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野党4党と本音のガチトーク

 1月9日、ながさき市民連合は来たる衆議院選挙に向けて県内選挙区で「野党と市民は共闘」を実現しようと、県内野党4党の代表を招いて公開意見交流会「市民と野党ガチトーク」を開催、会場いっぱいの145名が参加しました。

 民進党の渡辺敏勝県連幹事長、共産党の山下満昭県委員長、社民党の吉村庄二県連代表、自由党の末次精一県連代表が会場から出される質問に答える形式で進められました。

 最初は「好きな食べ物」「座右の銘」「年末年始はどう過ごしたか」など人柄を引き出す設問で会場が和みました。そして「憲法の好きなところ」「子育てでたいへんだったこと」「少ない女性議員を増やす手だて」「若者の雇用についての考え方」「核兵器廃絶に向けて必要なこと」「戦争法の具体化にどう立ち向かうか」など政策にかかわるところでは、各党の違いは見いだせず、むしろ野党共闘の「しっかりした大義」があることが浮き彫りとなりました。

 そして核心は「野党共闘をどうするか」。
民進党:衆院候補者はいま中央で調整中で勝手に動けない事情がある。個人的には共産党と「仲よく」したいが、過去のいきさつがある。現時点では共闘ではなく「協力」としたい。
共産党:参議院選挙後も新潟知事選に見られるように時代の大きな変化がある。共闘すれば長崎の4選挙区すべてで勝てる可能性はある。
社民党:県議会では、政策はすべて一致していないものの民進党と会派を組んでいる。県民の願いに答えるためにどうすべきか考えよう。
自由党:必要なのは大局を見すえて結集すること。市民連合も魂を持って後押ししてほしい。

 閉会あいさつで市民連合共同代表の舟越耿一さんは「議論が深まり、仲よくなった。安倍政治を崩す出発点にきっとなる」と結びました。

(2017年1月10日)