第34番本尾山 朱雀院種間寺(たねまじ)
           

               種間寺近辺地図
              
              
JR高知駅から バス 秋山(横浜経由) 春野役場前(長浜経由)約43分
                         春野役場前または山崎:両停留所下車   約 6分

                             種間寺境内 配置図
                        

                    
                                 第34番 種間寺 石門柱

                    
                            入母屋造り、銅板葺き屋根 種間寺 本堂

             
                    本堂内陣:大黒天                   子安観世音菩薩像

                      
                            御本尊                 納 経

 山 号   本尾山
 院 号  朱雀院
 寺 名   種間寺(たねまじ) 
 本 尊  薬師如来
 開 基  弘法大師
 宗 派  真言宗豊山派

               住 所  〒781−0321 高知県高知市春野町秋山72
                      電 話  (088)894−2234

          御真言  おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
            御詠歌  世の中に 蒔ける五穀の たねま寺 深き如来の 大悲なりけり 

種間寺略縁起等(抜粋)
  敏達天皇の6年(577)百済の皇子から多くの経論とともに、仏師や造寺工を
送る旨の勅使が届いた・
彼らが渡来したのは天明天皇(在位585〜87)の時代に、大阪・四天王寺の
造営にあった。その造栄も落慶し、帰国の途についたが、帰航途中暴風雨に
襲われて寄港したのが、種間寺が建つ本尾山に近い秋山の港だった。
彼らは、海上の安全を祈って約145cmの薬師如来像を彫造し、秋山郷の本
尾山の山頂に安置し帰国の途についた。これが、寺の起源となっている。

  その後、200年以上が経過して、弘仁年間、弘法大師が、この地を来錫して
その薬師如来を本尊として祀り、諸堂を建て創建された。
その折、唐から持ち帰った種子の米・麦・粟・きび・豆またはひえの五穀を、
境内に蒔いたことから、種間寺と名付けたと言われている。

  天歴年間(947〜57)には、村上天皇(在位946〜67)が、「種間」の勅額を
下賜された。また、土佐藩主・山内公からの加護が厚く、広大な田畑や山林
が寄贈された。

  本尊の薬師如来は、国宝です。地元では「安産の薬師さん」として親しまれ
ている。また、底抜け柄杓に人気があり、信者が多いとのことです。

  底抜け柄杓とは、妊婦が柄杓をもって詣ると、寺では底を抜いて、2夜3日の
安産祈願をし、お札を添えて妊婦に返す。
お札は、床の間に飾り、無事安産すれば、柄杓を寺に納めるとのことです。

         
       

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