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〜おじさんとおばさんの「オンリーワンの家」〜

窓を閉めに行けない

2013年10月31日

窓の種類については最初から考えながら調べていました。取りつける高さについてはそれほど気にしていなかったのですが、設計を進めるうちに、天井ギリギリぐらいの高さに取りつけた方が都合の良い場所がありました。

そこは引き違い窓ではなくハンドルを回して開閉するタイプにしました。しかし問題があります。取りつける場所が高いので、そのままではハンドルに手が届きません。開閉のたびに踏み台を用意するのも現実的ではありません。

高所用の開閉手段として、ボールチェーンで開閉するタイプと電動の2種類があったので、電動タイプにしました。使ってみると音が大きいのと遅いのが気になりました。ポールチェーンの方が良かったかなとも思いましたが、特に大きな支障はないので「こんなものだ」と思って使っています。

全く同じ窓をガレージにも付けました。こちらは台所ほど高くないので、手を伸ばせば何とか届くくらいですが、電動にしました。もし間違って付けると大変だったと思っています。

台所はどこに何を置くかも決めて設計したので、窓の下がどういう状態になるかはわかっていました。ガレージもある程度は考えていたのですが、実際に生活してみて気がついたのです。

ガレージに駐車するときは、少しでも運転席側を広く開けるために、左は壁の方に寄せます。人が入れるだけのスペースはありません。先ほどの窓はその壁に付いているのです。

このことは全く考えていなかったのです。もし電動でなかったら、車のあるときは開閉ができないところでした。

窓ではないですが、壁や柱が邪魔をしてドアが充分開けられず、苦労して乗り降りしている姿を見かけることがあります。敷地の問題等でどうしようもないことはありますが、少し設計を工夫するだけで改善できそうに思う例もあります。

実際に生活する状況をよく想定して設計しなければ、後悔してしまいますね。

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