ワンセグを悪者にしないで

2007年8月31日

先日タクシーに乗ったときのことです。ダッシュボードの中央付近に小さな画面が見えました。それは携帯電話のワンセグ画面でした。ダッシュボードにホルダーを取り付けて、そこに携帯電話を入れてあったのです。

携帯が少し傾いているなと思ったとき、運転手がそれを直しました。そこで、「カーナビなどでは運転中はテレビは映らなくなっているようですが、ワンセグを見ながらの運転はいいのですか」と言うと、運転中は見てないとの答えでした。「でも、今傾きを直しましたよね。それはやはり携帯の画面に気を取られているからではないですか。」と言ったのですが、それに対する答えはありませんでした。

数年前に車を買い替えるとき、あるディーラーで「これに決めてもらったら、運転中でもテレビが見られるように設定しますよ。」と言われました。もちろん「運転中は見ませんから、その必要はありません。」と断りましたし、そのディーラーでは買いませんでした。

全ての機種がそうなのかは知りませんが、カーナビのテレビは運転中に見ることができないように、走行中は映らないようにしていると思います。職場の同僚がテレビをチラチラ見ながら運転していると言っていたので、やめるように注意したことがありますが、それも改造しているのでしょう。

でも誰でも簡単に改造できるわけではないでしょう。ディーラーか整備工場か、それとも車に詳しい人に頼むか、少なくとも何らかの手間をかけて映るようにしているのでしょう。

おじさんの携帯はワンセグに対応していないので試したことはないのですが、ワンセグだと走行中の車の中でも、買ったそのままの状態で見られるようですね。

だとしたら運転中にワンセグが見やすいようにダッシュボードに取り付けるホルダーがカーショップで売られるようになるかも、いやもう売られているかもしれませんね。

8月28日の朝日新聞に、「日産自動車が交通事故の被害を減らす新技術や前の車と近づきすぎると自動的にブレーキがかかる仕組みを導入。」という内容の記事が出ていました。

私達を守るための色々な取り組みがなされている中で、心ない人達の軽はずみな行動が私達を危険にさらそうとしているのです。

ワンセグが事故の引き金とならないことを願います。

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