「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況
若手研究者のお経
進行状況ホーム
4/30(月)
の進歩 庭仕事始まる
いよいよ今日から、新居の庭仕事を本格的に始める。まずは、南側の林(ブナ林と呼ぶことにした。ブナ 3 本とシラカンバ 3
本で互角だけと)の林床の土作りだ。ブナ林らしく林床植物をたくさん植えたい。現状では、厚さ 20 cm
の砂地になっていてよろしくない。砂に、鹿沼土と腐葉土を混ぜ込んで土壌改良するのだ。まずは、スコップで砂を部分的に取り、砂の量を適度に減らす。そこ
へ、鹿沼土と腐葉土の袋をぶちまける。そしてスコップで均等に混ぜ込む。この作業を 40
平米ほどの面積に施した。けっこう大変であった。土壌改良を終えたところに、低木や草を植えていった。
築山にも、植物をたくさん植えることにした。なにしろ、ホースで水をかけると土が見る見る流れていってしまう。植生で固めないと流出が避けられな
いであろう。しかし、築山の表面積は思いのほか広く、植生で覆い尽くすのは大変そうだ。
庭仕事の間中、あんを庭につなげていた。人や犬が通るたびに吠えて大変だった。面と向かうとしゅるしゅるするくせに、庭の柵に囲まれた中だと強気
なのだ(*)。新居の向かいは公園なのでけっこう人が通る。そのたびに延々と吠え続ける。よく疲れないな、よく飽きないなと呆れた。
*あんの生態。自分が車の中や家の中にいるときに犬を見つけると、飛びかからんばかりに吠えまくる。ところが散歩中に犬に出会うと知らんぷり。安全な場にいないと攻撃しないという情けない子である。
4/29(日)
の進歩 苦しみながらも勝つ
ベガルタ仙台が水戸ホーリーホックに 2-0 で勝った。圧倒的に攻めながらも点を取れずに苦しんだが、なんとか勝つことが出来た。
あんを連れて、車で新居へと向かった。午後から試合なので庭仕事をする時間は無いのだけれど、なんだかんだで庭を見に行きたくなるのだ。新居の近
所の洋食屋咲くら亭で昼食。上品で美味しい店だ。暁子も気に入ったようである。
車で、ユアテックスタジアム仙台へと向かった。新居に移ってからは車で通うことになるので、駐車場対策を練っておく必要がある。幸いに
して、スタジアム近くの駐車場に駐めることが出来た。観客数が1,5897 人の試合の日には、キックオフ 1 時間前で大丈夫。
試合は立ち上がりから仙台が支配した。しかし、守備を固める水戸をなかなか崩すことができない。とくにロペスの持ち過ぎが目立った。「そこでパスしろ」
というところでもキープしてしまい、フリーだった味方がマークされ、スペースも消されるのを待っているかのようであった。少ないタッチでぽんぽん繋げば良
いのに。ようやくにして先制点を取ったのは、まさか引き分けるのではないだろうなという雰囲気が出ていた後半 28
分であった。萬代がゴール前で粘り、こぼれ球が左サイドバック田ノ上の所へ。それを田ノ上が流し込んだ。センター FW
みたいにゴール前に詰めることが好きな田ノ上ならではのゴールである。「ゴールは90%、万代のゴール」(日
刊スポーツより;万代=萬代)と、ゴール前で粘った萬代をたたえる田ノ上。粘っ
たのは
「裕希、裕希ですよね?」(J's ゴールより;裕
希=中島裕希)と、周囲に指摘されるまで思いこんでいた人の
言葉とは思えない。中島祐希
は勘違いされる星の下に生まれたようで、終了間際には、水戸 DF 初田が中島を味方と勘違い。水戸ゴール前で中島にパスし、GK と 1 対 1
になった中島が駄目押しのゴールを決めた。
2-0 という結果だけを見ると「完勝」である。しかし試合内容は悪かった。とくに攻撃の歯車の悪さ。開幕当初の華麗な攻撃を思い出して欲しいものだ。
4/28(土)
の進歩 庭の構想を練る
帰仙してきた暁子と共に新居に行った。庭の構想を練るのだ。植木職人がちょうど作業中であった。南側の林(ブナ・シラカンバ・コハウチワカエデ・ヤマモミ
ジからなる)と北側の林(ヒナウチワカエデ・ウラジロモミ・トドマツからなる)は出来上がっていた。東側の築山を成形中で、高さ 1m
ほどの山に石をはめ込んでいた。暁子が前に見に来たときは、何も植わっていない荒涼とした土地であった。それが今は、木がたくさん植わっていて、地面には
厚さ 20 cm
の川砂がひかれている。ウッドデッキもある。建物の方も、大工仕事は終わって、内装屋が壁紙を貼っているところである。すごい変わりように驚いたであろ
う。
庭を眺めながら、どこに花壇を造るかとかを話し合った。これだけ広いとやりがいがある。というか大変。でも頑張ろう。
夕食は豪華に、カニと天麩羅を頂いた。連休中、真剣に料理するのは今日だけであろう。明日以降は、庭仕事に疲れ果てて戻ってきて、適当な夕食で済
ますに違いない。
toto Big が 6 億円繰り越しという欲に眩んで、1500 円分購入した。「6
億円当たったら、建築中の新居にも飽き足らなくなって、もっともっと豪華な家に引っ越そうとするだろうな。半年の内に二棟も建てるのか」などと思ったので
あった。
4/27(金)
の進歩 本が来た!
「これからレポート・卒論を書く若者のために」が共立出版から送られてきた。ついに出来上がっ
た。書店に並ぶのは 5/10 前後になるとのこと。みなさま、どしどしお買い上げ下さい。
表紙のモデルになってくれた学生に謹呈するため、本を抱えて研究室巡りをした。そして、「これから卒論を書く○○さんのために 酒井聡樹
2007.4.27」とサインして本を渡した。元気一杯の表紙は、共立出版編集部
でも大好評だそうである。私も、この表紙を見ると元気を貰える気になる。どうもありがとう。一人 10 冊注文を取ることがノルマなので、頑張ってくれたまえ。付記;片平
キャンパス・星陵キャンパスにいる人宛には学内便で送った。そのうち着くであろう。
生物学科三年生向けの講義の準備をした。「花の生態学」という話をするのだ。そのため朝から、「ブーケ」「ウェディング」といった言葉で画像検索
に勤しんだ。何をやっているのかというと、講義の準備の一環である。3
時間かけて、これと思う画像をようやく見つけ出した。その後、花関係の論文検索に取り組んだ。こちらは1 時間で終了だ。意味不明な画像検索に 3 時間、論文検索に 1 時間とはバランスがおかしい
と思うかもしれない。しかし私の講義は、こうした努力(なのか?)の上に成り立っているのである。
明日から大型連休だ。私の予定は以下の通りである。
4/28 新居にて、庭の構想を練る。あんを新居の庭に放つ。ノー
トルシャンブルでお茶。
4/29 ユアテックスタジアム仙台で水戸ホーリーホックをやっつける。豪華祝杯。
4/30 - 5/2 新居の庭仕事。邪魔なので、新居の庭の片隅にあんを繋いでおく。咲くら亭で昼食。ノートルシャンブルでお茶。
5/3 ユアテックスタジアム仙台で京都サンガをやっつける。豪華祝杯。
5/4-5 新居の庭仕事と近辺調査。山の中にあんを解き放してみる。新しく発見するであろう店で昼食。さすがに飽きるので、ノートル・シャンブルには行
かない。
5/6 CS でコンサドーレ札幌戦を応援。新居のカーテン選び。豪華祝杯。
連休中、研究室にはまったく来ないであろう。
というわけで、次回更新は 5/7 の予定である。みなさん、お休みなさい。
4/26(木)
の進歩 論文セミナー
みっちーの論文セミナー。花粉の色の多型が自然淘汰によって生じたのかどうかを調べた論文を紹介してくれた。中立遺伝子と比べた結果、花粉の色の頻度分布
の集団間変異は、ランダムな分化によって起こったものではないと推定された。つまり、何らかの自然淘汰が働いているということである。どういう環境条件の
下で多型が維持されるのか興味深い。
永野君と饗庭君の講座セミナー。お疲れ様でした。稚樹の写真に、スケールとしてペットボトルが写っていた。しかし、「何 ml
のボトルなのか書いてないとスケールになんねーー」と思った。
昨日のみちのくダービーは引き分けに終わってしまった(仙台 3 - 3
山形)。主審砂川の乱行で白井が一発退場になってしまうという不幸がなければ勝てたであろう。憤然だ。あの場面、白井と山形の選手が、ボールを奪おうと
走って行って激突した。どちらかがぶつかっていった訳ではなく、お互いにぶつかったのである。むろん、故意でもなんでもない。それを白井にだけカードを出
し、しかもレッドとは。これはまさに、浅野内匠頭と吉良上野介の刃傷事件に対するお
沙汰以来の片手落ちの裁きといえる。
それにしても望月監督は、10 人で 3-2 と勝っているときに、ロペスに替えて熊林をどうして投入しなかったのだろう? ロペスは、10
人になっても、「いつもよりは真面目」程度の守備をしなかった。かたや熊林は、攻守に走り回って中盤を支えてくれる。熊林が入っていたら逃げ切れた気がし
てしょうがない。
4/25(水)
の進歩 わかりにくい講義をしてしまった
生物学科三年生向けの講義をした。ゲーム理論の話だ。講義を終えて、「質問はありますか?」と聞いてみた。しかし誰も質問しなかった。「ではまた次回」と
講義を終えた。すると、たくさんの学生が私のところへやって来た。それからは質問攻めであった。しかもほとんどの学生が、同じ所を質問してくる。そこに
引っかかってしまい、講義終了後に全体の場で質問する以前の状態であったらしい。わかりにくい説明をしてしまったようだ。反省しきりである。来年は説明を
改良するので、今年の単位をわざと落とし、来年の講義をもう一度聴いてみて呉れたまえ。
研究室の新人さん(永野君・秋田さん・春増君・青木君・石田君)にOvid の使い方の講習をした。はるちゃんも新人だけれど講習免除だ。講習用テキストをずっと前に渡してあり、「すでにマスターしました」と頼もしかったのだ。最近
はいろいろな文献データベースが出てきて、Ovid は数ある中の一つの感がある。でも、Ovid は老舗だし、だからこそ Ovid
用のテキストも作った。今さら、他のデータベース用のテキストを作る気力もない。よって基本として、Ovid を覚えて貰うのである。
さ、今から山形に遠征して、モンテディオ山形をやっつけてくる。2 位の仙台と 4
位の山形という好調同士の対戦である。首位の札幌は今節の試合が無いので、仙台が勝てば首位に返り咲く。だから、何が何でも勝つのだ。
で、あんを連れて行くべきか。お留守番させるのもよし、連れて行って、道中でうにゃうにゃするのもよし。どうしよう。
4/24(火)
の進歩 庭木を新居に移植
今日は、昨日掘り取った庭木を新居に植える日である。ついでに、植木市で買ったブナ・コハウチワカエデ・ヤマモミジも植える。買った木を受け取るため、朝
一番に植木市に行った。そして、私の車で先導して、トラックで木を新居に運んだ。しかし、植木市の人は運ぶだけである。高さ 4 m
もの木を素人の私が植えるのは不安なので、昨日の職人さんに頼むことにした。まもなく新居へやって来て、植え込み作業をするのだ。待つことしばしで現れた
職人さんに交渉すると、追加料金がかかるとのことであった。まあしょうがない。ならばと、落葉樹林造り(南側の庭に造る)を丸ごと頼んでしまった。植木市
で買った木(ブナ 2 本・コハウチワカエデ 1 本・ヤマモミジ 1 本)、今の家から持ってきた木(カツラ 1 本・ナツツバキ 1
本;ヒナウチワカエデら他の木は、別の場所に植える)、この職人さんを通して新たに購入した木(ブナ 1 本・シラカンバ 3
本)を使って落葉樹林にする。職人さんは、室内に入って配置を眺めたりしながら、弟子をこき使って植える場所を定めていった。全部の木の位置を定め、仮り
植えしてみた。おーー、お洒落。気持ちよい空間が出来た。ここまで立ち会って、研究室へと向かった。今日は休暇を取っていないのよ。
けっこう前に頼まれほったらかしていたレフリーをした。解析方法にどうも納得がいかない。この結果が出たのは解析方法の誤謬のためだという確信が
ある。でも、どうして間違っているのかをちゃんと示すのも大変だという確信もある。さてどうしよう。とりあえず、またしても放置するか。
4/23(月)
の進歩 庭木の引っ越し
今日は、今の家の庭木を新居へと植え替える日である。職人さんがやって来て、庭木を掘り出していった。芝の中に生えている樹木をどうやって掘り出すのかと
思っていたら、さすがプロの仕事であった。芝を丁寧に剥がし(後で元に戻す)、土を露出させる。だいたい、樹幹面積分の芝を剥がしていた。これだけ綺麗に
剥がせば、芝も綺麗に元に戻るであろう。作業を手伝おうかと思っていたけれど、素人が入り込む雰囲気ではなかった。
ハウチワカエデ(樹幹が広がっている)の根は、かなり発達しているようであった。掘り出すのに 2
時間くらいかかっていた。この調子でいったらいつ終わるのかと心配した。しかし、ナナカマド(樹高 4
m)の根は拍子抜けするほど小さかった。袋に包まれた根は、直径が 30 cm くらいしかなかった。ヒナウチワカエデ(樹高 3.5
m)もあっさり掘り出された。ナナカマドほどではないにせよ、こちらも根は小さかった。
懸案は、じゅりの引っ越しであった。アンズの下でじゅりがくうくう寝ている。職人に頼むわけにはいかないので、私が自分でやることにした。去年の春に、
アンズを囲むようにウッドデッキを作った。アンズの周りには、ウッドデッキをくり抜く一辺 30 cm
ほどの正方形が開いているだけである。職人がアンズを引き抜いた後、ウッドデッキにうつぶせになって穴掘りを開始。しかしじゅりがなかなか出て来ない。
「おいで」をしてもちっとも来ない子だったから。一
時は諦めようかと思ったけれど、頑張って掘り続けた。ようやくにしてじゅりを連れ出し、なでなでしてあげた。新居でゆっくり寝ようね。
庭木が無くなった我が家を見て、近所の人は怪しむであろう。「引っ越すのか」と思うかもしれない。しかし、「それにしては、去年の春にウッドデッ
キや日よ
けを付けてたし、秋には玄関アプローチを一新していたし、引っ越すはずがない」と正常に判断するであろう。室内を見ることが出来たら、「洗面所を大改修し
たし、台所の水栓も高級な品に替えていた」と、確信を深めること疑いない。だから引っ越しのわけがない。はい、私もそう思う。去年に戻って、「その工事止
めとけ」と自分に言いたい。
4/22(日)
の進歩 落葉樹を購入
今日は、あんの狂犬病予防注射の日だ。太白区役所駐車場の会場に行くと、掛かり付けの動物病院の先生が注射をしていた。あんは、注射をされても全く気づ
かなかった。便利な生まれだ。
その後、雨の中を新居へと向かった。現場で確認して欲しいことがあるというのだ。終了後、傘を差しながら庭を眺め続けた。シラカンバ 3
本とブナを
1 本植える予定である。しかし、ブナをもう 2-3 本増やしカエデも 2
本くらい植えて、落葉樹林の雰囲気にしたいと思い始めた。そういえば西公園の植木市で、ブナとコハウチワカエデを売っていた。植木市へと向かい交渉、ブナ
2 本と コハウチワカエデ 1 本とヤマモミジ 1
本を購入した。私としてはオオモミジが欲しかったけれど扱っていなかった。オオモミジは私の研究の原点なので(注)、庭に植えておきたい。他所で手に入れ
るか。購入した植木は、明後日届けて貰うことになった。間違って今の家に届けては大変である。
天気が良ければ植物探しを続けたかった。しかし大雨でその気も起きない。昼過ぎに帰宅し、庭の構想を練りながら過ごした。
注;私はカエデ博士である。カエデに詳しいという意味ではない。カエデの研究で博士号を取ったという意味である。なかでも積極的に研究したのがオオモミジ
であった。
コンサドーレ札幌が東京ベルディ 1969
に勝ったという報にがっくり。暫定ながら、札幌に抜かれ二位となってしまった(仙台は札幌より一試合消化が少ない)。しかし札幌強いな。それと東京、四連
敗って、早くもラモス効果が出ているのか?
4/21(土)
の進歩 植物を見て回る
朝から、植物を見て回った。新居の庭仕事を連休中に始めるので、そろそろ植物を仕入れておこうと思ったのだ。まずは西公園の植木市に行った。しかしぴんと
来る物がなく、何も買わずに帰った。次いで、愛子のガーデンガーデンに行った。仙台では一番の品揃えの店だ。ウラジロモミ(日本に自生する種)を見つけ
た。日本の針葉樹を植えたいと思っていたところだ。しかしどこを探しても洋物の針葉樹しかなかった。園芸業界って(も)どうしてこう洋物ばかりなのか。日
本の物の方が絶対にお洒落なのに。というわけでウラジロモミを購入。新居に持って行った。
新居では、庭の工事がかなり進んでいた。水はけ改善のため、粘土質の土を削り取り、川砂と洗い砂を入れる。この作業も今日中に完了するらしい。
ウラジロモミを庭の片隅において、今度は泉ヶ岳へと向かった。樹木園を見た記憶があり、そこなら日本の樹木がたくさんあるように思ったのだ。途
中、泉ボ
タニカルガーデンに寄った。看板を見て、前から気になっていたところだ。入り口らしき所の周りに、何台かが路上駐車をしていた。「駐車場も無いのか」と思
いつつ、路駐して園内へと入って行った(むろん、あんを連れて)。中は思った通り、ボタニカル(植物「学」の)ではなく、園芸植物園であった。でも、カタ
クリやキクザキイチゲの大自生地もあって、そこはとても綺麗であった。斜面一面に、すごい高密度(10 cm
間隔くらい)でカタクリが咲いている。こんな高密度の開花は見たことがない。通路にも溢れ出て咲いているので、あんが花を一個食べちゃった。キクザキイチ
ゲの花も、大きくて色が濃かった。満足して車に戻り、もう少し先まで行ってみようと車を走らせた。ちょっと先に、泉ボタニカルガーデン駐車場があった。な
んだここにあったのか。さらには、ちゃんとした入り口があり、入園料 400
円と書いてあった。ありゃー、お金を取るんだったのか(そりゃそうかも)。私は、従業員(?)の車の側に路駐し、作業用の通用口から入ったらしい。誰も
叱ってくれなかったので、しかも、ソフトクリームを、「ありがとうございました」と気持ちよく売ってくれたので、ちっとも気づかなかった。「今さらお金を
払うのも何かなあ」と思い、そのままサヨナラしたのであった。
泉ボタニカルガーデンをタダ見した後、樹木園を探して車を走らせた。しかし、泉ヶ岳をかなり登ってもそれらしい物はなかった。行き過ぎたかと思い、U
ターンして下山した。でも樹木園は見つからず。いつしか本能の赴くままに、泉サッカー場(ベガルタ仙台の練習場)へと向かっていた。練習場そばのクラブハ
ウスにはコーチ陣(あるいは他のスタッフ?)の姿があった。しかし練習はやっていなかった。練習を見たかったけれど仕方がない。
その後も幾つかの園芸店を見て回り、最後にまた新居に寄った。庭の片隅に土が山盛りにしてあった。これを整形して築山を造るのだ。近づいて見てみると、
土ではなく砂に見えた。作業員に聞くと「山砂です」と答えた。それはおかしい、砂では崩れてしまうので土を使うはずだ。グリーンケア(外
構工事を依頼した店)に電話して確認をした。「土を入れたはずです」と向こうも答えた。砂にしか見えないとごねると、担当が現場に来てくれた。物を確認
し、「これは土です」と言った。本当なのか? どうも納得出来ない。付記;後で知ったことによると、「山砂」という名の土らしい。まぎらわしい。
4/20(金)
の進歩 ウィリアン芽生えるか?
ベガルタ仙台のブラジル人 FW
ウィリアンが、グルージャ盛岡との練習試合でハットトリックをしたらしい。ウィリアンはここまで、試合出場はおろかベンチ入りさえなし。助っ人ブラジル人
というのに、いったい、「ヨーロッパに移籍した大部分の日本人選手」(訳;何しに来たの?)であった。中島・萬代の 2
トップが好調なので助っ人なんていらないとも思う。しかし、いらないならいなければいいわけで、いるならいるでないとお金がもったいない。さて今、「い」
を何回使ったか? いるのかいらないのかいい加減な状態はもういいので、早く試合にでていい活躍をしておくれ。
「これからレポート・卒論を書く若者のために」の先行割引販売をしている。この日記を読んで先行割引販売を知った仙台サポの方もいるよう
で、「ベガルタ大好きなもんで」と注文して下さったそうである。これぞまさに仙台サポの愛だ。仙台サポのみなさま、「これレポ」「これ論」をよろしくお願い申し
上げます。どちらも、仙台サポ必携の本と確信しております。
来週の月曜日は休暇を取って、旧居と新居で過ごす。園芸業者がやって来て、旧居の庭木を新居へと植え替えるのだ。高さ 4 m
位に育った木をどうやって植え替えるのかよくわからないが、プロならうまくやってくれるのであろう。じゅりの樹(2006/4/9
参照)も植え替える。もちろん、樹だけでなくじゅりもだ。くうくう寝ているところをちょっと起こして、新しい家に連れて行ってあげる。こう書くだけで
ちょっと目頭が熱くなってしまう。でも、可愛いじゅりとはいえ、掘り起こした所をあまり見たくないのも確かである。という
わけで、次回更新は火曜日の予定です。
4/19(木)
の進歩 徹底的に退屈な論文を書く方法
Oikos(生態学の一流誌)に、「徹底的に退屈な論文を書く方法」(Sand-Jense, K. 2007. How to
write consistently boring scientific literature. Oikos
116:723-727)という論文が出ていた。その十箇条は以下の通りである。
・狙いをぼかせ
・独自性を出すな
・長い論文ほど良い
・意義付けや推察を避けよ
・図を使ってはいけない
・論理をはしょれ
・略号や専門用語を使いまくれ
・ユーモアは禁止
・生物を調べているという意識を捨て、統計を振り回すことに徹すべし
・どんな些細な記述にも、山のように引用文献を付けよ
なるほどこれなら退屈な論文になりそうだ。
むろん著者の真意は逆で、いかにして面白い論文を書くかを訴えることにある。その一つとしてユーモアも大事だと述べている。著者自身、「学位論文とは、
価値あることを報告した 300 ページの文章か、600
ページの文章である」とか、味わい深いことを言っている。となると「これ論」は、けっこう偉いのではあるまいか。「なぜ、ベガルタ仙台は強いのか:勝利を
呼ぶ牛タン定食仮説の検証」なんていう架空の論文を載せているわけだし。上記論文の著者が読んだら、きっと褒めてくれるであろう。
どうでもいいけどこの論文、"Research Paper" の巻頭に掲載されている。著者は、この論文を自分で勝手に書いて、Oikos
に投稿したのであろうか。もしそうならすごい。
生物学科三年生向けの講義の準備をした。ゲーム理論の話である。最初から最後まで数学的な話になってしまった。退屈な講義と思われないか心配。次
回のゲーム理論の話だけでなく、私の講義自体が退屈と思われないかがもっと心配だ。でも、ゲーム理論は重要なので、どうしたって話しておかなくてはいけな
い。
4/18(水)
の進歩 「これレポ」先行割引販売
「これレポ」の先行割引販売が始まった。書店に出回るのは 5/12 頃だけれど、4/28
くらいには手に入るという、「半月も早く読めるキャンペーン」である。おまけに、消費税分と送料が無料という特典付きだ。下記に案内を載せるので、どしど
しご注文下さい。連休中に読み、休み明けには別人となって友達に差をつけよう!
これからレポート・卒論を書く若者のために
酒井聡樹 著,A5判,242頁,1890円(本体1800円)
共立出版,2007年5月発行
申し込み先:共立出版 信沢宛 メール nobusawaあっとkyoritsu-pub.co.jp(あっと -->
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(3)同電話番号:
(4)ご注文冊数: 冊
(5)この情報を知ったML名:(注;著者のホームページと書いて)
*******************************
(1)ご注文を確認しますと、受注メールを返信します。
(2)予約ご注文の方には4月27日に発送します(書店発売は5月12日前後です)。
(3)請求書・振込用紙を同封します。振込用紙は郵便局にて送金手数料無料で
使用できます。商品到着後10日以内にお振込み下さい。
(4)ご注文有効期限は5月15日までとさせていただきます。
生物学科三年生向けの講義(二回目)をした。出席者 35 人。いきなり減り過ぎだ(初回は 46
人)。一コマ目だけを聴いて、二コマ目の私の講義を聴かずに帰る場合の注意点として、「私が講義室に現れる前に去る」ことを心がけよう。私の姿を見てか
ら教室を去られると、講義を始める前に元気が無くなってしまう。とはいっても、35
人も出席しているというのは、実はてんで少なくない人数である。やはり初回が異様に多かったということか。さらに嬉しいことには、出席者は皆、寝ることな
く熱心に聴いてくれた。やはり、熱心な眼差しが一番の元気の素である。
講義では、最適戦略の話をした。そして冒頭で、「V6
の岡田准一と、我が家のあんと遊ぶとする。両者と同時に遊ぶことはできない。それぞれと遊ぶ時間への最適分配は?」という難問を突きつけた。あんと遊ぶ場
合は、「噛まれる、吠えられる、粗相をされる」という三大特典付きであることは伏せておいた。いつもあんと一緒に過ごしている身としては、こう書くだけで
どっと疲れるのであった。
質問者ご芳名:市川君・島崎君・高柳さん・保科君。漏れていたら御免なさい。他意はまったくありません。
4/17(火)
の進歩 アオキ実習
生物学科三年生向けの実習をした。雨が降るかもしれないという予報で心配したけれど、「ここまで来たら関係ない」という覚悟で臨んだ。野外作業の前に、実
習室で性比理論の話をした。始めに、具体的な数字を用いて(「雌親一個体あたり、娘を三個体、息子を一個体生む」といった感じ)説明した。皆、わかってく
れたように思った。続いて、「では、一般的な形で解いてみて」(「雌親一個体あたり、娘を F 個体、息子を N - F
個体生む」とかいった形)と、いきなり言ってみた。皆、油断していたようである。そのせいか、一般的な形で解けた人はほとんどいなかった。うーーん、残
念。来年からは、「この後に一般的な形で解いて貰う」と前もって言うようにしよう。それと、もう少しヒントを出さないと、一般解をいきなり求めるのは難し
いかも。
その後、アオキの林に行って性比の調査をした。出来るだけ早く終わるようにと、アオキの個体数が異様に多い調査区に二つの班を投入。この調査区は例年、
最後まで残ってしまうところなのだ。私は、調査区を巡回しながら作業の様子を見た。皆優秀で、三時過ぎには作業を終える班が出てきた。アオキの個体数が異
様に多い調査区も、けっこう早めに終わった。なぜか、崖近くの二つの班が遅くまでかかった。それでも全班が、四時くらいには作業を終えることが出来た。幸
いにも天気はもった。
実習室に戻って、最後に一つだけ説明をした。実はこの説明、作業に入る前にしようと思っていて忘れてしまったことである。「雌雄の生存率が違うと性比は
どうなるか?」と聞いてみたのだ。性比理論の一般解をよく見れば、生存率の違いは性比に影響しないことがわかる。しかし、先週の実習で気をよくしたことも
あり(種子サイズに関する質問にほとんどの人が引っかかった;4/9 の進歩参照)、「今日も引っかけてやろ
う、うひっ」と思っていたのだ。しかし多くの人が、「性比に影響しない」と正答してがっくり(喜ぶべきではないのか)。早
く作業を終え実習室で待ち続けた班は、「そのために待たされたのか」と憤慨せぬよう願いたい。
4/16(月)
の進歩 雨を祈る
今日の午後は、生物学科三年生向けの実習の予定であった。野外に出てアオキの性比を調べる。雨だと辛いので、雨の場合には実習の日程を入れ替えて貰うよ
う、牧(明日明後日の実習担当)にお願いしておいた。天気予報は、「今日の午後から明日の午前まで雨」というものであった。しかし昼になっても降ってこな
い。明日に延期すべきか決行すべきか。悩んだ末、天気予報を信じて、明日に延期することにした。すると今度は、延期した手前、雨が降らないと困ると思うよ
うになった。そして空に向かって念を送り、雨が降るよう祈った。その甲斐あってか、二時くらいに降り出した。妙に嬉しかった。しかしその一方で、何で雨乞
いするのかよくわからないことも確かであった。雨が降らなくてもこまらんだろー、明日降ったら困るけど。
生物学科三年生向けの講義の準備に悶々とした。ゲーム理論の話をするのだけれど、昨年とは内容を変えようと思っている。しかし何に入れ替えるか良
い案が思い浮かばない。「昨年と同じ内容にしちゃうか」という誘惑を振り払いつつ、新しい内容を考えている。
4/15(日)
の進歩 偶然にも遭遇
春を探しに白石にでも行こうかと思っていた。白石城の桜も綺麗かもしれないし。ところが何故か、西公園に行って植木市を調査した。新居に植える梅を探しに
行ったのだ。でも梅は見つからず。その後、新築現場へと向かった。昨日から、居間の窓にカーテンを付けるべきか、縦型のブラインドを付けるべきか悩んでい
て、現場で考えようと思ったのだ。しかし日曜日で工事はお休み。鍵がかかっているため室内に入ることが出来ない。ならば住宅展示場に行って、居間の窓の調
査をしよう。カーテンや縦型ブラインド以外にもお洒落な物があるかもしれない。そう思って、泉パークタウンの展示場へと入っていった。芝生の所で人だかり
がしている。ベガルタチアリーダーのジュニアチームが踊りを披露していたのだ。ちょっとだけ見て、展示場巡りを始めた。と、「シュナイダー潤之介選手・田
ノ上信也選手サイン会」の張り紙に気づいた。それでたくさんの人が集まっていたのか。図らずも私は、ベガルタのスウェットにベガルタのジャケットを着てい
た。どう見ても、そうと知ってサイン会にやって来た姿である。しかし全く知らなかったのだ。その証拠に、サインを貰おうともせず、二人の喋りを聞いてい
た。シュナイダーは、「キッカーが萬代だったので、神頼みするしかないと思った」(昨日の進歩参照)と言っていた。田ノ上は、「怪我はどうですか」と聞か
れ、「半年くらい」と答えていた(本当はごく軽傷)。雨で寒かったので、途中で退散。せっかくのサイン会なのだから、もっと大々的に事前宣伝すれば良いの
にね。
積和不動産の担当者が訪ねてきた。我が家の売却価格についての相談だ。売り出してからもうすぐ三ヶ月。なかなか買い手が現れないので、値下げする
ことになった。2500 万円としておきたいところだったが、スーパーの安売りのノリで 2490 万円にした。2400
万円台に乗せておけばだいぶ印象が違うであろう。
4/14(土)
の進歩 ホーム初勝利、萬代ハットトリック
ベガルタ仙台がサガン鳥栖に 5-2 と大勝した。ホーム四戦目にして初勝利。萬代が、プロ入り初のハットトリックを達成した。
試合は午後から。午前中は庭仕事をした。西洋芝の芝刈りをしたり、花々に肥料をあげたり。我が家の西洋芝は青々として元気一杯である。お隣の高麗
芝は茶色の冬枯れのまま。この違いがあるから西洋芝は止められない。そのかわり、西洋芝の管理はすごく大変である。我が家をお買い上げ下さる方が庭仕事好
きであることを祈りたい。そうでなかったら、西洋芝を剥がしてしまうしかないであろうな。
昼に、新築現場で造園業者と打ち合わせをした。和室の前に築山を造るのだ。そこに、ハウチワカエデや梅を植える。とりあえず、4
トントラック一台分の土を盛っておくそうだ。それから綺麗に成形する。庭に山があるとは、なんとも豪華である。
この造園業者、ユアテックスタジアム仙台の芝を管理している会社と付き合いがあるらしい。そして我が家の庭も、ユアテックスタジアム仙台のピッチと同じ構造にしてくれるそうだ! ピッチ深部
から順に「暗渠排水+川砂+洗い山砂」という構造で、西洋芝の生育ばっちりであるという。我がホームと同じだなんて、この興奮はサポにしかわからぬであろ
う。
新居から車で、ユアテックスタジアム仙台へと向かった。10 数分で着いてしまった。これは楽でよい。
今日の仙台は、攻撃の要のロペスと、中盤の守備の要のジョニウソンを出場停止で欠く。二人がいなくて大丈夫なのか。ピッチ上の選手も不安だったようで、
立ち上がりしばらくは鳥栖に支配された。しかしすぐに落ち着きだし、仙台らしいサッカーをするようになってきた。ところが前半 21 分、DF
白井の判断ミスから失点してしまった。しかし前半 27
分に、フリーキックを梁が直接決めてすぐに追いついた。フリーキックを直接決めるなんていつ以来だろう? これで落ち着きを取り戻し、前半は 1-1
で終えた。後半開始すぐに、萬代がエリア内で倒されて PK を得た。なぜか自分で蹴ろうとする萬代。試合を左右する PK
なんだから、梁に任せるべきでは。観客席からは、「萬代、蹴るな」という哀願にも似た声が飛んだ。仙台ゴール前では、GK
シュナイダーが跪いて祈っていた。「キッカーが萬代だったので、神頼みするしかない
と思った」そうである(後日談)。萬代、まったく信用されていない。ところが萬代、しっかり決めて 2-1
となった。これで試合の流れは完全に仙台となり、後半は猛攻が続いた。後半 21 分にこの日 2
点目を決めた萬代は、コーナーに走って行ってコーナー旗を掴んで喜んで見せた。佐藤寿人(元仙台、現広島)の得意のポーズの真似だ。後半 34
分には、またしても萬代が倒されて PK となった。4-2
で勝っているし、ハットトリックがかかっているし、萬代が蹴ることにもはや異存はない。外したってお笑いで済むからだ。
「足つってるんだったら俺が蹴るよ」( J's ゴールより)
と親切な言葉をかけてきた梁。その親切心には裏がある。しかし萬代、梁をしっかり追い返して自分で蹴った。これならば、悪質な訪問販売に引っかかることも
ない。ハットトリックを達成して 5-2 で勝利。
今日の仙台、攻撃に関しては、ロペス不在をまったく感じさせない出来だった。人もボールも動くサッカーで、次々とスペースに進入していく。鳥栖守備陣
は、完全に翻弄されていた。しかし 2
失点はいただけない。ジョニウソン不在の影響か。このところ失点が多いし、守備をもう一度修正する必要があるであろう。
4/13(金)
の進歩 腱鞘炎
どうしてくれるんだ、あん! 腱鞘炎になってしまったではないか。かなり前から右の手首が痛かったので、整形外科に行ってみた。レントゲンを撮ったとこ
ろ、骨には異常が無いらしい。
医者「軽い腱鞘炎でしょう。心当たりはありますか?」
私「はい、雑巾がけのし過ぎです」
医者「???。どこを雑巾で拭いているのですか?」
私「犬の粗相の後始末です。酷いときは一日に十回雑巾がけをしていました」
なかなか珍しい患者であったようで、ウケたのは幸いであった。しかし、パソコンをしていても右手首が痛い。この所こそ粗相は減ったものの、子犬の頃の粗相
の凄まじさは、私の右手首にしっかりと刻まれているのであった。
ベガルタ仙台 FW 大柴の引退が発表された(オフィシャルページより)。残念
だ。豊富な運動量で前線を動き回り、仙台の攻撃を影で支えていた選手だった。それが、赤字化のあおりを受けるように、高額年俸のため解雇されてしまった。
新天地に行くと思っていたけれど………。第二の人生を応援したい。
明日は早くも鳥栖戦である。前節の主審池田の狼藉のせいで、ロペスとジョニウソンが出場停止という苦しい闘いとなる。さらには鳥栖は、「シュナイ
ダー潤之介(今季、鳥栖から仙台へ移籍)にだけは負けない」と息巻いているであろう。苦しい闘いになるとは思うが、全員の力で何としてもホーム初勝利をも
ぎ取っていこう!
4/12(木)
の進歩 物見遊山は続く
4/10 の進歩で、ベガルタ仙台は「無敗街道を物見遊山中」と書いた。昨日の徳島戦で快勝し、「無敗街道をば
く進中」に変わる予定だったのだけれど、2-2
と引き分けてしまった。最大の敗因は監督采配にあったと思う。水戸のご老公は、「もう少し様子を見ましょう」と言って確実に事態を悪化させるという。仙台
の監督公も、「もう少し見物しましょう」と言って無敗街道の物見遊山を続ける気であるのか。
仙台の布陣は萬代の 1
トップであった。なぜに? この布陣は機能しないことはわかっているはず。東京ベルディ戦・草津戦で勝ちきれなかったのは、途中からこの布陣に変えたため
であった。札幌戦では確かにこの布陣で追いついた。しかしあれは、札幌の足が止まり、どん引きになっていたためである。萬代はポストプレーヤーではない。
スペースに走り込んでボールを貰うタイプの選手だ。だから、他の選手が近くにいてこそ彼は活きる。前線に一人で張らせても孤立してしまうだけだ。案の定、
仙台はろくに決定機を作ることが出来なかった。仙台の攻撃が機能しだしたのは、後半 20 分に、中島を入れて 2
トップにしてからであった。始めからこの 2 トップにしていたら勝てたであろう。望月采配にまたしても不信感が募った。
それと主審の池田、わけのわからないカードを連発して大暴れだった。ロペスのプレーのどこがイエローだというのだ。池田の乱行のせいでロペスが退場に
なってしまい、攻撃力が削がれてしまった。憤然だ。
来週の講義(最適戦略)の準備を進めた。最適解の考え方を直感的に説明しようと思っている。しかしどうも、すっきりした説明ができない。去年まで
の説明の仕方を読み返してみると、どこか釈然としないのだ。でもどう直せば良いのかがわからない。困った。
4/11(水)
の進歩 講義始まる
生物学科三年生向けの講義が始まった。講義室に向かう途中、原付の側で何かをしている三年生一名を目撃した。乗るのか降りるのか。「乗る」の場合、一限目
の講義を聴いて私の講義(二限目)を聴かずに去って行くということである。「降りる」の場合、一限目は聴かずに、私の講義のためにわざわざ来てくれたとい
うことである。つまり、「乗るのか降りるのか」で全く異なるのだ。そんな思惑をする私に気づかず颯爽と乗り去って行ったキミ、事故に気をつけるように。し
かしなんと、出席者は 46 人もいた。こんなに多いのは初めてである。次回以降、すかっと減ったら気持ち良い ………
わけがないので、次回以降もどうか出席して下さい。
今日の講義、楽しそうに聴いてくれる人、頷きながら聴いてくれる人がいて、とても気分良く進めることが出来た。Power Point
が突然終了してしまい焦ったけれど、それにさえウケてくれる人がいた。ただしこれは、ウケを狙ってのトラブルではない。今年の講義も楽しく出来そうな予感
がする。頑張ろう。付記:講義中の質問大歓迎です。質問することで講義を盛り上げて下さい。
早くも、来週の講義の準備を始めた。最適戦略の話をするのだ。訪花昆虫の摂餌行動を例に解説する。で、問題は誰を出すかだ。私の講義を受けたこと
が無い人にはわからないことを承知で言うと、去年と一昨年は、源義経姿の滝沢秀明だった。その前の年は妻夫木聡だった。その前はずっとキムタクだった。誰
が良いのか、研究室の学生に聞いてみよう。
東北大学職員組合から、「春風亭一朝独演会 要求実現アンケート」という封書が来た。そんなことを要求するのか、組合も変わったもんだと思った。
封書を開けてみると、「独演会の案内」と「雇用環境に関する要求実現アンケート」の二つが入っていた。残念(ではないのだが)ながら、昔通りに頑張ってい
る組合であった。
さ、帰って、ベガルタ仙台を CS で応援しよう。
4/10(火)
の進歩 明日は徳島戦
早くも明日は試合である。ベガルタ仙台は敵地で徳島ヴォルティスと闘う。J's ゴールの、仙台対徳島戦のプレビュー(徳島側から
書かれた物)では、仙台は、「現在無敗街道をばく進中」である。他サポからはそう見えるのか。しかし、ホームで未だに勝っていないなど(三連続引き分
け)、仙台サポの目には「無敗街道を物見遊山中」という感じだ。ここでしっかり勝って、「観光はここまでだ(<---
無敗街道なんて見たことなかった)、これからは脇目も振らずにばく進するのみ!」となって欲しい。
来週の月曜日に行う、アオキの実習(性比の解析)の準備をした。去年までは、実習でも講義でも性比の話をしていた。しかし今年は、講義で話すのは
やめる。同じ話を二回聞かされると飽きるようだから。その代わり、実習での性比の話を少しだけ難しくするのだ。分子マーカーを使って、幼樹(未開花のた
め、見た目では性がわからない)の性も調べる(牧が担当)。幼樹から成木へと発達するに連れて、集団の性比がどのように変化するのかがわかるであろう。こ
れはつまり、死亡率や成長速度などの雌雄差が性比にどのような影響を及ぼしているのかを推定できるということだ。きっと、去年までより充実した実習となる
と思う。
4/9(月)
の進歩 学生実習
新学期が始まった。今日は、生物学科三年生向けの学生実習をした。カタクリを材料に、種子の生産戦略を解析するのだ。作業に入る前に、最適種子サイズの計
算をして貰った。多くの三年生が、正解を導き出していた。その次に、「種子生産に投資する資源量が多いと最適種子サイズはどうなるでしょう?」と聞いてみ
た。1) 種子サイズ一定のまま種子数だけが増える、2) 種子サイズも種子数も増える、3)
種子数は一定のまま、種子サイズだけが増えるの三択にしたら、ほとんどの三年生が 2)
を選んだ。狙い通りの展開に「うぴっ」と喜んだ。実は、自分が導き出した最適種子サイズの解をよく見ると、1)
が正解であることがわかるのだ。実習では、実際に 1) になるのかどうかを検証する。
その後野外に出て、カタクリのマーキングをした。テープで個体番号を付け、葉の大きさ(その個体の持つ資源量の指標)を計っておくのだ。直塚さんがス
カート姿であったので心配したが、「動きやすいですよ」と強気であった。ちょっと雨に降られたけれど、天気はもったと言えよう。他の全班が 50
個体のマーキングを終了して実習室に戻ったというのに、なぜか 7 班は「残り 16
個体」と言っていた。人によって作業効率がこんなにも違うのかと感動した。
神戸大学の四年生が研究室を訪ねてきた。大学院の進学先を探しているのだという。話を伺うと、ミチタネツケバナを材料に、面白く不思議な現象を調
べているようだ。私の研究室に合っている感じだ。また、熱心な姿勢に、私はとても好感を抱いた。カタクリを見たことがないというので、実験圃場近くの林に
案内してあげた(三年生が実習をしたところ)。道すがらなんと、ミチタネツカバナが生えていた。せっかくだからサンプルを持って帰ることに。ちょうどよく
シャベルが落ちていて、さらにちょうどよく小鉢も落ちていた。サンプルを 6 個体袋に入れて帰るというおまけ付きの研究室訪問となった。M
さん、私の研究室に来てくれたら大歓迎するからね。
4/8(日)
の進歩 引き分けて首位を守る
ベガルタ仙台がコンサドーレ札幌と 1-1 で引き分けた。首位は守った。しかし勝ちたかった。
午前中は庭仕事をした。ランタナが枯れた部分に花を植えたのだ。春になってランタナの芽が出てくるかと期待していたがその気配が無い。諦めて他の
花を植えることにしたわけである。その後、近所にある蕎麦屋「わび助」で昼食を摂った。ここの蕎麦はとても美味しい。引っ越すと来にくくなってしまうのが
唯一の気がかりである。
二時半頃に家を出て、ユアテックスタジアム仙台へと向かった。1,6493 人というまずまずの入りである。
試合は立ち上がりから激しい攻防が続いた。札幌は、ボールを奪うとサイドに散らしてくる。仙台の左サイドバック田ノ上はスピードが無く、何度も突破を許
してしまった。それでも、仙台がやや優勢な時間帯が続いた。ところが一点が遠い。前半の終わり頃、札幌の時間帯となった。サイドチェンジを繰り返し仙台守
備陣を揺すってくる。そして前半 41 分、藤田のクロスを曽田に決められてしまった。後半の中頃になると、札幌は一点を守る切る態勢に入った。1
トップにして、事実上攻撃を放棄である。それからは仙台の一方的な猛攻が続いた。後半 29 分には永井と関口を投入。永井は、低いテンションで確かなプレーという独自のプレースタイルを確立している選手で
ある。今日もテンションは低く好調さを伺わせる。一方の関口はテンションが高い。ボール遊びをしている時のあんみたいなもんだ(<---
ボールに向かって突進して行って、壁に激突して戻ってくるという感じ)。そして後半 37
分、ようやくにして札幌ゴールをこじ開けた。萬代が二試合連続のゴールを決めて
1-1。喜ぶ萬代。そんな暇あるのか。さっさと試合を再開させろ。このままだとホームで三試合連続引き分けになってしまうことに気づいていたのは菅井だけ
だったようで、菅井は、ボールを抱えてサンターサークルに駆け戻っていた。その後も猛攻を続けるものの、逆転することなく試合終了となった。
仙台、決定力がない。決めるときに決めないと、勝ちきることはできない。それと、繋ぐことばかりに意識がいって、シュートをしようという気持ちが足りな
いように思う。ゴールが見えたらシュート。そうすれば、相手守備陣も前に出て来ざるを得ず、ゴール前のスペースが空くはずだ。
しかしまあ、追いついて良かったことも確かである。追いつかれての引き分けは気分最低。もっと早い時間帯に追いついていたらやはり、勝てなかった不満が
大きかったであろう。終わり近くに追いつくというのは、なかなか絶妙であったかもしれぬ。でも、これからは勝つようにね。
4/7(土)
の進歩 明後日は札幌戦
帰仙してきた暁子と一緒に、新築現場を見に行った。暁子が前回見に来たときは基礎しかなかった。建物の外側が出来上がっているのを暁子が見るのは初めてで
ある。
東側や南側から見ると、建物はなんともお洒落であった。「メルヘンの家」(暁子談)である。暁子が言うには、私はメルヘン好きらしい。あまり自覚はない
が。一方、西側から建物を見ると、なんか平凡な感じがした。我が家を訪れる人はほとんどすべて西側からやってくる。植栽を工夫するなどして見栄えを良くし
ないといけない。
玄関を入ると、正面に大きな窓がある。坪庭が見えるようにという工夫だ。しかし現状では、隣家が目の前に見えていて、なんとも無粋であった。隣家を取り
壊すか。でも隣家の住人は反対するであろう。常緑樹をたくさん植えて、目隠しをしつつお洒落にしないといけない。
あんを連れて、新居の近辺を散歩した。我が新居の辺りは 20
年以上前の宅地開発地なので、建物は古い物が多い。泉ビレジの奥の方は最近になって宅地開発された所で、新しい家が多い。新しい家はみんなお洒落だ。感心
しながら家を見て歩いた。眺望が抜群の所に建っている家もあった。小高い丘の上にあり、向こうには落葉樹林が広がっている。なんとも羨ましい。林を眺める
絶景の窓もあった。この窓を開け放って林を眺めれば、春には新緑、秋には紅葉を楽しめるであろう。しかし窓にはなぜか、キティーちゃんこけしが置かれていたのであった。
東京ベルディが敗れたという朗報。明日勝てば、文句なしの首位になる!
4/6(金)
の進歩 明後日は札幌戦
ベガルタ仙台は明後日、ユアテックスタジアム仙台にコンサドーレ札幌を迎え撃つ。勝ち点 14 で首位の仙台と勝ち点 13
で三位の札幌との決戦である。札幌は、ここ五試合無失点、四勝のうち三勝が 1-0
という堅守のクラブだ。仙台の攻撃力と札幌の守備力の闘いとなるであろう。華麗なパス回しで札幌を崩し、なんとしてもホーム初勝利を上げたい。首位なのに
ホーム未勝利なんて、外での顔と家庭での顔が全然違うおとーさんみたいではないか。
というわけで明後日は、第一巡の天王山となる闘いだ。一人でも多くの方がユアテックスタジアム仙台に結集して欲しい。超満員のサポが我がクラブを後押し
するのだ。
かとぅの論文を無事、American Journal of Botany に投稿した。どうか通りますように。
種子の大きさと数のトレードオフを調べた論文を査読している。偏相関を使って種子生産への資源投資量の影響を排除しても、大きさと数のトレードオ
フ(負の相関関係)は検出されなかったという。???。謎だ。理屈的に、そんなことありえるのか?
種子生産への資源投資量=種子の大きさ×数
という元では、大きさが増えると数は必ず減る。なのに負の関係が検出できないとは。種子生産への資源投資量の影響の排除の仕方に問題があるのではないか。
4/5(木)
の進歩 初版 1,0000 部
「これからレポート・卒論を書く若者のために」の初版の印刷部数が決まった。なんと 1,0000 部も刷るそうである。専門書の場合、1500 -
2000 部くらい刷るのが通例だ。その 5 倍以上も刷るというのだからすごい。余っては困るので、みなさんどうか、どしどしとお買い求め下さい。
思い起こすと、「これ論」初版の印刷部数は 1500 部の予定であった。メーリングリストで事前予約を取ったところ反響が大きく(予約が 600
部も入った)、急遽 2000
部刷ることになった。私はそれでも少ないと思ったものだ。実際、一刷り発行後たった三日で重版が決定した。「これ論」大改訂増補版の一刷りは 5000
部。こちらは一ヶ月で重版決定となった。こうやって、私の著作に対する共立出版の信用も増していったのであった。
今年度最初の月初め談話会があった。饗庭君も参加してくれて、後輩達に有益な助言をたくさんしてくれた。
自分の研究を説明する時は、客層を意識して(新しく来た人は自分の研究のことを知らない)きちっと丁寧に説明するように。むろん、わかって貰おうとする
意識を持って説明することが大切である。真面目に説明をしないと、損をするのは自分なのだ。
再来週の実習の下見のために、牧と一緒に薬用植物園に行った。ここに自生するアオキを用いて性比の解析をするのだ。雄個体と雌個体の数の比は1対
1のはずなのにそうなっていない。それはなぜかを考えて貰う。去年までは、「未開花個体(性がわからない)も入れると1対1になるのでは」という考察がま
かり通っていた。ならば DNA
を取って未開花個体の性も調べてやるのだ(この部分を牧が担当)。これで去年までの言い訳は通らなくなるわ。じゃなくて、より深い解析が出来るようになる
であろう。
4/4(水)
の進歩 ついに立ち上がった
「これからレポート・卒論を書く若者のために」の献本リストを作った。宣伝してくれそうな方やお世話になった方に謹呈するのだ。そしてついに、「これ論」
では為し得なかったことに挑んだ。東北ハンドレット(ベガルタ仙台の運営会社)に謹
呈することにしたのだ。送られてきても、何のことやわからないかもしれない。しかしページを開き、全編に溢れ過ぎるベガルタ仙台への愛情に
気づいたら、きっとウケてくれるであろう。「これ論」同様、「なぜ、ベガルタ仙台は強いのか」という架空のレポート・卒論が出てくるし、萬代・菅井・梁・
関口など、仙台の選手の名前もふんだんに使われているのだ。
東北ハンドレットに謹呈することで本の販売促進に繋がるのかという疑問は愚かでしかない。論文書きとは縁もゆかりも無い方が、ベガルタ本という理由で
「これ論」をお読み下さったという話もあるのである。「これレポ」も、仙台サポならば買わずにはいられない内容に仕上がっている。東北ハンドレットが宣伝
して下されば、たくさんのサポが購入して下さるであろう。
これほどに、ベガルタ仙台に対するサポの忠誠心は強い。だから、ユニフォームの背中スポンサーが空いているというのは、なんとももったいないことだ。背
中に社名が入れば、我ら仙台サポ、率先してその社の商品を買う。というわけでどこかの企業様、ぜひとも、背中スポンサーになって下さい。
彩子の論文は門前払いであった。すかさず、American Journal of Botany に投稿した。
投稿ページにログインしてみると、投稿作業未完了の論文があった。???。見てみると、かとぅの論文であった。「投稿しました」と言って去って行ったは
ずである。しかし慣れていないため、投稿作業が途中のままなのに、投稿し終えたと思ったらしい。未完了のファイルを見てみると、なんだかすごいことになっ
ていた(どうすごいのかは説明を避けたい)。取り敢えず投稿を取り下げ、私が改めて投稿し直すことにした。しかし気づいて良かった。下手をしたら、投稿し
たと思いこみ数ヶ月を過ごすところであった。
投稿ファイルの用意の仕方とか投稿手続きの仕方とか、形式的なこともきちっと教えておかないといけない。「これ論」は、投稿論文の書き方に関する本質的
なことを教えた(つもり)の本である。しかし本質的なことだけでは駄目な
のだと思った。
4/3(火)
の進歩 感動の物語
来週の月曜日に行う、生物学科三年生のための学生実習の準備を始めた。カタクリを材料に、種子の生産戦略の解析をするのだ。例年以上に頑張ろうと、問題の
背景を説明するための PowerPoint ファイルを作った。説明がちょっと丁寧過ぎるか、いややはり不十分かは一か八かである。
資料をカラー印刷しようと、ネットからカラーコピー機(富士ゼロックス製)に繋げた。ところが印刷しない。コピー機の実行状況を確認すると、「プリント
完了」と表示している。機械のくせに嘘こくとはとんでもないやつだ。何度試しても駄目、みっちーに相談しても駄目なので、富士ゼロックスに電話をかけてみ
た。状況を説明していると、廊下の向こうからコツコツとハイヒールの音が聞こえてきた。胸には富士ゼロックスのバッチが。富士ゼロックスのコピー機に困り
富士ゼロックスに電話をかけているところに富士ゼロックスの社員が颯爽と現れたのだ! 現れた女性が当の電話の相手で、電話で話しながら私を見て、「ふ
ふっ」と微笑みつつ歩いて来るともはや恋愛ドラマである。しかし現実は残酷だった。それは地獄の始まりであった。むろん、この方は電話の相手ではなく、た
またま点検に訪れたのであった。そこへいきなり「プリント出来ない」と言われ、しかもそれは、簡単に解決できる問題ではなかった。専門技術者ではないらし
く、社に電話で相談しつつ苦闘が続く。物語はいつのまにか、夢の実現のために苦難に立ち向かうドラマとなっていた。「もう一度だけプリントしてみて下さ
い」と頼みに来ること三度。そして二時間後、ついに自らの力で問題を解決したのであった。プリント音が響き渡る廊下に、歓喜の声と笑顔が溢れた。見ている
私も、爽やかな感動に包まれたのであった。終わり。富士ゼロックスの K さん、直してくれてどうもありがとうございました。
こじこじとモデルの相談をした。問題が複雑になり過ぎているので、的を絞って一つ一つ解決していこう。まずは、変動の大きさが最適種子サイズに与
える影響の解析だ。
4/2(月)
の進歩 准教授だと
新年度が始まった。大学教官の職名が変わり、「助教授」改め「准教授」だそうだ。でも、実質的には何も変わらないであろう。お役所の「改革」は大抵、形だ
けである。
生物学科三年生のための講義の準備を始めた。どういう講義内容にするか。去年の講義アンケートで評判の悪かった物は JFL
に落とす。つまり今年度の講義から外す(「J2
に落とす」と書きたいところだが、そうもいかない我がクラブの現状がある)。アンケートを集計したところ、「生態学における分子的手法(エコゲノミクスを
含む)」がダントツで評判が悪かった。私自身が、この講義内容にびびっと来る物が無いままやったのだから、この評価も当然である。かくして、またしても一
年で JFL 落ちとなった。前回にこの講義をしたのは 2003 年度で、その時も一年で JFL
落ちした。はたして、再び這い上がって来ることがあるのか、京都サンガ FC(*)みたいに。
*京都サンガFC:J1 と J2 を行ったり来たりしているエレベータークラブ。J2 で圧倒的な強さを見せて昇格しても、J1
ではその強さをすっかり忘れてしまう。川崎・大分・新潟・大宮・甲府など、他の昇格クラブは J1
でも頑張っているというのにだ。ただし、必ずまた昇格することから、「京都サンガ社製のエレベーターは品質が確か」と、シンドラー社製のエレベーターのビ
ルから羨まがられている。
4/1(日)
の進歩 愛媛に快勝!
ベガルタ仙台が愛媛 FC に 4-0 と快勝した。萬代が二得点。「ひ弱で、点を取る気がしない」なんて書いて(3/25 の進歩参照)悪かった。
試合は午後四時から。午前中は、昨日買って帰った花を植えて過ごした。やはり、花で彩られると気分が良くなる。引っ越すまでは、この家の庭もたく
さん可愛がってあげよう。
その後、またしても新築現場を見に行った。昨日の今日ではたいして変わっていないはずであるが、どうしても気になってしまうのだ。
帰宅後、CS
で試合を応援した。望月ダービーである。仙台の望月達也監督と愛媛の望月一仁監督が激突するのだ。ただし親戚ではない。とはいっても、ジュビロ磐田ユース
の監督(仙台の望月さん)とコーチ(愛媛の望月さん)だったという間柄だ。もっとも、「望月ダービー」を意識していたのは、呼び分けに気を遣ったアナウン
サー(と私)だけであった。
試合開始。ゴール裏一面に並んだ「ニンジニア」の看板が私を捉えて離さず、試合に集中できない。これもアウェーの洗礼か。だいたいにおいて、愛媛
FC のスポンサーページにバナーが四つも
あるところがただ者ではない(他のスポンサーはバナーが一つ)。
選手もニンジニアにやられたのか、ペースを掴めない立ち上がりとなった。しかし 10
分ほども立つと落ち着いてきて、仙台が試合を支配するようになった。そして前半 19
分、永井のスルーパスをロペスがトラップミス。目の前に転がって来たボールを、萬代が慎重に流し込んで先制した。なぜかさして喜ばぬ萬代と嬉しそうにして
いるロペス。おかげでしばらくは、ロペスのゴールという扱いであった。先制してすっかり落ち着いた仙台は、格の違いを見せつける試合運びをするようになっ
た。個人の力で上回っているため、一対一で勝ちまくり、セカンドボールも拾いまくる。仙台ボールになると、少ないタッチで流れるようなパスワークを見せ
る。どこまでも華麗に繋がるパスに、「シュートをするつもりは無いのか?」と思わせることもあったが。後半になっても試合展開は変わらなかった。後半
6 分には、カウンターから左サイドを突破し、中島からの折り返しを萬代が流し込んで 2-0 となった。後半 12
分には、うっとりするようなパス回しで右サイドを崩し、最後はロペスが強烈なシュートを決めて 3-0 となった。後半 30
分に中島もゴールを決めて、2 トップが揃って点を取るという目出度い試合になった。
攻守共に圧倒しての快勝。ここ何試合かと異なり、運動量も最後まで落ちなかった。愛媛の望月監督は、為す術がなかったのではないか。しかし反省すべき点
もある。もう 3-4 点は取れたはずで、決定力不足解消とは言い難い。守備で集中を欠いて、後半の終わり頃に何度か決定機を作られたことも問題である。
次節は、ホームでの札幌戦だ。前評判通り好調の札幌は、四勝一分一敗の三位に付けて来ている。札幌戦は、第一巡の天王山となるであろう。修正すべき点は
修正して、今度こそホーム初勝利を上げたい。