「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
進行状況ホーム


12/31 (水) の進歩 大晦日
早くも一年が終わってしまう。時の経つのが年々早くなるのをどうにかして欲しい。この世での残り時間が短くなるほど早く時が過ぎるってひどくない か。
 というわけで、今年一年、いろいろとお世話になりました。ありがとうございます。

朝一番に修論にコメントした。その後はお節料理作りに励んだ。午前中に終えてすっきりした。
 ならばと、作並温泉に発作的に行った。ところが多くの旅館が、今日から正月までは外来入浴不可であった。どうにかして見つけた旅館で入浴。湿っ た雪の降る露天風呂は、身体は温かく頭は冷たかった。ま、いいか。

今年も紅白歌合戦を見た。吉高の司会は最悪であった。つまらないし噛むしで、総合司会の有働アナは内心怒っていたと思う。
 山中教授が審査員になっていて驚いた。ノーベル賞なら、今年は物理の誰かだろう。山中教授が出るのなら、一昨年か去年でである。 …………… STAP細胞が捏造でなかったら、あのお方が出ていたのではないか? いや、絶対に出ていたと思う。ということは山中教授は、万能細胞枠で急 遽選出となったのか?

12/30 (火) の進歩 お節作り二日目
お節料理作りの二日目である。作る予定の品数の多さにげんなり(自分で決めたのだが)。いっこうに減らない「未完成の品リスト」に、先を考えるか ら減らないのだと言い聞かせた。そして、何も考えずに淡々と作っていった。それでも未完成リストは減らないものであった。気持ちの持ちようという 精神の問題では、品数という物質の問題を解決できないのか。
 などとぐだぐだ考えていると、さすがに夕方には未完成の品数が減っていた。あとは、栗きんとんと初梅と手綱こんにゃくくらいだ。これらは明日。

夜は豪華にズワイガニのすき焼きをした。そこまでは良かったのであるが、携帯電話がないことに気づいた。完成したお節の写メをみーちゃん に送って激励しようかと思ったのだ(*)。家中を探し回るも見つからず。昼に買い物に行ったときに落としたと結論してしまった。それからしばらく 傷心の杯であったのだが ………。懐中電灯を持って車の中を探したら、なんと見つかった。車内の捜索は実は三度目であった。最初から懐中電灯を持って行くべきだったと後悔 した。と いうわけで、お節の写メが無事にみーちゃんに届いた。本人は、そこに隠された出来事を知らない。

*修論を頑張るみーちゃんに、「お節だよー」と見せたかったわけではない。研究室に三日にお節を持って行くので、「頑張って待っていて−」という 激励である。

12/29 (月) の進歩 お節作り一日目
今日からお節料理作りを始めた。実は喪中なので、祝わぬお節、つまりはただの料理である。
 まずは朝市に買い出しに行った。そろそろ、人が溢れてきている。おまけに雨であった。メモを片手に食材を探すもなかなか見つからない。そして、 見つけ出して買うごとに、荷物が重くかつ持ちにくくなる。正直、それだけで萎えてきた。あまりの重さに、車まで一度荷物を置きに行ったりした。そ れでも、なんとか買い物を終えた。金華山さんや八百屋さんに年末の挨拶をして、朝市を後にした。途中、イトーヨーカドーで買い足すなどして、12 時半頃にようやく帰宅した。
 昼食後、13時半から料理を始めた。深く考えることなく、思いつくままにやっていく。先の長さを思ってはいけないのだ。というわけで本日は、田 作り・鶏と玉子の博多寄せ・伊達巻き・煮染めの一部などを終えた。って、全然進んでいない。大丈夫か?

夜は、みーちゃんの論文にコメント。順調なり!
最終弾へのコメントが着々と届いている。みなさん、どうもありがとう!
12/28 (日) の進歩 今季終わる
ベガルタ仙台レディース 0-2 日テレベレーザ。今季の闘いが終わってしまった。

みーちゃんの論文が、夜の内に届いているはずである。東京遠征の前に読もう。というわけで、早起きして論文を読んだ。これでほぼ完成だ、 マテメソは。
 その後、新幹線で東京へと向かった。味の素フィールド西が丘は懐かしいスタジアムだ。実に久しぶりに来た。ピッチと客席がとても近く、ボールが 客席に飛んでくる。ゴール裏なんて、弾丸シュートの流れ弾に直撃されそうであった。良いねえ、こういうスタジアム。本場イングランドもこうなんだ ろうね。
 試合が始まった。立ち上がりは仙台が優勢だった。枠に直撃が2度。どちらかが入っていれば。しかしだんだんと、ベレーザが優勢となっていった。 そして前半30分に、華麗なパス回しから先制されてしまった。後半になると完全にベレーザに支配されてしまった。正直、点を取れる気がしなかっ た。「それでも1点差」と祈っていたのであるが。連携ミスから痛恨のオウンゴールをしてしまい、0-2となった。これで勝負あった。終わってみる と完敗。
 レディースの今季が終わった。でも、皇后杯ベスト4だ。日本女子で4指に入ったのだ。悲しむ必要はない。みんな、一年間ほんとうにありがとう。 そして来季も、一人も欠けることなく共に闘って欲しい。

帰宅後、慰労会をした。大宮の駅ナカで購入した、焼き鳥や鳥天やシュウマイをつまみとした。気づくと今日は、朝昼晩と野菜をほとんど摂ら ない一日であった。いけませんな。
12/27 (土) の進歩 大掃除二日目
大掃除の二日目である。今日は、床の拭き掃除を行った。床の磨き剤を使って、ひたすら床を拭いていくのであった。けっこう汚れるんだよね、床っ て。理想は月に一度の作業だと思いつつ年に一度しかやらないこと3年目。以前はやりもしなかった。
お気に入りの、ベガルタの買い物袋が崩壊寸前である。持ち手の紐が切れかかっているのだ。今は、辛うじて切れずにいて、何とかJ1残留と いう感じである。しかしこのままではJ2降格紐が切れてしまうこと必定だ。新しいのを買おうと思っていた。と ころが、ベガルタの店には売っていなかった。やむなく一般の店で買うことにした。買い物カゴの内側にちょうどすっぽり入る形状のが欲しい。レジの 店員さんが会計すみの品を入れるカゴの内側に入れてしまえば、カゴから袋へと入れ直す手間がかからない。それが気に入っているのだ。ところが何 と、こうした形状の買い物袋が見つからないのであった。今のところ、2軒探したけれど見つからずだ。もっとも使いやすい形状と思うのに、何故だ?
午前中に、ベガルタ仙台レディースの練習を見に行った。下手をすると今季最後の練習になってしまう。そして考えたくないことであるが、下 手をすると、仙台で最後の練習になってしまう選手がいるかもしれない。気づくと練習時間が変更になっていて、終了間際にどうにか駆けつけた。某選 手が楽しそうに笑いながら、アメリカ人GKのキャメロン選手に対して、「お前重いよ、デブ」と言っていた。わからないと思って酷いこと言うわ。

12/26 (金) の進歩 明後日は日テレ戦
ベガルタ仙台レディースは明後日、皇后杯準決勝の日テレベレーザ戦に挑む。東京の、味の素フィールド西が丘で11時からである。ベレーザは、言わ ずと知れた強豪だ。我がクラブは、発足以来一度も勝ったことがない。しかし過去は過去。全力で挑んで、正月の決勝に進もう! 私ももちろん参戦する。

今日で仕事納めである。そしてなんと本日で、プロジェクトKに区切りを付けることができた。このさっぱり感。しかし、苦悩一定の法則によ り、私のさっぱり感に相応する分だけ、他の方に苦悩が訪れるのであった。すいません。でもどうかよろしく!
 というわけで、年明け早々にも完了させたい!
みーちゃんの修論にコメント。ちゃくちゃくと進行中。その後、かえちゃんのMathematicaプログラムを見た。こちらもちゃくちゃ くなり。
3年生のM君が研究室見学に来てくれた。私と話をしたあと、先輩らとお茶を飲んだ。またいつでも来て頂戴。酒井研に入ってくれたら大歓迎 だよ!
12/25 (水) の進歩 プレプリントサーバー
プレプリントサーバーというものがある。物理分野におけるarXiv.orgが有名だ。完成した論文を前もって公開してしまい、他の研究者から意 見を貰ったりするためのサーバーである。論文のアクセプト・掲載にはかなりの時間がかかるので、それまで待っていられないという訳だ。著作権上の 問題もないようで、通常は、プレプリントサーバーに登録した上で、学術雑誌に投稿することができる。学術雑誌に掲載後も、プレプリントサーバーの 方の論文もそのまま残すことができる。
 と書いたものの、生物学の分野ではほとんど馴染みがない。これから、論文の世界はどういう方向に進むのだろう?

プロジェクトK。ここに来て余計なことを考えてしまった。さてどうするか。
12/24 (火) の進歩 嬉しいけれど
私手作りのお節料理を食べるのが、研究室の恒例となりつつある。2013年は元旦に持って行って、博論・修論を頑張っているマツハシや冨里を激励 した。2014年は博論・修論生がいなかったので、4日に持って行った。賞味期限的にぎりぎりの感覚であった。2015年は5日にという話になっ た。しかし、ちょっと遅すぎ、「賞味期限的に怖い」と答えた。始めに断っておくと、私のお節を所望してくれることはとてもとても嬉しい。でも、そ のために実家から戻る日を早めるのは考えて頂戴ね。ご家族に申し訳ないよ。と、修論の時期にこんな心配をしている教員は日本で私だけと 自負するのであった。

永野君がご栄転だそうだ。わざわざ挨拶に来てくれた。おめでとう。益々の発展を!
かえちゃんと、Mathematicaプログラムを改良中なり。計算をいかに簡単にするか。それが問題なのだ。
しんすけ・林君・土松からも返答が来た。どうもありがとう。しんすけからの重大コメントについて、自分の考えを皆に聞いてみた。そして直 すことに決めた。こちらもありがとう。
12/23 (火) の進歩 大掃除初日
今日は丸一日大掃除をする。まずは窓掃除をしようと外に出てみた。思った通り外の水道が氷っていた。高圧洗浄機で掃除をするので、水を使えないと 駄目だ。ならば台所の換気扇からいこう。
 とうわけで、台所の換気扇の掃除を始めた。家の中で一番汚れる物体である。油のつららが出来ていて、見るからに汚かった。それでも、表面が平ら な構造の部品は油を取ることが出来る。大変なのが例によって、フィルターと回転羽根であった。歯ブラシ等で油をこそげ落とそうとするも、構造的に 落とせない部分がある。あきらめが肝心と、ある程度で妥協するのであった。それにしても毎年思うのは、換気扇の掃除はもっと定期的にやるべきとい うことだ。年一回ではねえ。と、来年の今ごろも言っている予感がある。
 10時位になり、外の水道の様子を見てみた。やった、融けていた。高圧洗浄機を出し窓掃除を始めた。情け容赦ない猛烈噴射を窓に浴びせる。その 内の2割くらいが跳ね返って自分に噴射される。なかなか冷たい作業であった。早い段階で風呂掃除に挑んだのも失敗であった。浴室内に高圧洗浄機を 持ち込み、天井・壁・床に噴射する。天井からぼとぼと水が落ちるし、壁との距離が近いため、壁からの跳ね返りは4割に達する。全身びしょ濡れに なってしまった。この状況で、残りの窓掃除をするのか。来年は、風呂掃除は最後にしよう。と、来年の今ごろも言っている予感がある。
 朝の8時から夕方の5時までかかってしまった。疲れた。

しゃぶしゃぶとビールで慰労会。カセットコンロのガスが途中でなくなってしまい、台所でしゃぶしゃぶすることになっちゃった。ちょっと悲 しかった。
12/22 (月) の進歩 火曜日が休みは嫌い
明日は休みか。となると、ついつい飲みたくなる自分がいる。月火は休肝日にしたいのに。おまけに明日は、自宅の大掃除をする。くたびれ果てて、風 呂上がりのビールをしたくなってしまうであろう。ということは、下手をすると月火と飲んでしまうことになる。明日は休日出勤してしまうというのも 手ではある。しかしそれだと、大掃除が進まないという重圧がのしかかることになる。どうしても、やれることはさっさとやってしまはないと気に病ん でしまう性分なのだ。さてどうなることやら。
ばっじょと方針相談。ようやく固まった。ついでみーちゃんとスケジュールの確認。年内に行けるところまで行こう!
プロジェクトKは先が見えてきた。とりあえずの形なら、年内になんとかなりそうだ。頑張ろう!
12/21 (日) の進歩 大勝
ベガルタ仙台6-1岡山湯郷ベル。まさかの大勝であった。
 今日はユアテックスタジアム仙台で、皇后杯準々決勝の2試合が行われる。せっかくだから、もう1試合の方も見ることにした。日テレベレーザ対ア ルビレックス新潟レディースの試合だ。我がクラブが準決勝に進んだら、この試合の勝者と闘うことになる。今季はどちらにも2戦2敗の我がクラブで ある。どっちともやりたくないが、ベレーザの方がより嫌な印象があった。だから新潟を応援したのであるが、ベレーザの攻撃陣の破壊力は凄かった。 3-0で快勝。これは強い。
 14時から、ベガルタ仙台レディース対岡山湯郷ベルの試合が始まった。岡山のメンバーを見てちょっと驚いた。GKが背番号2であったのだ。2番 を付けたGKなんて初めて見た。入場してきた姿を見てまた驚いた。というよりウケた。白い布にマジックで「2」と書き、それを背中に縫い付けてい たのだ。試合が始まってさらに驚いた。岡山が、見たこともない徹底的守備作戦を採ってきたのだ。仙台がボールを持つと、全選手が、ピッチ自陣側の 1/4の範囲に入ってしまう。ゴールエリアのライン上にDF3人が並び、GKのごとく、仙台のクロスボールを待っている。ボールを奪っても前に蹴 り出すだけで、ほとんどラインを上げない。いったい何が起きたのかと思った。やがてわかった。岡山のGK谷口 きくみ選手は、本職がDFという急造GKであった。それで、ゴール前にDF3人を置くというGK4人体勢を採っていたのか。後で 知ったことであるが、正GKの福元選手は怪我、控えGKの青柳選手は登録上の問題で出場不可であったらしい。かくして、仙台が一方的に攻めまくる 展開となった。急造GKならば、枠に飛ばせばゴールになるであろう。ところが、シュートを枠に飛ばさない心優しき乙女達。3連続枠当てという素晴 らしい芸 --------- シュート気味のクロスを枠に当てる、その跳ね返りをシュートして枠に当てる、その跳ね返りをさらにシュートして枠に当てる ---------もあり感動はしたが、「枠に飛ばす」とはそういう意味ではなくて、枠の内部に飛ばすということだようと嘆くのであった。もっと も、ゴー ル前に生真面目にクロスを上げるという戦法を採っていたのもいけなかった。4人GKにことごとく跳ね返されてしまった。後半になると、直接ゴール を狙うようなクロスを上げだした。急造GKにこれはきつい。結局、前半無得点、後半6得点という訳のわからない展開となった。シュート数は、仙台 が44本で岡山が3本。44本って、あり得ない数である。
 後半追加時間に1失点してしまった。余計な失点ではある。でも、急造GKを務めた谷口選手が試合終了後に涙を流しながら、「最後に全員でつない だゴールがうれしかった」(日 刊スポーツより)と語ったそうだ。これを聞くと、なんかよかったんじゃないのと思わないではない。

12/20 (土) の進歩 ツル薔薇の誘引
久しぶりにツル薔薇の誘引を再開した。残るは6株ほど。朝からとっとと進めた。とっととやったため、誤って折ったり切り落としたりした長枝が3 本。長枝を誘引するのが目的だというのに。昼食を摂りに行ったり、あんを美容院に連れて行ったり、雨が降ってきたりで、今日中に終えることは出来 ず。でも、あとちょっと誘引すればよいだけだ。残りは年明けか。
というわけであんを美容院へ。おめかしして正月を迎えるのだ。
モリナガからも返信があった。ありがとう。
12/19 (金) の進歩 明後日は岡山湯郷ベル戦
ベガルタ仙台レディースは明後日、ユアテックスタジアム仙台で皇后杯準々決勝を戦う(14時試合開始)。相手は、宮間が率いる岡山湯郷ベルであ る。強敵ではあるが、リーグでのホーム戦では我がクラブが内容的に上回っていた。必ずや勝利して、準決勝に進もう。
 明後日は、ユアスタで準々決勝がもう1試合行われる(11時から)。両試合を見ることが出来るので、みんなで応援に行こう!

ベガルタ仙台レディースに、吉備国際大学の FW 西川 明花選手が新規加入することが発表された(公 式ページより)。U20代表とかで大活躍していた逸材である。加入して欲しいと思っていた。そして実際、練習に参加している姿も見 た。大歓迎なり。
 かたや、MF 角田 誠選手が川崎フロンターレに完全移籍することが発表された(公 式ページより)。鬼神のごとき守備者として仙台陣を守っていた選手だ。なんで移籍してしまうの? シーズン後半は、先発出場の機会は確かに減っていたが。
 それにしても、男子の方の新加入の報せがない。聞こえてくるのは、主力級の移籍の話ばかりである。

かえちゃんのMathematicaプログラムが長考に入ってしまった。計算が全然終わらない。バグではない。計算方法を工夫しないとい けない。
 みーちゃんがデータを見せてくれた。あと一歩!

プロジェクトK。もうすっかり終わった気分になっている私であった。実際、あと少しである。気合いを入れて、最後の仕上げに取りかかろ う。
 昨日の発信に対し、友蔵がさっそくコメントをくれた。ありがとう。
12/18 (木) の進歩 積雪10センチ
目覚めたら10センチくらい雪が積もっていた。まだ降っている。これは大渋滞ではないか。大学に辿り着けるのか? 今日は論文セミナーがあるというのに。いっそのこと、中止にして貰おうかと思った。しかしとりあえず出かけた。そして、大学とは反対方向に向かう という訳 のわからない私であった。やまや野村店に寄って、ベガルタ仙台レディースの DF 長船 加奈選手にビールを売って貰うのだ。さらには、泉中央の日専連に寄って、MF 井上 綾香選手に接客して貰って、ベガルタ仙台カードに入会するのだ。などと、渋滞が心配なら大学に直行すればよいのに、ついつい寄り道してしまった。 幸いなこ とに渋滞はなし。加奈にビールも売って貰えた。しかし綾香はいなかった。やむなく、普通の店員さんに接客して貰った。残念。
バッジョの論文セミナー。綺麗なデータだった。申し分なし。ただ、どれだけ一般的なことなのか疑問が残った。
 その後に講座セミナー。お大事に。ゆっくり休んだ方が良いよ。

第四弾を発信した。どうかよろしくお願いします。
12/17 (水) の進歩 雪
雪が降り積もっている。外は真っ白。今季初の本格的な雪景色という感じである。今宵は雪見酒を楽しもう。
かえちゃんと卒研の相談。一歩ずつ進んでいくのであった。
卒業生のてるちゃんもお歳暮を贈ってくれた。こちらも美味しいケーキセットなり。どうもありがとう! 昨日に続く幸せなり。
プロジェクトKがついにここまで来た。リジェクトである。人聞きが悪い。そういう意味ではない。ちなみにCalcagno ら(2012 Science 338:1065-1069)によると、どこにもリジェクトされずに掲載された論文に比べ、リジェクトを経験してから掲載された論文の方が、出版 後の引用 回数が多いそうである。だから言わないこっちゃない。レジェクトされない論文を書いているようではガミガミガミガミ、 私のように何度も以下略。引用回数がかえって多いのは、編集員やレフリーによるコメントを取り入れることや、長い 間その論文の面倒を見ていることが質を高めているのであろうとCalcagnoらは考察している。
 というわけでリジェクトは、”a fact of life for scientists”(Cassey and Blackburn 2003)らしい。これに対抗して私は、「研究者とは、失恋が仕事のようなもの」と言っている。雑誌に振られるのも人間に振られるのも思いは同じ という意 味である。

12/16 (火) の進歩 議論三つ
今日は議論が充実していた。まずはみーちゃんと議論。修論に向けて、データがほぼ固まったと思う。ついで、前回のメモ用紙を捜索しにちろちゃんが やってきた。発見されたメモ用紙をネタに立ち話。しかしその内に本格的な議論へと展開していった。やっぱMathematicaでしょ。最後に バッジョと議論。私がちょっと勘違いしていたみたいで、余計な手間を取らせてしまった。すまない。バッジョも使うデータが定まった。三人とも頑張 れ!
卒業生のがんちゃんがお歳暮を贈ってくれた。美味しいケーキセットなり。どうもありがとう! あっという間になくなった。
プロジェクトK。本日は難航した。さすが最後の難関である。しかし想定以上の難航ぶりで困ってしまった。
 レフリーと著者のコメントのやりとりを公開している雑誌があるんだね。The EMBO Journal では、各論文のやりと りをTransparent ProcessのReview Process Fileに載せている。参考になって面白い。他にも、Author responseとかで検索すると、レフリーコメントへの対応の手紙とかが出てくる。他の人がどういう書き方をしているのかがわかって良い。

12/15 (月) の進歩 納得
かえちゃんと卒業研究の議論をした。Mathematicaで計算を実行したところ、謎の結果が出てしまった。プログラムにバグがあるに違いな い。そう思ってプログラムを見直した。しかし、どうにも間違いが見つからない。かなり悩んだのであるが、プログラムは正しいように思えた。やがて パッと気づいた。この結果で良いのだ。納得してしまった。おかげで、ますます面白くなるであろう。先入観を持ってはいけない。計算結果がおかしい とき、実際のところほとんどの場合プログラムが間違っているのであるが、そう決めつけてはいけないという難しい教訓を得た。
プロジェクトK。最後の難関に取りかかった。これさえ超えればあとはもう楽である(多分)。リジェクトされた場合か ………。私が 最も経験を積んでいることなので、精一杯の助言をしちゃいましょう。
12/14 (日) の進歩 届かぬ民意
我が家の地域は、スーパーが潰れてしまい買い物難民の宅地となりつつある。そんな中、コンビニが出来る話が持ち上がり、無いよりはましと期待が寄 せられた。コンビニの駐車場に車が入れるようにするため、歩道を車が横切れるようにする必要がある。こういう工事をして良いか住民の賛否を聞こう とアンケート調査が行われた。結果は、賛成が81.6%で反対が16.4%であった。圧倒的賛成で工事決定と思いきや。仙台市泉区の判断は、「地 域住民からの強い反対表明があることで認められない」であった。世の中で、これだけがくっと来る(笑ってしまう)出来事はそうそう無いだろう。 16.4%の反対が「強い反対表明」であるのなら、81.6%の賛成は「強い強い強い強い強い賛成表明」である。どういう理屈で、81.6%が賛 成という意志を無視できるのか? 一部の町内会から反対の要望書が出ていることも理由に挙げている。しかし、全員に公正にアンケートして81.6%の賛同を得たことの方がはる かに強い結果 と思う。

というわけで衆院選挙。与党が2/3の議席を獲得してしまった。自民党だけで290議席、約61%を占めた。しかし、比例区での自民の得 票率は1/3位であった。この数字が、今回の選挙で自民を支持した人の割合と考えて良いであろう。1/3くらいで61%。小選挙区という、少数の 得票で多数の議席を独占するという悪辣な選挙制度のせいである。この選挙制度を変えない限り、国会に真の民意が届くことはないのだろうな。
ベガルタ仙台レディース5-0アンジュヴィオレ広島。レディースは皇后杯3回戦を順調に突破した。この調子で優勝しちゃおう。
12/13 (土) の進歩 ガンバ大阪が三冠
天皇杯の決勝があった。Jリーグとヤマザキナビスコカップを制しているガンバ大阪と、J2のモンテディオ山形の対戦であった。山形には元仙台戦士 の中島と萬代がいる。隣県のよしみというものもある。だから微妙に山形を応援しながら観戦した。しかし開始早々に失点。やはり実力差か。前半を、 大阪2-0山形で終えた。ところが後半になると、山形の方がむしろ優勢となった。2-1となってかなり盛り上がったのであるが、とどめの3点目を 決められて万事休すとなった。ガンバ大阪が三冠を達成。おめでとうございます。
 それにしてもガンバ大阪、リーグ開幕当初は、うちらの方残留争い組で一緒に闘っていた。いつの間にかいなくなっ ちゃったと思ったら、優勝争い組に入っていた。そして優勝。そんなのってあるのか。ということは、我がクラブも三冠を取ったかもしれないと、強引 に考えてみるのであった。
 ちなみに我がクラブは、遠い昔の2回戦で、5部リーグ相当所属の奈良クラブに負けた。その試合で得点を取った岡山(元仙台戦士)が、ジャイアン トキリングの表彰を受けた。我がクラブがこんな所で出汁に使われたことと、ジャイアントと扱われたことに泣けました。

12/12 (金) の進歩 明後日は皇后杯三回戦
いよいよ、ベガルタ仙台レディースの皇后杯が始まる。我がクラブは明後日、兵庫県でアンジュヴィオレ広島と闘う(11時試合開始)。チャレンジ リーグ(2部リーグ相当)10位の相手なので、我がクラブの方が強いことは疑いない。しかし油断は禁物である。しっかり勝って帰ってきて頂戴。
 かたや男子の方で、正式発表があった。FW 武藤 雄樹選手が浦和レッズに完全移籍だそうだ(ベ ガルタ公式ページより)。ふーん、てな感じ。武藤のシュートはちっとも枠に飛ばないので、私としては残念感がない。関口先輩の後は追 わないよう祈っておきたい。

関口先輩の道筋:浦和に完全移籍 --> あまり出場出来ず --> 今年でクビ

 武藤以外にも、FW 赤嶺がガンバ大阪に、MF 角田が川崎フロンターレに移籍するらしい。どうして急に、こんなに引き抜かれるようになったのか。ともかくも、主力を補強しないと大変である。
かえちゃんのMathematicaファイルを見た。間違いはなさそうだ。目出度し。
 その後、バッジョと研究相談。頑張ってね。

プロジェクトK。本日も快調なり。ドイツ映画『Uボート』で、敵に囲まれた困難海域を突破し、快晴の大海原を快調に進んで行った場面 を思い出す。基地に帰還したとたん撃沈されちゃったのであるが。でも、こちらは多分そんなことはないと思う。来週も頑張ろう。
12/11 (木) の進歩 新加入選手
ベガルタ仙台レディースに、2人の選手が新加入することが発表された(公 式ページより)。

DF 千葉 梢恵選手
DF 万屋 美穂選手

千葉選手は早稲田大卒、去年一年間は所属チームはなく、地元クラブでプレーしていたらしい。早稲田では、DF 山本 りさ選手・FW 小山 希絵選手・FW 小野 瞳選手の後輩だ。常磐木学園では、GK 齊藤 彩佳選手と同級生。万屋選手は日ノ本学園の現3年生である。MF 入江 未希選手の1年後輩だ。二人とも頑張ってね。
 入る選手がいれば、去っていく選手もいるということか。嫌だなあ。

みーちゃんの論文セミナー。そうか、最後の担当か ………。時の経つのが速すぎる。
 終了後、バッジョと研究相談をした。もう、追い込みの時期だからね。

プロジェクトK。本日は快調であった。この調子で突き進むぞ。

12/10 (水) の進歩 研究室紹介
生物学科三年生向けの研究室紹介をした。卒業研究の配属のため、各研究室が紹介をするのだ。今年の三年生は、マクロ系の研究室志望者が少ないとい う噂であった。実際のところ出席者は10人と、ここ数年で極端に少なかった。でも出席者は熱心に聴いてくれた。興味があったら、ぜひ見学に来て頂 戴!
 私の研究室の特典を強調すべく、「私は料理が趣味、自宅で美味しい料理をご馳走します」と宣伝した。そして、私の手料理の写真を集めたスライド を見せた。何も断らなかったけれど、学生は当然のこと私の手料理と思ったであろう。実際、すべて私の手料理である。写真を見せつつ話をしながら、 ネットで拾ってきた実験画像を載せて、自分が実験をしたと説明した人もいたんだなと、妙なる感心をしたのであった。私には、他人の 料理の写真を見せて自分が作ったように話す度量(?)はない。まして、他人の実験画像を見せて自分が実験したように話す人の心理が想像できない。 と、ウケを狙っていたはずが微妙な方向に話が進んでしまった。オチがつけにくくて困る。

かえちゃん・ちろちゃんと研究相談。二人とも頑張って。
 バラモンの、論文改訂の進行状況に探りを入れた。そう、そんな感じで地道に一歩ずつ進めばよいのだ。目的地に必ず到達する歩みである。

EndNoteで、PDFの管理の仕方を試してみた。おお、すごい。その文献のPDFを登録しておけば、立ち所にそのPDFを開いてくれ るではないか。PDFファイルにどんな名称をつけてどこにしまっておくかなど問題ではない。何も考えなくてよい。これは楽だわ。
12/9 (火) の進歩 新ユニフォーム発表
ベガルタ仙台の新ユニフォームが発表された(ベ ガルタ公式ページより)。三本線である。これまでずっとアシックスだったのに、来季からアディダスに変わるそうだ。何があったのか ………。しかし新ユニフォーム、なんか地味だ。それと、今年までは、男子は黄色と青を、女子は黄色と赤を基調としていた。しかし新ユニは、男女と も同じデザインである。これって、営業戦略としてどうかと思う。これでは、男女どちらかのレプリカしか買わないかもしれない。と、早くも新新ユニ フォームに期待している私であった。

北大の学生さんから、カエデの研究の論文のPDF請求が来た。私の、記念すべき初論文である。拙著『植 物の形』(京都大学出版会)で紹介していたのだけれど、この本を読んで興味を持って下さったのだという。ありがたや。とても嬉しい。 さっそくPDFをお送りした。
プロジェクトK。ここからはどんどん進むはず ……… である。確かに今日はどんどん進んだ。

12/8 (月) の進歩 これレポ8回目の重版
これからレポート・卒論を書く若者のために』の8回目の重版が決まった。新たに 2000部刷り、累計2,5766部の出来となる。お買い上げ、誠にありがとうございます。
かえちゃんの指摘で、Mathematicaファイルを修正した。確かに間違っていた。
 ついで、みーちゃんにデータを見せて貰った。面白い。この調子で頑張って。
 さらには、ちろちゃんにもデータを見せて貰った。おう、すごく立派な図を描いている。成長し過ぎだ(笑)。解析も、この方向で良いと思うよ。頑 張って。

引用の仕方について考えをまとめた。どうにか形になった。
12/7 (日) の進歩 山形が昇格
J1昇格決定戦を見た。ジェフ千葉対モンテディオ山形の決戦であった。リーグ上位だった千葉は、勝つか引き分けで昇格である。下位だった山形は勝 たなくてはいけない。前半、千葉が優勢に進めつつも、山形がCKから先制した。根性でねじ込んだようなヘディングシュートであった。後半になる と、千葉が猛攻を始めた。そこに立ちはだかったのが、山形のGK山岸だった。終了間際にはゴール前に立ちはだからず、ゴールがら空き(ドリブル突 破してきた相手に飛び出していた)。ワープしてゴール前に戻り、千葉のシュートを弾き出した。そしてついに、試合終了の笛が鳴った。その瞬間の、 山岸のガッツポーズがテレビに映っていた。ほんに、山岸が導いた昇格だと思う。
 というわけで、昇格おめでとうございます。みちのくダービーの復活が嬉しいです。

今日もツル薔薇の誘引に勤しんだ。枝を切り落とし、短枝にハサミを入れ、仕上げた枝を誘引していく。元気旺盛な株は枝が盛りだくさんで、 誘引する空間がなくなりそうな勢いだった。でもまあ何とか誘引していった。
 例年、ツル薔薇の誘引をしている時は、薔薇が大嫌いになる。棘が刺さって大変なのだ。でも今年は嫌いになっていない。服に刺さって、頸を咥えら れた子猫みたいに動けなくなっても、何か気にならなくなってしまった。そんなもんだと悟った模様である。

12/6 (土) の進歩 柳沢最後の試合
ベガルタ仙台 0-2 サンフレッチェ広島。ま、いいか。残留決まっているし。ともかくも今日は、日本を代表する FW 柳沢の最後の試合であった。先発を期待したけれど控えに。早く出せという願いが届いたのが後半 19 分であった。あとはひたすら得点を期待した。選手達も同じ思いだったと思う。柳沢にボールを集めようとしていた。そんな中でハモンロペスは、一人 構わずロ ングシュートを打って、空気が読めていないなあと感じさせたのであった。結局、得点をあげることなく、柳沢の19年間が終わった。やり遂げた満足 感。お疲れ様でした! サッカー人ヤナギの次を期待している。
我がクラブの試合を生で見た後、録画していたガンバ大阪の試合を見ようとした。情報を封印して楽しむのだ。そのためにわざわざ、我がクラ ブの試合は、NHKではなくCSで見たほどである。NHKは、他会場の途中経過を流すけれど、CSはなぜか流さないのだ。というわけで、さあ見よ うとしたら ………。なぜか録画されていない。正確には、2秒ほど録画して停止していた。???。他の番組を試しに録画してみると、やはり2秒ほどで止まって しまっ た。今日から、録画は2秒というシステムに変わったらしい(怒)。主電源を切り再起動したら、元のシステムに戻ってくれた。
 というわけで録画はパー。仕方なく、ニュースを見てしまった。ガンバ大阪も浦和レッズもやってしまっていた。浦和がより激しくやってしまい、大 阪が優勝。それにしても、浦和の失速が気になる。終盤に失速して優勝を逃すというのが、Jリーグの定番になってしまいそうである。

朝から試合の時間まで、ツル薔薇の誘引をひたすら行った。古い枝を切り落とし、残した枝に着いている短枝一本一本にハサミを入れていく。 問題なのは、どの枝を切り落とすかという選択であった。古い枝を落とすとはいっても、去年以前の枝をすべて落とすわけにもいかない。しばし考え、 短枝のハサミ入れが面倒な枝を落とすという好都合な基準とした。短枝が細かく分枝していると、一つ一つにハサミを入れなくてはいけない。それは面 倒なので落としてしまう。ただしこの基準は、自分の都合のためのように思え、枝の古さと相関している。古い枝ほど、短枝が細かく分枝しているの だ。かくして、この新基準により作業効率が上がり、てきぱきと進めていったのであった。
12/5 (金) の進歩 明日は最終戦
長かったシーズンが終わる。J1は、明日いよいよ最終戦を迎える。ベガルタ仙台は明日、敵地でサンフレッチェ広島と闘う(15:30 試合開始)。お互いに何も賭けない決戦である。私の心もついつい、優勝争いの方に向いてしまう。現在首位のガンバ大阪が優勝を決めるのか。それと も劇的な 幕切れがあるのか。優勝争いの方は録画しておくことにしよう。そして、我がクラブの勝利の後に、情報を封印して見る。今から楽しみである。
Mathematicaのプログラムをしっかり復習して、かえちゃんの所に行った。そして一緒に改良していった。この調子でどんどん行く のだ。
朝から偏頭痛だ。数十秒に一回、頭の右側がずっきんと痛む。肩凝りも酷い。生きた心地がしない。
土松もコメントをくれた。どうもありがとう。「食わず嫌い」と「嫌い」は違うと指摘してくれた。確かに。そこで、食わず嫌い打破のため、松 阪牛A5シャトーブリアンステーキと偽って牛タンを食べさせる作戦を考えた。食材偽装の応用である。しかし、これを読んだ方は、私は 何をやっているんだろうと思うだろうね。
12/4 (木) の進歩 視覚の認知生態学
視 覚の認知生態学:生物たちが見る世界』(文一総合出版)という本が出た。たいていの動物は、視覚によって世界を認知する。人間と同じ だ ------------- というのは、実はかなり間違った認識である。人間が見ている世界と他の動物が見ている世界はかなり異なるのだ。動物には、いったいどのように世界 が映って いるのか。そしてそのことが、動物の不思議の進化とどのように関係しているのか。世界の認知という視点から生物の世界に切り込んだユニークな本で ある。お奨めなり。
 個人的には、我が弟子の友蔵が編集したということも殊の外嬉しい。立派になったねえ。この調子で益々発展していってくれ。

月初め談話会があった。修論生はまさにラストスパートの時期。全力で頑張って頂戴!
 その後、私が書いた Mathematica のプログラムをかえちゃんに説明しようとした。かえちゃん自身で、改良して貰うためである。ところが、久しぶりにプログラムを見たせいか、説明に 詰まって しまった。自分で作ったものさえ理解出来なくなる事実に、かえちゃんの苦労を思ったのであった。

ベガルタ仙台 FW 柳沢 敦が引退を表明した。ワールドカップ出場2回。日本を代表するFWだ。お疲れ様。最終節の広島戦には、当然出場させるであろう。

コメントが次々と返ってきている。どうもありがとう。ウケ狙いのネタがことごとくスルーされていることに、ちょっと自信を 失っている。ネ タの一例: どこにでも本場の味をお届けできる、牛タン定食カーを開発したい。牛タン定食カウ(cow)だと牛そのものになるので注意が必要である。
 その後、引用の形式について考えた。文末に引用文献が来る形式(「なんだかんだどうしたこうした(酒井 2014)」とか)は注意が必要だ。その文全体を引用文献が言っているのなら良いのだけれど、実は一部分しか言っていないこともある。後者の場 合、文末に 引用文献を付けてはいけないだろう。

12/3 (水) の進歩 仙台第一高校で講義
宮城県仙台第一高校で講義を行った。論文の書き方・プレゼンの仕方ではなく、生物の講義である。「自分の本業は何だっけ?」と迷いを 生みますな。講義を進めながら、「種の保存は生物の本能と思っている人は?」と聞いてみた。3割くらいが手を挙げた。よかった(いや、よくない が)。そして、そんな本能はないという話をした。話し終え、「種の保存は生物の本能ではないと納得した人は?」と聞いてみた。またしても3割くら いが手を挙げた。残りの人は納得しなかったのか? 気になる。
 世話役のK先生、どうもありがとうございました。実を言うと私の本業は、論文の書き方やプレゼンの仕方の方です(なのか?)。こちらの方でも、 お呼び下されば喜んで伺います。

今年も嫌な季節になった。下記の4選手が契約満了となった。

GK 桜井 繁
MF 佐々木 勇人
FW 中原 貴之
FW 鈴木 規郎

何とも複雑な思いを抱くのは、中原が戦力外ということである。クラブ生え抜きとして、仙台で育ち、仙台で(それなりに)活躍した選手であった。そ れがとうとう。残念という思いを抱くと共に、クラブの歴史も積み重なってきたなと感じるのであった。みんな、他クラブで活躍して頂戴。

今日も、論文の引用の仕方について考えた。昔の私は偉いと思ってしまった。
12/2 (火) の進歩 流行語大賞
昔から世間に疎かったが、今年の流行語大賞に選ばれた言葉、私は初耳である。ニュースで見てしまったけれど、気持ち悪いったらありゃしない。なん だあれ?
 「流行語」と呼ぶべきかどうかは別にして、今年一番世間を騒がせた言葉はSTAP細胞だろう。華々しく登場したと思ったら、間もなく捏造事件に 変わってしまった。日本の科学の信用は失墜、STAP細胞事件の負の影響ははかりしれない。悪い意味でこれだけ強烈な言葉はここ数年なかったので はあるまいか。11月末で本人による実験は終わったららしいが、どんな結果が発表されるのだろうねえ。「STAP細胞はありました」などと発表し たら失笑してしまう。「じゃ、論文にして投稿しなさい。アクセプトされてから話してね」で終わりである。

第3弾を旅に出した。どうかよろしくお願いします。
 すかさず、文献の引用の仕方について考えた。資料をめくると、数ヶ月前に私自身が残したメモが。「人間の脳 PLOS genetics "8.2% of the human genome ...."。これだけであった。推理小説やってるのか? 何のことやら全然思い出せない。この論文は確かに実在した。しかし読んで見るも、普通に文章が連なっているだけである。ここに何かが隠されている のか? 数ヶ月前の私は何を伝えたかったのか。………???…………… とっ。とと諦めて、他の論文を探した。

12/1 (月) の進歩 論文の付録
オンライン時代の今日、論文の世界でもSupporting Informationがごく普通になった。論文本体には載せずに、オンラインのみで公開される情報である。ここで悩むのが、どこまでを本体に載 せてどこ からをSupporting Informationにするのかという線引きである。「Supporting Informationになるものは何ですか?」と聞かれたら、「区別が難しいことかもしれないが、論文の主張を支えるのに必要であるが重要では ない情報 だよ」などとなる。「重要ではないなら載せる必要ないのに」と突っ込まれると、「そこに、Supporting Informationがあるからさ」と答えて去って行きたくなるのだった。面倒な時代になっちまったものだ。
ちろちゃんと研究相談。夢は広がるね。頑張って解析してみて!