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やっぱり墜落 オスプレイは来るな!

佐賀市で決起集会 法的手段も検討へ

 4月2日、陸上自衛隊が購入する予定のオスプレイが佐賀空港へ配備されるという計画に反対する「オスプレイ来るな!決起集会」が佐賀市の川副スポーツセンターで行われました。

 昨年の2,000人よりは少なかったものの1,600人の参加者で会場内は埋め尽くされました。これは「佐賀空港への自衛隊オスプレイ等配備反対地域住民の会」が主催したもので、老人クラブ会長や町内会長が話をするという、政治にも関係なく、純粋にオスプレイが来てほしくない人たちが多く参加しています。

 住民の会の古賀初次会長が「去年の沖縄の墜落事故でオスプレイは危険だとわかった。県は国の配備要請を断わらないといけない」と主張し、大きな拍手が上がりました。

 続いて、沖縄国際大学の前泊博盛教授が「沖縄の現状と佐賀空港配備の課題」について報告。「オスプレイ17機の本体や代替エンジンなどの調達費が計約3700億円に上るが、こういう数字が表に出ていない。何のために必要かの議論もないまま、購入を決めていることが問題」「墜落の捜査を日本側でできないことはおかしい」「トラブルの際に安全に着陸するためのオートローテーション機能がなく、事故率も高まっている」と述べました。「騒音で暮らしにくい環境になると土地に住みたい人が減って土地の価値が下がる」という説得力のある話もあり、なるほどと思いました。

 空港を自衛隊と共用しないという協定があるので土地を提供した、という地権者もおり、「空港に提供したのであって自衛隊に提供したのではない」と言いました。このおかしな話が通ることは国が壊れていることの現れのような気がしました。

 最後に国に配備計画を撤回するよう求めるとともに、もし県が配備の受け入れを決めた時には原告団を結成して法的手段に訴える、とする決議を採択し、参加者全員で「オスプレイは来るな」とプラカードを掲げて声を上げました。

(2017年4月3日)