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長崎県内でも陸自オスプレイ訓練へ

 防衛省が購入した陸自V-22オスプレイ17機のうちすでに9機が木更津駐屯地に暫定配備されている。20年3月には、主として水陸機動団を迅速に輸送する輸送航空隊が発足した。

 昨年8月からは海自館山航空基地、空自百里基地、陸自東富士演習場、陸自相馬原駐屯地・演習場などで離着陸訓練や悪天候を想定した計器による進入訓練が始まった。

 今年3月、東富士演習場で行われた水陸機動団と米海兵隊との共同訓練に初めてV-22が参加した。訓練では敵地に強行着陸したV-22から水陸機動団隊員が降り立って現場の安全を確保後、米MV-22オスプレイが続けざまに2機着陸して海兵隊員が地上に展開した。

 そして5月末に4か所—海自徳島航空基地(徳島空港)、陸自高遊原分屯地(熊本空港)、陸自相浦駐屯地、海自大村航空基地での訓練計画が明らかとなった。防衛省が大村市に提示した大村航空基地における運用内容は以下のとおり。

◦航法訓練(事前の経路、飛行時間・高度等のとおりに目的地まで飛行する操縦技法の習得)
◦計器航法訓練(航空機の姿勢、高度、位置及び進路の測定を計器のみに依存して行う)
◦離着陸訓練
◦機動展開等訓練(人員及び物資を搭載、輸送し展開)
※ 当面の使用頻度は、年間数回程度の見込み
※ 通常の有視界飛行方式による基地への進入は、原則として基地の西側から進入する

早ければ6月下旬以降に開始との報道がある。

(2022年6月5日)