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日出生台演習監視レポート

 日出生台演習場で沖縄県道104号線移転砲撃訓練が4月16日から25日まで行われ、連日午前7時から午後9時まで監視小屋で訓練を監視しました。九州防衛局と県・地元4町との「確認書」で夏期は午後9時までとなっているので4月の演習は夜間訓練時間を確保する意図があったものと思われます。

 初日から照明弾を、しかも満月で回りが明るいなかで発射。2日目は昼間に発射しボヤが発生しました。昼間の照明弾は低く撃って敵がいる所に火災を起こす目的があるとのこと。白リン弾は60発も発射しました。20日には12連発を2回も行い野火が発生しました。

 今回は過去最多の砲門10門、隊員320名で訓練をしました。1日の発射数では24日に過去最多の371発を発射し、総数でも過去最多の1,491発の発射となりました。

 今回は海兵隊員の演習場入場日や車両の陸揚げ日が通知されず、マスコミ等への訓練公開を取りやめるなど情報秘匿がひどくなっています。またコロナ禍にもかかわらず九州各地の繁華街へ外出をしました。(大分県平和委員会)

(2022年5月25日)