に恵まれたかもしれないと反省。其れでもあの石の状態であれば既に昨日までに竿が入って、結構釣られた後で場荒れであったことは予想された。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2017/7/18:藁科川



やっと天気が落着き、雷雨の心配が無くなったので、久しぶりに藁科川へ釣行した。何時もの囮屋へ9時前に到着したが、川に先行者の姿は見えない。そこで今日は福養橋下の瀬へ入ろうかと思い、3連休で完全に釣りきられ場荒れの可能性があったので、囮屋に確認すると思ったほど釣客は多くなかったとの事であった。釣り支度をして川へ降りると鏡岩下の瀬に先行者が一名見えるだけで見渡す限り釣り人はいない。瀬の下流辺りで泳がせ釣りから始めるが、良い石色の割にはアタリが遠く30分程過ぎる。やはり連休中に釣り切られてしまったかとの心配が現実味を帯びる。思い切って瀬落ち間際の流れの中へ入れると小気味良いアタリで17cm級の囮頃が背掛りで釣れる。急いで囮替えをして、囮を弛みに泳がせたまま置き竿にして10m程上流の引き船に外した養殖囮を入れに行き、戻って竿を立てると何と既に15cm程の野鮎が掛っていた。これは囮が野鮎に変わった事による入れ掛りになるのではと期待させた。小さいながらも囮を替えてやや下流を泳がせると又入り掛りで17cm級が掛る。次はと期待したが同じポイントでは続かなかったので、対岸側のやや水深のある早瀬を引くと間髪を入れずに掛り、その後も4匹が入れ掛りで釣れる。これはどれぐらい掛かるかと思った途端に痛恨の根掛。思い切って糸を切ろうかと思ったが、入れ掛りのポイントからは5m程下流の対岸際であったので、下流側から対岸に渡り外しに入った。根掛は岩の間の小枝に絡んでおり、小枝ごと引き抜こうと思ったが中々抜けない。小枝を折って何とか仕掛けと囮を回収出来たが、仕掛けがぐちゃぐちゃに絡んで枝から外すことが出来ず、結局仕掛けを切る羽目になる。仕掛けを作り直して再開までに随分時間が掛かってしまった。気を取り直して始めるが、全くアタリが遠のいてしまった。それでも下流の落込みや、上流のガンガン瀬等を探ると、特に流れの早い瀬では18〜19cmの良型も含めてポツポツと掛り、午前中に15匹以上が釣れた。午後は流石に続かないと思いつつも同じポイントで始めると、5分も掛らない内に架かるが底バレてしまう。しかし、その後も3匹程が入れ掛る。流石に続かなくなったので、上流部へ移動しつつ、午前中に攻めたガンガン瀬も試しに囮を入れて見る。すると2匹程度の入れ掛りが数回あった後、上流部へ移動する。この頃にやっと他の釣人が入って来て、釣り終わった下流部へ入った。堰堤下の瀬で泳がせたり、引いたりしながら攻めると、16〜17cmの小型を中心にポツポツと掛り、まだまだ釣れそうであったが、3時に満足して納竿とした。
今日は小型鮎が多かったが、真っ黄色の物が多く、アタリも良く、掛った後の引きも強く小型の割には中々水面を切らしてくれなかった。30匹の釣果は勿論今年一番であると同時に藁科川での最多記録を更新した。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針一角or楔6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2017/7/20:気田川、杉川



今期初めての県内遠征は中部天竜川か気田川のどちらにするか悩んだが、中部天竜川は良い情報が続いている為、釣人で混雑している様である。そこで未だ若干回復が遅れていると思われる気田川で、他の釣人の先を越して入れ掛りを目論んで釣行した。8時前に何時もの宮川橋に到着すると目論み通り、先行者は無し。しかし、川へ入ると石垢は未だ殆どなく、これでは釣人が入る訳はない。この場所は瀬の石が殆ど埋まってしまい、ポイントが狭くなってしまっていた。試しにと大石裏の残り垢を狙い、大石裏の弛みに囮を泳がせていると5分もしない内にガツンとアタリがあり、19cm級が背掛りで釣れる。囮を元気な野鮎に換えて、今度は大石の横へ引き入れると入れ掛りで18cmが掛る。内心しめしめと思い、狙い通りの怒涛の入れ掛りを期待したが、この大石周辺を万遍なく攻めたが2匹で終わってしまう。徐々に釣り下がりトロ瀬に成ったポイントで辺地の石周りを泳がせると17cm、その下のチャラ瀬で15cmと拾い釣りをする。しかしその下のトロ瀬で根掛で仕掛けを切り、囮を失う。更に下り何時もの竹藪裏まで下ったが、ここのポイントも砂利で大石が殆ど埋まってしまっていた。それでも何とか辺地の大石周りで17cm級が掛ったが、続かず更に下のチャラ瀬で14cmが掛るが、後が続かない。此処で本流を諦めて支流の杉川へ移動する決心をする。車を上流へ走らせるが、やはり他の釣人が支流へ集中しているのか駐車可能なポイントには先行者が居る。川見をしながら先行者に話を聞いてみるが、やはり釣り人が多く、場荒れで小型が10匹程の人が多かった。再び下流へ戻りながら小石間橋から川を見ると川の状態は非常に良く、下流側には先行者が居たが、上流側が空いていたのでここへ入る事とした。車で昼食を済ませて早々に川へ降りて、先行者に話を聞くと10数匹掛り、大型は20cm程との事であった。橋の上流側へ入る事を告げると、午前中に他の釣人が入っていたとの話であった。釣れなかったのか、釣り切られた心配はあったが、他に入る場所もなく竿を出す。すると5分もしない内に14cm程の小鮎が掛り、これを囮にすると入れ掛りで16cmが釣れる。この囮をやや深い瀬へ入れると18cmが入れ掛る。その後もポツポツと小型が掛り、開始30分程で7匹が釣れた。その後も徐々に釣り上がって行くと、午前中に他の釣人が竿を出したのかと疑うほど順調に数が伸びる。3時前になり、帰りを考えながら釣り下って行くと、橋下の先行者が居なくなっていたので、ここの瀬でも小型を3匹程追加した。良型は釣られた為か掛らないので3時で納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針一角、楔6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2017/8/2:安倍川支流 中河内川



ライブカメラを見ると藁科川は昨日の夕立で濁りが出ていたので、安倍川の水位情報を調べると殆ど水位が変わっていない。そこで急いで支度をして何時もの竜西橋へ向かうと、何と川が濁ってやや濃い笹濁りであった。竿が出せない程ではないが、橋下の瀬の石を見ると泥被りでハミ跡は見られない。上流へ向かうと本流は濁っているが、玉川筋は全く濁りが無い。更に上流へ向かい玉川橋から川を見ると瀬頭の上の鏡には群れ鮎が苔を食んでいる姿も見られので、近くの囮屋で囮を購入して、奥の原の堰堤下へ入る。しかし川へ下りると完全な垢ぐされで、しかも辺地には青ノロがびっしりで一気に釣意欲を失う。流れのある瀬を中心に100m程釣り下るが、予想通り全くアタリは無く早々に退散。鮎の姿が確認できた玉川橋へ戻ると、先行者が一名竿を出していたので、先ずは橋真下の瀬で竿を出す。流心辺りには磨かれている様な石があったが、野鮎の反応は無く、下の瀬へ移動する。右岸側へ渡り、瀬頭、瀬、瀬尻と竿を入れて見るが、ここもやはり青ノロが酷く、流す度に水中糸、掛け針に青ノロが絡みついてくる。更に下の瀬には良いポイントもあったが、全くアタリ無く掛る気配もないので一時間程で納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2017/8/3:大千瀬川



今日は解禁から割と好調が続いている大千瀬川、中部天竜川のどちらかに釣行しようと家を出る。車を走らせながら悩んだが、時間的に近い大千瀬川に決めた。何時もの囮屋で情報を聞くと、ここの所水が減り、垢ぐされで釣果は落ちているとの事であった。先ずは竹藪裏を見に行ったが、此処は全体的に平らになってしまい、大石が少なくなってしまっていた。しかも水位が低く、垢ぐされが酷くとても竿を出す気にはならなかった。次に何時も竿を出す鉄橋下の瀬へ向かう。錦橋と鉄橋の間には数人の先行者が居て、トロ瀬での泳がせ釣りをしていたが、鮎の姿は沢山見えるが、やはり水が少なく掛る気配は無かった。鉄橋下の瀬へ向かうと、先行者は無く此処で竿をたす事とした。やはり垢ぐされが進んでおり、鮎はトロ場へ逃げ込んでしまっているか心配しつつ、瀬頭から釣り下る。心配通り全くアタリもなく、鮎の気配もない。石が少しでも綺麗そうなポイントをどんどん釣り下ると、一時間程でやっとアタリがあり、野鮎が掛った。それ程大きくなかったので、そのまま抜き上げに掛ったが、逆さ針が囮から外れていない。これはバレそうだと思いながら慎重に竿を立てると、心配が現実となり、空中バレしてしまう。その後はアタリ無く時間が過ぎる。この頃になると下の方に入った釣り人がポツポツと掛けている。焦りつつ再び上流へ戻り、釣り下るが、やはりアタリは無いまま2時間程が過ぎる。養殖囮は未だ元気に泳いでいたが、気分転換もあり新しい養殖囮に変える。すると5分も経たない内に激しく上流へ囮を引っ張るアタリがあり、やっと野鮎が掛る。今度は慎重に下りながら引き抜きタモへ入れると21cmの良型であった。早々に囮をこの野鮎に換えてやや下流へ入れると、ゴンとアタリがったが、囮はそのまま泳いでいる。何だケラレかと思い囮を引き寄せて見ると、何と逆さ針と掛け針が無い。暫く使っていた仕掛けなので中ハリスが痛んでいたのだろうか。仕掛けを張り直し同じ囮で始めると程なくアタリがあり20cm級が釣れる。途中底バレやスッポ抜け等有ったが午前中に何とか5匹が釣れた。全て20cm越えの良型ばかりであったが、掛る場合は囮が元気が良い場合で泳がせ気味に瀬へ入れた場合が殆どであった。午後も同じ瀬で始めたが、割と直ぐに一匹目が掛り、17cmと今日の最小サイズであったが、これを機にポツポツと掛かり始め、中には良型3匹の入れ掛りもあった。結局納竿の3時迄に6匹が釣れて午前と合わせて11匹となった。朝の開始時には二日連荘のボウズを覚悟した割には、殆ど良型のツ抜けを達成できた。今日ほど最初の一匹目の野鮎の大切さを痛感した日は無かった。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針一角7.0、7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2017/8/14:大千瀬川



台風の影響で静岡県中部地区の河川の回復は当分望めそうもないので、あまり影響を受けなかった大千瀬川へ約2週間ぶりの釣行である。朝8時前、何時もの囮屋に到着して川を見ると何と増水、笹濁りの状態であった。囮屋で確認すると夜中に愛知県側で雷雨があったようで、一時相当の水が出たとの事で今は引水、笹濁りまで回復した。この高水では前回に入った鉄橋下は厳しいと思い、竹やぶ裏へ向かう。支度をして川へ下りると既に見える範囲で7、8名の先行者が竿を出している。皆さん考える事は同じ事と、お盆休みも重なっているのも影響しているだろう。先行者の間で広く空いてるポイントで竿を出す事として、水温を計ってみると何と20℃とこの時期としては異常に低く、垢ぐされは洗い流されて磨かれている石は殆どない。これでは鮎の活性も低いだろうと推定してチラシ針から始めるが、周りの先行者同様全く野鮎の反応は無い。一時間程で上流の瀬が空いたので移動するが、同様にアタリは無い。周りでも忘れた頃に偶に竿が立つ程度で殆ど釣れていない。瀬頭からガンガン瀬、瀬尻と全て攻めて見るが、全く鮎の反応は無かった。これでは今日は坊主を覚悟して、鉄橋下の瀬へ移動を決める。先ずは早めの昼食を済ませて、川へ下りるが、何時もなら川幅2/3程度の流れが、今日は目一杯の流れになっている。取り敢えずはガンガン瀬に成っているポイントには入らないので、白波の立つ瀬頭の大石裏から攻めると開始5分程でコツンとアタリがあったが、逆さ針が切れているだけで針掛りはしなかった。執拗に同じポイントを攻め続けるとゴンとしたアタリがあり、一気に下流へ走った。ガンガンへ入られるととても上がらないので、無理矢理に手前辺地へ引き寄せて、少し下りながら竿を立てて何とか引き抜く。掛り鮎は23cmの良型であったが、口掛りであったので、何とか走られずに済んだのだろう。しかし開始間もなく良型が掛ったので、ひょっとして竿抜けではと期待するが、とてもこの流れの中では囮に出来ず、養殖囮のまま続ける。その後は全くアタリは無く、期待外れに終わる。瀬の下へ釣り下り、この程度の流れならばと先ほどの掛り鮎を囮にして彼方此方を泳がせたり、引いたりしたが、野鮎の反応は無かった。一時間程で仕掛けの鼻環周りが駄目になり、交換して続ける意欲も無くなり、2時で納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2017/8/23:藁科川



台風5号で増水後、約20日でやっと友釣りが出来る状態まで回復し、既に釣果の情報も聞かれている藁科川へ釣行した。何時もの囮屋へ行くと駐車場は満車、福養橋の上下には既に10名程の先行者が入川している。どうした事かと囮屋で確認すると別に釣れていると言う訳ではなく、常連さん達の大会が延び延びになり今日になったとの事であった。とても入れそうもないので雛壇に入る事とした。此方も最近になく先行者は多く、皆さんこの日を待ち構えていたのが伺える。川の水は未だやや高い様だが、濁りは殆どなく僅かに潤んでいる状況で、石もそこそこ磨かれている様である。先ずは大石周りのトロ瀬での泳がせから始めるが、野鮎の姿は確認できず、反応は無い。30分程で諦めて徐々に下の瀬へ釣り下がって行くが、やはりアタリは無い。周りの先行者の竿が立つ事も殆どなく追いは悪い様である。磨かれていそうな石周りを重点に探って行くとやっと1時間程で大石の間でやっとアタリがあり、15cmと小型ながら背掛りであった。今日の水量ではやや不安であるが、養殖囮よりは泳ぐのではと期待する。引船を上流に置いたままであったので、一旦上流に戻って囮替えをして、再び釣り下る。10m程下ったが、掛らないので、竿を置き竿にして引船を取りに行って戻ると竿先が馬鹿に曲がっている。もしやと思い竿を立てるとやはり野鮎が掛っていた。16cmと小型であったが、やはり背掛りであった。これを囮に先ほど養殖囮で散々攻めた瀬を引くと良いアタリで良型が掛るが、何と引き抜きの際にスッポ抜け。気を取り直してやや下流を攻めると今度は口掛りで19cmが釣れる。しかしその後は続かず、結局午前中は3匹のみであった。まあ出だしの状況では坊主も覚悟したので、先ずは一安心と言った所であった。午後も同じポイントから始めると10分程で18cmが矢張り口掛りで釣れた。その後もどんどん釣り下り、ポイントを変えて探って行くとポツポツとアタリがあり、16〜17cmの小型が釣れたが、良型と思われるアタリの時は引き抜きでスッポ抜けが多発した。最後は2連発のスッポ抜けでやる気も失せて、3時で納竿とした。
今日は午前中は水温が低く全く追いは無かったが、昼前ぐらいから追いが出始めた。しかし、まだまだ追いが弱い為かケラレ、すっぽ抜けが多発した。それでも何とか友釣りが出来る状態まで回復した藁科川に喜びを覚えた一日であった。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2017/9/4:藁科川



何時もの福養橋周辺は日曜日に鮎釣り大会が開催され、100人程度の釣人が入って活性のある鮎は殆ど釣られてしまったと思われるので、今日は何処で竿を出すか迷った。取り敢えずは何時もの囮屋で囮を調達して上流へ向かう。何処も釣人は少なく何処へでも入れそうであったが、坂の上の瀬へ入る事とする。先ずは瀬頭上の鏡で泳がせから始める。綺麗に磨かれている小石底を泳がせるが、アタリもなく、鮎の姿も見えないので、徐々に釣り下り、瀬頭の大きめの石の辺りを泳がせると直ぐにアタリがあり、17cm程の囮頃が腹掛りで釣れる。今日は最近になく開始20分程で野鮎に変わったので、期待は膨らむ。腹掛りでも元気よく泳ぎそうであったので、囮替えをしてやや下流を引くと、囮の後ろでクネクネした動きで野鮎が掛るが、竿を立てる間もなくバレてしまう。気を取り直してその下流の瀬の段々へ囮を入れると、今度は良いアタリで野鮎が掛り、19cmが頭掛で釣れる。順調にアタリが続くので更に期待して瀬の中を攻めて行くが、如何にも鮎が着いていそうなポイントでは全く追いが無い。どんどん釣り下って行き、ガンガンの上のトロ瀬でやっとアタリがあり、引き抜くが痛恨のキャッチミスで掛り鮎はタモの外、やはり口掛りであった為ポロリと外れてしまう。その後も釣り下り最下流辺りの白泡の脇でやっと18cmが口掛りで釣れる。今度は釣り上がって行くと先ほど追いが無かったポイントでやはり18cmが口掛りで釣れたが、後は続かない。午後も瀬を釣り下ったが全くアタリが無いまま時間が過ぎる。ポイント移動を決めて、上流部のチャラ瀬で泳がせるが、やはりアタリは無い。更に橋の上流へ移動すると浅瀬には小型の鮎が結構泳いでおり、時折良型の鮎も走るのが見えたので竿を出す事とする。しかし水量が少なく釣りづらく、30分程で15cmの小型が掛っただけである。その上流部の水深のあるポイントで竿を出していた釣人にはポツポツと掛っていたが、やはり小型中心の様であった。あまり期待できそうもなかったので、2時で納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス0.8号、針一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2017/9/11:藁科川



今日はそろそろ澄み始めたと思われる安倍川本流へ入るつもりで自宅を出る。何時もの竜西橋へ来てみると思いのほか濁りがあり、笹濁りであった。友釣りが出来ない濁りではないが、辺地の石にハミ跡もなく鮎の気配は無い。囮を仕入れて、急遽中河内川へ走る。しかし、中河内川も数カ所見たが、何れも垢ぐされが酷く、鮎の姿は確認できなかった。仕方なく藁科川へ引き返し、何時もの雛壇へ10時前に入る。先行者は最近の藁科川としては多い10人程が上下流に見えたので、空いていた瀬から始める。すると15分程で瀬の中でアタリがあり、17cmが口掛りで釣れた。囮が野鮎に換ったので次を期待するが中々アタリは無い。それでも彼方此方を探って行くと30分程でやはり17cmが口掛りで釣れる。その後も忘れた頃にアタリが出ると言ったパターンで17、8cmが口、頭掛りで釣れて、午前中に何とか5匹がタモに収まったので、今日は何とかツ抜けが出来るかと期待して昼食とする。午後も同じポイントを攻めると、開始10分程でアタリもなく17cmの囮が瀬の下段から一段上へ走り始める。それ程元気があった囮では無かったので、おかしいと思い竿を立てると、更に上流へ走り始める。何と野鮎が掛っているではないか、しかも良型と見えて中々止まらない。何とか引き抜くと21cmが今日初めての背掛りであった。午後の出だしも好調であったので、この囮で更に良型をと期待するが、全く続かない。その後は1時間程で15cmの遊び鮎が掛ったが、腹掛りの即死で囮にはならなかった。雛壇上流のトロ瀬へ移動して泳がせを始める。此処には結構型の良い鮎が結構見えているのだが、追ってくる野鮎は無い。それでも粘るとやっと良いアタリがあり、下流へ走り始める。途中で根掛と思われるような動きがあり、何かおかしいと思い引き抜くと、真っ黒な魚体が飛んで来る。よく見ると囮鮎と同じぐらいあるボウズハゼであった。これで一気に気力が無くなり、納竿とした
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2017/9/14:藁科川



台風予想が変わり本土直撃の構えを見せており、進路、雨の降り方により来週以降暫く友釣りが出来なくなる恐れが出てきただけでなく、最悪の場合今期の友釣りが終了してしまう可能性も出てきたので、急遽藁科川へ釣行する事とした。前回の釣行後の降雨により僅かに水位が上がり、少しでも鮎の活性が上がっている事を期待しつつ釜戸の瀬へ入るつもりで川へ下りる。すると福養橋下の瀬が空いており、条件的にも良さそうに見えたので、ついつい気を引かれてこの瀬へ向かう。先ずは、やり易い大石に囲まれたトロ瀬で泳がせから始めるがアタリは出ない。すると2人組の釣人が対岸へ入り竿を出し始めた。後でじっくりと攻めようと思っていた対岸側の如何にも掛りそうな綺麗に磨かれた石組周りを慌てて攻めて見ると、ガツガツと良いアタリがあり囮が下流へ引かれたが、残念ながら針掛りしなかった。その後アタリが無くポイントを変えていくと、30分程で瀬落ちの白波の頭で強烈なアタリで下流へ走った。慎重に下ってトロ場で寄せて引き抜くと21cmの良型が口掛りで釣れた。良い囮が入ったので、何処のポイントも攻められと期待しながら彼方此方を攻めるが、その後は全く野鮎の反応は無かった。そこで早々にここを諦めて、最初の目標の釜戸へ移動する。此処もそこそこ綺麗に磨かれた石が多く期待がかかる。先ずは2匹目の養殖囮で瀬頭上流のトロ瀬で泳がせるがアタリが無いので、その下流の平瀬へ囮を誘導すると、直ぐに17cmが背掛りで釣れる。これを囮に再びトロ瀬で泳がせると入れ掛りで16cmが掛る。囮が未だ元気であったので、そのまま少し流れのある大石周りへ入れると又直ぐに強烈なアタリがあり上流へ走る。しかし大石に水中糸が絡み、痛恨のバラシ、しかも最後に囮も根掛で仕掛けを切る。これで循環は途切れ全くアタリが無くなる。その後瀬の中やチャラ瀬を探るがる全くアタリは無い。再びトロ瀬を泳がせると待望のアタリがあり、18cm程が背掛りで掛ったが、いざ引き抜こうとするとすっぽ抜けである。気を取り直して再開すると少し時間が掛ってアタリ、しかしこれも底バレである。2匹連続のバラシで気力も萎えて昼食休憩とする。午後は雛壇へ移動して、ゆっくり昼食を取った後に瀬から始める。朝はもっと釣り人が多かったが、釣れなかったのか昼食休憩なのかガラガラでで、自由に釣り下がれる状況であった。釣り始めて10分程で瀬の中でアタリがあり、17cmが口掛りで釣れる。これを囮にそのすぐ下でアタリがあり、16cmが腹掛りである。今日もやはり追いは悪い様である。何とか泳ぎそうであったので囮交換し、更に釣り下って行くと、流心の流れの中でやっとアタリがあり、17cmが背掛りで釣れる。これを契機に突如追いが良くなり、入れ掛りを含めポンポンと16〜18cm4匹が全て背掛りで釣れる。しかし、この循環も次の一匹のスッポ抜けで途絶えてしまい、その後は何処を攻めてもアタリは遠のいてしまった。久しぶりにツ抜けも出来たと思い3時で納竿としたが、上がる時に数えたら9匹と一匹足らなかった。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2017/9/21:藁科川



台風の雨の影響も最小限で済みそれほど増水しなかった為、藁科川も比較的早く澄み始めた。石垢がどれくらい残っているか分からなかったが、取り敢えず釣行した。10時前に福養橋に到着すると橋下の瀬には誰も居ないが、やや水が高く釣りづらいと思われた。囮を購入して雛壇へ向かうと、先行者は数人が入っている。川へ下りるとそれ程大きな石が動いた形跡はないが、砂利底は大分変っており、石垢は殆ど無い。大きな石には残り垢もあり、ハミ跡も見られたので、大石周りを重点的に探って行く事とした。初めて直ぐにアタリがありビリ鮎が掛ったが、直ぐに外れてしまう。その後は何処を探ってもアタリは全く無く時間が過ぎる。一時間半程経ったので、午前中は坊主を覚悟していた所、瀬の段下で突然アタリがあり17cmが背掛りで釣れる。囮を換えて同じポイントで始めると直ぐ下で直ぐにアタリがあり、同じ型が掛る。これはと期待するが、後は続かず昼食とする。午後も同じポイントで始めようかと思ったが、雛壇上流の大石周りの深瀬が気になって、取り敢えず此処で泳がせ釣りを始める。15分程でアタリがあったが、掛りが浅かったのか直ぐにバレてしまう。その後は根掛を外しに腰まで入ってしまったので、再び下の瀬へ移動する。今度は分流の右岸側の流れの割と弱いポイントで泳が背から始める。すると5分程で石もあまり磨かれていそうもないポイントで突然に良いアタリがあり、18cmが背掛りで釣れる。囮替えをして同じポイントを泳がせるとほぼ入れ掛りで同型が掛り、その後も少し間をおいて16cmが掛った。午前中の釣は何だったと思うぐらいの30分で3匹が掛った。全て追われて掛ったので、今度こそはと入れ掛りを期待したが、又も幻に終わる。1時間程で此処を諦めて、下流へ釣り下がるが、ここぞと思われるポイントでも全くアタリは無い。忘れた頃にチャラ瀬でやっと追いが有り、17cmが掛るが単発である。その後ガンガン瀬の頭の段で泳がせるとガツンとアタリがあり、下の瀬へ入ろうとするのを必死で堪えると身切れでバラしてしまう。この頃になると日も陰り、涼しくなってきたので納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)