薪による窖窯焼成 その3.









(5)自作品

●備前土のぐい呑みセット
・手付き片口の横の模様は美濃志野土のどべを藁刷毛で塗った。
・「ぬけ」を作ろうと、道具土を張った部分が抜けた。
・取っ手やぐい呑みに護摩が降っている。
・ロクロも使わない手捻りだったので形が不揃い。これが生きるのも薪窯の良さだ。
●信楽赤土のぐい呑みセット

・手付き片口の取っ手は赤土と白土を寄り合わせたもの。

・横向きにして焼いたので赤貝の目跡がついている。

・ぐい呑みは自然釉がたっぷりと流れている。
●黒陶土のぐい呑みセット
・取っ手が乾燥の段階で壊れたので白土(これしかなかった)で補修したが、ちょっと思惑と違った。
・ぐい呑みの左2ヶは火勢に押されて棚から落ちてしまった。  仕方なしに焼成途中で引き出した。残る3つは最後まで焼成したので釉がたっぷりと流れた。
●美濃志野土のぐい呑み

・片口は上の信楽赤土と同じもの

・美濃志野土のぐい呑みは窯変が現れた。
●古信楽細目土の小鉢

・サイズ的にぐい呑みではちょっと大きいかな。

・火表の最前列に置いたので自然釉がビードロとなって溜まった。ビードロに貫入が入っている。
●同上

・置いた場所によってビードロの溜まり具合に差がついた。
●同上

・裏側。
●備前土のビアマグ

・「ぬけ」と護摩が出ている。

・火襷の跡もついている。

・薪窯ならではの味わいと満足。