JUNIOR MANCE
JUNIOR MANCE "BLUES & BALLADS IN THE NIGHT"
JUNIOR MANCE(p),CALVIN HILL(b),AKIRA TANA(ds) 1998年2月録音

ジュニア・マンスといえば、ファンキー & ソウルフルの代名詞みたいなピアニストだ。
小難しい理屈は抜きにして、首までどっぷりと浸るに限る。上手いバーボン(やはり、ワイルド・ターキーあたりが良い)でもあれば最高だ。
むしろ、しらふで聴かない方が良いだろう。
ついでに、指でも鳴らせたらなお良い。出来れば、両手の指を鳴らしたい。

"WHISPER NOT" "AUTUMN LEAVES" "GEORGIA ON MIND"と曲名を聴いただけでもウズウズしてくる。

最近、この手の、昔活躍したピアニストが新しく録音をしている。バリー・ハリスやレイ・ブライアントも、そのひとり。
この3人とも活躍した時代が1950〜1960年代だから、恐らく、今は70歳以上になっているのではないか。言葉を選べば円熟の域に来たということか。流石にツボは心得ていて、動と静、緩急、強弱の使い方は一流だ。
こういうノリは日本人にはまねできない。身体の中からほとばしる生まれつき持ったテンションの高さととスウィング感を感じさせる。(2001.08.13.)



難しい理屈は抜きにして、このスウィング感にどっぷりと浸ろう。
ワイルド・ターキーでも飲みながら、出来れば、両手の指を鳴らしたい。
独断的JAZZ批評 18.