(きよたきじ)
清滝寺近辺地図
JR高知駅から バス 高岡 市野々(荒倉トンネル経由)行き・須崎行き約40分
高岡出張所下車 徒歩 約1時間
清滝寺境内 配置図
第35番清滝寺 本堂
薬師如来像 台座を含め 15メートルあります。
厄除け薬師如来 戒壇めぐり
御本尊 納 経
山 号 | 医王山 |
院 号 | 鏡池院 |
寺 名 | 清滝寺(きよたきじ) |
本 尊 | 薬師如来 |
開 基 | 行基菩薩 |
宗 派 | 真言宗豊山派 |
住 所 〒781−1104 高知県土佐市高岡町丁568−1
電 話 (088)852−0316
御真言 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
御詠歌 澄む水を 汲めば心の 清瀧寺 波の花散る 岩の羽衣
清滝寺略縁起等(抜粋) |
清滝寺は、医王山の中腹、急坂を約800m登った山(海抜400m)に所在する。 山麓の農家には、土佐和紙(手漉き和紙)の原料・楮(みつまた)がみられる。 高知県の紙所である。 縁起によると、養老7年(722)、行基菩薩が行脚していたところ、この地に霊気 を感得して薬師如来像を彫造し、本尊として堂宇を建立、「影山密院・繹木寺」と 名づけて開山したと伝えれれている。 その後、弘仁年間(810〜823)当山に留錫した弘法大師は、寺の北方約300m の岩上に壇を築き、五穀豊穣を祈願して閼迦井権現、龍王権現に17日間の修法 を行った。 その満願の日に金剛杖で岩を突くと、岩上から清水が湧き出て、鏡のような池に なったという。そこで、院号・寺名を現在の鏡池院、清滝寺に改め、霊場とした。 この水は、麓の田畑を潤すことはもとより、楮(みつまた)を晒し、紙を漉く上で 重宝され、土佐和紙産業を興すことに貢献している。 寺伝によると、平城天皇(在位806〜809)の第三皇子が、弘法大師の夢のお告 げで出家して真如と名乗った。 真如は、この寺を訪ね、息災増益を祈願して、逆修の五輪塔を建立した。後に、 入唐している。弘法大師十大弟子の1人でもある。 清滝寺は、江戸時代には土佐藩主のの帰依が厚く、厄除け祈願のために寺領 数百石の寄進を受けるなど、七堂伽藍を有し末寺10数ケ寺をもつ土佐路の大寺で あった。 厄除け祈願の名刹として、本堂前に台座を含め、15mの大きな薬師如来像が、 安置されている。台座の中88段の戒壇めぐりができる。 |