宮 大 工 ・ 棟 梁  高 木 敏 雄 師

宮大工・棟梁高木敏雄師

2001年12月9日:棟梁高木敏雄師邸を訪問

高木師は、高木家13代目当主、現在現役を引退

高木師サイト:

2001年夏の新聞記事:「棟梁高木師」に関する記事が掲載される。
要旨:高木師は「宮大工」であり、「山城東寺五重塔模型」(下掲載)および「山城清水寺三重塔婆模型」(下掲載)を作成。
高木師の曽祖父は「今は失われた近江新善光寺塔婆の棟梁」で「その絵図」(下掲載)が残る。

2012/11/29追加:
○サイト:菰野町>広報こもの:歴史こばなし第258回/宮大工藤造と高木家(平成11年)では
高木師と東寺五重塔模型についての紹介記事がある。

山城清水寺模型塔

2001年8月完成。製作期間は約2年。
「実物の三十分の一で、高さ約1メートルあり、約3000の部材で作られている。」
 →詳細はサイト:高木敏雄HomePage>清水寺三重塔
基壇外巾:1尺3寸(0.393m)、初重柱間:5寸7分2厘(0.173.3m)、総高さ:3尺3寸2分2厘(1.007m)

山城清水寺模型塔1

山城清水寺模型塔2




 

山城清水寺模型塔3

山城清水寺模型塔4




 

山城清水寺模型塔5

山城清水寺模型塔6



 

山城清水寺


山城教王護国寺模型塔

現役を引退した1996年5月から3年4ヶ月をかけて、完成。
寛永18年(1641)2代目作右衛門光喜氏が東寺の五重塔再興に参加したことから、先祖や仲間の供養のため作成する。
 →詳細はサイト:高木敏雄HomePage>東寺五重塔三十分の一小塔の製作にあたって
  1.初重柱間 31.6cm(1尺4分3厘)
  2.基壇一辺 60.0cm(1尺9寸8分)
  3.同上高さ  4.1cm(1寸3分6厘)
  4.塔高さ  182.8cm(6尺3分2厘):(基檀高を含まず)
使用木材:尾州桧(最上木曽桧)、屋根 尾州桧(本瓦葺)、相輪 尾州桧、重量 36kg

教王護国寺模型塔1

教王護国寺模型塔2

教王護国寺模型塔3


教王護国寺模型塔4


教王護国寺模型塔5


教王護国寺模型塔6


教王護国寺模型塔7

山城教王護国寺


近江新善光寺絵図:高木敏雄師蔵。

近江新善光寺三重塔は高木敏雄師の曽祖父光義師が明治26年(1893)に手がける。

 →近江新善光寺三重塔・・・ ・・本ページに高木敏雄師蔵新善光寺絵図・図面を掲載

2012/11/29追加:
山城教王護国寺五重塔絵図

 →山城敦王護国寺中に掲載

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蛇足:s_minaga自作堂宇

昭和42、43年頃の作成、屋根・宝珠は未完。
今にして思えば、2間四方とは珍妙で、現実の堂宇では有り得ない構造であろう、せめて1間四面堂とするべきであったと思う。
斗栱は本式のものではなくて、似せて貼っただけの代物である。彩色は学校で使う水彩絵具。
何度か引越するも、いまも「保存」する。
 自作堂宇1     同     2 (極めて粗雑な工作で、本来は公開するような代物ではない。)


2006年以前作成:2012/11/29更新:ホームページ日本の塔婆