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〜おじさんとおばさんの「オンリーワンの家」〜

クローゼットは玄関近くに

2014年1月31日

今年もまた杉の花粉が飛ぶ時期になってきました。今回は花粉症対策にも関係のある話です。

前にいたアパートは玄関から上がった廊下と3つの部屋がつながっていました。上の洋室はその廊下からしか出入りできませんが、下のダイニングと洋室は引き戸でつながっています。

下の洋室への出入りはダイニングからで充分でしたので、廊下と洋室とを結ぶ半畳のスペース(下図の赤い四角で囲んだ部分)は不要です。少しでもスペースを有効に使うためにそこの活用を考え、幅の狭い食器棚とCDラックを置きました。

  

食器棚の奥行きは35センチ、CDラックの奥行きは15センチです。半畳のスペースの半分も使っていません。そこも活用するためにドアを外しました。こうすると洋室側からは食器棚とCDラックが、その裏側は廊下側から使えます。このスペースをクローゼット代わりに使っていたのです。

このスペースの使い勝手がとても良かったので、設計にも取り入れました。玄関を入ってすぐの場所を仏間にして、その一角をクローゼットにしたのです。

クローゼットと言っても半畳のスペースですので、衣類全部を収納することはできません。アパートでもそうでしたが、外出に使った上着を入れています。部屋の反対側には自分でコート掛けを作りました。

外出から帰るとすぐにコートや上着をコート掛けに掛けます。しばらくおいて着ていたときの熱も取れてからクローゼットに入れます。翌日着ていく服が決まっているときは、クローゼットから取り出してコート掛けに掛けておくこともあります。

この方法だと、外のホコリを家の奥まで持ち込むことが防げます。これから先に花粉が飛び出しても同様です。実際に効果があると思っていますが、気分的にもスッキリします。

モデルルームで見たクローゼットはどれも玄関から遠い場所にあったように記憶しています。人によって生活スタイルは違うと思いますが、コート類以外でも外出時にしか着ないという服は結構あるのではないでしょうか。

それなら外出着用のクローゼットは玄関近くに配置することをお薦めします。

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