「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況
若手研究者のお経
進行状況ホーム
9/30(木)の進歩 黄昏れた 生命科学研究科のデー
タベースに、私の研究活動を登録しようとした。氏名欄に「酒井聡樹」と入力してクリックしたら、
「入力した名前に該当するデータがありません。」
と出てきた。……………。私は生命科学研究科の構成員では無かったのか?
その割には給料は振り込まれているけど。これを機会に、理学研究科に戻りたいと思った。
数理科学という雑誌に原稿を書くことになっている。執筆依頼は一年半前、随分先だからと引き受けたけれど、とうとう締め切りがそこまでやって来た。自分
の昔の論文を読み返してモデルを眺めているのだけれど、はっきり言ってわからない。ど
うしてこんな計算になるんだっけと、情熱を滾らせて論文を書いていた頃の自分を遠く見つめるのであった。
ちのの調査の様子を見に一緒にフィールドに行った。ノコンギクは満開状態。明日から訪花昆虫の観察だ。ついでに見た、彩子の材料のヤマユリは、今年は稔
りが良いように思う。
9/29(水)の進歩 凄い選手を取るらしい ベガルタ
仙台が、市立船橋の超高校級 DF 渡辺広大を獲得するらしい(日
刊スポーツ)。とても嬉しい。J1 昇格争いから脱落ぎみで、ライブドアと楽天の話題でベガルタ仙台がかすむこの頃、ちゃんと息をしていると実感させてくれる話題である。DF
の安定化が来期以降の重要課題なので、大いに期待しよう。顔も怖そうだし。
記事の他の部分にも感心すべき点がある。
「J2降格となった昨季、チームはベルデニック監督(55)を招へいし基盤整備から再スタートを切った。有望な若手を集め、目先の昇格にとらわれず、将来
的に安定した成績を維持できるチーム作りに着手し始めた。」
ベルデニック監督を招聘したのは昨季の半ばで、J1 に残留するためであった。今期の目標は J1
復帰であった、じゃなくて、復帰である。でも、「目先の昇格にとらわれず」と結果に
合わせた書き方をすると、着実に前進しているようで良い感じだ。
「OVID で行う文献検索」(2.8 Mb)という文書を HP
に載せた。研究室の学生向けに、OVID
で行う文献検索の方法を解説した文書だ。この文書自体はずいぶん前に書いていたのだけれど、今日に至って突然公開することにした。東北大の植物生態研究室
から OVID を使うことを念頭においた文書だけれど、他の所から使う場合にも参考になるとは思う。興味ある人はダウンロードして下さい。
備忘録の執筆も終わったので、溜まっていた雑用を片づけた。編集委員の仕事をしたり、事務書類を書いたり。この HP
のソースコードを見て、おかしなところを直すという作業もした。しかし html
のことはよく知らないので、多分おかしいままだろう。以前に竹中さんが言っていた、「<br>
を使うのは気持ちが悪い」というのも意味がわからないままだし。
9/28(火)の進歩 出来た。疲れた 「R
で行う一般化線形モデル:初心者による初心者のための備忘録」が完成した。疲れた。全部で 89
ページ。我ながらよくやったと思う。最初は数ページほとのつもりだったのに、89
ページとは飛躍が過ぎるという気もするが。七月上旬の三中さんの集中講義をきっかけに R の勉強を始め、8/4
に備忘録の執筆を始めた。執筆開始以来二ヶ月弱、学生の指導以外は、ベガルタ仙台の応援と備忘録の執筆に勤しんだ二ヶ月であった(この順番でいいの
か?)。正直言って、内容には自信がない。マメさだけが取り柄の文書かも。まずは、研
究室の学生に見せて人体実験をし、害が無いか確かめることにしよう。学生たちが不憫ではあるが、医学の進歩のためにはやむをえない犠牲であ
る。もっとも、この二ヶ月の間に私の知識も進歩はした。当初の副題は「超初心者による超初心者のための備忘録」であったのが、「初心者による初心者のため
の備忘録」と「超」が取れたことからもそれは見て取れる。さ、今日は早く帰って、自分を褒めてあげよう。
9/27(月)の進歩 勝つぞ仙台! 一夜明けて元気を
取り戻した。確かに、J1
昇格はかなり絶望的だけど、それがどうしたというのだ。私たちは、残りの試合を全力で闘うのみだ。仙台は最善の結果を残す。それで昇格できるかどうかは、
他のチームの結果次第だ。運が良ければ、上位チームが躓いて、仙台が三位に入ることができるかもしれない。仙台が昇格できるかどうかは他人が決めること。
私たちは、自分で出来ることをやるだけだ。まずは、週末の福岡戦に向けて気合いを入れよう!
耳の具合を診て貰いに、じゅりを病院に連れて行った。耳に脱脂綿を入れて汚れを取って貰うのだけれど、耳の奧を掃除するときは痛いらしく、「きゃい
んっ」と悲鳴を上げる。病院は怖いと学習してしまったようで、今日は、診察台に乗せたらぷるぷる震えていた。そして私に抱きついてよじ登ろうとする。「痛
くない、痛くない」(って痛いんだけど)と撫でてあげても震えは止まらない。治療を終え抱き上げてあげたら、腕の中でぷるぷる震えていた。
私が秋休みを取っている間、すなわち、鯛の姿造り・手長海老の刺身・本場甘海老の刺身・小鯛の姿造り・ウニ・蟹などの美味しい料理をたくさん食べて、温
泉に入ってくつろいでいる間も、学生さんは真面目に研究をしていた模様である。大儀。
久しぶりに R の備忘録を執筆した。もうほとんど完成だ。明日には仕上げたいと思う。
9/26(日)の進歩 ………… 負けた。二位大宮との
勝ち点差は 13 に、三位山形との勝ち点差は 10 に広がってしまった。何も書く気が起きない。
9/25(土)の進歩 湯の浜温泉 今日は、山形の湯の
浜温泉へ向かう。途中、阿賀野川のライン下りをしようということになり、とりあえず新潟へ向かった。新潟に着いてお昼を食べた後、カーナビで湯の浜温泉を
調べた。そしたら四時間以上かかるという。やむなくライン下りは断念し、湯の浜温泉に直行することにした。だいたい、阿賀野川だろうと J
だろうと、ベガルタ仙台は上るのみ、下る必要はない。海外沿いの景色が綺麗な道路を北上しながら湯の浜温泉へ。途中、磯に降りて遊んだりした。そして、
思ったより早く着きそうなので、加茂水族館に入った。ちょうど、ウミネコの餌付けをしていた。係りの人が餌のアジを客に渡し、それを空中に投げてウミネコ
に食べさせるのだ。私と暁子も餌を貰おうと思った。ところが餌の周りをガキどもが取り囲んでいる。そしてガキ共に、順番という概念は無かった。餌を貰って
ウミネコに食べさすと、すぐに次の餌を貰いに来る。並んで餌を貰わないやつは海に落としてやろうかと思ったが、そしたら係りの人は私たちにますます餌をく
れなくなりそうだ。ついに一つも貰えずに終わってしまった。憤然。水族館を出てしばらく行くと、海に浮かぶ小島があった。長さ 100 m
ほどの橋が架かっていて、歩いて渡ることができる。せっかくだから渡って見ようと思った。ところが、消防団員らしきおじいさんが、「なんじゃらかんじゃ
ら、行くな」という。すごい訛りなので何を言っているのかわからなかった。前方を見ると、警察官・消防団員 20
人ほどが、橋の上をこちらに歩いて来る。先頭の六人は、なにやらを運んでいた。で、理解した。「遺体が上がって、運んで来ているので行くな」と言っていた
のだ。どひゃーーー、私ら観光しに来たんだよ。そそくさと逃げてきた。
9/24(金)の進歩 鵜の浜温泉 朝から心が重い。忘
れようと思っても、敗戦の鉛が心の片隅に常にある。鬱々として新潟の鵜の浜温泉へと向かった。途中、諏訪インターで休憩したら、目の前に諏訪湖が広がって
いた。諏訪湖を真面目に見たのは初めてのような気がする。インターで本を立ち読みして近辺の情報を読んで、せっかくだからと白樺湖へ行ってみることにし
た。途中、諏訪大社に寄った。「参拝の仕方:二拝、一拍、一拝」とあったけれど、神仏に決して頭を下げない私は、そんなの無視してやった。拝も拍も無し
に、「ベガルタ仙台が J1
に復帰するように」と頼んでおいた。その後、ヴィーナスラインを抜け、白樺湖へと向かった。湖に着き、まずは昼食に蕎麦を食べた。蕎麦屋で地図を見ていた
ら、北八ヶ岳のロープウェーが近い。湖でボートに乗るか北八ヶ岳の縞枯れ(針葉樹が、風の影響で 100m
ほどの幅の縞状に枯れる現象)を見に行くか迷ったけれど、生態学者らしく縞枯れを見に行くことにした。20
分ほどで到着、さっそくロープウェーに乗った。車内では色々な説明をしていた。そして、「あそこに見えるのが縞枯れです。原因はまだわかっていません」と
言うので、「わかってるよ」とつっこみを入れた。山頂駅に着いて付近を散策。どれがオオシラビソでどれがシラビソ(どちらも針葉樹。八ヶ岳にはこの二種類
があるはず)かもめながら歩いた。オオシラビソは八甲田にたくさんあるけれど、普通にありすぎるので、細かい特徴は気にしていなかった。そのせいで、よく
区別が付けられなかったのだ。下山後、鵜の浜温泉へと向かった。豪華刺身を頂きながら、敗戦のことはとりあえず忘れた。気づくと畳の上で寝ていた。時間は
夜中の 12
時。なぜか暁子がいない。こんな時間にどうしたのだろう。もしや温泉で倒れているのではと心配になり、様子を見に行った。そしたら、マッサージ器に座って
気持ちよさそうにしていた。ぶつぶつ。
9/23(木)の進歩 惨敗
ベガルタ仙台がヴァン
フォーレ甲府に惨敗した。これで非常に苦しくなってしまった。
朝の七時過ぎ、じゅりを連れ、レプリカユニを身にまとい車で出発した。横浜で暁子と落ち合って甲府へ向かうのだ。途中のインターで、「仙台さん、今日は
どちらですか?」と声をかけられた。「甲府です」と答えると、「そうですか!
頑張って下さい」と拍手をされてしまった。見ると、周りには山形のレプリを着た方たちがいた。川崎戦の応援に向かう山形サポのバスツアーであった。「山形
さんも頑張って下さい」と言えない私はお調子者、じゃなくて正直者。
横浜国立大学の研究棟に着き、じゅりと一緒に暁子が外へ出てくるのを待った。暁子が出てきたら、じゅりは途端にうんちをした。こういう喜び方もあるので
あろう。その後、中央高速で甲府へ。甲府って近いねえ、かなり早く着いてしまった。とりあえず小瀬陸上競技場に向かって様子を伺う。ついでに、芝広場で
じゅりを走らせて遊んだ。ところがじゅりは調整不足であった。のたのたと走って、昔のような切れが感じられない。体重は 10 Kg
を越えてしまったし、これからはご飯減量だ。その後甲府駅へ行って、名物のほうとうを食べた。ずいぶん昔に甲府でほうとうを食べたときは、出てくるのが遅
かった。文句を言ったら、「20 分は煮ないと美味しくないんですよ」と言われた。でも、今回は 5 分位で出てきた。美味しかったからいいか。
再び小瀬へ戻って試合開始。今日こそは学習してくれという祈りも空しく、いつものアウェーの仙台になってしまっていた。前半はまったく良いところ無し。
恐る恐るボールを回すばかりでろくにシュートを打てなかった。守備陣のパスミスも多かった。おいおいなんだこれはという前半であった。CK
からしっかり失点して 0-1
で前半を終了した。後半立ち上がりから仙台は、千葉に替えて熊谷、小原に替えて根引を投入した。これで元気が出て、見違えるようにパスが回るようになっ
た。そして後半早々に、財前があっさり同点にした。正直私は、これで勝ったと思った。このところ勝ちの無い甲府の動揺ぶりがすごかったからだ。しかし、大
柴が決定機を外してしまい、嫌な雰囲気に。そして、仙台左サイドで甲府選手をどフリーにしてしまい、そこから甲府に決められてしまった。仙台はその後に必
死の反撃を試みるも、主審が、熊谷の正当なタックルを赤紙付き PK にするなどのめちゃくちゃ判定で、仙台の反撃はついえた。
絶対に勝つという意気込みで来ただけに、私の落胆は大きかった。おまけに、山形が川崎に逆転勝ちの報。川崎
--------、プレッシャーに弱いにもほどがあるよ。三位山形との勝ち点差が 7
になってしまった。すごく暗い気持ちでスタジアムを後にしたのであった。
9/22(水)の進歩 明日は甲府戦 ベガルタ仙台は明
日、敵地でヴァンフォーレ甲府と闘う。絶対に負けられない試合である。何としても勝ちたい。最悪でも引き分けだ。仙台には十分勝機があると思う。前半
45 分または後半 45
分のどちらかは確実に良いサッカーが出来るようになっているのだから、もう一声頑張って、良いサッカーが出来る時間帯を伸ばすのだ。悪い時間帯は必ず来る
だろうけれど、その時には落ち着いて耐える。それに、甲府はこのところ調子を落としている。敵地とはいえ、恐れることなく闘えば、きっと勝てるであろう。
じゅりが激しく痒がったので、今朝、病院に連れて行った。そしたら、「ノミが確実にいます」とのことで、ノミ撲滅の薬を塗って貰った。背中にちょいちょ
い塗ると全身に行き渡るそうだ。不思議だねえ。痒み止めの薬も貰った。家に戻って、「じゅり、お座り」というと神妙にお座りし、「はい、あげる」とやる
と、薬を美味しそうに食べた。薬を飲ませるのが大変な子もいるらしいのに、じゅりはほんに手間がかからない。
東スポの、「ベガルタ仙台の名川社長
が、ライブドアに不快感」という記事を読んだ。至極もっともな内容だった。ベガルタ仙台になんの事前説明もなく、ライブドアの社長が、「ベガルタ仙台と協
力して地元を盛り上げていく」などと言ったのだから、怒る(というより呆れる)のも当然だ。ライブドアの社長は、二つの点で極めていい加減である。第一
に、事前にベガルタに話を通さなかったこと。第二に(こちらの方がはるかに重大問題だ)、どう考えても、その場の思いつき程度でしかないことだ。真剣に協
力を仰ぐのならば、時間をかけて深く計画を練って当然。しかしそんな気配は全くない。要は何も考えていない。ベガルタ仙台を、そんないい加減なリップサー
ビスに利用しないでもらいたい。ライブドアの営業利益は 14 億円だそうだ。そんな会社が、年間赤字が 40
億円にも達するというプロ野球に参入するなんて気が知れない。会社を潰す気か?一試合平均 2,5000
人入れば黒字なんて、よくもまあ簡単に言うもんだ。
しかし、それなりの会社を築きあげた人なのだから、アホなのではないだろう。私の推察は、ライブドアは本気で参入する気は無い、この騒動はすべて会社の
宣伝のためであるということだ。実際、ライブドアを知っている人はほとんどいなかったのに、今や毎日のように全国メディアにその名が出ている。参入が認め
られなくても(認められたら焦っちゃうんじゃないか?)、悪いのはプロ野球機構、ライブドアは悲劇のヒーローだ。こんな美味しい宣伝効果は無いと思う。と
いうわけで、知事の浅野さんと河北新報社、浮かれてないで、冷静な対応をしないと全国に恥を晒すだけだよ。
今日も R の備忘録を執筆した。わからないことをいつまでも悩んでいてもしょうがないので、完成させることを第一にすることにした。
明日から日曜日まで、秋休みをとる。明日は敵地の甲府戦に参戦し、その後、新潟と山形で遊んで、26
日のホームでの大宮戦に戻る予定だ。というわけで、更新はしばらくお休みです。週明けには、甲府・大宮撃破の報告をするのでお楽しみあれ!
9/21(火)の進歩 じゅりにーー! このところ、
じゅりの新しい遊び方を発見して楽しんでいた。
遊び方
1. じゅりを仰向けに寝かす。
2. 胸や腹のあたりをブラッシングする。
3. じゅりが、後ろ足をぐるぐる回して空中を掻く。
「何掻いてるの?」と面白がっていたのだけれど
………。昨夜、じゅりが後ろ足でお腹を掻いていることに気づいた。どうしたのだろうと思ってひっくり返して(じゅりを)見たら、ノミが一匹ーーーーーーーー!
驚いて、「もう一度掻いて見なさい」と言って、痒いところを特定した。しかし他にノミはいない模様。ともかく今夜はお風呂の刑だ。そ
ういえば以前は、ブラッシングしても後ろ足で空中を掻かなかったなあと思うのであった。
「プレスリー生きていた。山中で発見」などのスクープ記事で知られる東スポに、「ベガルタ仙台の名川社長
が、ライブドアに不快感」という特大記事が載ったらしい。どんな記事なのだろう、気になる。読んだ人、教えて。
本日の R についての疑問。stepAIC でパラメータを選択しようとした。花の数 FlowerNumber が Sex (male or
female) と調査 Site で異なるのかを見ようというもの。
stepAIC(glm(FlowerNumber~Site*Sex,Gamma(identity)))
てな命令文を実行すると、こんな結果になった(結果の後ろの方は省略)。
Start: AIC= 237.45
FlowerNumber ~ Site * Sex
Df
Deviance AIC
- Site:Sex 2 11.141 233.953
<none>
10.899 237.448
Step: AIC= 233.91
FlowerNumber ~ Site + Sex
Df
Deviance AIC
- Site 2 11.284 230.215
<none> 11.141 233.906
- Sex 1 14.784 239.784
一つ目のモデル(FlowerNumber ~ Site * Sex)から Site:Sex
という交互作用を取り除いた物は、二つ目のモデル(FlowerNumber ~ Site + Sex)と同じはず。ではなんで、-
Site:Sex の AIC = 233.953 と、二つ目のモデルの <none> の AIC = 233.906
が一致しないのか? R のせいで、この日記がすっかり健全になってきてしまった。「脳天気な生活」がテーマなのに、ぶつぶつぶつぶつ。
9/20(月)の進歩 仙台ユースカップ 仙台スタジア
ムで行われている、U-18 の国際大会を見に行った。日本・ブラジル・イタリアの U-18 に、なぜか東北の U-18
代表もおじゃまして、四チーム総当たりのリーグ戦を闘っているのだ。今日は、ブラジル代表対東北代表と、日本代表対イタリア代表の試合があった。
東北代表は、東北人の意地を見せるために結集されたのかと思いきや、レオナルドというブラジル人選手がいたりとよくわからない一面もあった。試合の方
も、所詮、個人能力が違いすぎた。でも、ベガルタ仙台ユースの大久保が登場してからは、何度かチャンスを作って面白かった。それにしても、仙台ユースから
大久保一人しか選ばれていないなんて。そういうものなんですか、清水監督?(東北代表の監督は、我らが清水監督)。続いて登場した日本代表にはちょっと驚
いた。東北代表より格段レベルが上で、とてもいいサッカーをしていたのだ。イタリアにけっしてひけを取っていなかった。そのイタリア、プレーの汚さにあき
れた。ピンチとなると相手を引っ張るは、審判に見えないところで乱暴するは。高校生は一番悪い年頃というのをしみじみと実感した。審判の判定にもかなり不
服だったようで、試合終了後には切れていた選手が数人。国際親善という雰囲気は絶無で、後味の悪さが残る試合となったのであった。
9/19(日)の進歩 勝った! 仙台 2-1 鳥栖
負けたら終わりの戦いを、仙台戦士が見事に勝ちきった。私たちの、昇格への跳躍が始まった。
暁子は仙台に帰って来られないので、今日は河田さんと見に行く。にんにくげんこつラーメンを食べて験をかつぎ、「このラーメンを食べたら勝ったという記
憶は無い」と冷静に振り返った。意味無いねえ。
仙台ホームゲームは今節から昼の試合となる。しかし残暑厳しく、夜にやるべきだったと思わせる気候だった。おまけに、午前中に降った雨でピッチはむしむ
ししていたようだ。河田さんは、試合直前に到着した。
前半の仙台は快調に責め立てた。「リラックスしてボールを回しているときは、J2
のどこにでも勝てる」(ベルデニック監督談)というあれだ。そして前半 10 分、右コーナーキックからセドロスキーがヘッドで合わせて先制!
いつ来るかいつ来るかと待ち望んでいた、セットプレーからのセドロスキーのゴールだ。その後も仙台は責め立てる。この時間帯に追加点が欲しい。仙台の戦い
を知り尽くしている人々はみなそう思っていたことだろう。しかし、何度か惜しい場面はあった
ものの、追加点を奪えずに前半を終えてしまった。
そして後半は思った通りの展開となってしまった。気持ちが守りに入った上に暑さのせいで足も止まり、鳥栖に一方的に攻められ始めた。どうしてこう、寸分
違わず思った通りの試合をするのだろう。ここは刺激療法で、一点取られて目を覚まし、その後反撃して取り返せばいいかとさえ思った。この案が鳥栖選手に伝
わったわけではないと思うが、後半 16
分、ポストプレーで鳥栖選手が落としたボールに小原の反応が遅れ、セドロスキーの寄せも遅く、竹村に同点ゴールを決められてしまった。大魔神のくせに、
シュートに顔背けるなよセドロスキー。点を取られても仙台の立ち直りの気配はなく、得点の香りのしない時間帯が続く。ところが、仙台をなめたのか、という
より、仙台の力量を正しく掴んだと言うべきか、鳥栖もかなり前がかりになった。そして後半 34
分、ゴール前でフリーになっていた萬代に村上が美しいパスをつなぎ、これまたフリーになっていた寿人にどんぴしゃのクロス。寿人が楽々ヘッドでたたき込ん
で
2-1!萬代は、中を見ずにセンタリングを上げたと言っていた。それがなんで、狙っても行かないようなところに見事に行くのか、どうもわからない子であ
る。もう一つわからないのは、ゴール後の寿人のパフォーマンス。左手を伸ばして右手をぐるぐる回していた。萬代も真似していた。なんだ、ありゃ?
その後、高桑の判断の遅さにびくびくする場面が何度かあったものの、見事に守りきり、勝たなくてはいけない試合をきちっと勝った。福岡・甲府が負けたの
で、昇格争いで確実に前進したのである。
勝った。しかしまだ一つ勝っただけだ。次節からの、甲府・大宮・福岡との上位三連戦が、真の正念場となるだろう。三つ勝つ。上位三チームをうち破って一
挙に昇格争いの上位に打って出るのだ!
帰宅後、ビデオを見ながら祝杯を挙げた。目出度し目出度し。
9/18(土)の進歩 共存共栄はあり得ない
ライブド
アという会社が、宮城にプロ野球会社を作るとはしゃいでいる。子どもの思いつき程度の発想なので真面目に考える必要もないことだけれど ………。1)
なにしろ、宮城県に設立という話はほんの数日前に持ち上がったことらしい。そんないい加減なことで長期的計画が立っているのか? 2)
ライブドアはかなり小さな会社の模様。それが、年間何十億円という赤字を出し続ける異常社会に参入できるわけがない。赤字分を地元に負担させる気じゃない
だろうな。3)
プロ野球機構は、よほどのことがない限り新規参入は認めないだろう。球団合併の根元的理由は、異常な赤字に辟易したプロ野球が、「パイの大きさが同じな
ら、少ない球団で分ける方が良い」という発想で行っているもの。球団を減らしたいと思っているのだから、増やすはずが無い。4)
ベガルタ仙台と共存共栄などあり得ない。共存共栄とは、宮城にプロ野球会社が出来ることで、ベガルタ仙台が今よりも繁栄するということだ。しかし、一つの
パイを奪い合うのだから、共存共栄になるはずがない。たとえば、
スポンサーが出す総額は一定
地方ニュースのスポーツコーナーの時間枠は一定
新聞地方欄の枠は一定
だから、スポンサー料・メディアへの露出が減ることはあっても、今よりも増えることはあるわけがない。観客動員だって似たようなものだろう。宮城にプロ野
球会社が出来ることで、ベガルタ仙台の観客動員が増える理由がどこにある?
私が愛するのはベガルタ仙台。プロ野球会社は宮城に来るな!
R の備忘録の執筆に疲れてきた。次々と出てくる疑問。しかし、それに対して答えてくれるものはない。R
のヘルプはカス(わかっている人にしかわからない)だし。もう、やになってきた。
今日は、卒業生のがんちゃんが来る。元秘書の山家さんも来る。今夜は二人と懇親会だ。
9/17(金)の進歩 完成遠のく R
の備忘録の完成が遠のいている。勉強するほどに新しいことが出てきて、書かなくてはいけないことがどんどん出てくるのだ。1 進むごとに 3
後退している感じ。はあ。しかし、頑張れば必ず完成することである。頑張っても必ず
J1 に上がれるとは限らない戦いより、ずっと気が楽だ。そのベガルタ仙台、大柴が怪我で鳥栖戦に欠場の可能性があるらしい。泣けてくる。
ここに来て、なんでこんな目にあわないといけないのって感じだ。疲れたので今日はもう帰る。
9/16(木)の進歩 祝アクセプト Journal
of theoreticla Biology に月曜日に返送した論文がアクセプトされた。早い、あっさり、偉い。今夜は祝杯だ。
ベガルタ仙台の若手 FW
中原が、骨折で今期絶望だ。可哀想に。昨期も同じ場所の怪我で棒に振ってしまった。一日も早く回復して、「若々しくはつらつとした」プレーを見せて欲し
い。<-- 若者のくせにプレーがなんか爺臭いんだよね。
中原今期絶望で、FW
をどうやって使い回すのだろう。今までは、中原か萬代が途中交替で入るということが多かったけれど、今後の途中交替要員は誰になるのか?
情報では、右サイドハーフに中田をまた試しているようだ。となると、京都戦で FW で出場し機能し、「これで自分は FW
だ」と思い、ところが札幌戦でまた右サイドハーフに戻され、「自分の守備のほうで反省です。毎回同じ事言ってるんですけど、勿論、前でやりたい気持ちは多
いです
し、でも、決めるのは監督なんで僕は与えられたポジションをやるしかないってことですね。どっかで、今回は自分の中で気持ち的に、気持ちの整理が付かない
ままプレーしてしまいました。それがプレーにそのまま出てしまいました」(FM 泉掲示板より)てなことを言っていた財前が控えに回る
のか?
粕谷さんの助言で、R の備忘録に overdispersion
のことを書き加えようとしている。噂には聞いていたけれどちゃんと勉強していなかったので、今日は一日 overdispersion
の勉強をした。だいたいわかった。たとえば二項分布の場合、平均 = Np、分散 = Np(1 - p) である。N
はサンプル数なので、一意に値が決まってしまう(たとえば 50 個体を調べたのなら、N = 50
と決まってしまう)。となると、平均と分散を決めるパラメータは p
一つということになる。パラメータ一つで二つのものを自由に表現できるわけがないので、平均が決まると分散も自動的に決まってしまうことになる。たとえば
N = 50 のとき、平均 = 30 ならば(つまり p = 0.6)、分散は 50*0.6*(1-0.6) = 12
と決まってしまう。でも現実は厳しく、分散が 12
より大きくなってしまうことがある。このように、現実の分散が理論値よりも大きくなってしまうことを overdispersion
という。overdispersion があるといろいろややこしい問題が生じるので、その補正法があるというわけ。こんな感じで、今日勉強したことを、十年前から知っているごとく備忘録に書いてしまうのであった。
静岡での教育実習を終えたちのが戻ってきた。すぐにもノコンギクの調査をするので、一緒に調査場所を下見に行った。場所を教えてくれた横ちゃんに感謝。
9/15(水)の進歩 どうしてやるのか 「たけしの本
当は怖い家庭の医学」をよく見ている。「症状が改善しなかったら必ず来て下さい」と医者に言われたのに、ついついほっておいて取り返しのつかないことにな
る話が昨日も出てきた。番組の趣旨としては、「必ず来るように言ったのに ーーー」だ。しかし「これ論」的に言うならば、これは医者の方が悪い。「どうして来るのか」を説得していないからだ。「必ず来るように」と言うだけで
は、「何をやるのか」しか書いていないイントロダクションと同じ。これでは人は動かない。「もしも症状が改善しなかったら、癌で死んじゃう可能性が極めて
大なので」と、「どうしてやるのか」を説得すれば、人は忘れずに病院に来る。と書きつつ私は、「あなたの右の腎臓には脂肪の固まりがあって(血管筋脂肪
腫)、良性だけれども、癌化しないとも限らないから、半年に一度は検査に来てね」と言われていたことを思い出した。もう二年半検査に行っていない。忙しいのに説得力の無い話をしてしまった。
R
の備忘録に関して、粕谷さんからまた助言を頂いた。どうもありがとうございます。それと、「検定はやめて何でもかんでもモデル選択」というのは極端に過ぎ
るそうだ。で、来年三月の生態学会の自由集会で、どういう場合にモデル選択でどういう場合に検定かという話をするそうである(with
久保君)。これは今から楽しみだ。というより、今すぐに聞きたい話である。
昨夜のじゅり。時間は推定。22:50 - 22:55; ベッドの上で一緒に寝る。22:55 - 1:30;
寝室内のお気に入りの場所で寝る。1:30 - 2:40; トイレに行って、そのまま居間で寝る(居間の隅っこにある)。2:40 - 3:40;
私がベッドに連行したので、ベッドの上で一緒に寝る。3:40 - 7:10; 再び居間で寝る。7:10 - 7:20; ベッドの上で私を起こす。
9/14(火)の進歩 じゅりと微妙 この頃、じゅりと
の関係が微妙だ。前は必ず一緒に寝ていたのに、最近はそうでもなくなってきちゃった。ベッドの上に乗せても、その内に居間へと降りていっ
て、一人で居間で寝ていることが多いのだ。それでもその内ベッドの所に戻って来ていたのだけれど、昨夜はとうとう外泊、ではなくて一晩中居間で寝ていた。
ショーーーークッッ。私が書斎でパソコンを見ているときにはベッドの上で寝ていたりするのでますますショーーーークッッ。今夜は無理矢理一緒に寝てやろ
う。
R
の備忘録がもうすぐ完成だ。一通り書きたいことは書き終えて、今、読み直し中だ。試行錯誤しながら書いてきたので、文書の前の方の図がやたら汚く、その書
き直しもしている。なんと 76
ページだよ。我ながらマメだねえ。私がこんな感じで書いた文書は過去に、「勧善懲悪イントロダクション撰集」と「Ovid
を用いた文献検索」がある。前者は、「これ論」のイントロダクションの章の下敷きとなった。しかし過激なので、表には出せない文書である。その割には、生
物学科三年生向けの講義で配ったり、よその大学で論文の書き方の講義をするときに教科書に使ったりとしている。Ovid
の方は、わかりやすいと評判のもの。おかげでうちの学生は、みんなすんなりと文献検索の方法を覚える。一年間、文献検索をしたことが無かったという例外も二人ほどいたけど。
9/13(月)の進歩 大人の階段登る 大人の階段を
登ってしまった。以前から気にはなっていたのだけれど、ちょっと迷っては忘れ、ちょっと迷っては忘れを繰り替えしていたこと。それを一昨日、何ともあっさ
りとやってしまった。やって良かったと思う。年を取るって大
人になるってこういうことなんだなあ。
Journal of theoretical Biology に論文を返送した。これで通るであろう。目出度し目出度し。
R のプログラムに苦闘した。北大の久保師匠のモデル選択の
方法を真似ようと思って、R でのデータ操作をしてみたのだ。やろうとしたことは、Jigoku, Kasamatsu, Sarukura
という三つの調査地で個体あたりの花の数が違うのかどうかを調べるというもの。仮説としては、「三地点とも違う」「Jigoku
だけ違い、Kasamatsu と Sarukura は同じ」「Kasamatsu だけ違い、Jigoku と Sarukura
は同じ」などいくつか考えられる。たとえば「Jigoku だけ違い、Kasamatsu と Sarukura
は同じ」という仮説の妥当性を調べるには、Kasamatsu と Sarukura
のデータを一纏めにする必要がある。「そんなの簡単だろう、Kasamatsu と Sarukura のデータは、KasaSaru
という新しい名義に一纏めにすればいい」と思った。でも、それを実行するとエラーが出る。目を皿のようにして確かめても打ち間違いは無い。いろいろ調べて
もわからない。どう考えても命令文に間違いは無いと思った。しかしうまくいかない。苦闘の末、ようやくわかった。調査地は、花の数に影響する「要因」であ
る。R の中では、factor として認識されている。factor の中身は、Jigoku, Kasamatsu, Sarukura
の三つ。これ以外に、KasaSaru といった新しいものを factor の中に加えようとすると、「そんなもの知りません」と R
は拒否するのだ。前もって、「KasaSaru も factor
の一つ」と認識させておかないといけないらしい。ああ疲れた。話がわからんやっちゃなー、R
って。こうやって、自業自得、じゃなくて自画自賛、じゃなくて試行錯誤しながら一つずつ進むのであった。
9/12(日)の進歩 まだまだまだまだ 昨日は正直
しょげた。仙台が良かったのは前半の五分だけ。その後は札幌の高い位置からのプレスに怯え、気持ちの感じられない消極的なプレーに終始してしまった。札幌
に裏を取られまくり、いつ失点してもおかしくない展開が続いた。そして前半 40
分、大魔神セドロスキーが不用意にカットしようとした所をあっさりかわされ、失点に繋がってしまった。後半になってようやくペースを掴んだものの、あせり
から単調な攻撃に終始。ゴール前にみんな固まるばかりで、サイドを突くこともロングシュートも無い。曽田を中心とする札幌守備陣にことごとく潰されてし
まった。なんとか放った決定的シュートは、GK 藤ヶ谷の好セーブに阻まれてしまうし。得点の香りのしないまま、90 分が終わってしまった。
残り 11 試合で二位との勝ち点差は 7
に広がった。もわーっとしたものが取り憑こうとしているけれど、根性と執念と強い意志で振り払わないといけない。まだ 11
試合もあるじゃないか。J1
でいうなら、四連勝で首位を行くライバルをしり目に、一勝二分一敗とちょい出遅れた程度だ。まだまだまだまだ。絶対に勝つ、絶対に昇格するという強い気持
ちで、残り 11 試合を勝ち抜こう!
芝生でサッカーをした。無神経で不愉快なやつが一人いて、憤然だった。
9/11(土)の進歩 信じられない Canadian
Journal of Botany
からメールが来た。投稿中のしいちゃんの論文がとうとう返ってきたか。どきどきしながら読んだら、「ようやくレフリーが決まりました」というものであっ
た。投稿したのは
5/11、もう四ヶ月になる。信じられない。今までいったい何をやっていたのだろう。とうに審査結果が返ってきていい頃だというのに、今から審査するとい
うのか。Plant Ecology の編集委員として、レフリーを探すのに一ヶ月かかってしまったと気に病む自分は、まだまだ小さいと思った。
その、Plant Ecology
の編集委員の仕事をした。まずはレフリー探し。見ず知らずの人に「レフリーやる気ある?」と聞くのだ。無視されるか断られるかが半分。確かにレフリー探し
は大変ではある。
統計ソフト R
の備忘録の執筆をした。企画の拡大甚だしく、「モデル選択をしよう」なんてことまで書いてしまっている。「学生に伝えたいことを書いておく」が基本なの
で、まあいいか。あと少し頑張ろう。
さ、帰って、コンサドーレ札幌と闘うベガルタ仙台を応援するぞ! 必勝あるのみ!
9/10(金)の進歩 明日は札幌戦 ベガルタ仙台は明
日、敵地でコンサドーレ札幌と対戦する。敵地とはいえ、絶対に勝たなくてはいけない戦いである。大宮を除く二位グループが軒並み下位と闘う今節、勝ち点
3 を取らないと置いていかれる。私たちはしっかり勝ち点 3 を取って、他の二位グループの取りこぼしを期待することにしよう。
「検定なんて無意味だよ」という論文 (Johnson 1999) の日本語抄録(by
竹中さん)を読み直した。確かに検定って、何とも危うい行為だ。大学院に入って検定の勉強をして、p
値の意味を知ったときには、「おお、そうなのか」と感動したものだ。ところが今度は、その検定という行為の脆弱さに「おお、そうなのか」とまたまた感動し
てしまった。明治維新が二回来たみたいである。三回は来ないで欲しい
と願うことにしよう。
角神温泉から電話がかかってきて、「去年まではペット同伴可だったのですが、お客様からクレームがつきまして、同伴不可となりました」と言われた。ク
レームって ………。心無い人はどこにでもいるもんだ。しょうがない、他の宿を探そう。
9/9(木)の進歩 秋休みの計画を練る 今月末、遅れ
ばせながらの夏休みというか、秋休みをとることにした。9/23 のアウェーでの甲府戦に参戦し、翌日北上、24-25 日は新潟で遊んで、26
日ホームでの大宮戦に戻るというものだ。最低ノルマは一勝一分三泊で
ある。じゅりももちろん連れて行く。ペット宿泊対応の宿をいろいろ調べたら、「体重 5 Kg まで」とか書いてある宿があった。じゅりは 10 Kg
あるので減量させようかとも思ったけれど、かなり無理な気がして他の宿を探した。そして見つけたのが、鵜の浜温泉の湯元酔洋と、角神温泉のホテル角神だ。
時節柄、「鵜の浜温泉 入浴剤」「角神温泉 水道水」などの単語で google
で検索。怪しい情報は引っかからなかったので予約することにした。疑ってごめんねー。
昨夜のインド戦にはいらいらした。やる気あるのかという感じで、足下で貰うばかりの受け手に不正確なパスのてんこ盛りだった。点を取る気があるのなら、
複数の選手の連動した動きと勝負のパスをしないと駄目だ。ほんに、つまらない試合であった。映像も酷かった。プレーが続いている最中というのに、監督だの
観客席だのを頻繁に映す。選手のアップ映像を 10
秒くらい流し続ける。「試合は動いているというのにどこ映しているんだ」とテレビに物を投げそうになった。ディレクターには、サッカーの試合を放映してい
る意識は無かったのであろう。あれはまさに、バラエティー番組放映のノリだ。無意味なゲストを呼んで無意味にゲストの映像を差し挟む。アナウンサーは良
かっただけに、映像の酷さにことさら苛立ってしまった。
満を持して、しんすけから頂いたメロンを食べた。ミッチーが切り分け隊長で、口コミで食べる人を募った。8分割の予定が10分割に、さらには12分割に
と拡大(ではなく縮小)の一途をたどった。でも美味しかった。ご馳走までした。明日も食べるぞ。
今日も、R の備忘録の執筆に打ち込んだ。共分散分析はなかなか強力なことに気づいて嬉しくなった。もう一がんばりで完成だ。
9/8(水)の進歩 今夜はインド戦 今夜は W
杯一次予選がある。日本代表は敵地でインドと対戦する。負ける相手ではないが、高温多湿なインドの気候・敵地の大観衆・相変わらずよくわからないジーコ采
配など、気になる要素はある。でも我らが代表、きっと大勝してくれるであろう。
昨日送った、Oikos
の論文の図のファイルは、やはり汚かったらしい。しょうがないので、印刷したものを郵送することにした。昔はこうやって、綺麗に打ち出して厳重に包装し郵
送していた。「あんまり厳重に包装してあると、開けるときに破ってしまうことがあるので困ります」と、わざわざ投稿規定に書いてあった雑誌もあったほど
だ。こうして図を郵送するのは何年ぶりやら。
R
で行う一般化線形モデルの備忘録の執筆も大詰めに来た。今日は、分散分析や共分散分析のやり方を書いた。明日は、共分散分析のやり方を仕上げよう。そし
て、最後の山場である、モデル選択のことも書こう。昨日勉強したことをいきなり書いていいのかという呵責は …………… 無い。<---
こんなこと気にしちゃ、「これ論」なんて書けなかったんだよ、ふっ
ふっふっ。
9/7(火)の進歩 財前の人柄に感じ入る 昨夕のロー
カルニュースを見て、先日の京都戦で、ゴールを上げた財前が嬉しそうじゃなかった(9/5 の進歩参照)理由が判明した。なんとあのゴールは、ハンドだったらしい。むろんわざとではないけれど、トラップの時にボールが右手
にちょっと当たってしまったようだ。財前はそれを気に病んで、素直に喜べなかった模様である。奇しくも主審は大西さんだった。 数多くの仙台サポに、「一生呪ってやる」と誓われている人だ。99 年 J2 、
ホームでの仙台対新潟戦において、終了間際、新潟選手があからさまなハンドでボールをコントロール、そのまま決勝点につながった。スタジアム中が「ハン
ドッ!」と叫ぶのに、大西主審ただ一人、ハンドが見えなかったのである。怒った観客の一人がピッチに降り立って大西主審に蹴りを加え、仙台の名を全国に轟
かせたことでも記憶に新しい。結論として、あんなすごいハンドが見えずに、財前の些細なハンドが見えては宇宙の法則に反するというものだ。財前は気にする
ことはない。どうしても自分が悪いと思ってしまうなら、「大学社会では、もっと悪い
奴いくらでも知っている」と慰めてあげよう。
朝一番に、生物学科前期の成績を届けた後、Oikos の論文の校正をした。気づくと、校正刷りの方ではなく、元原稿の方に赤を入れていたりして、「なに意味無いことしてるんだー」と思っ
た。「図が汚いので綺麗なファイルを送ってくれ」とあるので、他のフォーマットにしてみたりした。でも何か綺麗にならない。よーわからん、私には。校正終
了後、Journal of theoretical Biology から返って来ていた論文の改訂をした。「種子の大きさ =
種子生産に投資する資源量/種子の数」という関係 ----- 種子の大きさは数に反比例 ------
を「線形のトレードオフ」と私たちは呼んでいるのだけれど、「反比例だから線形じゃない」とコメントされていた。ほんとかいな、線形で良いと思うんだけ
ど。
釧路での生態学会で行われた、粕谷さん・久保君による統計解析に関する自由集会の発表資料を
ダウンロードして読んだ。とても勉強になった。モデル選択の考え方も良く理解できた。
たとえば、ある箱の中に入っている果物(直接見ることは出来ない)
は、リンゴなのかナシなのかを知りたいとする。このとき、調べる側の姿勢はいろいろありうる。一番自然なのは、「リンゴである可能性と
ナシである可能性のどちらが高いのか」という視点で調べることである。得られたデータをよりうまく説明するのは、箱の中がリンゴである場合なのかナシであ
る場合なのか。そして、箱の中はリンゴ(またはナシ)と推定する。一方、「リンゴであるとすると、どれくらい不自然なのか」とい
う視点で調べることも可能ではある。得られたデータを説明するのに「リンゴであるとすると非常に不自然」ならば、「箱の中はナシである」と結論するわけ
だ。でも、これは片手落ちな調べ方である。なぜならば、「リンゴであるとしても不自然ではない」ときには、箱の中はリンゴともナシとも結論できないからで
ある。これは、「ナシであるとすると、どれくらい不自然なのか」を調べていないためである。「リンゴであるとしても、ナシであるとしても不自然ではない」
可能性を否定できない限り、「箱の中はリンゴである」と結論は出来ない。
ここで、リンゴを帰無仮説に、ナシを対立仮説に置き換えてみよう。私たちが知りたいのは、「帰無仮説と対立仮説のどちらが正しいのか」(箱の中はリンゴ
なのかナシなのか)ということのはずである。ところが検定というのは、「帰無仮説が正しいとすると、どれくらい不自然なのか」という視点で調べるものだ。
これは、「帰無仮説は正しい」と結論することが出来ない片手落ちな手法である。それよりも、「帰無仮説が正しい可能性と対立仮説が正しい可能性のどちらが
高いのか」という視点で調べる方
が有意義である。もっと一般的に言うと、「複数のモデル(仮説)のどれである可能性が一番高いのか」という視点で調べるということである。これがモデル選
択(合ってますか?)。
9/6(月)の進歩 仕事続出 至福のまま R
の備忘録を書いていたら、仕事が続出した。まず、Oikos に掲載予定の論文の校正が来た。10 数ページありげんなり。さらには、「本文中で
Table 4 を引用しているのに Table 4
がない」とか「引用文献が抜け落ちている」とか「図が汚いので綺麗なファイルを送ってくれ」とか、げんなりの叩き売りであった。先週帰ってきた論文の改訂
もしないといけないし、もう大変。さらには、某雑誌の編集委員の仕事をほったらかしていることに薄々気づいている。これもいい加減にやらないと。そこへ追
い打ちをかけるように、「生物学科の前期の成績報告の締め切りは八月末なのにー」と催促の電話があった。がーーん。すっかり忘れていた。まだ答案の採点を
していない。これから帰って家で採点しよう。とほほ。
9/5(日)の進歩 至福の一日 至福の一日だった。京
都に勝った喜びが体中に染みいっている。今日は何も考えず、この幸せに浸ろう。
午前中は軽く庭仕事をした。花期を終えた植物をゴミ袋に捨て(幸せに満ちた人のすることか?)、新しい植物を植えた。そうだ、近所のビバホームが、来月
で閉店するんだって。近くで便利だったのに残念だ。
我が家の庭、四年前に移り住んだときには、アリさえいない荒涼とした造成地だった。ところが今は、動物相が豊かになってきている。アリはもちろん、クモ
にトカゲにトンボにバッタにコオロギにカマキリまでいる。どこから沸いてきたのかわからないけれど、いい感じで嬉しい。この調子でさらに豊かになって、朝
に鳥がさえずり、庭をレッサーパンダが走り、裏にはクマが出るようになるといいと思う。
その後、長町ラーメンでお昼を食べた。店の前の道路を自転車で二人乗りしていた中学生くらいの女の子がすっころんで、後ろに乗っていた子がびーびー泣い
ていた。足を車軸に挟まれた模様だ。日曜日で病院は開いていないという安直な理由で、救急車を呼んでいた。
昼食後、暁子を送って仙台駅へ。久しぶりに駅の裏に行ったら綺麗になっていた。ヨドバシカメラで液晶テレビを見て羨ましがってから帰宅した。
9/4(土)の進歩 死闘を制す! 仙台 4-3 京都
ベガルタ仙台がやった! 二位京都との死闘に勝ちきった。昇格争いの真ん中で愛を叫んだ!
昼、帰仙してきた暁子を迎えに仙台駅へ。牛タンを食べ、「牛タンが続く限り J1
昇格の道は続く」と誓いを新たにした。その後いったん帰宅し、じゅりをぐりぐりしながら試合開始を待った。
夕方、仙台スタジアムへ。負けたら終わりと思っているので、全身が緊張していた。緊張と気合いは全仙台サポ共有のものであった。選手入場のとき、緊張の
せいか、いつものカントリーロードとはちょっと違う難しい歌を歌ってしまっていた。
仙台は、立ち上がりからゲームを支配した。横浜戦の不調が嘘のように、軽快な攻撃をしかける。選手が短い距離を取って、ダイレクトでぽんぽん繋ぎ、京都
守備陣を翻弄する。そして、綻びを見つけると、京都 DF
の間や裏をキリで刺すような走り込みを見せ、そこへ正確なパスが入る。この戦いぶりなら、J2 のどこにだって勝てると感じさせた。ところが前半 13
分の京都のセットプレー、セドロスキーが京都 FW
チェをマークするのを忘れ、ゴール前フリーでボールを持たせてしまった。きっちり決められまさかの失点。普段は小原か森川がチェを見るけれど、セットプ
レーのときにはセドロスキーがチェに付く約束を忘れちゃったのね。この失点で、セドロスキーが目覚めた。超正確なロングパスを前線に流し込むようになった
のだ。まさに、「大魔神怒る」である。そして前半 16
分、大魔神セドロスキーのロングパスを受けたリャンが、財前に正確なセンタリング。受けた財前が落ち着いてゴール左に流し込んだ。すぐに取り返したという
ことで、スタジアム中が歓喜に沸いた。ところが財前は全然嬉しそうにしない。試合終了後、MVP
に選ばれてコカコーラ製品一年分を貰ったときも嬉しそうじゃなかったし、どうしたのだろう。私生活で心配事でもあるのか。ともかく、この得点で元気を取り
戻した仙台が、京都ゴールに快調に迫る。前半 22 分には、シルビーニョからのスルーパスをオフサイドぎりぎりで受けた萬代が、GK
と一対一となった。「外すんだろうなあ」と見ていた私の予想を裏切り、落ち着いてゴール右隅に決めた。このゴールに京都の選手は、「オフサイド」と猛抗
議。プッツンしてしまい、その後のプレーもおかしくなってくれた。帰宅後ビデオで確認したところ、判定は正しかった。オフサイドではない。京都選手がかっ
かしている内にもう一点取ってくれという願いが通じ、前半 39
分には、シルビーニョのパスを受けた寿人が謎のゴールを上げた。寿人が決めたように見えるけれど、実は寿人は触っておらず、京都 DF
の足に当たって入ったのだ。その証拠に寿人は、コーナーフラッグのところに行かなかった。ゴールを決めた時には必ずコーナーフラッグを掴みに行くのだから
(変な人だねえ)、寿人が触っていないことに疑いはない。
前半を終えて二点差。しかし私の心臓はどきどきしたままだった。勝負は決まったなどという思いは全然無い。二点差などリードの内に入らず。仙台サポは鍛
えられ方が違うのである。案の定、後半になると、中盤を修正してきた京都が試合を支配しだした。後半 14
分には、大魔神セドロスキーが最前線まで攻撃参加したところ、財前がボールを奪われ、逆襲から失点してしまった。大魔神大失敗。3-2
の一点差、いつものことだ。後半 22
分には、主審の前で京都の選手をぐいぐい引っ張った小原がイエローカード。これが二枚目で退場となってしまった。さしもの仙台サポもこれには堪えた。そん
なにまでハラハラさせたいのかよー。それからは一方的に押し込まれる展開となり、生きた心地がしない時間が続く。後半 35
分に、千葉のスルーパスを受けた寿人が左足で決めて 4-2!
今度はコーナーフラッグのところに走り寄る寿人に、「確かに自分で決めたんだ」と歓喜した。これでもう大丈夫かと思いきや、その三分後に中山に決められ
4-3。キミタチはサポを安心させる気はないのか?
試合終了を告げる笛がなってようやく歓喜を爆発させた。こんな試合が続いちゃ、おとーさん、そのうち死にそう。
今日は、千葉が良かった。ボールダッシュ能力は元々すごかったけれど、それに加え、スルーパスも出せるようになっていた。シルビーニョの復調も嬉しい。
彼が中盤で君臨したら敵なしだ。FW 陣も良かった。五回の決定機のうち四回を決めた。この決定力が欲しかったんだ。
これで、二位との勝ち点差が五につまった。柱谷監督は仙台に勝てないという掟も守ったし、二位になったチームは負けるという掟も守った。仙台が二位に上
がるのは最終節の予定なので、へっちゃらだ。さあ、今日の前半の戦い方と後半の気持ちを忘れずに、残り 12 試合を勝ち抜こう!
9/3(金)の進歩 決戦前夜 ベガルタ仙台は明日、
ホームに京都パープルサンガを迎え撃つ。現在、仙台は勝ち点 44 の 7 位、京都は勝ち点 49 の 2 位である。J2 も残り 13
試合だ。なんだかんだと 2
位に離されずに来ているけれど、もうそろそろ、負けたら終わり、生き残るためには勝たなければいけない時期に入りつつある。京都は、柱谷監督になって強さ
を取り戻してきた。もう、京都 GK が寿人にボールをぽんと渡してくれることもあるまい(6/13
の進歩参照)。また、松井がフランスに移籍してもちっとも気にならない模様である。我々が J1
に上がるためには、明日は絶対に勝たなくてはいけない。松井だって、自分がいなくなったら負けてしまった方が気持ちがいいと思う。勝利のためにサポーター
に出来ることは、仙台スタジアムに魔の雰囲気を作り上げることだ。明日は皆で仙台スタジアムに詰めかけて、満員の熱気で選手を後押ししよう!
R の備忘録も大詰めに来た。J1
昇格は近い。されにここに来て、補強、ではなく本を買ってしまった。でも、届く頃には備忘録が出来上がっているような気もする。今日は備忘録の執筆に没頭
したので、学生と接することが無かった。りんかの姿をちらと見て終わった。
9/2(木)の進歩 月初め談話会 月初めの談話会が
あった。八甲田にいる人や岡崎にいる人や静岡にいる人やで、参加者は五人しかいなかった。キバナアキギリの花の食害の調査を始めるみっちーの作業方法が問
題になった。何しろ私は理論的な研究ばっかしているので、野外調査の方法となるとキジョーノクーロンで楽観しやすい。それに対して、友蔵・彩子・りんかの
先輩達が心配して、現実的な意見をいろいろ言ってくれた。ともかく、食害に関してほとんど情報の無いところから始めるので、試行錯誤は免れまい。でも、面
白い現象を発見しそうな予感がする。何しろ、友蔵やヤスムラといった先輩達が、「あ
の生き方は見習わないとまずい」と言っているみっちーである。「わーい」と言って成果を出しちゃいそうだ。
今日も、R
の備忘録の執筆を進めた。ふと、「何でこんなことやっているんだろう」と思うときもあるが、止めるわけにはいかない。この日記でほいほい書いているせい
か、「期待しています」というお言葉を頂戴したりしているのだ。頑張ろう。
R の習得も大夫進んだ。ところが、久しぶりに Mathematica を起動したら、Mathematica
の使い方をかなり忘れていることが判明した。たとえば、R の命令文の先頭文字は小文字 (plot とか)なので、Mathematica
でもその調子でやったらエラーが出た。そうだ、Mathematica では先頭文字は大文字なんだ (Plot とか)
と思い出すのにしばしかかった。命令文の形式も微妙に違うし、なんでこんな嫌がらせみたいなことになっているのだ?
9/1(水)の進歩 レフリーをリジェクトされた とあ
る有名人に、論文のレフリーを依頼した。しかし、リジェクトされた。「論文を」ではなく、「レフリーすることを」だ。なんでも、年間で 90-120
本、毎週 2 本ものレフリー依頼があるんだって。「やってられねー」と思い立ち、「レフリーは月 2
本まで」と決めたそうである。で、今月の分はもう終わっちゃったらしい。9
月に入ったばかりだというのに納得がいかない。それはともかく、掲載スペースが無いという理由でよく論文をリジェクトされるけれど、似たよ
うな理由でレフリーをリジェクトされる時代になったということか。
Journal of theoretical Biology
に投稿していた、資源を稼ぎながら卵生産するときの大きさと数のトレードオフの論文が返ってきた。さっと見たところ、楽勝のようだ。ぱっと直して返送しよ
う。
りんかが、学会で頂戴した意見をまとめて持ってきた。それを元に、早くも来シーズンの研究計画の相談をした。りんかも彩子同様、花の香りに足を踏み入れ
そうだ。今シーズンの調査は研究室総出だったけれど、来シーズンはそれ以上の人手が必要な気配である。
R に関する昨日の悩みはあっさり解決した。やはり、想像その 2 が正しかった。