「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
進行状況ホーム


7/31(日) の進歩 無得点は続く
ベガルタ仙台 0-0 柏レイソル。これで 7 戦勝ち無しとなった。しかもその間にわずか 1 得点しかあげていない。

試合は夜から。日中は、部屋の掃除をしたり、弁当のおかずを作ったり、ビデオを見たりして過ごした。昨日今日と見ているビデオが、『ザ・ パシフィック』である。太平洋戦争におけるアメリカ海兵隊の死闘をリアルに描いたドラマだ。アメリカ兵がいっぱい死ぬドラマ・映画は好きなので、見ることにしたのだ。実際に起きたことを冷徹に再現してい る点もよい(わざとらしい作り話ではない)。しかしまあ、登場人物の顔の区別が付きにくいので、今ひとつ感情移入しにくいことも確か だ。<--- 「いま戦死しちゃった人誰だっけ」となる
2 時間ちょっとまえにユアテックスタジアム仙台へと向かった。牛タン定食を頂きに利久に行ったら、顔の絆創膏のことをさっそく聞かれてしまった。水 曜日にこ の店で激飲した帰りに転んだのだ。「ああ、あの時」(納得という感じ)と、複数の店員さんに言われてしまった。
 試合が始まった。柏とは水曜日にも対戦したので、お互いに手の内がわかっている。そのためか、相手の長所を潰し合うような展開となった。お互い に、ゴール前の場面をなかなか作ることができない。玄人を唸らせる渋い闘いといった感じだ。前後半とも、柏がボールを支配しつつ進んでいった。後 半ロスタイムに入った。真の試合開始である。柏との今季の 3 戦はいずれも後半ロスタイムに決着がついた。後半ロスタイムこそが本番。90 分に後半ロスタイムが付いているのではなく、後半ロスタイムに 90 分が付いているというのが仙台柏の闘いの流儀だ。ところが後半ロスタイムの闘いも引き分けに終わり、勝ち点 1 ずつを分け合う、というより勝ち点 2 ずつを潰し合う結果となった。仙台に、決定機らしい決定機なし。
 深刻な得点力不足である。激しい守備で潰されて、FW にボールが入らない。点が入る気がしない。どうしましょ。
 それはさておき、一つの事実が判明した。選手入場の時のことである。仙台 DF 田村が、自分の子どもを抱っこして入ってきた。子の髪型がモヒカン刈りだったのである。田村自身は普通の髪型だ。奥さんもそう だろう。モヒカン刈りの母など聞いたことがないので。いった い誰の趣味で、子の髪をモヒカン刈りにしているのか?
7/30(土) の進歩 病院に行った
顔の傷を診て貰いに病院に行った。どんな処置をしてくれるのか。さすが医師と思えるようなことをしてくれるのだろうとワクワクしていた。そした ら、軟膏を塗って絆創膏を貼って終わりであった。考えてみる とそれくらいしか無いかとも思うのだが、ちょっとがっかりした。

病院からの帰りの車で、懐かしの子ども電話相談をしていた。「卵子と精子がくっつくとどうして人間になるのですか?」と質問している女の 子がいた。よく、そんな質問思いつくな。どう答えるのかね。回答者は、「人間の細胞には染色体が 2 本あって、卵子と精子には 1 本しかないのよ」と話していた。子ども相手だと思って適当なことを教えるでない(言うまでもなく、人間の染色体は 46 本)。「えーーーーー!」と素直な驚きの声を上げていた女の子。人間の染色体は 2 本と思い込んで一生を送るのか。正しい情報を学んだ後も、「46 本か 2 本かすぐにこんがらがる」となるのか(<--- 少女時代の感動が消え去らないため)。いけない回答者だ。
7/29(金) の進歩 変装
昼休みに朝市に買い物に行った。馴染みの店である金華山に行くと、顔の傷を驚かれた。そして、「病院に行った方がいい」と勧めて下さった。さらに は、変装用のマスクを下さった。これはありがたい。午後からセミナーなので、どうしようかと思っていたのだ。変装してやり過ごすことにしよう。声 音も変えて罵詈雑言してやるか。
冨里の論文セミナー。実験の仕方は色々と参考になるのではないか。ついで、デラックスと宇野の講座セミナー。綺麗なデータなのだから、そ の生態学的意義を検討すべし。その際に、いろいろな仮説を持ち出せばよいと思う。最適防御仮説の検証だけではもったいないって。
結局、モデルの大改訂をすることにした。また一からやり直しだよ。改訂の暁には夢の大地が広がっていることを信じて地道に取り組もう。
7/28(木) の進歩 bk1 の上半期総合売り上げ 28 位
100 ページの文章術 〜 わかりやすい文章の書き方のすべてがここに 〜」 が、bk1 の上半期総合売り上げの 28 位に輝いた。分野別ではなく総合である。すごい。お買い上げ、誠にありがとうございます。

ベガルタ仙台 2-1 柏レイソル。見事に逆転勝ちした。前半こそ悪かったものの、後半は非常に良くなった。そしてロスタイムに、身長 169 cm の富田のヘッドで試合を決めた。「奇跡です」と語る富田。そ のとおり。富田が点を取ること自体が超珍しいのに(過去 135 試合で 1 得点)、小柄な身体でのヘッドでである。100 年に一度の光景を見たと思った。当人も異様な喜びようであった。
 これで、ヤマザキナビスコカップ 2 回戦進出が決まった。対戦相手はジュビロ磐田である。相性は良い。というか、何かっていうと磐田と当たるな。
 柏とは、31 日にもリーグ戦で当たる。「今日の結果と 31 日の結果を入れ替えてあげる」と神様が言ったなら、「お願い」と確実に頼む私で はある。リーグでも勝って、いっきょに上昇気流に乗って欲しい。

牧(一緒に見に行った)と祝杯をあげた帰り道で、転んで顔面を強打した。顔に三カ所・両の手のひら・左手の甲・左肩・右膝に傷。前歯も ちょっと欠けた。酔って転んで前歯が欠けたのは二回目だ。もう嫌。心身共に落ち込み激しく、家に籠もった。
7/27(水) の進歩 今夜は柏戦
今夜、ヤマザキナビスコカップ 1 回戦の第 2 戦がある。ベガルタ仙台は、ユアテックスタジアム仙台に柏レイソルを迎え撃つ。我がクラブは、第 1 戦を 1-0 と勝利した。その時は、リーグ戦の首位(柏)と 2 位(仙台)の闘いであり、まさに首位決戦であった。現在は、柏が 2 位であるのに対し我がクラブは 8 位と、両者の関係が離れつつある。手倉森監督は、こうなってしまったのは、「大きな問題じゃなく、ちょっとしたズレが原因だと」しているようだ(サ ンスポより)。「ちょっとしたズレ」と話して、離れつつある二人の関係を取り戻せるのかしらん。恋愛の場合はたいてい 無理。さらにこじれさせるのは、リーグ戦の方の柏戦が 31 日にあることである。正直、勝つのならリーグの方で勝ちたい。「今日は引き分けでいいからリーグで勝たせて」という甘い言葉には騙されないだろう から(引き分けなら仙台が 2 回戦に進出)、やはり両方とも勝ちを目指そう。

今日明日と、オープンキャンパスが行われてる。高校生に学内を開放し、東北大を受けて頂戴と勧誘するのだ。しかし今年は、例年よりも参加 者が少なそうである。ま、この状況では仕方がない。
 地球科学科、相当に気合いが入っている。生物学科へと通じる路上に立って、「地球科学科はこちらですよ」と宣伝していた。生物学科に向かう学生は道を間違えているような雰囲気を醸し出してい た。

論文のイントロを書くために文献を読み始めた。そしたら、モデルを大改良する必要があるのではないかと思い始めてしまった。これは大変な ことになった。モデル作る前に文献をちゃんと読んでおけって。
7/26(火) の進歩 東北大学の次期総長
東北大学総長の選出方法が、教員による投票という民主的方法ではなくなったのはいつからだっけ。今は、総長選考 会議なるものが決めてしまうのである。教員の意向は、教育研究評議会という組織を通して反映されることになっているらしい(これ以外 にも、30名以上の連名による総長候補者の推薦というのもあるらしいが)。この評議会が、総長候補者 5 名以内を総長選考会議に推薦するのだ。ちなみに、教育研究評議会の HP が学内限定になっている点も怪しげである。他者に知られたくないのかね。「国立大学法人東北大学における総長候補者の選考及び総長解任の申出に関 する規 程」を見てみると、第 5 条 2 に、「教育研究評議会は、各5人以内の総長候補者を順位を付さずに選考会議に対して推薦する」(第 5 条 2 から抜粋)とあった。「順位を付さずに」とは。候補者の中から誰を選ぶかのは、総長選考会議のまったくの自由ということだ。誰かを推薦したいとい う教員の 意向があったとしても、5人以内の推薦枠のところまでしか届きえないのか?

厚木市さん、いくら何でも。なでしこ FW 永里を誇りに思う気持ちはよくわかる。でも彼女はまだ 24 歳だし、これからまだまだ多くのことを成し遂げるだろう。彼女の銅像を建て るのは早過ぎないか(日 刊スポーツより)。
論文の結果の章の執筆をした。だいぶ形になってきた。さっさと仕上げたい。
7/25(月) の進歩 続々と
政府は、なでしこに国民栄誉賞を贈ることを検討しているらしい。当然だろう。こんなにも日本を明るくしてくれた人たちはいないのだから。これ以外 にも、さまざまな物がなでしこに贈られているようだ。石清水に岩手県民栄誉賞、永里に厚木市表彰、佐々木監督に山形県スポーツ大賞、なでしこリーグの試合遠征の集合時間に遅刻した丸山に先発剥奪。なか でも注目すべきは、阪口と上尾野辺に贈られた新潟市スポーツ大賞の副賞すし券 20 万円分である(ス ポニチより)。安藤と鮫島も先日、栃木県民栄誉賞の副賞として餃 子 100 人前(日 刊スポーツより)を贈られたのであるが、すし券 20 万円とどっちがいいかね。「餃子 1 人前 240 円くらいとすると、100 人前は 2,4000 円か」などと考えると夢がなくなるが、「餃子 100 人前」と考えると広大な大地が広がっているように感じるのはなぜか。それはともかく、人力車パレード(写 真)はちょっと恥ずかしかったのではあるまいか。
生物学演習をした。生物学科三年生を対象に、英語論文の輪読を行ったのだ。学生の名前を二人も間違えてしまった。ごめん。
論文の結果の章の執筆に入った。解析結果の図をどうやって説明するのかに苦悶した。けっこう複雑な図なので、わかりやすく説明するのが大 変なのだ。でも、見通しも立ったような気がする。
7/24(日) の進歩 プレナスなでしこリーグ
一日のんびりと過ごした。まずは芝刈りだ。暑さ対策のために封印していたのだけれど、このところの涼しさで強気になってしまった。あまりに見苦し い長さになっている部分もあったし。かなりの高刈りで、綺麗に刈り揃えてやった。
 CS で、プレナスなでしこリーグの INAC 神戸レオネッサ対ジェフユナイデット市原・千葉レディースの試合を見た。実は、なでしこリーグを見るのは始めてである(多分)。テレビでやってい なかった し、仙台での試合もなかったから。スタジアムには、なんと 1,8000 人近い観客が集まっていた。すごい。試合内容は一方的だった。代表 7 人を抱える神戸がすべてにおいて圧倒していた。首位と三位の試合がこの実力差とは。でもまた試合を見たい。

7/23(土) の進歩 点が入る気がしない
ベガルタ仙台 0-1 大宮アルディージャ。見ていて、点が入る気がしなかった。
 利休で牛タン定食を頂きスタジアムに入った。寒いくらいの気温なので、選手もさぞや動いてくれるであろう。しかしそうではなかった。運動量が少 ないと言うべきなのか、動きがばらばらと言うべきなのか。大宮に支配される時間が続いた。さらに悪いことに、DF 菅井が負傷退場してしまった。そして後半 7 分、コーナーキックから失点。その後はそれなりに攻めるも、点が入る気がしないことに変わりはなかった。MF 梁が GK と 1 対 1 になったときも、外すだろうなと思ったし。結局、良いところ無く 90 分を終えた。終了の笛と共に、サポからブーイングが起きた。滅多にブーイングしない仙台サポであるが、今日の内容にはさすがに怒ったか。
 これで 6 試合勝ちがない。しかも 6 試合で 1 点しか取れていない。なんと 4 戦連続無得点なのである。いったいどうすればよいのやら。
 さらに悪いことには、DF 菅井が鼻骨陥没だと。菅井のオーバーラップは大きな武器というのに。これまた痛い。

なでしこの大人気が続く(永遠に続け!)。ファンの過熱ぶりに、INAC 神戸レオネッサ(代表選手 7 人が所属)は変装指令を出したという。外出時は、帽子をかぶったり眼鏡をかけたりして変装するようにとのことだ(ス ポニチより)。しかし、変 装した姿を載せてしまっては意味がないのではあるまいか。
7/22(金) の進歩  明日は大宮戦
ベガルタ仙台は明日、ユアテックスタジアム仙台に大宮アルディージャを迎え撃つ(19 時試合開始)。ここ 5 試合勝ちの無い我がクラブである。さらには、5 試合で 1 点しか取っていない。FW マルキーニョスがいなくなったツケが出て来たのか。しかしそんな思いにふけっている場合ではない。あすこそ必ず勝って、悪い流れを断ち切らないと いけな い。かたや大宮もここ 5 試合勝ちが無い。だから、明日こそ勝利の好機と挑んで来るであろう。失礼なやっちゃな−。ホームの力で撃退してくれる。
冨里と研究相談。要因を詳しく解明することで独自性を出すのだ。基本的な話は終えたので、あとは冨里が立派な計画を練り上げてくれるはず である。 だよね。
なでしこの熊谷が可哀相だ。一緒に盛り上がっていたはずの相手が、あんな卑劣なことをしていたとは。相当にショックなのではあるまいか。 これを有 名税というのなら、まったく無駄な税金である。
論文の図を作り終えた。今回も、悪の味方 PowerPoint との闘いであった。自動グリッド・自動吸着などの悪の手先と懸命に闘い、なんとか図を描き上げることが出来た。それにしても PowerPoint 、図に影を勝手につけるなっていうの。何考えているのか。どうやってもデフォルトを変えられなくて腹が立つ。
7/21(木) の進歩  なんで?
なでしこが石原都知事を訪問したらしい。なんであんな奴のところに?  意味がわからない。石原氏は、お客様(なでしこ)の前で怒声(礼儀というものを知らないらしい)、「日本の男は総理大臣もオレもみんなダメだな。 サッカー でも男はエリア内でくるくる回して。女子は真っすぐ勝負するものね」と独演会であったそうだ(日 刊スポーツより)。どうしてこう、男は駄目だなんて単純な発想になるのか。なでしこの快挙が男女比較に結びつく思考経路がさっぱり理 解できない。 ついでに付け加えるなら、佐々木監督(とコーチ陣)が男性であることをお忘れか。それに、石原氏はサッカーをろくに見たことがないのだろう。エリ ア内に侵 入することがいかに大変かわかっていないようなのだ。「エリア内でくるくる回」す ことができるチームがあったら、そのチームは間違いなく無敵である。
マツハシの論文セミナー。どういう制約があるのかを調べる研究も大切だ。最近、とくにそう思う。ついで、冨里とぶっちーの講座セミナー。 さ、研究 計画を練り固めていこう。みな、お疲れ様。
論文の図を描き始めた。Mathematica で作図したものを PowerPoint に読み込んでいく。以前のバージョン(Mathematica のなのか、PowerPoint のなのかは不明)では、pict 形式で作図すると PowerPoint(あるいは、他の作図ソフトだったかも)においても処理できた。しかし今のバージョンではできなくなっているようだ。 PowerPoint に読み込むことはできるけれど、「一つの図」と認識されていて分解処理ができない。不便だ。何とかならないものか。
7/20(水) の進歩  そういう笑顔であったか
昨夕のニュースで、なでしこの佐々木監督へのインタビューが流されていた。PK 戦に入る円陣の中で、佐々木監督は嬉しそうに笑っていた。選手の緊張を解きほぐすためだろう。頼もしい監督だ。そう思ったのだが、本当のところは ………。「米国は勝ったと思っていただろうけど、われわれにとっては天からの恵みみたいな展開になったので、笑いが止まらなかった」(ス ポナビより)そうである。濡れ手に粟の代官様の高笑いであったか。
生物学科三年生向けの講義をした。最悪の出来。物の見事にしらーっとさせてしまった。質問も無し。今年の講義、途中までは良かったけれ ど、落ちて いくばかりなり。
論文で使う図の選定に入った。どういう図を示すか。Mathematica でいろいろと計算させてみて、使いたい図を絞り込んでいった。
7/19(火) の進歩  なでしこ帰国
世界王者なでしこが早くも帰国した。ドイツ観光でもしてくるのかと思いきや、決勝の翌日には帰国便に乗ったらしい。しかしこれでは、祝勝会も思い 切りは出 来なかったのではないか?  せっかく優勝したのに存分に飲めないのは嫌だなあと、自分のことのように思うのであった。
 早々の帰国は、なでしこリーグがすぐに再開するためであろう。これを機に、なでしこリーグも盛り上がって欲しい。それとやはり、我がクラブにも 女子チー ムが欲しい。
卒業生のてるちゃんが、お中元にアイスクリームを送ってくれた。ちょっと手に入らないようなお洒落な品である。とても美味しかった。どう もありが とう。
 アイスを頂きながら、てるちゃんの昔話をしてあげた。みな、とても喜んでいた。
論文の付録の章をとりあえず書き上げた。ややこしい計算式をひたすら書いていくという大変な作業であった。目も頭もおかしくなりそうだっ た。
7/18(月) の進歩  世界一
感激、感動、感謝。なでしこが世界一になった。この喜びをどう現してよいのかわからない。
 決勝は生で見ることにした。情報を遮断して録画を見るのが体力的には楽だけれど、臨場感が違うもんね。というわけで、午前 3 時に起床して試合開始を待った。頼もしきなでしこ達が練習している映像を見ながら気持ちを高めていった。
 試合が始まった。立ち上がりからアメリカが押し込んできた。必死で跳ね返すなでしこ。しかしいつものパス回しが出来ない。さすがアメリカの圧力 は強い。 やられたと思った場面が何度か。ゴールの軌道が見えちゃうのだが、錯覚ですんだ。それでも前半中頃から、なでしこも持ち直すようになってきた。 0-0 で前半を終了。アメリカとしては残念、なでしことしては良かったスコアである。後半になると、なでしこもより前に出るようになった。ところが後半 24 分、速攻からとうとうやられてしまった。しかし、失点してもなでしこは決して諦めなかった。後半 36 分、FW 丸山が潰れたこぼれ球を MF 宮間が流し込んで同点に追いついた。丸山と抱き合いかける宮間。と、はたと反転して右手を突き上げる。そしてボールを拾いに行った。ボールを仲間 (審 判?)に渡し、一瞬の間の後、今度は控え選手の所に突然駆けだしていった。同点ゴールに普通なら喜び狂うと思うのに、この冷静さ、というか、行動の途切れ途切れ具合(抱き合いかける --> 反転して右手を突き上げる --> ボールを取りに行く --> しばし後、控え選手のところに駆けていく)は立派だ。その後は、足の止まったアメリカをなでしこが攻め立てた。しかし追加点を奪うことができず、 試合はそ のまま延長戦へと入った。延長前半 14 分、警戒してたワンバクにとうとうやられてしまった。しかしなでしこの執念はすごかった。延長後半 12 分、宮間からのコーナーキックを、澤が芸術的アウトサイドシュートで流し込んだ。私は澤を拝んだよ。苦しいときにちゃんと決めてくれるのだから。 日本で一 番頼りになる女性だ。2-2 で試合を終え PK 戦へと投入した。気持ち的にはなでしこが圧倒的に有利だろう。試合を決めるつもりが二度まで追いつかれたアメリカはきついはずだ。先行のアメリカ の一番手 を GK 海堀が見事に止めると、二番手三番手も立て続けに失敗した。後攻日本の四番手熊谷の時点で、「日本 2-1 アメリカ」となっていた。熊谷が決めたら世界一だ。彼女のシュートがネットを揺らした瞬間、なでしこが一斉に駆けだした。熊谷は一瞬遅れて歓喜! 自分が決めたら勝ちであることを今ひとつわかっていなかったんだって。うもー、おばかちゃんなんだから。
 ワールドカップを掲げるなでしこたち。優勝を目標に闘ってほんとうに優勝してしまった。すごい、すごい。世界一だよ。信じられるか。正直なとこ ろ、日本 サッカーが世界一になる日が来るとは思っていなかった。我らの誇りなでしこジャパン!

寝直すと 11 時半になっていた。これで出かける気を消失した。なでしこ三昧で過ごそう。というわけで、試合の映像を見返したり、なでしこのニュースを見て過ご したりし た。そして私は、ある光景を目にしてしまった。金メダルを胸に表彰台に腰掛けたなでしこたち。そのとき岩渕が、自分の右手の人差し指を石清水の鼻の穴に突っ込み、次に、その指を宮間の鼻(ひょっ として口か も?)に突っ込もうとしていたのである。繰り返すが、ワールドカップを制して世界一となった表彰台の上でのことで ある。なでし こたちは、 サッ カーを離れると普通の女性の姿に戻るという。18 歳の少女(岩渕)の素顔を見てしまったのか?

7/17(日) の進歩  完敗
ベガルタ仙台 0-3 鹿島アントラーズ。なすすべ無き完敗だった。
試合は夜から。それまではだらだらと過ごした。昨日盛り上がったので今日は休息である。それにこの暑さだ。何もやる気が起きない。という わけで、 録画していたテレビを見て過ごした。冷房はつけなかった。扇風機で我慢した。
 この暑さで、西洋芝が部分的に枯れ出している。今からこの調子では先が思いやられる。とりあえず、芝刈りを封印して様子を見ることにしよう。
試合が始まった。敵地なので CS で応援だ。前半 13 分、コーナーキックから早々に失点した。ニアで綺麗に流されてファーから押し込まれた。敵ながら美しすぎる。前半 18 分にも失点。正直なところ、今日はこれで勝負がついた。仙台は動きが悪く、何をやってもうまく行かない。後半にも失点して 0-3。仙台はシュートを 9 本打ったものの、枠に行ったものは 1 本もなかった。決定機無し。
 これで 5 試合連続無勝利となってしまった。順位も 8 位に落ちた。「あーら仙台さん」と、残留争いのライバルに声を掛けられそうな位置まで来てしまった。次の大宮戦には必ず勝たないといけない。悪い 流れを何 としても止めないと。
7/16(土) の進歩  三角あぶらあげ・東北六魂祭・炭火焼き鳥
マツハシ・冨里・ワコタンの四人で豪華に過ごした。ことの発端は、三角あぶらあげを食べたいという夢を実現させてあげることであった。
 というわけで、まずは定義に三角あぶらあげを食べに行った。マツハシと冨里は初めて、ワコタンは小学生以来だそうだ。ちなみにその時は、一人で は食べき れなかったそうな。熱々の揚げたてを頂き満足した。私も久しぶりであった。
 次いで、東北六魂祭を見に行くことにした。復興の力を示すべく、東北六県の祭りが一同に会する祭典である。青森のねぶた・秋田の竿灯・岩手のさ んさ踊 り・山形の花笠・宮城の七夕・福島のわらじまつりが揃っちゃうらしい。力強いではないか。定義を出て、いったん皆で我が家に行き、あんの世話をし た。そし てバスで街へと向かった。会場はすさまじい人出であった。常禅寺通りで 5 時からパレードがあるのだけれど、4 時半にはすでに通り一帯が超満員電車状態であった。動くのも一苦労である。まして、パレードが見えそうな場所に行くことなど不可能であった。主催 者も不手 際である。何しろ警備員が異常に少ない。観覧場所を仕切るようなロープ類もない。そこへ、見込みをはるかに超える観客が集まったのだから、道路に 人があふ れ出すのも必定であった。私たちも、前の人の後ろ姿しか見えない状態で過ごすことになった。はるか遠くで演技をしているのだけれど、ほとんど見え なかっ た。怒って警備員にどなる人、熱中症で倒れる人、高く掲げた他人のカメラに写っている映像を見る人、取材に来ていた中国のテレビ局の写真を撮って いる人 (マツハシ・ワコタン)など、さまざまな人間模様となった。結局、ねぶたと竿灯の巡行は中止となってしまった。進路に人が溢れているのだから仕方 ない。ほ とんど何も見えず、暑い中を耐えるだけの苦行であった。
 しかし、ビールはかえって旨くなったはずだ。憧れを募らせていた、本格炭火焼き鳥の店に行った。炭火焼き鳥のグルメ番組を見て以来、いつか行こ うと思っ ていたのだ。確かに美味しかった。そこらの焼き鳥とは違った。8 本食べて満腹となったのも意外であった。焼き鳥なんて何十本でも食べられると思っていたのだが、けっこう腹にくるねえ。
 かくして豪華な一日が終わった。あんに、3時半から夜中まで留守番をさせてしまったよ。ごめんね。
7/15(金) の進歩  明後日は鹿島戦
ベガルタ仙台は明後日、敵地にて鹿島アントラーズと闘う(18:30 試合開始)。ここ 4 試合勝ちの無い我がクラブである。いいかげん勝たないといけない。幸いにして鹿島は、過去の栄光を棚上げして 14 位にいる。名前負けすることなく勇気を持って挑み、必ずや勝利して欲しい。

会議に出るために片平の生命科学棟に行った。予想どおり、冷房が入っていなかった。冷房前提で風通しを考えていない建物なので、むっと暑 かった。 さらには、昼休みの時間帯に事務が完全消灯していた。暗い中に人影がいる。不気味であった。
生物学科三年生向けの講義の準備をした。「生活史戦略の進化」というお題である。新しい論文を探したものの、目につくものはなかった。 ま、いい か。
7/14(木) の進歩  決勝進出!
なでしこがスウェーデンを圧倒して決勝進出を決めた。強いのなんの。
 目覚めたら 10 時半であった。私としてはあり得ない起床時間である。仕方ないか。またしても勝てなかった我がクラブ(仙台 0-0 清水)に苛々して飲み過ぎてしまったのだ。「入った!」と思ったシュートが 3 本ほど。しかし、清水 GK 碓井にことごとく弾き出されていた。あんな神がかりのセーブ、反則だよ。
 起床後、情報を封印して、録画していた試合を見た。エース澤のまさかのパスミスから失点。このときはどうなるかと思った。しかし終わってみる と、「盛り 上げるための演出」としか思えないようなものだった。パス回し・運動量・取り囲む守備と、すべてにおいてスウェーデンを圧倒していた。選手たち も、試合を していてさぞ楽しかったことであろう。楽な試合展開に、解説の 川上直子がご く普通の しゃべりであったことだけが、唯一残念であった。
 決勝の相手はアメリカである。過去 24 戦して一度も勝ったことがない相手だ。大会直前のアメリカ遠征でも 2 連敗した。しかし、日本が圧倒したスウェーデンにグループリーグで負けた相手である。因果応報はどうなるかわからぬ。万全の準備をして、18 日の未明を待とう。
 これを機に、女子サッカーが益々盛り上がるであろう。こ んなニュースもある。プレナスなでしこリーグの東京電力マリーゼ(活動自粛中)の受け入れに、複数の J リーグクラブが関心を示しているという。我がクラブに来てくれないかな。前々から女子チームが欲しいと思っていたのだ。同じ東北なのだし、我がク ラブが受 け入れるのが自然でしょう。
DX の論文セミナー。データは立派なのだけれど、目的がどうもはっきりしない論文だった。お疲れ様。ついで、永野君と井上君の講座セミナー。地球温暖 化の話を 出すべきで はなかったと思う。
7/13(水) の進歩  今夜は清水戦、未明にスウェーデン戦
ベガルタ仙台は今夜、ユアテックスタジアム仙台に清水エスパルスを迎え撃つ(19 時試合開始)。このところ 3 戦勝ちなしと、「何気に昨季の道を歩き出しているかも」の我がクラブである(昨季;3 勝 1 分 1 敗という好発進のあと 14 戦勝ち無し)。しかし昨季よりも確実に強くなっている。ホームの力で必ずや勝って、久々の歓喜をもたらして欲しい。
 未明にはワールドカップの準決勝がある(明朝 3:45 試合開始)。なでしこの対戦相手は宿敵(かどうか実は知らんが)スウェーデンである。ドイツに勝ったことは過去の栄光。今は、スウェーデンに勝つ ことだけ にすべてを集中しよう。最後には気持ちの勝負となるであろう。
生物学科三年生向けの講義をした。講義室に入ると冷房が入っていた。ところが、いつまで経っても涼しくならない。暑さにもうろうとする頭 で、「節 電のため、電気も薄くなっているのだろうか」などと考えたのであった。と、空調の設定が、「冷房」ではなく「送風」になっていることに気づいた。 それで か。「冷房」に切り換えたらすぐに涼しくなった。やはり冷房っていいねえ。
 肝心の講義の方は、全体的にしらっとしている感じがした。うーむ。

質問者御イニシャル
K.T.君・N.M.さん・S.M.さん。

研究室の冷房使用の状況も部屋によって異なる。窓を開け放って耐えている部屋の隣室では冷房が入っていたりと、節電への温度差がある(文 字通 り)。もっともあの部屋は、風の通りが悪いので仕方ないのか?
論文の簡素化に踏み切った。実行してみると何ともすっきり。もっと早くやれば、余計な苦悶を味合わずにすんだのに。
7/12(火) の進歩  モリナガのセミナー
第 1 回みちのく進化生物学セミナーがあった。記念すべき一回目を飾ったのがモリナガである。すっかり立派になって、研究に邁進している姿を見せて貰え た。いろ いろな人と共同研究をして、「研究者人脈」を作り上げているところもすごかった。
 「生態学とゲノム学の『蜜月』とその終焉について議論したい」したいと私が紹介したので(6/28 の進歩参照)、プレッシャーを感じていたらしい。それはよかった。ゲノム技術の「目新しさ」が蜜月の理由であるならば、終焉はすぐに 訪れるだろ う。ゲノム技術を使って、生態学的な理解をいかに進歩させるか。そこだよね。
 懇親会にも参加した。生物棟の研究室のメンバーは、知らない人が多いですな。学部から上がっていった人しかわからない。
 幹事の佐藤君・森井君、お疲れ様。会の発展を期待してる。
東北の梅雨が明けたらしい。そのとたんの暑さである。一昨日の最高気温は 34 度だったとか。今からこの調子では先が思いやられる。
モデルを簡素化することにした。解析の説明を書いていて、その煩雑さに嫌気がさしたこととが第一の理由だ。それに加え、簡素化する方が本 質に近づ くように思えてきたということもある。しめしめ。
7/11(月) の進歩  準決勝の相手はスウェーデン
準決勝の相手がスウェーデンに決まった。またしても巨漢チームである。しかし選手たちも慣れてきているはずだ。対戦成績も悪くないし。準決勝で負 けてし まってはドイツ戦勝利の意味がなくなる。気持ちを引き締めて挑み、必ずや勝利して欲しい。
バラモンの研究相談。
 研究計画を練ったり、論文のイントロの構想を練るときに、「何を前にして」「どういう問題に取り組むのか」「どうしてり組むのか」「どういう着 眼で」 「何をやるのか」を考える方への助言だ。各項目を長々と書いてはいけない。それぞれを1-2行で書くように。長々と書くのは論理が練れていない証 拠であ る。「何を前にして」「どういう問題に取り組むのか」「どうしてり組むのか」「どういう着眼で」「何をやるのか」はそれぞれが論理の骨子を成す。 骨子は短 い言葉で説明できるはずだ。
論文の執筆に勤しんだ。この膨大な計算をどうやって説明すればよいのか。読む方とて、長々と説明されたのではたまらないだろう。説明の仕 方に苦悶 中である。それに加え、解析結果の式の入力にも頭が萎えた。Mathematica で計算させた式を Word に書き込むのだけれど、これが面倒でしょうがない。バイトを雇いたいくらいだ。
7/10(日) の進歩  なでしこ!  なでしこ!  なでしこ!
なでしこがドイツ代表を破りベスト 4 を決めた。すごい、朝から大興奮である。
 普通に起きて、情報を封印したまま録画を見た。立ち上がりこそドイツの攻めにどたばたしたものの、だんだんと落ち着いてきた。パス回しは日本が 上。怖い のはパワープレーだけだ。おまけに、ドイツはシュートが不正確で助かった。後半に入り、FW 丸山・岩淵が相次いで投入された。共にドリブラーであるが、今日の出来は明暗を分けた。身体も強い丸山は、当たり負けせずに渡り合えた。しかし小 柄な岩淵 は、簡単にはじき飛ばされるばかりであった。0-0 のまま延長戦に入った。そして延長後半 3 分、「入れてお願い」という澤からの縦パスに走り込んだ丸山が、角度の無いところからファーサイドにシュートを放った。ニアに来ると予想していた GK の裏をつき、ゴール左隅に入った。驚喜!  それからが長かった。体格で優る相手なので、ロングボール 1 本で失点しかねない。5 秒で取られるかも。残り時間の減る速度の遅さよ。1 分をこんなにも長く、30 秒をこんなにも長く感じたことはなかった。残り 10 秒になっても、「まだ 10 秒もある」と思ってしまった。そしてついに試合終了の笛がなった。
 歴史を変えた。勝ったことのないドイツに勝った。ワールドカップのベスト 4 に進んだ。MF 宮間は、「根拠はないけど勝てる気がする」と思っていたという。根拠がないのに思うとは!  偉い。なんて頼もしい女子たちなんだろう。
夜も、試合のビデオを見返してしまった。何しろ気分が良い。それともう一つ、解説の川上直子を楽しむという目的もあった。なでしこ OG で人一倍思い入れも強く、解説というより応援という「解説」ぶりが楽しかったのだ。(丸山にボールが渡ると)「桂里奈!  桂里奈!  桂里奈!」。(ゴール前のピンチに)「あーーーー、ああっ、あうあーーあああああ、おほーう。」。(ドイツのパワープレーに)「跳ね返してっ! 跳ね返して!  あああああーーーー!」。川上の解説もまた歴史に残ると思う。
7/9(土)の進 歩 また してもロスタイムに失点
ベガルタ仙台 0-1 柏レイソル。後半ロスタイム 4 分に失点するというもったいなさだった。

試合は夜から。日中は、冷房無しに自宅の暑さを体験する修羅場となった。何なんだという暑さ。室温 35 度であった。湿度も高いので、生きる気力を失う。街に"避暑"に出かけるか。買い物がてら、冷房の効いた建物の中ですごしたい。ここで思考。

冷房の効いた建物を求めて外出する。
---> 外出時は、あんを書斎に入れ、書斎だけ冷房をつけておく。
---> その書斎に私もいれば涼しく過ごせる。
---> 外出したつもりになって、あんと一緒に書斎に入り、冷房をつけて過ごしてもよいのでは。

と書けばウケるだろうかなどと思いながら、暑い部屋で過ごし た。
試合が始まった。敵地なので CS で応援だ。出場停止の右サイドバック菅井に代わりに田村が入っていた。暑い中、互いに譲らない消耗戦が続いた。後半中頃、田村が足を攣って交替し てしまっ た。初先発で元気なはずなのに何やってんだ。替わりに入ったのは細川。代役の代役ということで、嫌な予感がした。後半ロスタイム、引き分けの雰囲 気が濃厚 となってきた。ところが、仙台 3 選手の真ん中に落ちたボールをお見合い、その隙に柏 FW 北嶋に奪われてしまった。そこからの速攻でクロスを上げられ、飛び込んだ沢にヘッドで決められてしまった。マークすべきは細川だった。「最後の場 面は足が 滑ってしまった。プロとしてありえない」(本人談;河北新 報よ り)。最後の最後に集中を欠き、痛恨の敗戦となった。
 これで 3 試合勝ち無しとなった。暗黒街道が始まっているのかもしれない。対戦相手が気づかない内に勝っちゃって、知らん顔して無敗街道に戻るべし。 次のホームでの清水戦が本当に大切になった。
7/8(金)の進 歩 明日 は柏戦
ベガルタ仙台は明日、敵地で柏レイソルと闘う(19 時試合開始)。首位(柏)と三位(仙台)の決戦である。仙台が勝てば首位もありうる。ヤマザキナビスコカップの試合で柏に勝ったので、すっかりそ の気に なってしまった。おまけに柏はこのところ、0-3(5 試合前)、2-4(3 試合前)、0-5(1 試合前)と 1 試合おきに派手に負けている。1 試合おきに失点が一つずつ増えている点も注目だ。1 試合おきということで、明日の試合には当てはまらない法則であることが残念であるが。
 我がクラブは、謹慎中だった関口が復活するらしい。有り余った力で勝利のゴールを決めてくれることを祈ろう。
暑い。やる気を失う。冷房なしで頑張っているのだが、今からこんな調子で大丈夫だろうか。
 あんが羨ましい。我が家で唯一、冷房を使っている子なのだ。締め切った部屋で留守番させているので、使わないわけにはいかないでしょ。ご主人様 でも使え ないということも知らず、うごうごと寝ているのだろうな。
わこたんの卒研指導。Mathematica のファイルがうまく動かないのでしばし悩んだ。気づいてみると、私が蒔いたタネであった。ああ、頭が悪くなってきている。
7/7(木)の進 歩 バー レーン・シリア・マレーシア
ロンドン五輪最終予選の対戦相手が決まった。日本は C 組に入り、バーレーン・シリア・マレーシアと闘うことになった。一位が無条件で五輪出場、二位がプレーオフに回る。むろん、一位となることが使命 だ。油断 せずに挑めば、必ずや達成すると思う。

月初めの談話会があった。みな、頑張っておる。
 つづいて、町野・星野の講座セミナーがあった。ルビスコ(光合成において働く酵素の一種)は大サブユニットと小サブユニットとからなる。前者は 葉緑体 DNA によって作られ、後者は核 DNA によって作られるそうだ。もともとは両方とも葉緑体 DNA によって作られていたのが、小サブユニットの遺伝子が核に奪われたのだとか。なるほど。葉緑体は別個の生物で、細胞内に共生するようになったもの である。 ミトコンドリアと同様だ。ミトコンドリアも葉緑体も、ほとんどの被子植物において母親経由でしか種子に伝わらない(核遺伝子は、母親経由と父親経 由の両方 で伝わる)。つまり花粉は、次世代への両者の遺伝子の伝搬に寄与しない。そのためミトコンドリア遺伝子は、花粉を作らせないような性質を進化させ ている (雄性不稔)。ところが葉緑体遺伝子はそのようなことはしない(はず)。「なんでだろう?」「(講義で雄性不稔の話をするとき)学生に質問された らどう答 えよう」「というか、なんでその質問をする学生がいないの?」と思っていた。しかし、その疑問が部分的には解けた。葉緑体の機能発現の一部が核に 移ってい たら、父親(花粉)経由も大切になるわけだ。「では、ミトコンドリア遺伝子を核は奪わなかったのか」とかの疑問はまだまだ残るけれど、数歩の前進 である。

7/6(水)の進 歩 苦し くなった
なでしこがイングランドに 0-2 で敗れてしまった。完敗と言ってよいと思う。ボールを支配しているものの、上手く守られてしまった。そして速攻でやられた。グループリーグの二位 となって しまったので、決勝トーナメント一回戦でドイツと当たることになった。正直きびしい。体格差がすごく、なでしこが最も苦手なタイプである。おまけ に地元 だ。さらにはワールドカップ二連覇中である。悔いの残らぬよう、なでしこらしい伸び伸びとしたサッカーをしよう。そうすれば勝機も開ける。

生物学科三年生向けの講義をした。「植物と動物の共進化」という話題である。それなりに聴いていてくれたように思う。もっとも、先週と 先々週の学 生実習で、超難解な上に、「面白い所」を理解しがたい数理モデルの解析をやった人々である。地獄を見た者は強い。今日の講義は遊園地に思えたことだろう。

質問者御イニシャル
O.K. さん・O.K. 君・S.M. さん・S.N. 君。
先発を外されてふてくされ謹慎処分中だった MF 関口が戻ってきた。髪を切って心を入れ替えたらしい(こ の写真の左端)。この頃すっかり坂本龍馬に似てきたと 思って いたのだが(この 写真と かこ の写真とかこの写真と か)、イメチェ ンしてしまったか。ちょっと残念。
モデル解析をした。Mathematica のファイルにバグを発見。危ないところであった。
7/5(火)の進 歩 今夜 はイングランド戦
なでしこは今夜、グループリーグ最終戦のイングランド戦に挑む(明朝 1:15 試合開始)。決勝トーナメント進出をすでに決めているなでしこであるが、勝つか引き分けるかして一位通過を決めたい。そうすると、決勝トーナメン トの組み 合わせが楽になる(たぶん)。岩淵の決勝ゴールで勝つというのはどうでしょ。
ベガルタ仙台 MF 斉藤 大介が、徳島ヴォルティスに完全移籍することになった(仙 台公式ページより)。そうか。私としては残念だ。昨季に残留できた要因の一つは、途中から定位置を掴んだ斉藤が獅子奮迅の働きをした からであっ た。今季はほとんど出場していないとはいえ、その力が必ず必要になると思っていたのであるが。新天地での活躍を祈りたい。
論文を書いていて、モデルを改良する必要があることに気づいた。大した改良ではないと思い Mathematica ファイルを開いたのであるが、地獄への再訪問であったかもしれない。一通り直したつもりなのだけれど、解の挙動がどうもしっくり来ない。おまけ に、別の部 分も改良する必要があるように思えてきた。頭が痛い。
7/4(月)の進 歩 風に 吹かれながら思う
節電のため、研究室の空調を今夏は使わない覚悟である。窓を開け放ち、風を入れて凌いでいる。しかし、風が気持ちよいほどにブラインドがなびく。 風鈴と思 うにはブラインドは大き過ぎる。煩わしい。ブラインドを上げてしまうと光が入ってパソコン画面が見にくい。パソコンを切ると仕事にならない。で も、それもいいかも。パソコンの無かったそう遠くなき時代はどうやって仕事をしていたのかと、突然に思いを馳せてみる。
わこたんの初論文セミナー。モデル論文を紹介してくれた。お疲れさま。
今日はほぼ丸一日、論文の執筆に勤しんだ。モデルの概要を忘れないうちに、モデルの説明の章を書いてしまおうという作戦である。自分で 作ったモデ ルなのに情けない。でも、その時に作っているモデルのことしか理解できない性質なのである。自分のものといえど、過去のモデルを見返してもほとん どさっぱ り理解できない。さらに悪いことには、どこが面白いのかと思って しまうの だから嫌になる。
7/3(日)の進 歩 今日 も、懐かしき友から
朝、メールを確認してびっくりした。おふくからメールが来ていた。久しぶり!  いつ以来だろう。どうしているのかとずっと気にしていたのだ。元気にやっているようである。良かった。嬉しい。ぜひ会いたいよ。

庭仕事をした。さほどに気温は高くないと思うのだけれど湿度が酷い。汗をふきふきの作業となった。芝刈りをしてすっきりとし、自宅前の道 路端の草 むしりもした。枝がわんさかと伸びて通路を塞いでいるポプラの剪定もしてやった。このポプラ、ほっておくと地上部がどんどん大きくなり、やがて自 重に耐え られなくなり倒れるという情けないヤツである。地上部と地下部の比というものを考えられないらしい。幹を縛って雨樋に結びつけているのだけれど大 丈夫か ね。
7/2(土)の進 歩 勝ち 点 1 を取った
ベガルタ仙台 1-1 名古屋グランパス。名古屋の猛攻に耐え抜き、引き分けに持ち込んだ。
 試合開始の 2 時間前に着くも、駐車場はすでに満杯であった。やむなく、駐車待ちの車が少なそうだったイトーヨーカドーの駐車場に並んだ。買い物もして 3 時間無料。
 今日は、マツハシ(愛知出身)と一緒である。楢崎が怪我で欠場なので残念がっていた。とならば、仙台を全力で応援するしかあるまい。
 試合が始まった。名古屋の選手はでかい。体格で、仙台選手を一回り上回っている感じだ。それでも前半は、互角気味に進んでいった。そして前半 44 分、ペナルティエリア正面でボールを受けた MF 梁が、コースを狙った綺麗なシュートを決めた。なんと先制したよ。しかし後半なると、名古屋の猛攻に曝されるようになった。後半 20 分に、「あれっ?」という感じで失点。オウンゴールらしいが、よくわからなかった。その後は名古屋の猛攻に耐え抜き、貴重な勝ち点 1 を奪い取った。連敗しなかったことを良しとすべし。
 ハーフタイムに、氣志團が登場して一曲歌った。氣志團の曲の替え歌を仙台が応援歌にしていて、その替え歌を御本家が歌ったのである。すごい。実 をいうと 氣志團の姿を初めて見た。正直、私にとってはちょっとあれであった。しかしその歌声は透き通り、挨拶は心にしみた。心は純粋な方たちだと思う。その志しに深く感謝したい。
 懐かしき友の姿も確認できた。なんと、名古屋のチームドクターは学生時代の友なのだ。倒れた選手のもとに走り「○」を出していたい姿は確かに彼 だった。 今度は前もって連絡をして、じっくり酌み交わそうよ。連絡くれ!
7/1(金)の進 歩 明日 は名古屋戦、その前に今夜はメキシコ戦
ベガルタ仙台は明日、ユアテックスタジアム仙台に名古屋グランパスを迎え撃つ(14 時試合開始)。前節の清水戦で無敗記録が止まってしまった我がクラブである。だからこそ明日が大切だ。連敗だけはなんとしても避けないといけな い。昨季に 清水に負けた後のように、無勝記録が始まっては大変である。12 戦無敗のあとに 14 戦無勝などとなったら、狙っているとしか思われない。こともあろうに明日の相手は、これまで勝ったことがない、さらには引き 分けたことも ない、つまりは負けたことしかない相手である。しかし、ホームの力一丸となって勝ち点を奪い、力強き復興の姿を見せつけよう。
 その前に今夜、女子ワールドカップのグループリーグ第 2 戦がある(22 時試合開始)。我らが代表は、決勝トーナメント進出を賭け、メキシコ代表と闘う。勇気を持って闘い必ずや勝利しよう。
生物学科三年生向けの講義の準備をした。「ゲーム理論の世界」という話題の予定であったのだが、急遽変えることにした。昨日の実習で性比 のゲーム 理論をやらせ、やたら難しい計算に大ひんしゅくを買ったばかりである。ここでまたゲーム理論の講義をしたら、火に油を注ぐことは必定。「データ ばっかり、 計算なし」の話題に変えた。というわけで、次々回に話す予定であった「植物と動物の共進化」の話を、次回に繰り上げて話す。