備えあれば・・・

2009年9月9日

9月1日は防災の日でしたね。阪神淡路大震災が起きた日はちょうど鳴門市に住んでいた時でとても驚きました。食器棚のコップがいくつか割れ、花器の水がこぼれたりした程度で済みましたが怖かったです。同じ宿舎の奥様達と「あれって絶対に震度4より大きかったよね」などと根拠もないのに勝手に震度5などと言って騒いだりしていました。余震がしょっちゅうあったので、いつも体が揺れているようで気持ち悪かったのを覚えています。

高知に住んでいる以上、「南海地震」から逃れる事はできません。推定では100秒も揺れるということです。ほんの数秒揺れただけでも怖くて何もできないのに100秒も耐えるなんてことができるのでしょうか? 「日頃から地震対策を」と言われ、「やらなくては」と思っていてもなかなか実行に移せないのは、心のどこかに「まだ大丈夫」という気持ちがあるからかもしれません。

おばさんは、リュックを二つ用意して、その中に、あったら役立つだろうと思う物(あれもこれも用意したくなるので最小限にするのが難しいです)を入れて寝室に置いています。年に一回、防災の日が近づくと消耗品等をチェックして必要に応じて交換や補充をしています(今回は乾電池が全部期限切れでした)。食料も多少備蓄しています。

特に今年は、防災だけでなく 新型インフルエンザにも備えなくてはいけませんね。その要ともいうべきマスクを調達するのは結構大変でした。春に流行しかけた時ある程度買って安心していたのです。おじさんに「秋に向けてまた用意しておいた方がいい」と言われていたのに・・・。おまけに、実家に聞いてみると全然用意していないというので、心配になり送る分も探さなくてはならなかったのです。

「自分達が充分用意していても、身近な人が持っていなかったら知らん顔はできず、分けたり、譲ったりする事になる。その結果、自分達の分がなくなったらどうする?」 困った時こそ助け合うべきですが、そのことで自分が犠牲になるとしたらそれは正直困ります。

自分の身を守り、且つ、人に迷惑をかけないためにも各自が備えをしておく事は必要だと改めて思いました。そうすれば、買い占めをする人も減って品不足解消にもなるのではないでしょうか?

ところで、家具の固定の続きはどうなっているのかな、おじさん?

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