「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況
若手研究者のお経
進行状況ホーム
12/31
(月)
の進歩 気候が違う
起きてみると、雪が 5 cm 位積もっていた。雪景色の大晦日とは良いものだ。
今日は、犬の美容院にあんを連れて行く。新年を迎えるのだし、奇麗にしてあげるのだ。午前 10
時頃に美容院に預け、私だけ帰宅して部屋の掃除などをして過ごした。昼前に迎えにいったら、すさまじい勢いで抱きついて甘えてきた。ほんの二時間ほどなの
に、三日間預けたときと変わらない喜びぶりである。家で留守番させるとき、帰宅してもこんなには甘えてこない。アウェーに弱し、あん。
暁子を迎えに、雪の中を車で仙台駅へ向かった。街に近づいていくと、だんだんと雪が減ってきた。街中では、雪が降ってはいるものの、まったく積もってい
なかった。我が家の周り(5 cm 位積もっていた)とは大違いである。以前、仙台市の南部と北部では平均気温が 2
度くらい違うという話を聞いたことがある(我が家は仙台市の北部にある)。そんな調子でいったら、仙台市と青森市では平均気温が 50 度くらい違うことになるのではないかと、
その話を疑っていた。しかし、これは確かに気候が違うと実感した。我が家が、西部の山沿いに近いことも雪が多い一因であろう。
豪華カニすきを頂きながら紅白歌合戦を見た。予習の甲斐あって、見るのが二
回目という歌が多かった。かなりご機嫌に飲んでしまい、記憶がかすれてしまった。
12/30
(日)
の進歩 お節料理 焼き物など
今日も朝からお節料理作りを始めた。鶏味噌松風焼き・卵と鶏の博多寄せを作ったところで昼近くになった。いったん中断し、昼食がてら、朝市に買い物に行っ
た。昼食は蕎麦屋に行くことにした。美味しかったら、年越し蕎麦を予約する算段だ。ネットで調べ、「妙庵」という店に行った。美味しかった。比較的近所
に、美味しい蕎麦屋をようやく見つけることが出来た。年越し蕎麦を予約して朝市へ向かった。ごった返して動くのも大変な市場内を何とか移動して、馴染みの
店である金華山に行った。生タラバガニと大間の本鮪大トロを購入して帰宅した。帰宅後もお節料理作りに励み、七宝寄せ・車海老の鬼殻焼き・鰆の西京焼き・
鰤の照り焼き・鯛の黄金焼き・なますを作った。これで完了だ。目出度し。
夜は、紅白の予習を兼ねて、日本レコード大賞を見た。昔から流行に疎かったけれど、この頃は拍車がかかっている。紅白を見ても、初めて見るグルー
プ(人)か、初めて聴く歌か、十年・二十年と同じ歌を歌っているかの
どれかばかりだ。だから予習が必要なのだ。レコ大を見ても、思った通り、ほとんどが知らない歌であった。そもそも、どちらが曲名でどちらがグループ名なの
か
がわからないことが多かった。「これ論」流に書くと、タイトルで、どちらが「扱う問題」でどちらが「着眼」なのかわからないのと同じである(例;「ベガル
タ仙台と牛タン定食」)。さらには、大賞を取った「蕾」(コブクロ)も、(たぶん)初めて聴いた歌であった。ま、いっか。ともかくも予習のおかげで、心に
若干の余裕を持って紅白に臨むことが出来る。
12/29
(土)
の進歩 お節料理 煮物
朝からお節料理作りを始めた。母から貰った本『日本料理入門』(藤本憲一 著)と、自分で買った本『伝統のおせち』(浅田峰子
著)を見て作っていく。自分が育った味の再現を目指しているので、とくに前者の本を大いに参考にする。母が読んでいた本なので、慣れ親しんだ料理がたくさ
ん載っているのだ。
今日は煮物を中心に取り組んだ。日持ちのことを考えると、まずは煮物からである。そのくせ、鰆の西京焼き用の鰆はもう買ってある。保存と味という点で、
生のまま冷蔵庫に置いておくのと、焼いてから置いておくのとのどちらがよいのかと、朝から妙に悩んでいる。その一方、「生のまま置くか、焼いてから置く
か」は語呂が良いと気に入ってもいる。それはともかく、栗きんとん・叩き牛蒡・結び牛蒡・昆布巻き・花蓮根・芽慈姑の含め煮・牡丹百合根・煮しめ・田作
り・初梅・筍の含め煮・蕪の含め煮をしゃっしゃと作っていった(若干、煮物で無い品も含まれている)。お節料理作りもこれで何年目か。さすがに手慣れてき
ている。
今年は、伊達巻きの手作りにも挑んだ。何年か前に挑戦して失敗し、以来、既製品を買うことにしていた。しかし、既製品はお菓子みたいで不味い。新居に
移ったことだし、家に見劣りせぬ伊達巻きを作ろう。そう思って挑戦したら、あっさり失敗 ーーーーー
ではなく成功した(ほんと)。以前に失敗したときは、オーブンレンジが安物であったことが敗因であった。今のオーブンレンジは高級なので、立派に伊達巻き
を焼いてくれた。
料理をしながら天皇杯準決勝を見た。サンフレッチェ広島は、我らが J2
の代表である(まだ早いか)。そして見事に、ガンバ大阪を打ち破った。元仙台の寿人の活躍が嬉しかった。もう一つの準決勝には川崎フロンターレが進出して
いた。川崎にも、元仙台の村上と森がいる。川崎が勝てば決勝は、仙台サポだけが勝手に思いこむだけかも知れないが、「元仙台対決」になる。しかし川崎は、
鹿島アントラーズに敗れてしまった。残念。
無料体験中の WOWOW
を姑息に利用すべく、今日一日で映画を四つも録画してしまった(笑いの大学・日本沈没・模倣犯・武士の一分)。夜に、「笑いの大学」を見た。面白いのだ
が、つまらないのだか。途中までは楽しんだれど、後半がつまらなかった。「笑いの要素が一切ない喜劇を作れ」という難題にどう答えるのかと思ったら、なん
だあの展開は。がくっときた。
12/28
(金)
の進歩 良いお年を
今日で仕事納めだ。明日からは、自宅に籠ってお節料理作りに励む。今日の昼休みには、朝市にささっと行って食材をたくさん買い込んできた。
今年は、七年前に新築した家を売りに出し、新しい家を建てるというとんでもないことをした年であった。新居は、日当りも良く庭も広くて快適である。しか
し、一生に一度の買い物を二度もして、この先無事に生きていけるのかという不安がある。年金が貰えなかったら終しまいであろう。社会保険庁は、誰の年金な
のかわからない記録が多くて困っているが、私は、就職前に国民年金を払っていたのかどうかわからなくて困っている。わからない者同士、なあなあで話をつけ
ることは出来まいか。不明の記録を一つ私に頂戴。
ベガルタ仙台 MF ロペスが、横浜 F マリノスに移籍することになった(ベガルタ公式ページより)。やは
り J1 に行ったか。J1 でどれくらい通用するのか見物だ。
かたや、我らがベガルタ仙台は、ヴィッセル神戸の FW 平瀬を獲得する気らしい(日
刊スポーツより)。平瀬といえば、シドニー五輪予選でのあのゴールを思い出す。若い頃は、光り輝いていた選手だった。最近はめっきりであるが、仙
台での復活を期待したい。
それにしても、外国人選手を穫らないというのは本気なのか?
今年も一年間お世話になりありがとうございました。皆様、どうか良いお年をお迎え下さい。年明けの更新日は未定です。1/4
かも知れないし、1/7 かも知れません。7
日を過ぎても更新されていなかったら、逃亡して第二の人生を始めたと思って下さい。休み慣れして、研究室に行くのを忘れている可能性もありますが。
12/27
(木)
の進歩 弾圧
驚き呆れた。東北大の井上総長の研究を「不正」と告発する者がいて、それに対する対応についてだ。この告発は、
「(井上総長の、)結晶構造を持たない金属ガラスの30ミリ大の塊を作ったなどとする実験が「他の研究者によって結果が再現されていない」「データの信憑
性(しん・ぴょう・せい)に疑義がある」などと主張している」
ものである(朝
日新聞より)。大学が設置した調査委員会はこれに対して、
「「多様な因子が絡み合う実験は、常に同じ結果が再現できるとは限らない。手法を改善した別の研究者の実験では、30ミリの塊ができた」などとして「意図
的な(研究成果の)捏造(ねつ・ぞう)とは判断できない」と結論付けた」
そうである(同紙より)。こんな結論、到底納得できない。「常に同じ結果が再現できるとは限らない」ことは確かにそうだ。しかし論文として発表するからに
は、「ほぼ確実に」同じ結果が再現できなくてはいけない。委員会は再現実験を行っていない(河
北新報より)。
「材料科学を専門とする東北大の教授は「理解に苦しむ。論文を読んだが、再実験はさほど複雑な手法ではない。(略)」
と述べている(同紙より)にも関わらずだ。「他の研究者によって結果が再現されていない」という告発に、再現実験も行わず、「常に同じ結果が再現できると
は限らない」と「反論」して済ますとは。さらには、「手法を改善した別の研究者の実験では、30ミリの塊ができた」というのはつまり、井上総長の元々の方
法ではうまくいかなかったということであろう。うまくいかない方法を使ったのに良い結果が出たと主張するなら、何かの偶然が起きたのか、嘘をついているか
のどちらかである。実験データなどの一次資料の確認も、
「庄子哲雄理事(研究担当)は「本調査であればデータを確認するが、今回は本調査の必要はない」との見解を示し」
たそうだ(同紙より)。「必要はない」ってわけがわからない。------------
これだけでも十分に驚き呆れることであるけれど、なんと、告発者を告訴することを検討しているという(朝
日新聞より)。権力による弾圧という言葉しか思い浮かばない。
胚珠の余剰生産と選択的中絶モデルの数値的な解析に取り組んでいる。言いたいことは簡単なことなのに、数値計算はややこしい。
Mathematica が計算してくれなくて困っている。
12/26
(水)
の進歩 使用開始
新しい iMac を使い始めた。古い iMac と繋いで中身転送をクリックし、待つこと 40 分。あっと言う間に(今、「40
分」と書いたではないか)、アプリケーション・文書ファイル等あらゆるものが新しい iMac
に乗り移っていた。昔は、新しいパソコンを買うと設定し直すのが大変だったけれど、便利になったものだ。新しい iMac
は今のところ真面目に動いている。ただ、ATOK が使えなくなってしまった。バージョンが古いから仕方ないか。
ベガルタ仙台 FW 萬代のジュビロ磐田への完全移籍が正式に発表された(ベガルタ公式ページより)。
本人のブログによると、友達のいないところに行きたいそうだ。残念だけれどどうしようもない。FW をどうするのかと思ったら、FW
西山貴永(本所属川崎フロンターレ、横浜 FC に期限付き移籍中)の期限付き移籍での加入が発表された(ベガルタ公式ページより)。
はっきり言って、誰だこの選手? プロ四年間で J リーグ戦に出場 16 試合無得点だそうだ(ただし、AFC で一点取っている)。中島師匠も、J1
出場 23 試合無得点という輝かしい戦績をかかげ、鹿島アントラーズから移籍してきた。でも、今季は 10 点取った。西山の飛躍を期待したい。
重要書類作成中。レフリーコメントへの対応を書くように、慎重に慎重に。
12/25
(火)
の進歩 新しい iMac が届いた
注文していた iMac が届いた。明日、いろいろと設定しよう。
かたや、今使っている iMac がお利口さんになってしまった。もう一週間、ちゃんと動作しているのだ。パソコンを終了しない作戦(12/20 の進歩参照)が功を奏しているわけではないようだ。実は、とある都合で再起動する必要が何
度か生じた。ディスクユーティリティーでディスクに問題が無いことを確認し、恐る恐る再起動したらちゃんとうまくいった。でもまあ、不安は不安なので新し
いパソコンに切り換えることにする。
胚珠の余剰生産と選択的中絶モデルの解析に勤しんだ。だいぶ、問題が整理出来てきた。明日からは、数値解で強行的に解いてしまうことを試みよう。
12/24
(月)
の進歩 座卓
和室に座卓を置くことにした。これまで、六畳の空間に何も置いていなかった。しかしこれでは、せっかくの贅沢な作りの和室がもったいない。座卓があれば、
和室で気軽に食事をすることもできるし。というわけで、東京インテリア泉店に行った。ただし、仙台の人民がこの時期に大きな買い物をすることは愚の骨頂で
ある。仙台名物の初売り(正月二日から)というものがあり、その時に買えば景品もたくさん付いてくるのだ。だから今日は、予備調査が主目的である。もっと
も、気に入った座卓が見つかり、かつ、年内に配達可能ならば買うかもしれない。どうせならば、お洒落な座卓で正月料理を味わいたいからだ。東京インテリア
泉店には、私が以前に買い物をしたこと(揺り椅子とテーブルを買った)をちゃんと覚えてくれている店員がいて、しかも、店に入った途端にその人が挨拶して
きた。その人に案内して貰って座卓を物色した。お洒落な座卓は、大きく二つに分けることが出来た。一つは、外国産の無垢材のテカテカ光るもの、もう一つ
は、国
産の無垢材の非テカテカものだ。国産のテカテカものは無かった。外国産がテカテカなのは、高温多湿な日本の気候に合わない材質のため、塗りを厚くして空気
との接触を遮断してしまうためであるという。国産の方がお洒落に思えたが、外国産のテカテカも悪くはない。考えているうちにわからなくなってきた。とりあ
えず問題を先送りしようと、昼食を摂りがてら、東京インテリア名取店に移動した。店舗の規模としては、この名取店の方が大きい。名取店では、二つほど候補
を絞ることが出来た。しかし決定力が無く、またしても問題を先送りすることにした。結局何も決めずに帰宅。家に戻ると和室に入り、室内を熱く見つめなが
ら、初売りでは必ず買おうと決意したのであった。
12/23
(日)
の進歩 あんの甘え方
今日は暁子が帰ってくる。そこで朝から料理の支度をした。朝市が休みなので刺身は無しだ。その分、他の品を増やすことにしよう。
昼食後、仙台駅に車で暁子を迎えに行った。無論あんも連れて行った。あんは、車に近づいて来る暁子を発見すると、尻尾を振り前足をばたばたさせて
大興奮。暁子がドアを開けた途端に飛びついて行った。そして、暁子に抱きついて顔を舐めまくる。興奮して前進するあまり、暁子の顔を乗り越えて空中を舐めることもしばしばである。この大甘えがいつもで
続くのかと思うが、五分ほどでぴたっと終わる。そして、私の膝上に乗ってきて、何事も無かったように外を見つめる。かなり切り替えが良い。しかし、何かの
拍子に暁子がいることを思い出し、暁子の膝上に移って十秒ほど顔を舐める。そしてまた私の膝上に戻り外を眺める。私の膝上に乗るのは、甘えるためではなく
て台にするためである。憤然。
「ろくに食べていないので夕食は五時から」と暁子が強行主張するので、早々に料理を再開した。そして五時過ぎには夕食を始めた。
八時からは、WOWOW で、「硫黄島からの手紙」を録画しながら見た。ただし、WOWOW
には入っていない。この映画を録画したかったので、「15
日間無料お試し」に登録したのだ。むろん、正式に加入する気は全くない。年末年始に面白い映画をやるかもしれないし、無料お試しには絶好の時期を選んだと
言える。
12/22
(土)
の進歩 MF 梁が契約更新
昨日に続いて良い知らせが届いた。ベガルタ仙台 MF 梁が契約を更新し、来季も仙台で闘うことになった。梁も、J1
クラブに引き抜かれないかと心配していた選手である。これで、引き抜きは萬代だけで済みそうだ(といっても、これだけでも大いに痛いけれど)。梁には、来
季の攻撃陣のリーダーとして頑張って欲しい。
大掃除の第二弾として、床の拭き掃除をした。床には UV
フロアコーティングというものを施してあり、施工当初は、ぴかぴかのすべすべであった。ところがいつしか、汚れが目立つようになってきた。夏のあいだ素足
ですごしたので、脂汚れとかが付いてしまったようだ。この汚れを一掃すべく、固く絞ったぬれ雑巾で床ふきに励んだ。四時間くらいかかってしまった。四つん
這いになって力を込め続けたのでくたびれ果てた。近年の掃除作業で一番辛かった。でも床は、施工当初のようにぴかぴかのすべすべに戻った。もう当分、床面
を裸足では歩きたくないと思った。ただし意外なことに、あんの粗相を厳しく取り締まろうという決意は湧かなかった。コーティングがしっかりしているので、
床材に粗相が染み込むことはない。拭き掃除をすることになるのでかえって良いかなと思ったのである。
12/21
(金)
の進歩 DF 岡山が仙台に完全移籍
良い知らせが届いた。柏レイソルからベガルタ仙台に期限付き移籍中だった DF 岡山が、仙台に完全移籍することになった(ベガルタ仙台公式ページよ
り)。今季の仙台は、第二巡第三巡に失速した。そこに岡山が加わったことで、守備が安定して仙台は立ち直った。最後まで昇格を争えたのも、岡山の加入が
あったからこそである。その岡山に、アビスパ福岡も獲得の意志を示していた。条件は福岡の方が良かったらしい。しかし、
「プロとしてより多くのお金をもらうことより、想い合うサポーターと一緒に喜びや怒りや哀しみや楽しみを分かち合いたいと想いました。J1昇格を共に勝ち
獲る為にこれから一緒に戦っていこう。」(ベガルタ仙台公式ページよ
り)
なんという言葉。惚れた。我らが仙台サポは、岡山となら死ねる(実際にではなく、気持ちの問題として)。岡山、こうなった
ら、仙台市太白区鈎取に家を買っちゃえ!(このページの冒頭を見よ)。
ただ一つ気になるのは、「岡山劇場」(* 1)についてである。仙台にはすでに「シュナイダー劇場」(*
2)がある。今季は両劇場がかち合うことはなかった。しかし来季は、二人揃って試合に出ることも多かろう。同時開催するのか、合併するのか。「どちらかは負け試合のときに」などというのは仙台サポの風上にも置けない発
言なので無視するとして、さてどうする?
* 1 勝ち試合の後、岡山が行うパフォーマンス。大阪出身の岡山らしく、かなり関西系。
* 2 勝ち試合の後、GK
シュナイダー潤之介が行うパフォーマンス。あまり、ウケは意識していない。潤之介が試合に出ていなかったため、今季後半は開催されることはなかった。
今日も、胚珠の余剰生産と選択的中絶モデルの解析に勤しんだ。ちょっと前進した。
12/20
(木)
の進歩 パソコン対策
先日来、パソコンが起動しないという問題に悩まされている。新しいパソコンを注文したのだけれど、年末のことゆえにいつ届くかわからない。だからしばらく
の間、今のパソコンを騙し騙し使うことにしている。とはいっても、またしても起動しなくなったら憤慨である。ではどうすれば良いのかと思案していてい気づ
いた。パソコンを終了しなければ良いのではないか。これまでは、帰宅
時にはパソコンを終了していた。そして翌朝に起動しなくなること四回であった。起動しないパソコンは終了しないに限る。なんと根本的な作戦であるか。今日
からこの作戦を実行する。それにしても、気づくのが遅すぎた。
ベガルタ仙台から戦力外通告を受けていた MF 中田が、横浜 FC に移籍することになった。横浜 FC
の都並新監督は、仙台の監督の時に中田を大いに評価していた。だから獲得したのだろう。ま、仙台戦以外で頑張って頂戴ね。
中田の別れの言葉が、ベガルタ仙台
公式ページに載っている。以下に引用する。
「(略)。できる事ならば、このベガルタ
仙台でサッカー選手を終えたかった。すべては私の力不足、そして何よりこの4年間でベガルタ仙台をJ1へ昇格させる力になれなかった事を本当に情けなく思
います。(中略)。最後になりましたが、この4年間中田洋介を支えて下さった皆様、本当にありがとうございました。また逢う日まで、笑顔で!」
今さらながら、なかなか味わい深い選手であることが判明した。前半部分の、「すべては私の力不足」を頂点とする悲壮感。「また逢う日まで、笑顔で!」とい
う、卒業文集のような別れの言葉。横浜 FC での、こっち方面での活躍も祈りたい。
今日も、胚珠の余剰生産と選択的中絶モデルの解析に勤しんだ。思ったよりも難しそうだ。これで良いだろうと思って解析して、出てきた結果を見てみ
る。どうも直感に合わないので、モデルを見直してみる。そうすると改良すべき点に気づく。改良すると、モデルが複雑になってしまう。新しいモデルを実行す
ると、Mathematica がいつまでも計算中となる。暇なので、この日記を書いて時間を潰したりする。ま、前進しているのだとは思う。
12/19
(水)
の進歩 萬代移籍か?
ベガルタ仙台 FW 萬代がジュビロ磐田に移籍することが濃厚らしい(日
刊スポーツより)。本人はだいぶ悩んでいるようだが。萬代は、これレポ第三部の文章技術
の章で、文例にしばしば登場している。たとえばこんな文。
菅井が叫びながら走る萬代にパスを送った。
叫んでいるのは菅井なのか、それとも萬代なのかわかりにくい例である。この例文を以下のように変えてみよう。
菅井が悩みながら移籍する萬代にパスを送った。
悩んでいるのは菅井なのか、それとも萬代なのか。‥‥‥でも、移籍するのは萬代であることが明確だなと今さらながら思うのであった。なんで
「今さらながら」なのか。
コジが、嬉しそうに私の部屋に入ってきた。共存モデルが出来上がったという。やった、おめでとう!
これでいよいよ、どんな生活史戦略のものが共存するのかの解析に取り組むことが出来る。モデル完成の嬉しさを胸に、ばしばしと解析を進めておくれ。
今日は一日、胚珠の余剰生産と選択的中絶モデルの解析に勤しんだ。今月の談話会の時のコジの案を取り入れ、花が二個の場合に、胚珠の選択的中絶が
進化するのかどうかを解析している。こう書いてもよくわからないだろうけど。なんか面白くなりそうな予感がしている。
12/18
(火)
の進歩 パソコン買い換え
今朝、パソコンが、目出度く四度目の崩壊をした。ぐるぐるマークが出るばかりで立ち上がらない。四度も死なれては、さすがに見切りを付ける気になる。しぶ
しぶ、生協に行って新しいパソコンを注文した。年末なので、今年中に届くかどうかは微妙であるという。「パソコンが壊れております」と言ったら、「せっつ
いておきましょう」と答えくれた。
ここ数日、ベガルタ仙台関係の新しいニュースが入ってこない。新戦力の獲得とか、現有選手の契約更新とかが、ひそかに進んでいるのだろうか。気に
なる。
留学生向けの英語での講義の私の担当分(全三回)を終えた。今日は、五人のうち三人しか来なかった。もう一回講義があれば全員来なくさせた自信が
ある。でも、もうやりたくないので、ここまでとしよう。
それはともかくも、終わったのだからさっぱりしたい。というわけで今夜は、牧が我が家に遊びに来てくれる。今日の午後も休暇を取って、しっぽり料理をす
ることにしよう。
12/17
(月)
の進歩 かとぅ来仙
昨年度に修士課程を終えホクレンに就職したかとぅが、研究室に遊びに来てくれた。東北大のマンドリンの演奏会を聴きに来たのだそうだ(彼はクラブ
OB)。久しぶりに見たかとぅは痩せていなかった。いや、同じでもなかった。仕事がらみの飲みが多く、かなり蓄積されたのだという。それはともかく、充実
していて楽しそうだった。また遊びに来て頂戴。
がんちゃんから、豪華煎餅のお歳暮が届いた。どうもありがとう。
今日の午後は電気屋が自宅にやって来る。二階のホール(揺り椅子を置いてあるところ)に読書用の照明を増設するのだ。揺り椅子に揺られながら本を
読む(『のだめカンタビーレ』とか)。至福の時となるであろう。とういわけで、午後は休暇を取って家に戻る。
12/16
(日)
の進歩 大掃除第一弾
早くも大掃除に取りかかった。正月に楽したければ年末に働くことであり、年末に楽したければ師走に働くことだ。今日は、窓掃除に取り組んだ。まずは、高圧
洗浄機で窓の外側の掃除だ。水の跳ね返りを浴びるので、ベガルタのポンチョを着て挑んだ。一階部分の窓は、庭から徹底噴射して汚れを落とした。脚立を使う
と二階部分の窓にもなんとか届いた。バルコニーの窓も、洗浄機の噴射機をバルコニーに引き上げて掃除した。ついでに、浴室内も徹底洗浄した。昼食後、室内
側の窓ふきをした。室内で高圧洗浄機を使うと悲惨なことになるので、硝子クリーナーとタオルを使って手作業で落とす。ところどころ、高圧洗浄したはずの外
側の汚れが残っていたりして憤然としつつ、作業を進めていった。四時前に終了。旧居よりも窓の数が増えているので大変であった。
クラブ W 杯の、三位決定戦と決勝戦を堪能した。三位決定戦では、浦和レッズが PK 戦の末に勝利した。GK 都築が、相手の四人目の
PK を止め、浦和の勝利が決まった。しかし都築は、PK
を止めてもにこりともせず、憮然とゴール裏に歩いて行って水を飲んだ。自分の凡ミスで失点し引き分けに持ち込まれたので、自分に対する怒りが渦巻いていた
のであろう。都築の侍魂を見た思いがした。ただし、勝ったことに気づいていなかった可
能性も否定できない。
優勝した AC ミランのプレーは華麗の一言に尽きた。あれだけレベルが高いと、見ていて本当に楽しい。
先制点をアシストしたカカのプレーが気になった。シュートが相手に当たり自分の元に戻ってくると、すかさずまた左足を振り抜いた。そのボールが、逆サイ
ドに走り込んでいたインザーキにピンポイントで合い、インザーキが冷静にゴールに押し込んだ。カカのあのボールはパスだったのか、それともシュートミス
だったのか?
試合後のインタビューでは「シュート」と言っていたけれど、質問者の意図が伝わらず、一本目のことを「シュート」と答えた可能性もある。本当のところが知
りたい。
12/15
(土)
の進歩 いぬ箱
ねこ鍋というのが流行っているらしい(ヤフーよ
り)。一瞬あぶない印象を受けるが、実はえらく可愛らしいものである。空の土鍋を置いておくと、その中に子猫が勝手に入って、くうくう寝てしまうのだ。し
かもわざわざ、二匹三匹と一つの土鍋の中に入り込み、大盛り・特盛り状態となる。さすがに狭く、寝ている内に落っこちる子もいる(吹きこぼれ)。
ねこ鍋を思いついた人(というべきか、猫というべきか)は偉い。その着眼の良さに感心してしまう。私も対抗して「いぬ箱」を投稿しようと思ったが、大し
て面白くない。
いぬ箱
気づくと 12
月も半ばだ。月日の速さにげんなりである。とりあえず初スキーにでも行ってやろうかと思った。山形蔵王の積雪情報を調べると、雪不足で滑降不可のゲレンデ
が多い。やる気を無くして、ぐだぐだすることにした。昼食に、讃岐うどんのまる賛に行ったり、東京インテリアに行って蝋燭を買ってきたり。帰りがけに泉
パークタウンを通って、庭見物もした。綺麗な庭を見るのは楽しいし、参考にもなる。近所の庭は結構見飽きたので、パークタウンにまで出向いてしまったの
だ。帰宅後、あんを連れて一時間の散歩。セッターという大きな犬種に会い、ズボンに涎を付けられた。
12/14
(金)
の進歩 高木フィジカルコーチ就任
ベガルタ仙台の新しいフィジカルコーチに、昨季までセレッソ大阪のフィジカルコーチを務めていた高木昭次さんが就任することになった(仙台公式ページより)。正直、
34 歳には見えないけれど、それは関係ない。一年間闘える選手に育て上げておくれ。
生物学科三年生向けの研究室紹介をした。三年生は三人しかいなかったけれど、頑張って説明した。「役に立たない研究をしている」ことを誇りを持っ
て力説すべきというコジの提案に従い、「我が研究室は役に立たないことをやっています。知的好奇心、それだけです!」と叫んできた。
みなさん、研究室にも是非見学に来て下さい。
ガソリンスタンドにタイヤ交換にいった。7700
円払って冬タイヤを保管して貰っていて、それに付け替えるのだ。ところが、冬タイヤを出してきた店員が、「すり減っていてもう使えません」と言う。なんだ
それ。なら、タイヤを預かる時にそう言うべきだ。これでは、7700
円払わせて使えないタイヤを保管させたことになる。まあでも安全には変えられない。そのガソリンスタンドで、冬タイヤを新しく買うことにした。「保管料を
割り引いてくれ」とねじ込んだら、20 % 引きにしてくれた。他の人にも 20 %
引きするのではないかと怪しみ、しつこく確認したところ、「他の人には 5 % 引き」とかごにょごにょ言っていた。
12/13
(木)
の進歩 ぼんやりと見えてきた
先日来、手倉森(誠)監督と手倉森(浩)コーチが間違われやすいことを有効に利用すべしと提唱してきた(12/5 と
12/12
の進歩参照)。しかしこれまでは、どう有効利用するのか思いつかなかった。今日、ぼんやりと見えてきたように思う。手倉森(誠)監督は来季、シーズン中に
も自らスカウトに向かうことにしたという(ス
ポーツ報知より)。練習と試合に忙しいときに、監督自らが高校・大学を視察するというのだ。ここにヒントがある。なんつーか、ベガルタ仙台の
J2 の試合と高校・大学の試合に、「手倉森 X」が同時に現れるこ
とも可能なのではないか。「監督が指揮している」と安心する仙台の選手と、監督がわざわざ来て下さったと感激する高校生・大学生。これはなんかすごい。
ひじりの論文セミナー。海藻における食害防御を調べた論文を紹介してくれた。茎の基部を食べられると防御物質が誘導され、それを食べた食害者(巻
き貝)の産卵能力が落ちるという。それにより、将来的な食害(その貝の子孫による食害)量を減らすことが出来るという考察であった。面白いと思う。その一
方、将来のことより、今食べられているのを何とかすべきではないかとも思った。自分の足が食べられている最中に、それをほっておいて、将来食べられること
を心配するとは。ちょっと、先が見え過ぎではあるまいか。
大分トリニータから、MF 宮沢 正史がベガルタ仙台に期限付き移籍することが決まった(仙台公式ページより)。これは頼
もしい。長い間、J1
で主力として闘ってきた選手である。活躍を期待しよう。貴重な左利きということで、左サイドバックでの起用を考えているという話だ。これで、両翼からの攻
撃がぐんと厚みを増す。
12/12
(水)
の進歩 三度目の崩壊
パソコン(iMac OS X 1.51;メモリー 1.25 GB)がまたまた起動しなくなった。これで、12/4, 10
に続いて三度目だ。今朝は、丸いぐるぐる模様さえ現れない。これで完全にご臨終かと合掌したが、DVD
からだと起動できた。ディスクユーティリティーでハードディスクを診断しようとすると、だんまりになってしまった。前回は、「診断出来ません。ディスクを
消しましょうね」と言ってきたのに、それさえも言ってくれなくなってしまった。やむなしと、ハードディスクの消去をしてみた。それも、見えない変なファイ
ルが残らないようにと、完全消去してみた。と、ちゃんと完全消去できた。ハードディスクにアクセス出来ているようだ。ディスクを診断すると「問題なし」に
なった。一安心し、Time Machine でシステムの復旧を試みた。52 %
くらい復旧したところで、「復旧できませんでした。再起動して再度試みて下さい」と出たときは目の前が暗くなったけれど、もう一度試したらちゃんと復旧で
きた。
それにしても、もう限界だろう。今度起動しなくなったら、パソコンを買い換えるしかあるまい。
手倉森(誠)監督と手倉森(浩)コーチが、昨日行われたトライアウトを視察したようだ(サンスポよ
り)。残念ながら、めぼしい選手はいなかったらしい。しかし、他クラブの強化担当者と情報交換できて有益だったようだ。二人は一卵性双生児であるため、
「互いに間違われることが多く苦笑いを浮かべていた」(同紙より)そうだ。もったいない。逆手に取って、間違われることを有効に利用するべきであった。た
だし、どうすれば有効利用できるのかは、取り敢えず思い浮かんでいない。
鹿島アントラーズから、FW 田中 康平がベガルタ仙台に完全移籍することが発表された(ベガルタ公式ページより)。
シュートがうまいらしい(ス
ポーツ報知より)。決定力不足解消となるのか。それはともかく、萬代が移籍することを見込んでの獲得ではあるまいな。心配。
パソコンの復旧を試みる間、モリナガの論文に目を通した。Journal of Ecology
へ返送する改訂稿だ。改訂の仕方もだいぶ上手くなっている。きっと通ると思う。
12/11
(火)
の進歩 菅井が契約更新
ベガルタ仙台 DF の菅井が契約更新をした。これで来季も仙台で闘ってくれる。良かった。J1
に引き抜かれる可能性があっただけにほっとしている。ま、早々に契約したということは、J1 から獲得申し出が来なかったのよというのが本当のところだろうけど。
その仙台、今日からオフに入った。選手は自主トレに励み、一月下旬に再集合する。手倉森監督は、「体脂肪率11%以下」を指令したらしい(ス
ポーツ報知より)。選手は、餅を食べ過ぎないように。ところで、谷フィジカルコーチの後任は決まったのだろうか。去年のオフ時は、谷コーチが各人
に詳細な自主トレメニューを渡したはずだが。
京大霊長類研究所の院生が出してくれたレポートへのコメントをようやく終えた。大変だったけれど面白かった。
嬉しい知らせが一つ。かつてベガルタ仙台に在籍し、戦力外になってしまった GK 森田(現佐川急便 SC)が活躍している。 今季のJFL
の最優秀 GK だそうだ(こ
こ)。おめでとう。
英語で、留学生向けの講義をした。先週よりはましに出来た。学生(全部で五人)は、一人はえらく真面目、二人はまあまあ、一人はまったく聞いてい
ない、一人は謎である。謎の女の子は、講義中にしきりに何か紙に書いている。ときどき私の方を見るのでノートを取っているように思えなくもない。でも違う
のだろう。たぶん、詩でも書いているのだと思う。
12/10
(月)
の進歩 ニトリの埋蔵金
家具のニトリが、コンサドーレ札幌に一億円寄付するらしい(日
刊スポーツより)。「似鳥社長は『選手のモチベーションが上がるようにしてほしい。1億円は埋蔵金のようなもの』と話した」。ニトリの埋蔵金と
は。私は「これ論」で、「ここに穴を掘って下さい。なぜなら穴が無いからです」と言っても人は動
かないと書いた。「徳川幕府の埋蔵金が埋まっています」と説得すれば、人は喜んで穴を掘るのだ。来季、札幌の選手はニトリの埋蔵金を取り出すために闘う。
なんか感無量である。
京大霊長類研究所の院生が出してくれたレポートを読んでいる(12/7 の進歩参照)。コメントをしよ
うと頑張っているのだけれど、想像以上に大変だ。専門外のことを理解し、イントロの案を書いてみせる。丸一日かけて、二人分のレポートさえこなせていな
い。まいった。
またしてもパソコンがおかしくなった。12/4 の進歩に書いたのとまったく同じ症状である。今回も
Time Machine で復旧できたけれど、何か根本的な問題があるのだろうか?
12/9
(日)
の進歩 小田原へ
早起きして小田原に行った。父の七回忌の法事があるのだ。もう六年も経つのか。仙台駅に向かい新幹線のホームを歩いていたら、陸女寿司の奥さんと章子さん
にお会いした。びっくり。9:16 に東京駅に着いた。9:21 発の東海道線に乗るつもりでいたのに、9:26
発のに乗ってしまった。しかも、乗り間違えたことにしばらく気づかなかった。おかげで、約束の時間にちょっと遅れてしまった。兄一家と私と暁子の六人で法
事をした。姪の舞ちゃん(大学二年)と甥の遼君(高校一年)に会うのは何年ぶりか。しかし二人とも、あんまり変わっている感じがしなかったなあ。法事の
後、魚國で精進落としの料理を頂いた。豪華地魚の刺身が美味しかった。
兄から、とても嬉しいプレゼントを頂戴した。灯油ランプだ。私が欲しがっていることを知って(10/10
の進歩参照)、自宅にある物を持ってきてくれたのだ。北一硝子の製品で、父母から貰った物である。私も同じ物を父母から貰ったのであるが、割って
しまい泣く泣く破棄した。これで今日からまた、ランプの風情を味わうことが出来る。どうもありがとう。
午後七時半過ぎに帰宅した。朝五時過ぎからずっとケージに入れられていたせいか、あんが、いつもの倍くらい喜んで迎えてくれた。
12/8
(土)
の進歩 隣の空き地を耕した
久しぶりに庭仕事に励んだ。冬枯れして花が減ってきている。とくに、玄関アプローチの周りが寂しい。、パンジー・ビオラをたくさん買い込んで来て、玄関ま
わりに植えてやった。
さらには、隣の空き地も耕してあげた。手が入っていないので、この土地本来の土質である粘土層が一面を被っている。隣地のことながら、これでは園芸植物
は育たないと心配だ。とりあえず、我が家の駐車場に沿って幅 30 cm
くらいの隣地をどうにかしてあげようと思った。そして、この部分の粘土を取り除き、新しい土を入れてあげた。
我が家の駐車場と隣地の境界。写真中央の色の変わった部分が、新しい土を入れた部分。
いかんせん、私がここに綺麗に花を植えるのは不自然である。そこでコスモスの種子を蒔いておいた。コスモスは、一度植えると勝手に増えていく。隣地にも増
えて
いったとみなされるであろう。
サンフレッチェ広島の J2
降格が決まった。やっかいなクラブが落ちてきた。本来は落ちるべきクラブではないので、来季の昇格候補第一となるであろう。仙台としてはどう闘うか。
広島対京都の入れ替え戦は、「ゴール枠」が記憶に刻まれる決戦となった。第一戦第二戦をとおして、双方のシュートが何本ゴール枠に弾かれたことか。どれ
かが決まっていたら、運命は変わっていたやもしれない。とくに、第二戦の後半ロスタイムに、広島の槙野が放ったオーバーヘッドシュート。ここまで
0-0 で、このままいけば京都が昇格。しかし 1-0
で広島が勝てば広島が残留という、天国と地獄を分けるシュートだった。それが、ゴールポストに当たり、しかも、中に戻らずに外に出てしまった。あれがゴー
ルに入っていれば。あるいはピッチ内に戻っていたら。「ゴール枠って、何考えているのかわからなぁーーい」としみじみ思った。
12/7
(金)
の進歩 中島完全移籍
鹿島アントラーズから期限付き移籍中だった FW 中島が、ベガルタ仙台に完全移籍することが決まった(ベガルタ公式ページより)。あま
りにもほいほいとシュートを外すので返品するかと思っていた。しかし、裏への走り込み、スピードのある突破、献身的な守備は天下一品である。決定力さえ付
ければエースとなりうる。冬の間、シュート練習に励むように。
FW 萬代には、ジュビロ磐田から正式なオファーが来たらしい(サンスポよ
り)。さてどうやって引き留めるか。一番いけない説得方法は、「磐田に行っても試合に出られないよ」「一年でクビになるよ」と暗い方向に攻め立てることで
ある。
先月、京大の霊長類研究所で「これから論文を書く若者のために」の講義をした。そのレポートが送られてきた。イントロと考察の骨子を書いて貰った
のだ。みんな熱心に書いてくれている。私は専門外ではあるが、一所懸命にコメントをして返送するつもりである。
こうやって骨子を書いて貰うと、「これ論」流の執筆法が有効かどうかを確認することも出来る。だから私自身にとっても有り難いことである。レポート未提
出の方も、暇を見つけてどうか書いて頂戴。
生態学会の登録者のリストで竹中さんが一番なのは、「私が一番乗りなのは好きなように
いじれる登録データをひとつ載せて
いろいろとシステムの動作テストをするため」だそうである。そうであったか。ただし、「(竹中さんの)性格についてはなんら物語るものではない」とは言い
切れない。私が担当者ならば、恨みのある人を勝手に登録して、さんざんにデータをも
てあそぶであろう、ふっふっふだ。
12/6
(木)
の進歩 六丁目の奇跡
生態学会で、「胚珠の余剰生産と選択的中絶の進化条件:受粉時間のずれの影響の検討」という発表をする予定である。先日、この発表内容の致命的問題に気づ
き、つまりは、初期化されたハードディスクのように中身が綺麗さっぱりなくなった(12/3 の進歩参照)。講
演を取り消すか。でも、大会事務局はそういう場合も考慮しているらしく(意地悪な方向に)、大会公式ページのどこを探しても「講演取り消し」のボタン
が見つからない。やむなく(というわけでもないけれど)、新しい内容で発表できないかと苦悶を重ねた。そうしたら、まったく違う内容なのに演題はぴったりそのままという話が出来上がってしまっ
た。これは奇跡ではあるまいか。今日の談話会で学生に話したところ、新しい話にみな納得してくれた。さらにはコジが、面白いアイディアも提唱してくれた。
よし、いっきょに論文も書いてしまおう。
*内の研究室は、仙台市青葉区荒巻字青葉の六丁目にある。
とういわけで談話会があった。コジは、格子モデル開発の目処をつけたようだ。よかった。問題は、共存条件をどう設定するかだ。ひじりは論文を書く
のみである。書きやすいところからゼロ稿を仕上げていこう。モデル開発も論文執筆も、研究に投入する時間エネルギーに比例して成果が現れるものである。二
人とも頑張るように。みっちーは、学会発表に向けてデータの補完と再解析をする。それと、新テーマ(都市の生態学)のことも考えておくようにね。
河田研の津田くんが、有用なソフトを紹介してくれた。mi (http://mimikaki.net/)
というテキストエディタである。統計ソフト R のプログラムを書くときには皆、なんらかのテキストエディタを使うと思う。mi
は、"mimikaki.net" という URL からもわかるように、痒いところに手が届くエディタだそうだ。それは頼もしい。詳しいことは、津田君のブログに書いて
ある。私はいつも Mac 付属のエディタを使っていて、不便さを感じていた。今度 R を使うときは、mi に挑戦してみることにする。
生態学会の公式ページに登録者のリストが
載っている。登録した番号順に並んでいるのだと思う。このリスト、なかなか味わい深い。竹中さんが一位だったりとか、巌佐さんもかなり上位(14
位)に食い込んでいたりとか。かたや最下位争いはどうかというと、三中さんが下から 14
番目だったりとか。順位に意味があるわけではないけれど、妙に楽しめる順位表である。
12/5
(水)
の進歩 望月監督辞任、手倉森(誠)ヘッドコーチ昇格
望月監督の辞任が発表された(ベ
ガルタ仙台公式ページより)。そんな予感はしていたけれど(12/1 の進歩参照)、
「なんで?」という感は否めない。昇格を逃した責任を取るとのことである。しかし、「人もボールも動くサッカー」を皆が支持しているし、最後まで昇格を
争ったし、クラブ側もサポも監督を続けることを望んでいる。つまり、誰も責任を問うていない。なのに継続要請を固辞するのは?
私は、「むっとし仮説」を提唱したい(10/30 の進歩参照)。実際、手倉森(誠)ヘッド
コーチ
が練習の実質的指揮を執っていたようだ(JOH page
より)。ま、大学の研究室とかではよくある話である(<---
若手教官やポスドクが実質的に学生を指導している)。でも、辞職する教授はひーーとりもいない。これに対し望月監督は、名実共に手倉森体制にする方が良い
と判断したのかもしれない。ともかくも、今季のサッ
カーを大いに楽しんだことは確かだ。望月監督を感謝と共に送り出したい。
後任には、手倉森(誠)ヘッドコーチが昇格した(ベガルタ仙台公式ページより)。
今季のサッカーの継続は間違いないし、その手腕は皆が認めるところである。手倉森(浩)コーチとの二人三脚も楽しみだ。二人は一卵性双生児なので、遠目か
らは見まがいやすい。だから、試合の前半と後半とで監督を密かに入れ替えることも可能だ。さっぱり意味がわからない作戦ではあるが。
卒業生のてるちゃんから、豪華なお歳暮が届いた。高級チョコレート詰め合わせだ。嬉しい。どうもありがとう!
昨日に引き続き、最適胚珠数の研究を再考中である。なんとかなりそうな予感がしている。
パソコンは無事に復旧した。今朝来てみると、システムのみならず、文書ファイルやアプリケーションも完璧に元通りになっていた。Time
Machine の説明には、「システムだけ自動で復旧する。他は、(システム復旧後)改めて Time Machine
を実行して復旧して」という趣旨のことが書いてあった気がするのだが。昨日叱ったおかげで、気を利かせて全部復旧してくれたのか?
12/4
(火)
の進歩 またおかしくなった
研究室に来てパソコン(iMac OS X 1.51;メモリー 1.25 GB
くらい)を立ち上げようとしたら、丸い模様がいつまでもぐるぐるして起動しない。以前にもおかしくなったことはあったけれど、昨日まではちゃんと起動して
いた。「でも、ここしばらくの間(起動はしていたとき)、起動時に一瞬『?』が出るようになったな」と思い出した。DVD
から起動して、ディスク診断をしてみた。そうしたら、「レコードカウントが正しくありません」というエラーメッセージが出て、診断を停止してしまった。こ
ういう場合は「ディスクを消去して下さい」と言っている。簡単に言うでない。いろいろ試しているうちに、なんかわからないがハードディスクから起動する
ようになった。しかし、再度ディスク診断をしても、先ほどと同じエラーになる。怪我しながら起動するとは健気ではある。このまま使い続けるのは不安なの
で、DVD から再び起動して、Time Machine
で「システムの復元」をすることにした。ただし、ディスクの内容はいったん消去されてしまうという恐ろしい技らしい。バックアップを取ってあることを確認
し、「復元」をクリックした。数分で、「復元が完了しました!」というメッセージが出た。ところが、再起動してみると、「?」マークが出るばかりであっ
た。ディスクを消去して空っぽにしただけで、システムは復元されていなかった。機械のくせに手を抜くとは。もう一度復元を実行し直したら、今度は真面目に
やっているようだ。今日はこのまま帰る。明日までに復元しておくように。
今朝の NHK ニュースで、霊長類研究所の実験の様子が放映された。先月、私が見学した実験である(11/27 の進歩参照)。霊長研の俊英の大学院生が、空間認知の記憶勝負をチンバンジーに挑ん
だ。しかしことごとく惨敗。空間認知能力がチンパンジーに劣ることを、人類を代表して示すこととなった。
朝一番に、留学生向けに英語で講義をした。いくら何でもという酷い講義をしてしまった。なにしろ、Power Point
がうまく働かずスライドを使えなくなった。結局、ほとんど板書だけで進めるはめに陥った。ただでさえ、まったく準備をせずに臨むという一発勝負の講義で
あった。結果は凶と出た。
最適胚珠数の研究を再考中である。なんとか復活させたい。
12/3
(月)
の進歩 あんがご飯を食べなくなるのと同じくらいの症状
最適胚珠数の研究が本当に面白いのかという疑念が生じてしまった。生態学会の発表も申し込んでしまったというのに
‥‥‥。じっくり深く考えないといけない。うーーむ。そのせいで、日記のネタを考える気も起きない。これは、相当に深刻な状況に陥っているということであ
る。
12/2
(日)
の進歩 早くも来季の話が
早くも来季の話が出た。正直、景気の良い話ではない。さっそく発表となったのが、ロペス・ジョニウソンの退団である(ベガルタ公式ページ
より)。私としてはこれは、悪くない選択と思っていた。ロペスは、ボールを持ち過ぎて攻撃のリズムを崩すし、守備をしないので皆に迷惑をかける。ジョニウ
ソンは攻撃のセンスがなさ過ぎる。だから、外国人を入れ替えるのも良いと思っていた。と、ここまでは納得したのであるが、なんと来季は、国内選手(日本人
選手と梁)だけで闘う可能性が高いらしい(河
北新報;ス
ポーツ報知より)。うーー、無い袖は振れないことは確かだ。しかしこれまでに、外国人抜きで昇格したクラブなど無い(たぶん)。決定力不足解消の
ためにも、外国人 FW の補強は絶対に必要と思うのだが。一方、萬代・菅井に、J1 クラブが興味を示しているらしい(萬代には磐田、菅井には G
大阪)。二人は、「これレポ」の中で文章例に用いた選手である。だから著者としては、仙台からい
なくなっては困る。それ以上に、主力二人が抜けたらクラブとして困るであろう。仙台の選手はこれまで、他クラブから引き抜かれることはなかった。「目立た
ぬようにそーっと活躍する」という作戦が功を奏していたのであるが、ついに見つかってしまったか。なんとか引き留めて欲しいのだけれど、難しいのだろう
な。
午前中ぼけっとしたあと、午後は DVD
を見て過ごした。アフリカのダイヤモンドがらみの話(題名忘れた)と「虫師」だ。どちらも面白かった。
数日前の話である。青森県の黒石市が、財政難解消のために市所有の純金のこけしを競売にかけた。それを、1 億 9
千万円(強?)で健康食品会社が落札した(朝日コムよ
り)。こう聞いただけで、どの社かすぐにわかった。ジャパン・ヘルスサミットだ。かつて、ベガルタ仙台のスポンサーとして、「カニトップ」という品名をユ
ニ
フォームの胸に輝かせていたあの会社である。おかげで仙台サポは、「カニ」と親しまれてしまっていた。ジャパン・ヘルスサミットさまは、一試合あたりの観
客動員が数千人だった時代にクラブを助けて下さった。クラブとしては有り難かったけれど、出資の宣伝効果はどれだけあったのか。変なことにお金を使う方針は今も健在と見える。
12/1
(土)
の進歩 今季の闘いが終わった
ベガルタ仙台の今季の闘いが終わった。徳島ヴォルティスに 2-0 で勝ち、ま、すかっとした気分で来季を待つことになった。
試合は、今季を象徴するような内容だった。人とボールが良く動いて圧倒的に攻め込む。しかし、ゴール前でもたもたしてしまい、シュートをなかなか打つこ
とが出来ない。打ったとしても決めることが出来ない。とくに、FW
中島のはずしっぷりは凄すぎる。二点を取ったものの、決定力の無さを改めて浮き彫りにした。「あそこで決めていれば今頃は昇格決定」という場面をいくつも
思い出したのであった。
試合終了後、今季終了の式典があった。名川社長は、「人とボールが動くサッカー」の継続を明言した。当然のことである。かたや、望月監督の言葉は、微妙
に距離を置いている感じがして気になった。名川社長もサポも、望月監督が来季も引き続き指揮を執ることを期待している。しかし監督の言葉は、「チームが」
といった主語を使い、「私」を入れるのを慎重に避けているように聞こえたのだ。スタッフだけで記念撮影している様子も、戦争が終わって解散となる司令部が別れの撮影をしているようであった。
戦力外となってクラブを去る選手達は、サポからのコールと、選手からの胴上げを受けていた。対戦相手である徳島に期限付き移籍中の熊林(彼も、仙台から
戦力外となった)も、サポから熱いコールを受け感涙していた。式典の最中に、スーツ姿で戻ってきた熊林を見て、「風呂に入らずにいきなり着替えたのか?」
「シャワー浴びる時間くらいあったんじゃないの?」などと、空気を読めない会話をする私たち夫婦であった。
コンサドーレ札幌が J1 昇格を決めた。一時は首位を独走していた札幌も、前節終了時点で、三位の京都と勝ち点 3
差の二位になっていた。前節に、仙台が京都に勝つか引き分けていれば、その時点で札幌の昇格が決まったはずであった。しかし、後半ロスタイムの失点で京都
に敗れ、札幌サポは、最後の最後に「あっちゃー」であった。そのことに何故か、謂われのない責任を感じていた。でも結果として、ホームで昇格を決めること
が出来た。最高の気分と思う。ほんにうらやましい。原さん・長谷川さん・永光さんをはじめ札幌サポの方々、昇格おめでとうございます。
J1
の方は、「こんな下手なストーリーの小説を書く作家はクビ」てな展開となった。首位を独走していた浦和が、終盤にあれよあれよと勝ち点を落とし失墜。英雄
小笠原の戻った鹿島が驚異の 9 連勝。最終戦で、五月以来勝利が無く最下位を独走している横浜 FC
が浦和を破ったため、鹿島が逆転優勝を遂げた。横浜 FC も、大人しく降格すればいいのにと思わないではないが、これが勝負の世界というものだ。
夕方は、東北大学交響楽団の演奏会に行った。生物学科からは、石塚さん・田中さん・山脇君・高柳さん(私の知る限り)が出演していた。綺麗な演奏
を堪能した。