「これから論文を書く若者のために」
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若手研究者のお経
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10/31(木)の進歩 「米百俵賞」候補者推薦依頼来る 財団法人長岡市米百俵財団というところから、第7回「米百俵賞」候補者の推薦依頼が来た。久々にわくわくする賞だ。いったい、どういうことをすると貰えるのだろう? どういう人に贈りたいのだろう? ついつい調べてしまった。

米百俵賞募集要項:「教育、文化、福祉、スポーツ、産業等の分野において、独創的な活動により人材の育成に大きく貢献し、「米百俵」の精神を今に体現する個人又は団体を対象とします。」

賞品は金百万。米百俵ではない。ちなみに、6 月 15 日は「米百俵デー」だそうだ。

米百俵精神を読んでの個人的感想:人様からの贈り物を売り飛ばしちゃうなんて、失礼なヤツだと思う。

 講義を終えた牧が来室。牧研では今日芋煮をやるらしい。ただし、薪を使わずにガスコンロを使うようなので、豚汁と言った方がいいだろう(10/4 の進歩参照)。
 くにっちが「修論の構想の相談をしたい」とやってきた。時間感覚に問題を抱えるくにっちなので(7/23 の進歩参照)、今年提出するつもりなのかと一瞬思った(<-- 今、M1)。しかし、提出は来年度であることはちゃんとわかっていたみたい。
 暁子に、ウバユリの論文のコメントを貰った。書き方がいい加減だって叱られた。しゅん。
10/30(水)の進歩 姿を現した生物棟に泣く 耐震強化のため改修中だった生物棟の防護ネットがとれ、その姿が現れた。そこには、半むき出しの鉄骨で外壁を取り囲んだだけの生物棟があった。知らない人が見たら、「これから工事が始まるの?」である。地震で倒れさえしなければいいというか、他は一切改善したくないというコンセプトが明確だ。COE に落ちてやけになったのか? でも、COE (Centor of Excellence) に通っていたら、恥ずかしくてお客さんを呼べないところだった(B 級ギャグ的には、「Centor of ええー、これなんす?」)。追伸:友蔵あたりが、デジカメでこの窮状を訴えて欲しい。
 ウバユリの論文が一通り出来たので、共同研究者の暁子に渡した。図をどうするかとか、意見を聞きたいことがたくさんある。
 エディターの仕事など、貯まっていたことをこなす。すいません、貯めちゃって。でも、全部済ますことはできなかった。郵便局・銀行に行って各種送金も済ませた。研究室に戻った後、鞄の中から未払いの送金用紙を見つけるのももはや恒例行事だ。
10/29(火)の進歩 ガスレンジのトッププレートをタダで交換 ガスレンジのトッププレート(上面部分;日本語で何て言うんだ?)のテフロン加工が剥げ落ちてしまったので、トッププレートを交換して貰うことにした。すでに保証期間は過ぎているため、代金は 1,5000 円とのこと。ところが交換に来た業者の方は、二年ほどしか使用していないのにテフロン加工がすっかり落ちているのを見て、加工の仕方に問題があったと思った様子。そして交換代金をタダにしてくれた。わーーい。しかし真相は、私が全力でテフロン加工を剥ぎ落としたのだった。数日前、こびり付いた汚れを落とすために私は、トッププレートをはずし流しに持っていった。そして力を込めてタワシで磨きまくったのだ(テフロン加工にタワシは禁物らしい)。20 分後、ピカピカになったトッププレートに私は満足した。しかしそのピカピカは、テフロン加工がきれいに剥げ落ちて金属本来の輝きを取り戻したそれであった。暁子がいたく悲しんだので、交換することにしたのである。
 久しぶりに、ウバユリの維持呼吸の論文に手を付けている。だいたいのところは書き上げてあるので、細かい部分の修正を施しているところ。もうすぐ初稿が完成するであろう。
10/28(月)の進歩 世の中わからない 世の中には理解不能なことがしばしばある。頭に来た(怒怒怒)!でも、詳細は秘密。
 友蔵の論文にコメント。だいぶ良くなってきたけど、考察はあと少し直す必要がありそうだ。でも、もうすぐ、大橋とかに原稿を送ることが出来るに違いない。
 キムタカの論文が出版された。おめでとう。Canadian Journal of Botany を購読していないので、ここから本文を読むことは出来ないけれど、PDF ファイルと別刷りは購入申込済み。やがて送られて来るであろう。
 卵の順次生産に関する論文を改訂。共同研究者の原田さんに送った。先週原田さんから、「月曜日以降ずっと不在です」というメールが来たのだけれど、「ずっと」とはいつまでのことなのかちょっと怖い。
10/27(日)の進歩 札幌降格 ……… コンサドーレ札幌の J2 への降格が決まってしまった。とても残念。札幌のサポーターは、仙台から見ると長年の憧れだった。あのパワーで、クラブを一年で J1 に復帰させて欲しい。やっぱ、サポーターに熱烈に支えられたクラブこそが強くあるべきだ。しかし、よそ様の心配をしている場合か <--- 仙台四連敗。
 雑用をこなすためにアエル(東北一の高さのビル。ビルの高さに比例して、テナントの空き具合も東北一(たぶん))に行った。アエル一階の丸善を覗くと、「これ論」が平積みされていた。もはや新刊とは言えないのにこの扱い、どうもありがとうございます。で、丸善でくにっちとゆーみんにあった。二人ともしっかり武装、じゃなくておめかししていた。きっとデートだ。くやしいーー。
 丸善でついでに、十二国記(小野不由美著)を購入。ひょんなことからアニメを見出して、けっこう面白かったので原作を買ったのだ。で、原作はすばらしく面白い。さらには、アニメは原作と全然違う。日本のテレビって、原作をめちゃくちゃに変えてしまうことが多いけど、いったいどういうつもりなのだろう? わざとつまらなくしているとしか思えないのだけど。
10/26(土)の進歩 アマゾンの「研究法 指導法 科学教育」で一位に復活 インターネット店舗アマゾンの、「研究法 指導法 科学教育」部門で、「これ論」が一位に復活した。ここしばらく四位から七位にいたので、突然の復活に喜んでいる。お買い上げ下さった皆様、どうもありがとうございます。そう言えば自分でも買ったか(10/8 の進歩参照)。
 今日は午前中にサッカーをした。もうすぐ理学部のサッカー大会があるのでみんな燃えていて、「午後は雨」という予報に午前勝負で挑んだのだ。で、私は午前で切り上げた。でも他の人は午後もやってたみたい。何なのだろうねえ、このヒトタチ。
 サッカーのとき、グランドでフリスビーを拾った。じゅりを連れてきていたので、さっそくじゅりにフリスビー訓練を試みた。最初のうちは、フリスビーを投げると、とことこっと走っていって匂いをかいだ。でもくわえようとしない。そのうち、自分の獲物ではないと思ったのか、投げても見向きもしなくなった。うーむ、フリスビーの遊び方をわかっていないようだ。
 イ・タポンの論文へのコメント完了。考察で、力の入れどころを変えればいいのではないだろうか。と、今度は友蔵が改訂稿を持ってきた。息つく暇の無い嬉しい悲鳴。ひょっとして、談合してるのかえ?
 今夜は、ベガルタ仙台対 FC 東京戦。でも、テレビの生中継がない。しかたないから、ジェフ市原対ガンバ大阪戦を見ながら経過を追うか。それとも、夜 10 時 からの CS の再放送まで我慢するか。ビールを飲んでしまったら、10 時 まで起きていられるかどうかも問題だ。
10/25(金)の進歩 「これ論」のスナップ写真見つかる 昨日、日本女子体育大学図書館に並ぶ「これ論」のスナップ写真を村岡さんがお送り下さった。図書館の在庫を調べたら「これ論」が無かったので、それを儚み、購入希望をして下さったとか。どうもありがとうございます。くつろいだ様子で本棚に並んでいる姿がとても幸せそうです。
 イ・タポンの論文にコメント中。今日中に終えるのは無理だった。明日には読み終えたいところだけど。
 生物学科一年生に向けて、「生物学へのアプローチ」という講義をした。これは、生物学の入門編として、各教官が一回ずつ話をする講義だ。私は、「性の生物学」という題で、「雄と雌の比はなぜ1対1なのか」「なぜ、有性生殖が進化したのか」ということを話した。今年の一年生は熱心に聞いてくれて良かった。質問もしてくれて嬉しかった。
 実を言うと今日は、毎年恒例の、一年の中で最悪の日。「おめでとう」なんて商業メールを寄越したところがあるけれど、そこからはもう絶対買わないからね。
10/24(木)の進歩 仙台の守護仏 GK 高橋範夫 ベガルタ仙台の守護神 GK 高橋範夫は、その風貌からお地蔵様と崇められている。しかし、地蔵「仏」なのに守護「神」はおかしいのではないか。そこで、「仙台の守護仏 GK 高橋範夫」と呼ぼうという提案が暁子からなされた。ちなみに、もう一人の守護神 GK 小針清允は不動明王と畏怖されている。不動明王も仏なので(インドの神出身だけど)やはり守護仏だ。仙台のゴール前が、なんか急に辛気臭くなってしまった。ま、ともかく、相手シュートは退治して欲しい。
 訃報。仙台を支えてきた名物サポーター、仙台サポの誰もが知っていて、みんなに愛されていた戦術君が急逝したとのこと。日曜日のジュビロ磐田戦では元気な応援姿を見せていたというのに ………。戦術君のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
 東北大生協理薬店で「これ論」が一冊売れていた。理薬店では一ヶ月以上売れていなかったので、ほっとした感じ。卒業論文・修士論文・博士論文の執筆がいよいよ始まります。みなさん、「これ論」を参考にしてみて下さい。
 イ・タポンの論文を読んでいる。本人は謙遜していたけれど、ぐっと良くなっていると思う。
 しいちゃんの論文セミナー。花序内の花間で蜜量にばらつきがある場合と無い場合とで、ハチドリの訪花がどう変わるのかというもの。こういう実験、蜜量のばらつきをどれくらいに設定するかが難しいだろうなあ。実験者の目にはばらつきが十分あるように見えても、ハチドリにとってはばらつきの内に入らないとか。
 がんちゃんのセミナー。修士論文の構想の発表だ。お疲れさまでした。イントロは、集団特性の話から入るのではなく、いきなり花の大きさの変異の問題から入るのが良い気がした。ともかく、修論執筆に向かって頑張ってくれ。
10/23(水)の進歩 全国大学生協9月の月刊売上二位に これ論が、全国大学生協9月の月刊売上(理学書)の二位に入っていた。一位は雑誌なので、本の中では一番だ。嬉しい。どうもありがとうございます。
 友蔵の論文にコメントした。英語に関しては全然問題なし。考察の構成を変えた方が良いかな。と思いきや、今度はイ・タポンが論文を持ってきた。やりー。明日は、講義(生物学へのアプローチ)の準備とセミナーがあるのでちょっと読む時間が無い。済まないが明後日以降じゃ。
 と、殊勝に書いておいて、今日は(というよりいつも)早く家に帰ろう。なぜならば、ベガルタ仙台対名古屋グランパスエイト戦をテレビで応援するからだ。ああ、なんとか勝って欲しい。しかし相手は、優勝の望みが消えると急に強くなる名古屋だ。名古屋は現在11位で、力を発揮するのに申し分のない順位といえる。引き分けの勝ち点1でもよしとするか。それと、広島と対戦する磐田へ。絶対勝つように。市原に負け、仙台に勝ち、広島に負けるなんてことがあったら、「市原と広島を残留させたいんだ」と全宮城県民の怒りを買うことになるから注意して頂戴。
10/22(火)の進歩 仙台市営秘密警察、宮城スタジアムの破壊をタリバンに依頼か 

『仙台市営秘密警察が、宮城スタジアムの破壊をタリバンに依頼した模様だ。観客席からのピッチの遠さや交通の不便さなどで、世界ワースト10 入りを果たしている宮城スタジアム。しかし、セコいと言えども宮城県はベガルタ仙台のスポンサー様なので、その持ち物である宮城スタジアムを粗末にはできない。ならば、「無いものは粗末にしようがない」と、バーミヤンの石仏を破壊したタリバンに接触したものと見られる。「やめろーー」という声が世界中に鳴り響いた石仏破壊とは対照的に、「行けー、やれーー」という声援に支えられ、「すがすがしい仕事が出来るのではないか」(秘密警察の幹部談)とのことである。』

山下のゴールを見損ねた恨み(10/20 の進歩参照)が深まり書いてしまった。でも、(上記と違って真剣な)宮城スタジアム取り壊し論があることも事実(グランディ21・宮城スタジアム問題を考える)。何しろ、年間維持費が 3 億 5 千万円もかかり、このままでは県の財政負担にしかならないのだから。
 昨日に引き続き、がんちゃんのセミナーのレジュメにコメント。話の流れもだいぶ固まってきたと思う。この方針で修論を書こう。
 モリナガの論文にコメント。もうほとんど完成だ。他の人に見て貰ってコメントを頂戴しよう。
 友蔵がとうとう、論文の原稿を持ってきた。同期生キムタカの論文アクセプト(10/17 の進歩参照)が良き刺激となったか。頑張って読みます。
 順次産卵の論文を改訂。一段落着いたので、引き続き、ウバユリの論文の執筆にも取り組んだ。
10/21(月)の進歩 引き続き筋肉痛 土曜日の、芝生でフルコートサッカー四時間スペシャルがいまだに効いている。右の足裏が痛くて明け方に目を覚ましてしまった。この足裏で芝生を踏みまくったから芝生の祟りか。今日も、手すりにすがって階段を上り下り。
 修士論文の構想をセミナーで発表する、がんちゃんのレジュメにコメント。
 順次産卵のときの大きさと数のトレードオフの論文を改訂中。トレードオフの形に対する解析を中心にして、各コホートの最適卵サイズの話は軽く扱うことにした。
10/20(日)の進歩 生涯の悔い、山下のゴールを見逃す ワースト10に入ると太鼓判の宮城スタジアムのせいで、山下のゴールを見逃してしまった。おまけに、ジュビロ磐田に二度もリードしながら勝ちきれず。磐田の底力か。
 朝起きてみると激しい筋肉痛。階段の上り下りがままならない。くーくーしながら、河田さんご夫妻と待ち合わせの仙台駅へ向かった。利府駅に着いたのは 11 時過ぎ。余裕があったので、スタジアムまで歩くことにした。国道沿いに一時間ほど歩いた先にスタジアムはある。ところがジャスコを越えたあたりで、先を行く人達はぞろぞろと脇道へと入っていった。近道か? 私たちも真似をして脇道に入っていった。脇道を歩くこと 20 分ほど。先頭集団が、突然の戸惑いを見せた。左手に高速道路があり、その向こうにスタジアムはある。ところが、高速道路を越える道がない。いや正確には、頭上 30 m を陸橋が通っていて、その陸橋の道路に出ればスタジアムに行くことができるのだ。しかし陸橋への道もない。橋桁だけが建っていて、その島からは瀬戸大橋を利用できない島民のようだ。やむなくみんな引き返す。先ほどまでぞろぞろと先へ進んでいた大集団が、同じ道をぞろぞろと引き返すということになった(それでも、引き返す集団の流れに逆らって先に進む人がいるから不思議)。キックオフ 30 分前に、なんとかスタジアムに到着した。
 試合は、ベガルタ仙台が立ち上がりから健闘した。開始早々の山下の惜しいシュート。「入っていたら」と思う間もなく、村上がめずらしく仕事をして、マルコスにピンポイントのセンタリング。それをマルコスが流し込んで、前半 9 分に仙台が先制!あと 81 分もあるのか。全仙台サポーターが思いを一つにした瞬間であった。案の定、前半終了間際に、中山にヘディングシュートを決められてしまった。
 しかし今日の仙台は前節(0-6 で大阪に大敗)とは違った。さらには、スタジアムもいつもと違った(いつもは仙台スタジアム)。宮城スタジアムは、ワースト 10 スタジアムに堂々入賞の酷いところだ。

1) 観客席からピッチが異常に遠い。並の陸上競技場の比ではない。トラックの外に意味不明の空間があり、観客に試合を見せたくないって感じだ。
2) 申し訳程度の屋根があるだけで、雨が降ったらみんなずぶぬれ。そして、肝心なときに雨がある。今日も雨だった。
3) トイレが少ない。
4) 交通の便が最悪。まさに陸の孤島。

トイレに行きたくなっていた私は、3) のことが頭にあり、ついつい後半途中に席を立ってしまった。こんなこと、普段の私なら絶対にしないのだけれど、これも、宮城スタジアムに棲む魔物の成せる技か。そして、外に出たところで大歓声、一瞬間を置いて、今度はさらなる大歓声。あわててスタンド内に走り込むと、磐田の選手が悔しげにボールを拾い上げているところだった。一つ目の大歓声は、シルビーニョのシュートに対してで、二つ目の大歓声は、そのシュートを GK がはじいたところを、山下がダイビングヘッドで押し込んだゴールに対するものであった。生涯の悔い。ゴールの瞬間を味わえなかったなんて。すべての責任は、宮城スタジアムにある(に決まっている)。
 その後、磐田の交代選手の西・川口にゴールを決められ、V ゴール負け。はーーあ。普通のリーグなら、90 分で同点なら勝ち点1をもらえるのに。V ゴール負けだとご褒美は無し。むなしい。
 帰りは、宮城スタジアムの交通の便の悪さをいやというほど味あわされ、利府駅にたどり着いたのが、試合終了後 2 時間 50 分後。こんなスタジアム、さっさとぶっ壊すか、ローマのコロッセオみたいに廃墟にすべきだ(維持費がものすごくかかるのだ)。
 夜は、拙宅で、河田さんご夫妻に牧も交えて会食をした。さまざまな談義をして楽しかった。じゅりも、おしっこはもらすはの興奮状態。お客さんが大好きで、我を忘れてしまうのだ。じゅりをたくさん可愛がってくれて、ありがとうございました。またお越し下さいね。
10/19(土)の進歩 生化学会で 77 冊のお買い上げ 10/15-17 に行われた日本生化学会で、「これ論」が 77 冊売れたそうだ。しめて 34.755 Kg のお買い上げ。どうもありがとうございます。
 午後は、芝のフルコートでサッカー。とても楽しかった。とても面白かった。そしてとても疲れた。こんな疲れることを毎日やっているJ リーガーの苦労を偲びながら、今日の筆を置くことにしたい。疲れて書く気力無し。
10/18(金)の進歩 Internet 調べ隊 Internet 調べ隊というサイトで、

「「ベガルタ仙台の選手は●●●を食べるから強い」ということをネタに作文指導をしている先生がいるとかいないとか。さて、●●●は何?」

という出題があったらしい(8/19 の出題)。

回答例:
その1「ベガルタ仙台 食 強い 選手」で検索  答え:牛タン
その2「ベガルタ仙台 勝利 強さ」で検索    答え:牛タン定食
その3「仙台 強い」で検索           答え:牛タン定食!

私の採点:
 牛タン:10点 ただの「牛タン」では焼き肉屋の牛タンと変わりない。牛タン定食(牛タン・麦飯・漬け物・テールスープ)はもっと確立された存在というか、普通の牛タンと一緒にされるとすごいむっとするのである。
 牛タン定食:99点 「牛タン定食」は正解。ただし、回答者の感想として、「●●●は3文字だから「牛タン」なのかな?」という迷いがあった。よって減点1。●●●が一文字だろうと百文字だろうと、そこに入る文字は「牛タン定食」をおいて他に無いのである。
 牛タン定食!:100点 「!」で加点1。回答者の感想の「こんなサイト、よく見つけましたね!」が失礼な物言いなので減点1。

おまけ:回答例の検索項目で検索してみたら結構楽しめた。「若手研究者のお経」が一番すぱっと見つかったのは回答例2の検索項目。<-- 論文の書き方に関するサイトだっつーのに、「ベガルタ仙台 勝利 強さ」で検索にかかってしまうのはやっぱ変か。

 キムタカの論文の校正をすませた。あとは出版を待つのみ。10月号に載るとか。
 モリナガの論文にコメント。論文が一本あれば、来年の学振の申請で有利となるから、頑張っていこう。
10/17(木)の進歩 いきなり校正 Canandian Journal of Botany に投稿中で、だいぶ前に改訂稿を返送したキムタカの論文(キムタカは就職したので、私が窓口となっている)、音沙汰が無いのでどうしたのかと思っていた。そしたら今日、校正がいきなり送られてきた。アクセプトの通知も無しにだ。実を言うと数日前に、「もうすぐ MS#100 の校正を送るから」というメール(論文のタイトルは書いてない)が来た。MS#100 ってなんだ?キムタカの論文は MS#62 だし。そもそもアクセプト通知が来ていない。ひょっとして「これ論」の著者ともなると、書いていない論文まで印刷してくれるのかと悪い気はしなかったのだ。しかし来てみると、キムタカの論文だった。
 講義が終わった牧が来室。先週に続いて雑談。日曜日に秘密の会合を持つことで合意した。
 くにっちの論文セミナー。二時間もかかってしまった。疲れたぞ、こら。もうちょい短くまとめておくれ。
 順次産卵の論文をどう改訂するか、共著者の原田さんと相談中。そのかたわら、ウバユリの論文の考察の執筆を進めている。
10/16(水)の進歩 ジーコ日本始動 忙しいというのに、秘密の一日を送ってしまった。反省。私は駄目な人間です。
 夜、ジーコ日本の初戦、対ジャマイカ戦をテレビ観戦した。開始 7 分に、中田 --> 高原 --> 小野と華麗につないで先制ゴール。とくに中田からのショートパスがすごかった。これからどんなゴールショーが始まるのかと期待したけれど、終わってみると得点はこの一点だけ。やはり連携とかがまだまだな感じがした。とくに守備の連携がね。
10/15(火)の進歩 おめでとう熊ちゃん 今日は大学院入試の日。熊ちゃんは、面接の時にかなり緊張している感じだったけれど無事に合格した。おめでとう。
 モリナガの論文にコメント。だいぶ良くなってきた。あと少し頑張って頂戴。
 昨日から、10.20 のジュビロ磐田戦の布陣をどうすべきか悩んでいる。何で私が悩むのか(監督でもあるまいに)と思うかも知れないが、私が悩む理由は別のところにあるのだ。すなわち、ロンブン書台選手紹介をどうすべきかということ。磐田戦に向けたものにしたいのだけれど、阿部の負傷欠場は決定的。「No. 34」(阿部の背番号)を登場させるわけにはいかないのだ。阿部の替わりは財前 (No. 10) か村上 (No. 26) か千葉 (No. 7) か、ひょっとして中村 (No. 23) か。おかげで昨夜は、なかなか寝付けなかったです。
 ウバユリの論文の考察を書くために、関連文献を読み返している。
 悲報。Am. Nat. に投稿していた、卵の順次産卵の論文がリジェクトされてしまった。レフリーの評価は1勝1敗。一流誌の場合、こういうときは間違いなくリジェクトだ。レフリーコメント銀行(通称レコ銀)とかがあったら、好評価の方を預金しておきたい。そして別の雑誌で1勝1敗のレフリー評価をもらったら、預金を引き出して2勝に変えるのだ。てなことを、もう十年くらい思っております。<---- 一流誌の場合、1勝1敗が二回(二回ともレジェクト)と、0勝2敗(リジェクト)が一回と2勝0敗(アクセプト)が一回では全然違うのだ。
10/14(月)の進歩 阿部、負傷離脱 ……… 仙台 MF 阿部が、肉離れで全治一ヶ月らしい。どうしよう。シルビーニョをトップ下に置きトリプルボランチを並べるという布陣は、左ボランチの阿部の働きがあってこそのものだと思う。ガンバ大阪戦のときに阿部の位置に村上が入ったけど、散々だったし。 トリプルボランチで、阿部の替わりに千葉か村上を使うか。それとも元の布陣(ダブルボランチにして、その両翼に攻撃的選手を置く)に戻すか。
 ウバユリの論文、ついに考察の執筆に突入。「これ論」でいろいろ偉そうなことを書いたので、自分も当然それを実行しなくてはいけない。これが結構大変だ。
 性差別を無くす一環として朝日新聞は、外国人女性の発言の翻訳で「−ーだわ」といった表現を控えることにしたらしい。ならば是非とも、外国人のインタビューを変な口調(下の例を参照)に訳すのも止めて欲しい(朝日に限らず、全マスコミに言いたいこと)。

「僕はナカタを尊敬しているよ。彼とプレーするととてもやりやすいんだ。彼は僕の考えをわかってくれるし、僕も彼の考えをわかっていると思うよ。」

こんな口調でインタビューに答える日本人がどこに居るんだ?!「翻訳とは自然な日本語に訳すことだと僕は思っているよ。だから、変な口調の翻訳をみると、とても悲しくなっちゃうんだ。」
10/13(日)の進歩 とりあえずホッ 残留争いのライバル広島が、名古屋に負けた。勝ち点差は 10 のままということでとりあえず一安心だ。広島が勝っちゃったらどうしようと昨日から悶々としていただけに、ほんに良かった。ともかく、気持ちを入れ直してあと 7 試合を戦い抜いて欲しい。
 しいちゃんがおめかしをしいている。どうしてなのか出来れば知りたい。でも、何か聞きづらいので、しばらく様子を見ることにしよう。
 ウバユリのデータ解析と論文執筆。ちょっとしか進まない。
 今夜は、アジアカップ決勝日本対イランの応援だ。チケットは完売したらしい。とはいっても、韓国が決勝に進むと思い込み、みんなこぞって買ってしまったのだとか。となると、果たして何人見に来るのやら。なにしろかのお国の人は、韓国が勝つことにしか興味がないからねえ。あ、いやそうか。日本が負けることにも大いに興味があるので、案外見に来るかも。
10/12(土)の進歩 気持ちを失った闘いの報い、屈辱の大失点ショー ベガルタ仙台がガンバ大阪に 0 - 6 の惨敗。広島に勝ってほっとしたのか、勝つ気持ちの入っていない試合をした報いだ。
 昼前に家を出て、いろいろと買い物を済ませてから仙台スタジアムに向かった。買い物の一つが暁子の化粧品。昔の暁子は、化粧品コーナーを見ると走って逃げていた。むなしく店員に掴まり椅子に座って化粧をさせられると、緊張で汗ダラダラになっていたものだ。それが今は、どかっと椅子に座り「おやり」と命じるようにまでなっている。
 三時過ぎに仙台スタジアムに到着。公約通り(10/7 の進歩参照)に、選手入場のときは「これ論」を掲げた。どなたか、見た人いますか? さあ今日も調子よく、ホームの仙台の力を見せてくれと思いきや ----。立ち上がりからどうも、動きにきれとひたむきさが感じられない。勝ちたいという気持ちが伝わってこないと言うか。広島に勝ったことで残留を半分手にし、気持ちが抜けてしまったみたいだ。そして、大阪 FW 吉原のスピードに切り裂かれあっという間の失点。その後も持ち直すことができず、前半終了時点で 0 -3 になってしまった。後半になると、点を取り返そうと頑張るものの、今度は気持ちが空回り。みんなバラバラに突撃を繰り返すのみで、組織としての動きが全然出来ていない。大阪 DF に簡単に跳ね返されるばかりだった。そして終了間際、集中を失って立て続けの失点を喫してしまう。終わってみると 0 - 6 の惨敗。本当に酷い試合だった。プロなら、気持ちを保て、集中しろ、冷静さを失うな。こんな試合、二度と見たくない。
 市原と神戸が磐田と鹿島に勝つという、仙台的には「そんなのずるい」という結果になったので、残留危険信号がまたしても点ってしまった。プロなのだから責任を取って貰おう。来週、磐田にホームで勝つことで、サポーターへの責任を果たすのだ。
10/11(金)の進歩 小村、日本代表選出! ベガルタ仙台 DF 小村徳男が日本代表に選出された。おめでとう。代表落ちしていた四年の間、精進を重ね体得した看板割りの秘技(9/21 の進歩参照)。ジーコ日本代表監督の目に留まったと見ゆ。
 くにっちからメールが来た。「「私にものを聞くでない」を座右とする先生に聞くのは無駄とは思いましたが、藁にもすがる思いで ……」(私の意訳)という深刻なものだ。というわけで、くにっちと人生について語り合った。具体的な中身はヒ・ミ・ツ。ただし、何かやっちゃった系の話ではないのでご安心を。
 来週大学院の試験を受ける熊ちゃんの、面接試験の練習をした。試験官に扮してくれた先輩諸氏、ありがとう。これでもう安心だ。
 ウバユリの論文執筆。データ解析をやり直したりしながら、ちょっとずつ前進している。
 明日は、仙台スタジアムでのベガルタ仙台対ガンバ大阪の一戦。大阪は強敵だけど、ホームの力で勝利を掴み取ろう。何しろ大阪は、このところ三連敗で気持ちはげんなり、ファビーニョは出場停止でどうしましょ、マルセリーニョと宮本は怪我でもうイヤだって感じだ。マグロンは、日本代表の小村が秘技で封じ込めるから心配ない。明日勝ち点 3 を取ったら、残留内々定が出ることだろう。
10/10(木)の進歩 偶然を馬鹿にするでない 東北大出身の田中耕一さんがノーベル化学賞を受賞した。おめでとうございます。この受賞、本人も身に覚えがないというくらい意外なものらしい。そして受賞対象となった研究は、失敗から偶然生まれたもの(本人談)だとか。こういう逸話はかっこいい。確か、キューリー夫人とかにも似たような逸話があった気がする。
 「これ論」の誕生も偶然がもたらしたものである。日本生態学会関東地区会会報から原稿の執筆依頼を受けたことがきっかけなのだ。依頼内容は、「生態学の今後について書いてくれ」というもの。「私にものを聞くでない」を座右の言葉とする私にしたら、「どうせ書けないでしょ、こっちも期待していないから」という依頼に等しいものであった。ならばと一念発起し、ワープロに私は向かった。そして三行書いて挫折した。「やっぱ、わかってらっしゃる」と思案したときに思いついたのが、「論文書きの歌」(ちょうどその頃、この歌を作り上げたところであった)に沿って論文の書き方の解説を書くことであった。そして、「これから論文を書く若者のために」(ver. 1)を書き上げて返送してしまった。かの執筆依頼内容が私にも書けそうなことだったら、「これ論」が誕生したかどうかわからないのである。
 講義を終えた牧が来室。コーヒーを飲みながら、久しぶりに雑談した。
 ひさしの論文セミナー。スカンジナビアの高山に生育する草の繁殖量が、実験的温度上昇に対応してどう変化するのかというもの。実験的に温度上昇させる手法が、花への昆虫の訪花も同時に減少させてしまうものだったので、データを信用する気が起こらなかった。
 ヒラガと富居君の卒業研究の中間発表。楽しませていただきました。以前からうすうす思っていたのだけれど、ヒラガの隠された才能はすごいかも知れない。OHP にコピー用紙を乗せて写そうとする大技には、全員一瞬沈黙、その後はやんやの喝采だった。
10/9(水)の進歩 アマゾンでの売上ランキング、ちょっと上がる 本を書いた本人が注文するという姑息な行為が効いたのか、インターネット店舗アマゾンでの「これ論」の売上ランキングがちょっと上がった。しかし、天下のアマゾンの売上ランキングが一冊くらいの注文に影響を受けるとも思えない。きっと、本を書いてない本人(注)によるご注文のおかげと感謝しております。

注:私は、正しい対語の研究を進めている。「本を書いた本人」(著者)の対語は「本を書いてない本人」(読者)である。
 対語研究成果の一例:不在の人に電話がかかってきたとき、「○○は席をはずしております」と言うとする。ならば席に戻ってきたときには、「○○は席をはめております」と言うべきである。はずしたものははめなくてはいけないのだ。

 とあることに打ち込んでいたら、卒業研究の中間発表の相談にヒラガがやって来た。「ちょっと待って。終わったら呼ぶから」。学生指導に優先して打ち込んでいたものとは!「10.12 ガンバ大阪撃破バージョン ロンブン書台選手紹介」だーーー!
 笹川財団の研究助成に応募する、友蔵とイ・タポンの申請書類にコメント。推薦書も書いた。目指せ一等百万円!
 朝のテレビで、「アジア大会、二人三脚で金」の文字が目に入った。アジア大会では二人三脚が競技種目なのか! 朝からウケた。しかしそうではなくて、「選手とコーチの二人三脚で金を取った」という意味であった。ちょっとがっかりした。
 今日もひたすら、ウバユリの論文を執筆。
10/8(火)の進歩 アマゾンで「これ論」を注文 ついつい、インターネット店舗アマゾンで「これ論」を一冊注文してしまった。アマゾンに注文してみたいという誘惑に耐えること二週間。今日遂に、はじけました。誘惑の原因はアマゾンの売上ランキングだ。以前に比べるとさすがにランクが落ちてきて……。いーやこれは故障に違いない、試しに一冊注文してみよう、ちゃんとランクが上がるのかこの目で見てやる。てな感じです。
 今日はほぼ一日、ウバユリの論文執筆に没頭した。「これ論」を自分で参考にしたりして。結構役に立った。でも一つ思ったのは、執筆中の論文を抱えて「これ論」を読み直すと、ここを書き足したいという部分が見つかるということ。執筆中の論文があると、論文執筆に関わる個別の問題が見えてきやすいということか。
 ヒラガの、卒業研究の中間発表のレジュメにコメント。昨日の私の記述を読んで恥ずかしがっていた。またまたご謙遜を。
 がんちゃんの花のデータも見せて貰った。花の大きさと数のトレードオフは検出されずか。
 今夜は、日本と中国が激突するアジア大会準々決勝。日本同様に中国も 21 歳以下の代表を送ってきているので(大会規定では、23 歳以下+年齢制限無しの選手三名以内)、負けても言い訳が出来ない。それに中国は、将来的に日本の強力なライバルとなる。ここで叩いておかねば。とは言っても、八月に両者が対戦したときはやられっぱなしだったなあ。
10/7(月)の進歩 「これ論」読んで一発通し 東北大学金属材料研究所の大山さんから、「これ論」を参考にした論文が一発で受理されたという知らせをいただいた。おめでとうございます。拙著が少しでもお役に立ったのならとても嬉しいです。大山さんは、論文書きに関する有益情報をしばしば提供して下さるし、ホームページで「これ論」を大々的に紹介して下さるし、私の方こそ感謝に堪えません。それと大山さんは、ベガルタ仙台の熱烈サポーターでもあります。ホームゲームはもちろん、アウェーゲームもたいてい参戦なさっているとか。そういうわけで(?)、今度のガンバ大阪戦の選手入場の時に私は、タオルマフラーではなく「これ論」を掲げて選手を迎えます(仙台サポは、タオルマフラーなどを掲げながらカントリーロードを歌って選手の入場を迎えるのだ)。メインスタンドのホーム側の車椅子席のすぐ下で、この表紙を掲げている人がいたら私です(ただし、本を持っていくのを忘れる可能性有り)。ガンバ大阪の選手に見せつけて「何だあれ」と思わせ、心に小さなさざ波をたたせたまま試合をさせる効果も期待できます。ついついこの表紙のことを思い返してしまい、マークが一瞬遅れるとか。
 ヒラガの卒業研究の中間発表のレジュメにコメント。一杯調べたいことがあるので、今年の結果の考察よりも来年の計画の話の方が多くなりそうだとか。その心意気じゃ。
 ウバユリの論文を書き始めた。まずはざーっと、イントロとマテメソを書いている。
10/6(日)の進歩 栗駒の北側へお出かけ 秋を満喫するために、栗駒の北側(須川温泉・子安峡温泉方面)に遊びに行った。しかし生憎の曇り空、ついていない。
 須川温泉は、栗駒山の肩あたり(標高 1126m)にある温泉で、亜高山帯の景色が素晴らしい。しかし、車が道路一面にあふれ出すほどの大混雑だったので、とりあえずは素通りして子安峡温泉に行ってみた。途中立ち寄った、牛乳屋さんのソフトクリーム(栗駒フーズ)はとても美味しかった。考えてみると、牧場のソフトクリームよりも牛乳屋さんのソフトクリームの方が美味しいのは道理だ。で、子安峡温泉へ。ここの大噴湯は名高い。渓谷の壁面から温泉が噴出していて、サウナ気分に浸れる。子安峡温泉では入浴せずに、さらに奥の方の湖に向かった。湖の側で何気げに車を停めたら、すぐそこにかなり立派な高層湿原が広がっていた。周りが植林であることを割り引いても、とても綺麗なところだった。
 さらに奥の方に遊びに行った後、須川温泉へと引き返した。今度は駐車場に車を停めることができた。ここで失敗。車のキーを指したままドアをロックしてしまったのだ(暁子が)。がーーん。温泉のフロントで鍵を開ける道具を借り、ロック解除に挑んだ。暁子が、運転席側のドアを十分ほどやってみたけれど駄目。助手席側のドアの方が開きやすいという話を思い出し、私が、助手席側のドアに挑んだ。そしたら一発で開いた。開けるつもりのなかった(とりあえずは、ロック部分を探すつもりだったのだ)一かきで開けてしまう自分の才能に驚いた。
 須川温泉の露天風呂は超お勧めだ。広いし、亜高山帯の景色を眺めながら入浴できる。これぞ本当の露天風呂という感じ。
10/5(土)の進歩 残留に向けて大きな一勝、広島に V ゴール勝ち 年間順位 15 位の広島との「直接対決」を制し、広島との勝ち点差を 10 に広げた。残留に向けて、大きな大きな一勝だ!
 今日は自宅でテレビ観戦。朝からおでんを仕込みながら試合開始を待った。おでんダネは昨日の内に買っておいた。「どれでも 10 個で 450 円」のタネを袋に 10 個詰めたとき、私の目がきらりと光った。「一か八か、11 個詰めてみるか」。しかし暁子がびびったのでやめにした。おでんを煮ながら、芝刈りと部屋の掃除もすませた。
 午後三時キックオフ。前半は押され気味のペースだ。しかしこれはいつものことで、心配する必要はない。後半勝負の仙台なのだ。そしてその通り、後半になると仙台がゲームを支配しだす。後半 17 分、シルビーニョのフリーキックをマルコスが、相手 DF の一歩前でヘッドで捉えた。ゴーーーーーール!一発のチャンスをモノにしてしまう試合巧者の先制ゴールだ。このまま逃げ切れ。何しろ広島は、ラストパスが不正確で全然怖くない。ところが後半 27 分、広島のフリーキックのボールを、マルコスが競らずに見送るという大失敗。マルコスの頭上でトゥーリオにヘッドを決められてしまった。試合はそのまま延長戦へ。ばてばての広島は中盤ががら空きで、仙台は好き放題。きっと V ゴールを決めると信じていたけれど、なかなか決まらない。しかしやはり、途中出場の山田が働いた。広島ペナルティエリア付近でボールを奪うと、ファーサイドに走り込んだ藤吉に絶妙のセンターリング。藤吉は、ダイビングヘッドで V ゴールをたたき込んだ!
 山田は素晴らしい。前を向いてボールを持ったら必ず仕事をしてくれる。まさにスーパーサブだ。心配なのは山下。疲れがたまっているのかどうも切れがない。自分と交代で入った藤吉の V ゴールを内心どう思ったことか。それと村上も駄目駄目。ミスばっかし。彼の日記(このページのKAZUS を見て)はこんな感じになるに違いない。

「今日は、延長もあって長くピッチに立てて良かったです! でも、気負いすぎでいろいろミスをしてしまったことが反省点です! 広島では、本場の讃岐うどんを楽しみにしていたのに、店がありませんでした!」

 今日の中継 (NHK BS) には腹が立った。全国放送というのに、隅から隅まで広島寄りの放送だったのだ。解説の加茂じいと実況が話すことは広島のことばかり。広島の試合運びはどうかとか、どうすれば広島は勝てるのかとか。広島がチャンスを逃すと、残念がる広島の選手をいつまでも写す。仙台が攻めているというのにカメラを切り替えない。逆に仙台がチャンスを逃すと、広島の攻めをカメラがすかさず追いかける。そして仙台が点を取っても、広島のサポーターや選手を写し、仙台の選手は全然写さない。広島のゴールの時は、得点者トゥーリオの喜び様を延々と写したというのに。広島のローカル放送でももうちょっと中立に放映するのではないかと思わせる「全国放送」だった。
 解説者の勉強不足も不愉快だ(これは、仙台の試合が全国放送されるようになってから常々思っていること)。仙台のことをろくろく知らずに解説している。たとえば加茂じい。守備ラインからのロングボールにヘッドで勝てないマルコスを指して、「今日は、 DF に抑えられていますね」だって。言いたくないけど、「今日は」じゃなくて「いつも」だよ。また、シルビーニョがトップ下としてどれだけ効いているかも知らなかったようだ。「岩本が居ないので、仙台の攻めはマルコスの頭頼り(大意)」だそうな。
 ま、勝ったから良いか。というわけで、21 歳以下の日本代表の試合を見ながら、ビールとおでんで祝杯を上げたのだった。
10/4(金)の進歩 芋煮会 この時期、広瀬川近辺のコンビニには薪がうずたかく積まれる。合戦が近いのではない。芋煮会の季節なのだ。河原に石でかまどを作って、薪を燃やして芋を煮る。といっても、大勢が集まって芋が煮える様を観察するわけではない。肉や野菜も入れて鍋をするのだ。内の研究室も、今日の昼に広瀬川の河原で芋煮をした。火をおこし鍋を煮るのはけっこう大変な作業だ。今日も、途中で薪が足りなくなってしまった。そしたら遠藤さんが、「家で使っている薪を持ってくる」と家まで取りにいってくれた。どういう暮らしをしているんだ、この人? ちなみに芋煮は、仙台流と山形流が鋭く対立している。仙台流は、豚肉を入れて味噌味に仕立てるのに対し、山形流は、牛肉を入れて醤油味に仕立てるのだ。山形流の方が美味しいというのが衆目の見るところだけれど、山形流に屈するわけにはいかない。というわけで、仙台流の鍋と山形流の鍋の両方を作るという妥協がはかられている。
 しかし今日の主役は私たちの鍋ではなかった。家庭用のカートリッジ式ガスコンロを引っ提げて河原に現れたカップルだ。薪で煮るところに醍醐味があると思うのだが、この二人はそんなことにはこだわらない。ガスコンロを置き鍋をのせ、おもむろに点火つまみをひねった。----- ところが火が着かない。何度やっても着かない。点火装置に問題ありと見て、ライターで火を着けようとしてもうまくいかない。10 分経過。まだ着かない。コンロの説明書を読んだり(「点火つまみをひねって火を着ける」以上の説明が書いてあるとは思えないのだが)、敷物で風を防いだりと、いろいろに工夫を重ねている。でも着かない。30 分経過。隣で芋煮をしている私たちの間にも、ひそひそとしたざわめきが起き出した。果たしてこの二人はどうなるのか?

1. 家に帰って、家で芋煮をする。
2. 芋・肉・野菜を水に入れ、そのまま食べる。
3. 薪を買ってきて、薪で煮る。

1 はかっこ悪い。河原を去るまでの歩く距離がたまらなく長く感じられるであろう。それに、家で作ったらただの豚汁だ(仙台流の場合)。2 は不味いし体に悪い。第一、火が着かなかったことは私たちにはもろバレだ。どうか 3 にしてくれ、薪ならあげるから。さあ、どうする? ---- 二人の行く末を見届けたかったけれど、会議があるので私は途中で引き上げてしまったのだった。
 追記 1:しいちゃんと熊ちゃんの証言:「二人は諦めて帰っていきました。」
 追記 2:お二人が、末永く幸せな交際を続けることを心よりお祈りいたします。芋煮が出来なかったことで二人の仲に亀裂が入り別れてしまっては、無理矢理にでも薪を渡さなかったことを後悔してしまいます。
10/3(木)の進歩 鳥日新聞復活 長い間廃刊状態だった鳥日新聞(大分トリニータのサポーターのページで、ウケ狙いの記事が満ち満ちている)が復活の兆しをみせている。とはいっても、復刊後まだ二行しか書いていないので安心は出来ない。「これ論」の p. 92, 162 で鳥日新聞の2001/10/15 の言葉を引用しているので、きっちり復刊して欲しいのだけど。よろしくね、鳥日編集部さん。
 イ・タポンの論文セミナー。イ・タポンは丁寧に紹介してくれた。しかし論文の方は???だ。企画倒れで、調査結果が期待した通りにならなかった。それなのに無理矢理に考察を進めるのだから、何の意味があるのかわからない論文になってしまっていた。これが Ecology?私の論文をさんざんリジェクトしておきながら、こんなのを載せるとは腹が立つ。
 夜は陸女寿司に行った。暁子の延長祝いだ。寿司を食べた上に夕飯までご馳走になる(???)という歓待ぶりだった。
10/2(水)の進歩 日本緑地工学会で 20 冊完売 久々に「これ論」の話し。日本緑地工学会で 20 冊完売したそうだ。ありがとうございます。次の学会販売は生化学会の予定。生化学会大会参加者のみなさま、この表紙を見たら、どうかお手に取り読んでみて下さい。重さは 451.37 g しかありませんので、心配する必要はありません。また、「これ論」は、博士論文・修士論文・卒業論文の執筆にも役立ちます。これらの論文を執筆予定の方も手に取ってみて下さい。若いあなたには、451.37 g なんて空気も同然!
 月初めの談話会。今月は先月よりは参加者が多かった。今月も張り切っていこう。
 ウバユリの論文を書くために OVID で文献検索をした。こうした作業も久しぶりで、ちょっとした充実感を味わっている。隠居して久しい人が修業時代に戻ると、こんな感じで気持ちが若返るのだろう。
10/1(火)の進歩 腰の低さに自信 友蔵のハチの実験用のテントを東北大三条地区に建てさせていただくために、管財課の方とお会いした。管財課の方は、とても親切に対応して下さった。一方の私も、腰の低さには定評がある。というわけで、話し合いは円滑に進んだ。--- ところが、その場所に建物の予算申請をしていることが判明。予算が通ったら、来年の今頃に着工だって。もうイヤ。安住の場所が欲しい。どなたか、25 m × 25 m くらいの大きさの、借用可能な遊休地をご存じないですか。心当たりがある方は、私までメールを下さい。本当に困っているんです。
 午前中、ウバユリの論文の方針を、共同研究者の暁子と話し合った。大きさと数のトレードオフに関する Sakai and Harada (2002) モデルの検証という感じでまとめようと決まる。さあ、これから文献調査だ。
 がんちゃんが、ツリフネソウへのマルハナバチの訪花のデータを部分的にまとめて持ってきた。全観察結果をまとめてから方針を考えることにしよう。