「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況
若手研究者のお経
進行状況ホーム
3/31
(日) の進歩 冨里去る
フットサルではない。冨里去るである。3
年間を共に過ごした冨里が研究室を去っていった。八甲田でとてつもない調査生活を送り、論文 3 つほどになりそうなデータを取ってくれた。そ
の頑張りを私が直接見たわけではないことが難点ではあるが。いや、本当によくやってくれたと思う。新天地での活躍を祈りたい。またい
つでも遊びに来て頂戴!
その冨里、研究室でイタポンと議論をしていた。普段と変わらない状態に、「明日から仕事をしているとは思えない」と語っていた。確かに。いつも
通りの机を見ながら、私もそう思った。
昼過ぎに冨里と会った後、帰宅してひたすら料理をした。やたら食材を買ってしまったので、何品になるのかも考えずに作りまくった。結局、
作ったものの夕餉に出さなかった料理が二品。何やっているんだか。
鯛の卵けんちん
煮物椀薄葛仕立て
3/30
(土) の進歩 ナンパ成功!
ついに宿願を果たした!
あんをぎゅっと抱きしめる鮫ちゃん。しかしそっぽを向くあん。
さらにそっぽを向くあん。誰に抱っこされているのかわかっていない。
「いやいや」をしてこの後落下。張ったおしたろか、この犬。
MF 鮫島
彩選手が加入して以来、あんとのツーショットをずっと狙っていた。今日やっと実現した。これであんは、世界チャンピオンに抱っこされた犬となっ
た。
そのあん、イエロー 2 枚で退場。
ベガルタ仙台 1-1 セレッソ大阪。敵地なので CS
で応援した。セレッソの華麗な攻めに怯えるも、「あれっ?」というオウンゴールで仙台が先制した。なんで自分のゴールに入れてくれたのかわからな
いオ
ウンゴールだった。その後もセレッソがやや優勢に試合を進めていった。そして中盤で 3
人がかわされるという大失態からゴール前に持ち込まれ、柿谷に技ありのゴールを決めれてしまった。あの、中盤の守備のぬるさはなん
だ!
その後は両チームに好機が来たものの共に決められず、1-1 の引き分けに終わった。好調のセレッソと敵地で引き分けたのだから良しとするか。
3/29
(金) の進歩 明日はセレッソ大阪戦、明後日は 吉備国際大学戦
ベガルタ仙台は明日、敵地でセレッソ大阪と闘う(13 時試合開始)。3
連勝と好調のセレッソであるが、我がクラブも 1 連勝と好調である。敵地とはいえ何としても勝って、2 連勝を遂げよう。
レディースは明後日、敵地で吉備国際大学と闘う(13 時試合開始)。昇格組同士の対戦である。当然勝って、レディースも 2 連勝といこう!
九州には、宮崎県立「福島」高校と福岡県立「福島」高校とがあり、東北には、福島県立「福島」高校しかない。福島高校の数で負けていると
嘆いたのは去年の夏であった(2012.7.12 の進歩参照)。しかし本日、岩手県立
「福岡」高校があることを知った。一矢報いた気がする。
今日も自分の研究について考えた。えらく面倒なシミュレーションになりそうだ。出来るのかな。
3/28
(木) の進歩 今日は金曜日ではない
どうも今週は、曜日の感覚がずれている。月曜日を火曜日に、火曜日を水曜日に、水曜日を木曜日にと思ってし
まう。なぜだ? 早く週末になって欲しいという願望か?
ちーちゃんと卒業研究の相談。面白いと思うよ。
バラモンとも研究相談。
久しぶりに、自分の新しい研究について考えた。これで行くか。しかし解析が難しそうだ。
3/27
(水) の進歩 おめでとう!
東北大学の卒業式があった。冨里がスーツ姿で、みーちゃんが袴姿で登場し、ばっじょが行方不明となった(詳
細省略)。みーちゃん可愛い! 一緒に写真を撮りまくってしまった。断られるのを覚悟で「日記に載せていい?」と聞いたところやはり
断られたので、写真を載せるのは断念しておく。みなさん、卒業おめでとう!
みーちゃんと一緒に写真を撮っていて、卒業して去って行ってしまうという錯覚に陥ったのであるが、まだ二年間は一緒なんだ(修士課程に進学す
る)。よかっ た。
まさかの敗戦。遠藤が PK を外すとは。しかしあれは相手 GK
を褒めるしかない。それにしても、消極的な姿勢に腹が立った。点を取る気があるのか! シュート打つ気があるのか!
前半 3 分、香川とのワンツーでゴールエリア内に入った清武。目の前には GK
がいるだけ。「さあ、豪快シュート」と思った次の瞬間、後方にいる香川にパスしてしまった。あそこで打たない奴がいるなんて信じられない。昨日の
日本を象 徴するプレーだった。
高校生向けの本の第 3 部まで読み直しを終えた。第 4 部はコメントを頂戴する旅に出しているので、読み直しはその後である。
時間を空けることができたので、ちーちゃん関連の文献を探してみた。面白そうなものが出て来て燃え上がった。
3/26
(火) の進歩 今夜はヨルダン戦
我らが代表は今夜、ワールドカップ最終予選のヨルダン戦を闘う(23 時試合開始)。勝てば、5
大会連続の出場が決まる。高校生向けの本(日本代表に関する研究を例として使っている)の中では、「5
大会連続でワールドカップに出場」と既に書いてしまっているので、今夜さっさと決めて頂きたい。
昨日に引き続き論文を改訂した。結局、モデルをすべて削ってしまった。実際、既存の有名モデルとまったく同じ構造なのだ。だからモデルを
載せても、パラメータの名称を換えただけのようなものにしかならない。しかし、「有名モデルと同じことだよ」と指摘することは重要である。だから
論文としての価値はあると思っている。というわけで、Functional Ecology に投稿してやった。
悩んだのは、謝辞をどうするかであった。この論文は某誌にリジェクトされており、レフリーのコメントが今回の改訂で役に立った。だから、そのこ
とを書くべきと思った。しかしそれでは、「他誌でリジェクトされた」と自分から書くことになり、それははどうも抵抗があった。エ
ディターにわざわざ、「そうか、他誌で蹴られた論文か」と思わせるのはねえ。だから、心の中でお礼を述べるに留めることにした。
先週に続き今週も論文を投稿できた。目出度い。
『これから研究を始める高校生および指導教員のために:研究の進め方・論文の書き方・プレゼンの仕方』の読み直しを始めた。第 1
部と第 2 部とを読み直したところで力尽きた。もはや、頭の体力が残っていない。残りは明日だ。
3/25
(月) の進歩 よろしくお願いします
高校生向けの本の編集担当者が決まった。N さん、よろしくお願いします。
せっかくだから書名を書いておく。
『これから研究を始める高校生および指導教員のために:研究の進め方・論文の書き方・プレゼンの仕方』
書名からわかるように、てんこ盛りの本である。これ一冊で、課題研究のすべてをまかなえる。超お得であろう。出版をお待ちあれ。
東北大学植物園を利用した研究の成果発表会に参加した。マツハシとみーちゃんが発表するので聴きに行ったのだ。発表者は、工学系の人から
文系っぽい人まで多様であった。プレゼンの文化の違いというものを味わうことができた。
随分と前にレジェクトされ、長らく放置してた論文の改訂に着手した。とはいっても今日は、方針を考えただけだ。モデルを改良しようかと
思っていたのであるが、モデルそのものが不要という大胆な考えが浮かんできている。モデルを完全削除してしまい、言葉での議論だけをするというも
のである。
3/24
(日) の進歩 春!
ベガルタ仙台レディース 1-0 岡山湯郷ベル。震災のため一年間の活動停止。昨年は 2
部リーグ。彼女たちに、本当の春が来た!
自宅で目覚め、遠征しなかったことを後悔。スカパーの放送が始まり、後悔がますます募った。やむなし、テレビで応援しよう。
立ち上がりは互角以上の展開だった。なでしこリーグで通用するのかという不安が徐々に消えていった。そして前半 22 分、FW 伊藤
美菜子選手が左サイドを突破し、中央にいた FW 小野
ひとみ選手にセンタリング。それをひとみがスルーしたので、「何すんだっ!」と思った次の瞬間、走り込んでいた MF 嘉数
飛鳥選手が流し込んで仙台が先制した。なでしこリーグで初得点なり!
その後は押し込まれる時間帯が続いたが、皆が懸命に身体を張ってゴールを守った。とくに、DF 高橋
奈々選手が凄かった。ボールに向かって突進。相手がいようとまったく怖がらず突っ込んでいく。実生活でこんな女の子がいたら、3 m
以内には絶対に近づかないと思った。GK 天野
美咲選手も当たっていた。好セーブで何度もチームを救ってくれた。チーム一丸の守りで、敵地で勝ち点 3 を掴み取った。
なでしこの佐々木監督が視察に来ていた。仙台から代表に呼んでくれ。FW 伊藤 美菜子選手も良いと思うよ!
我が家の庭にも春が来た。花を大量に買ってきて、ばっしばっしと植えてやった。
ワスレナグサを大量植え。これだけ植えておけば、覚えておいてくれるであろう。
食卓も春である。
筍に菜の花に独活。季節感ある食事って良いね。
3/23
(土) の進歩 遠征断念
自分の言葉に嘘はない。昨日に進歩に、「明日の体調が
悪くない限り、岡山へ向かってしまうであろう」と書いた通り、体調が悪いので岡山遠征を断念した。風邪である。寝込む様な悪さではないのだが、
10
時間も運転するのには向いていない体調であった。それに加え、明日の試合はスカパーで生中継がある。さらには、冨里から論文が来ない。家に籠もっ
て待つとするか。
というわけで、何もせずにまったりと過ごす一日となった。久しぶりに、ゆっくりと時間が流れることを楽しんだ。こうやって味わうと、時間の流れ
の遅さが何とも良かった。
料理はした。スーパーで鯛のあらを売っていたので購入。あら煮・潮汁を作った。200 円でこれだけ楽しめるとはお得なやつだ。
3/22
(金) の進歩 いよいよ開幕
いよいよ明後日、プレナスチャレンジリーグが開幕する。ベガルタ仙台レディースは敵地で、岡山湯郷ベルと闘
う。かの宮間を有する強豪である。昨季は 3
位のチームだ。望むところの相手と言えよう。伸び伸び溌剌と挑み、景気よい結果をもたらして欲しい。
かくなる私は、参戦する気持ちが 8 割にまで達している。飛行機だと高いのでと思っていたのであるが、ETC
の休日割引って詐欺だよ。平日の半額くらいではないか。しかも、飛行機よりも新幹線よりも全然安い。すっかり、岡山まで車で行く気になっている。
車なら、 あんも連れていけるし。
ためらいの 2 割の内約を述べる。何といっても疲れて大変そうだ。片道 970 km
もあるのだ。これを一人で運転するのか。次いで、微妙に風邪ぎみである。さらには、試合日の日曜日は雨の予報である。風邪気味なのに岡山まで行っ
て、雨に 濡れて応援し風邪をこじらせたら、誰も気遣ってくれないであろう。
とは言いつつも、FW 伊藤 美菜子選手の言葉「一緒に闘ってくれたらうれしいな」。「はいっ!」と思わず叫んでしまう。だから、明日の体調が
悪くない限り、岡山へ向かってしまうであろう。
生態学系研究室の合同卒研発表会があった。面白かった。みなさん、お疲れ様。
3/21
(木) の進歩 車無事
午前中にオートバックスに行った(昨日の進歩参照)。エンジンオイルが空では落ち着いて運転出来やしない。
ともかくもオイルを入れて貰い、それで不具合が生じたらそのときはそのときである。というか、エンジン交換を半ば覚悟していた。しかし昨日とは話
が違っていた。オイルの残量を測るケージには到達していなかったけれど、空にはなっていなかったらしい。オイル漏れもないとのこと。オイルを補給
しても、問題なく動いてくれた。余計な心配をかけやがって。昨日は、車の整備をないがしろにしていた自分を深く反省し、「神様、これからは半年に
一度オイル交換をします」と祈ったのであった。でも、心配無用だった。そのかわりというか、フィルター交換しようとしたところ、フィルター部分の
蓋が堅くてびくともせず、工具の方をぶっ壊してやったという。無理して蓋を開けようとしたら、工具がばきっと壊れたんだって。でかした我が車。し
かし、フィルター交換できないのは問題ではある。
ばっじょ・みーちゃんの卒業研究の発表練習。明日、生物学科のマクロ系研究室の合同発表会があるのだ。頑張って頂戴。
3/20
(水) の進歩 もうすぐ開幕
昨日の帰り、ベガルタ仙台レディースの練習を見に行った。高校生向けの本の執筆等に追われていたので、ずい
ぶんとご無沙汰してしまった。
嬉しい光景があった。MF 田原 のぞみ選手と MF 今井
さゆり選手が、元気に練習をしていたのだ。全力で走り回って思い切りボールを蹴っていた。昨季は、ずーっとリハビリをしていた二人。靱帯断裂とい
う重傷を 克服し、こうやってサッカーをしている。自分のことのように嬉しくなった。
そして今日は、常磐木学園高校との練習試合があった。もちろん見に行った。のぞみもさゆりも試合に出ていた!
試合の方は、主力組で固めた前半よりも、若手主体となった後半の方が楽しかった。とくに、MF 井上
綾香選手が気に入った。開幕戦の遠征メンバー入りしないかな。
起きてみると、寝室がこういう状態になっていた。
床一面に散乱する羽毛。
そういえば、羽毛布団のはしっこをがじがじがじがじと咬んで遊んでいる犬がいた。布団に穴が空いてこの状態となった。「うもー」である。
車検の見積もりを取った。と、驚愕の事実が判明した。エンジンオイルが空になっているだと。どおりで、エンジン音が煩かったわけだ。しか
し、オイルを入れればすむとは限らないらしい。空のまま走り続けたところにオイルを入れると、エンジンにかえって障害が出ることもあるそうだ。そ
の場合はエンジン交換。いや、車を買い換える方がいいかもと言われてしまった。……………。そりゃ私は、車の管理と食品の賞味期限には無頓着であ
る。オイル交換なんて、車検のときにしかしない。でも、オイルが空になるなんてあるのか?
震災時に前の車を津波で流され、泣く泣く 92 万円出して買った車である。2
年足らずで買い換えなんてことになったら、「泣く泣く」をはるかに上回る表現を考えないといけない。
3/19
(火) の進歩 発送二つ
高校生向けの本の原稿を共立出版に送った。コメントを頂戴したら修正するつもりなので、暫定完成版である。
でも、送って貰えると出版準備を進められるということであった。だから送った。暫定完成版とはいえ、発送できたことが嬉しい。
リジェクトされてしまった論文も改訂した。レフリーの内の一人のコメントというか、物の言い方にむかついた。何様だと思っているのだ。日
本人に喩えるなら○○(人名が入る)に相当するくらい嫌な奴とみた。もう一人のレフリーは優しかった。というわけで、ばしばしと改訂
して Genetics に投稿した。今度こそうまく行きますように。それにしても、私自身の研究に五ヶ月ぶりに復帰ということか。
発表練習。堪えたことであろう。明後日に向けて奮起せよ。
卒業生の黒川登場! 医学部生として励みながら、卒業研究を論文にしようと頑張っている。ほんに偉い。私も、精一杯応えてあ
げたい。
3/18
(月) の進歩 「はじめに」も完成
高校生向けの本の「はじめに」も書き上げた。これにて、書くべき所はすべて書いた。あとは、コメントを頂戴
して修正するだけである。何なんだろ、この浮き浮き感。朝から異様に浮き浮きしていて、物事を真面目にやる気が起きない。
その勢いで、レジェクトされてしまった某論文へのコメントをようやくにして読んだ。今度はげんなり感満載となった。明日から社会復帰して、き
ちっと改訂しないといけない。
バラモンの論文にコメント。いや、コメントの前の前の段階か。
次いで、山路君と卒研の内容の議論をした。宿題を出したので、頑張って解いてみて頂戴。
今週末にいよいよ、プレナスなでしこリーグが開幕する。ベガルタ仙台レディースは、敵地で岡山湯郷ベルと闘う。記念すべき昇格第一戦なの
で、参戦したい気持ちが 30 % ほどある。しかし岡山は遠すぎる。往復で 6 万円だ。あんも預けないといけないし。悩む。
なお、先日の代表戦で、鼻血が止まらずに負傷交替したと思われた DF 長船 加奈選手は(3/13 の進歩参
照)、実は鼻骨骨折であった。どうりで変だと思った。というか大変。早く直して頂戴。
3/17
(日) の進歩 読み直し完了!
高校生向けの本の読み直しを終えた。一昨日最後まで書き上げ、本日、その読み直しを終えた。そして微修正し
た。これにて一通り完成である。あとは、コメントを頂戴して最終仕上げをするのみである。やったーーーーー!
とりあえず今夜は、静かに祝杯を上げよう。
天気予報で、「午前中は雨または雪の確率で 0 %、午後は雨の確率で 0 %」と言っていた。うーん、独
立に言われると気にならない表現なのだが ………。一続きに言われると考えさせられる。どのみち 0 %
なんだからなあ。午後は、雪が降る可能性は皆無ということであろうか。でもそれは、確率 0 %
とは違うのか。しかしまあ、なんとなくであるが、「雨または槍の確率で 0 %」とは言わないことに通じるものを感じる。
3/16
(土) の進歩 内容ある勝利
ベガルタ仙台 2-1 柏レイソル。今季初勝利。押され気味だったものの、内容も伴った勝利だった。
試合は午後から。午前中は、西洋芝の根切りをして過ごした。カッターの様なものを芝生に射し込んで根を切り、新しい根を発根させるわけである。
これにより根が活性化される。なんで、自分で勝手に活性化しないのかいつも不思議に思っているのだが、傷つけないと活性化する気にならないらし
い。適応的なのか、これが?
それは置いておいて、芝生の根切りは庭仕事の中で一番嫌いな作業である。10 cm
前進してはカッターを突き刺すということを繰り返すのだ。一歩 10 cm の歩幅で芝生の隅から隅まで歩くのだから、先の大変さに嫌気がさす。
今日も、3 時間ほどかかってしまった。
昼過ぎにユアテックスタジアム仙台へと向かった。利久で牛タン定食を頂きスタジアムに入った。なんか今日は観客が少ない。どうしてだ?
試合の方は良かった。お互いに果敢に攻め合い、見ていて非常に面白かった。仙台が華麗な繋ぎで先制して 1-0
で前半を終えた。守備も安定していたのでこのまま逃げ切るかと思いきや、そこは柏。レアンドロ・ドミンゲスに見事なボレーを決められて 1-1
となった。またしても引き分けかと思いつつ声援を送る。そして菅井が素晴らしい突破を見せ、ウィルソンにラストパスを送った。これを冷静に決めて
2-1。今季初勝利となった。シュート数は 5 : 15 と圧倒されていたが、決して引けをとらない内容であった。光明が射したなり。
帰宅後、一人祝勝会をした。近ごろ、何のためにご飯を食べているのかわからなくなってきた。これはまずい。
3/15
(金) の進歩 一通り書き上げた!
高校生向けの本の原稿を一通り書き上げた。まだまだ改訂が必要であろうが、ともかくも最後まで書き上げ
た! 昨年の 10/18 に書きだして以来、休日も返上してひたすら打ち込んできた。この冬の私は、
高校生向けの本の執筆 + 博論・修論支援 + 論文の書き方の講演 + お節料理作り = 全人生
という感じであった。その甲斐あり、本日ようやく最後まで到達した。長かった。疲れた。しかしまだこれから、読み直して修正をしないといけない。
コメントを頂く旅にも送らないといけない。脱稿はまだ先であろうが、桜咲くごとく光が射した。
明日は柏戦である。ベガルタ仙台は、ユアテックスタジアム仙台に柏レイソルを迎え撃つ(14
時試合開始)。今季いまだ勝ちの無い我がクラブである。そこへ強敵柏か。しかし、お互いに ACL を闘っているので、連戦度という点では互角で
ある。必ずや勝利して、今季初の歓喜を味わいたい。
3/14
(木) の進歩 現場復帰
生態学会も終わった。日本水環境学会での講演も終わった。当面、お出かけの予定はない。本腰を入れて、研究
室での仕事に取り組むことができる。四月になったら講義・実習が始まるので、自由に使える貴重な時間である。ばりばりやるぞ。
というわけで、高校生向けの本の執筆に取り組んだ。これも先が見えてきた。一日も早く完成させたい。そして、自分の研究の世界に戻りたい。
ちーちゃんと研究相談。面白そうだね。
3/13
(水) の進歩 日本水環境学会で講演
目覚めると 9 時であった。こんな時間までぐっすりと寝たのはいつ以来やら。いつもは「あん」眠妨害なの
で、眠りが浅いのだ。
昼前に、日本水環境学会が行われている大阪工業大学に着いた。担当の M 先生にお会いし、昼食の弁当を一緒に頂いた。大会参加者が 2000
人という大規模学会だそうである。
講演が始まった。有り難いことに、会場には聴衆がびっしりと埋まっていた。140
人を越える方が参加して下さったとか。学会での講演は久しぶりなので、ちょっと緊張した。でも、皆さん熱心に聴いて下さった。
終了後、何人かの方にお声がけ頂いた。「これから論文を書く若者のために」を読んで下
さっているとのことである。ありがとうございます。これ論を持参していて、サインも求められてしまった。そしてなんと、「握手して下さい」と頼ま
れてしまった。サインはよくあるが、握手は初めてである。スタアみたいで感激!
帰宅後、なでしこの闘いを見ながら晩酌をした。ベガルタ仙台レディースの DF 長船
加奈選手が先発出場していて感激した。良いプレーをしていたのであるが、後半途中に負傷交替してしまった。負傷といっても、鼻血が止まらな
かったためという愛らしいものであった。
3/12
(火) の進歩 穴子の刺身
明日、大阪で行われている日本水環境学会で論文の書き方の講演を行う。昼過ぎに仙台を発ち、大阪に向かうの
であった。
その前に、月初めの談話会を行った。新卒研生の山路君とちーちゃんも参加し、興味を持っていることを話してくれた。色々と話し合って、テーマを
固めていこうね。春気分なので、全体的に浮き浮きした談話会となった。
空路で大阪に入った。今宵の楽しみは穴子づくしの夕餉である。大阪在住の兄が、高砂という名店に連れて行ってくれるのだ。昨年の夏に、姫
路で行われた植物学会に参加した学生が穴子の刺身を食べた。それを私がいたく羨ましがったのであるが、それを兄が覚えてくれていたのである。そし
て頂きましたよ、待望の穴子の刺身。
美味しかった! この他にも穴子づくしの料理がたくさん。どれも最高であった。ご馳走様です!
3/11
(月) の進歩 震災二年
あの日から二年が経った。もう二年なのか。あの日々が昨日のことにように思い出される。決して風化させま
い。そして、復興に向けて一歩一歩進んでいこう。
高校生向けの本の執筆を再開した。今日は、「なぜ、日本代表は強いのか:勝利を呼ぶ特上寿司仮説の検証」のポスター作りに勤しんだ。配色
にいきなり悩んでしまった。代表のユニフォームに準じ、濃青を背景に赤をアクセントと使おう思った。しかしどうもお洒落じゃない。いや、地味とい
うかダサイというか。どうすればよいのやら。
まったく無意味な会議。自分の頭で考えることもなく、政府の通達(実は従う必要はどこにもない)通りにそのままやるだけ。思考停止で言わ
れるがまま。幕末の幕府の官僚も大部分はああだったのだろうな。
3/10
(日) の進歩 疲れた
長めの出張だったので、今日は自宅でゆっくり休むことにしよう。薔薇に寒肥をやる必要もあるから。
というのが、重労働の始まりだった。まずは寒肥。これだけで終えたら、身体を休める日となったのであるが、つい血が騒いでしまった。木の植え替
えをしたり、庭の池の掃除をしたり、枯れ草を刈り取ったり、敷地沿いの道路に吹きだまっていた落ち葉を除去したり、西洋芝に肥料をやったり。夕方
4 時近くまで庭仕事に励んでしまった。疲労困憊。休んでいる意味がまったくなかった。
夕刻、かえって疲労が蓄積したことを痛感しながら料理に励んだ。今日を休肝日とすべきかどうか。入浴してビールを飲んだら、疲れた身体に心地よ
いであろう。しかし、飲み続けていたので休肝もしたい。しばしの葛藤の末、決意の給水をした。冷水をぐびぐびと飲んでしまい、風呂上がりのビール
の上手さを台無しにしてやった。これにて、有無をいわさぬ休肝日となった。
ホウボウの塩焼き。酒の肴っぽいおかずであることからも、葛藤の痕が伺える。
3/9
(土) の進歩 生態学会最終日
生態学会の最終日である。今日は、自分の口頭発表があった。相変わらず滑舌が悪いと思いながら、まあそこそ
こにこなした。わかりやすさには自信があるしね。
その後、高校生のポスター発表を見て回った。今日は高校生ポスターの日なのだ。本の宣伝をしたいという思いを抑え、幾組もの発表を聴いた。うー
む、高校によってかなりの差がある。「これから学会発表する若者のために」を参考にした
という高校はとても良かった。しかしかたや、研究目的を聴いても答えられない高校もあった。「○○を調べました」というのだけれど、それを調べる
目的を説明できない。「何を明らかにするために○○を調べたの?」と聴いても、「………、○○を調べました」と繰り返すだけである。一日でも早
く、拙著を届けてあげることにしよう。
ベガルタ仙台 2-3
鹿島アントラーズ。今日は敵地戦であった。参戦かなわぬので携帯で状況を追っていた。今季いまだに勝利無しである。大丈夫か。
3/8
(金) の進歩 久能山
本日の午前中はちょっくら観光をした。久能山に行ってみよう。というわけで、静岡駅からバスで日本平へと向
かった。平日にも関わらずバスにはけっこうなお客さんが乗っていて、「平日にこんなに多いのは初めてです」と運転手が驚いていた。乗客の多くはそ
の理由 を知っていたのであった。午前中は総会等しかないのでつい。40
分ほどで日本平に着いた。随分と昔に来たことがあるのだけれど、ほとんど何も覚えていない。ロープウェイ代 1000 円と拝観料 500
円とを払ってまで行くべきかも忘れていた。覚えていたら絶対に行かなかったであろう。でも、こういう幸せな風景を見ることができたのはよかっ
た。
久能山東照宮にて厳かに挙式。お参りに来たわけではない。この格好でお参りに来ていたら笑いますな。
帰りのバスの時間を見ると、なんと 2 時間半後であった。やっていられない。ふと見ると、東海自然歩道があった。なら歩くか。というわけで、1
時間くらいかけて最寄りの草薙駅まで歩いた。静電にとって静岡へ。車窓からこんな店が見えたので、途中下車してしまった。
いいねえ。日本のサッカー文化のために頑張って頂戴。
夕食には、発作的に寿司を頂いてしまった。まあ美味しかったというところである。
3/7
(木) の進歩 勝利を呼ぶのか豚舌定食
生態学会三日目。当然ポスター賞を取ると思っていたのに! おかしいよ、憤然。
午前中は、まず初めに某シンポに参加した。しかし気づくと寝ていて、かなり期待はずれであることに気づいた。そのため別シンポに移動した。こち
らは面白
かった。その後、ポスター会場を散策。しんすけの弟子の発表を拝見したりした。二人とも面白い。ついつい、プレゼンのアドバイスもしてしまった。
とうい か、他の見知らぬ発表者にもプレゼンのアドバイスをしている私であった。
午後から一般の口頭発表が始まった。やはり私は、シンポよりもポスターよりも一般の口頭発表が好きだ。口頭発表では、その人の最新の成果が話さ
れる。シ ンポで話され
るものより新しいことが普通である。ポスターもその点は同様なのだけれど、ポスターは読解しないといけない。口頭なら、発表者が勝手に説明してく
れるので 楽である。
その口頭発表にマツハシがデビューした。初めてとは思えない、堂々とした立派な発表であった。しかも、発表時間の 12
分ちょうどで終わるという見事さであった。さらには、質問が三つ出たあと、「あ
りが とうございました」と自分で勝手に終わってしまう仕切りぶりであった(普通は、座長が「ありがとうございました」と言っ
て終わ る)。偉い。
夜は、研究室の皆で飲みに行った。静岡はおでんが名物なのだという。そういえば、宿のそばに「青葉おでん街」というものがあった。ならば
と行って みた。20
件ほどの小さなおでん屋が並んでいた。どこもカウンターだけなので、大勢での歓談には向いていない。しかし、お婆ちゃんに、「ビール 2
本おまけするよ」と言われ、ついその店に入ってしまった。好きなおでんネタを選べるのかと思いきや、一方的に皿に盛られ、一方的に揚げ物もだされ
た。さら には、飲みかけのサッポロビールが入ったコップに、一方的にキリ
ンビールを 注がれるの であった。これには全員が目が点になっていた。
適当に切り上げて二軒目へ。そこで驚愕の品を発見した。
豚舌塩焼きである。こういう品があるとは。静岡では、「勝利を呼ぶ豚舌定食仮説」であるのか?
3/6 (水) の進歩 生態学会二日目
今日から本格的に生態学会が始まる。酒井研では、バラモン・冨里・みーちゃんがポスター発表をする。卒研生のみーちゃんはもちろん初体験なので、
私もどき
どきであった。ポスターを貼ろうとするも、「画鋲を忘れました」とたたずむみーちゃん。うーーん、似合っている。結局、本部から拝借して事なきを
えた。
その後、ポスター賞の審査をしたりして過ごした。私の評価基準はただ一つ。「これから学会発表をする若者のために」を参考にした痕が伺えるかど
うかだ。 実際、参考にしたと思えるポスターはわかりやすいし、そうでない
ポスターは 非常にわ かりにくい(ほんと)。だから、ばっしばっしと評価してやった。それと、途中から説明の輪に加わった聴
衆への配慮も大切だね。 そういう人に
視線を送るかどうかで、その人が聴衆の一員となるかどうかが決まる。無視し続ける発表者は、途中から加わった人には聴いて欲しくないのだろう。発
表を聴 衆に聴いて欲しくないなんて、ありえないことだが。
シンポジウム・自由集会にも参加した。「知性は、研究手法には関心を示すが、研究目的には盲目である」(うる覚えなので言葉は不正確)というア
インシュ
タインの言葉に感動。実際、最近の生態学は、手法が異様に進歩している。だが残念なことに、最先端の手法を無目的に使うばかりで、それに何の意味
があるの かという問いかけは忘れてしまっている。何も考えずに使う次世代
シーケンサ よりも、 考えて使う定規の方が強力だと思うのだが。
いや、本日一番感動した言葉は、生態学会関東地区会報に載ったという土畑さんの、「知りたいこと、知るべきこと、知ることができること」という
三つの軸
だ。とても「これ論」的である。すごい。「知りたいこと」と「知るべきこと」の違いは深い。このことに関して、土畑さんご本人に話を伺いたい。
3/5 (火) の進歩 生態学会へ
今日の午後から生態学会に向かう。あんは、出立の気配を察して大慌て。焦ったようにワンワン鳴きがなら、おいてかれまいとするのであった。もちろ
んおいて いかないよ。あんを車に乗せて出発した。そして、ドッグハウス花に到着すると、預けられてしまったのであった。可哀相に、4
泊もお預けである。
研究室に行き、しばし仕事をした。高校生向けの本の執筆を少しでも進めておかないといけない。その他に、心で詫びながらのやっつけ仕事を一つ。
14 時過ぎに研究室を発った。
今日はとても大切な日であった。実質的に 21
年ぶりの再会を果たしたのだ。ミシュラン二つ星の店でゆっくりと語り合った。これ以上は秘密。
3/4 (月) の進歩 明日から生態学会
明日から静岡で生態学会である。皆、ポスター発表の準備に大忙しだ。今朝 7
時前に研究室に出てくると、イタポン・みーちゃん・うのがいた。みーちゃんは、ポスターの草案を私に渡し一時帰宅。昼頃にまた出て来て頑張ってい
るので あった。夕方に再コメントした。ばらもんも出て来て、ポスターの草案を見せてくれた。
かたわら、高校生向けの本の執筆を進めた。ようやくにして、スライドの作り方・口頭発表の仕方の説明を終えた。次は最後の砦、ポスターの
作り方の執筆に入る。でも、生態学会のためしばし執筆中断である。
というわけで、私は明日出発する。次回の更新は 10 日の予定である。
3/3 (日) の進歩 『これレポ』重版
『これからレポート・卒論を書く若者のために』
の 6 回目の重版が決まった。2000 部刷って、2,1720 部の出来となる。おお、2
万部達成である。お買い上げ、誠にありがとうございます。
本日は休日出勤なり。生態学会発表用のポスターを作っているみーちゃんに助言をするのだ。ついでにバラモンにも。研究室に来てみると、
みーちゃんから草案が届いていた。それを読んで改訂方法を考えつつみーちゃんの登場を待った。登場後、けっこう長めの議論をした。私が出すアイ
ディアに説得力がねーから難航してしまった。ようやくにして方針決定。『これから学会発表する若
者のために』を読んで、立派なポスターを作って頂戴ね。
一方、冨里ともメールで、ポスター作りのやりとりをしている。『こ
れから学会発表する若者のために』を読んでいることがひしひしとわかる、愛おしいポスターであった。
かたわら、高校生向けの本の執筆も進めた。来週は学会。うー、またしても執筆が止まってしまう。
3/2 (土) の進歩 乗れず
ベガルタ仙台 1-1 ヴァンフォーレ甲府。うーむ、なかなか調子が出ない。
試合は14時から。午前中は、ようやくにして返送論文の原稿を送ってきたみっちーに対応した。コメントして返送。ついでみーちゃんの学会発表の
内容相談。こちらもメールにて対応した。ちょっと時間が空いたので、カボチャの煮物を作りながら掃除をした。
利久で牛タン定食を頂いてユアテックスタジアム仙台に入った。また、この光景が帰ってきた。しかし試合内容は帰ってきていない。先日の ACL
の試合に続き、今日も煮え切らない内容であった。なかなか崩せず、むしろ押し込まれることが多かった。そんな中、コーナーキックから先制すること
ができた。これで勝ちきれば去年の仙台なのだけれど、今年は違うかも。一瞬の隙を突かれて失点。1-1 で引き分けてしまった。2
試合連続で追いつかれての引き分けという嫌な状態である。内容は悪くても勝ちきれるのなら上昇機運なのだが。
左サイドバックの和田がどうも駄目だ。彼のサイドを徹底的に突かれるようになり、見かねた監督が蜂須賀に交代させた。その蜂須賀は良かった。次
戦は先発だろう。
開幕ダッシュが仙台の十八番であったのだが、今年は無理かも。徐々に上げていくしかあるまい。
3/1 (金) の進歩 いよいよ開幕
いよいよ明日、J
リーグが開幕する。また、熱い熱い闘いが始まる。仙台サポとしては、ずーーーっと昨季のオフのままで、ずーーーっと 2
位の余韻に浸っていてもよかったのであるが。しかし時は動く。昨季は 2
位であったという立場上、今季は優勝を目指さないといけない。でもその前に、まずは残留を目指そう。
というわけで、ベガルタ仙台は明日、ユアテックスタジアム仙台にヴァンフォーレ甲府を迎え撃つ(14 時試合開始)。J2
をぶっちぎりで勝ち抜いて上がってきた甲府である。普通ならば、J2 由来と下に見たいところだ。しかしこの頃の J リーグは、J2
から上がってきたクラブの方が強いんじゃないのという風潮がある。全力で挑んで必ずや勝利しよう!
佐藤先生の最終講義を拝聴した。マツハシの研究で大変お世話になった方である。大規模浸水による塩害というと震災を思い出すが、先生は、
ずいぶんと昔にも大規模塩害と苦闘なさったらしい。
これからのますますのご活躍を!
高校生向けの本の執筆。「なぜ、日本代表は強いのか:勝利を呼ぶ特上寿司仮説の検証」という架空の研究の口頭発表用スライド作りをした。
特上寿司の写真を載せていじくっていた時にふと気づいた。相手は高校生。寿司はもちろん通じる。しかし確実に、「寿司 =
回転寿司」であろう。寿司屋(非回転寿司)の寿司など概念として存在しないのではないか。したがって、高校生にとって、寿司の単位・単価は
皿で あり、特上寿司と言われても何のことやらわからないのではないか? もしそうなら大問題である。どうしよう。