お盆に姉と三人で実家に帰って暇をもてあましている時のことです。
物語は「お姉さん、千代さん(仮名)は帰ってないんですか」とのおばさんの問いかけから始まりました。
登場人物は、
姉とおばさんとおじさんの３人、そして千代さんです。
千代さんというのは姉の同級生で、高知に住んでいますが実家にも時々帰っています。
千代さんの実家はおじさんの実家と１．５キロくらいの距離なので、帰ってきていたら会いたいと思ったのでしょう。
「帰ってないみたいよ」
「それならメールしてみよう。お姉さん携帯貸してね。」
以下その内容ですが、中に出てくる「いよ飯」というのは、おじさんの田舎の料理で、炊きあがったご飯に、調味料と魚の切り身を混ぜ込んだ、たきこみご飯のようなものです。おじさんの家では、微妙な味わいにまでこだわった秘伝の配分で炊いていて、とても評判の良い料理なのです。
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実家にいます
暇です。
昨日は大雨の中帰ってきました。
花火が見られなくて残念。
いよ飯を炊いて刺身を食べて明日帰ります。
Re:実家にいます
飯持ってきて
美味しい物は皆で食べるとよけいに美味しい
おみやげ待ってます
おじさんより
ファックスで送ろうか？
Re:おじさんより
ばかやろう（げんこつの絵文字）
大受けしました！
そしたら、入れ物を持って帰ってきいや。
Re:大受けしました！
遊んじゃらん
千代さん大好き
○○、○○、○○
姉、おばさん、おじさんの３人の名前）
Re:千代さん大好き
お土産持ってきてよ
〜 しばらく間があって 〜
（いよ飯の写真を貼付してメール）
送ります
いよ飯です
Re:送ります
美味しかった？
明日は学校で餅放るろう
色々楽しいことがあってえいね
花火もあるぜ
明日は高知です
残念ながら餅拾いには行けません。
午後からは仕事なんです。
いよ飯を千代さんのために冷凍しました。
食べますか。
お土産にお持ちしますけど。
だから遊んでね。
Re:明日は高知です
食べる
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千代さんの簡潔な返信に３人が大受けしました(これを読んだだけでは受けないでしょうね）。
このような短い文のやりとりの場合は、郵便だと返信が来るまでに間延びがしてしまいますし、電話だと一言ゝを味わう間がないでしょう。でもメールの場合はじっくり味わってから返信できるし、すぐに返信が届きます。メール、特に携帯メールの楽しみ方の一つだろうなと思いました。